ヨーロッパ旅行 15日目 ルーブル美術館を駆け抜ける?
ヨーロッパ訪問地ルート地図ルーブル美術館 続きモナリザは、去年場所を移して、ダ・ヴィンチ・コードの本に書いてあるのとは違うところにありました。モナリザの間というところです。モナリザがあるドゥノン翼にもたくさんの名画があります。ドゥノン翼から次に向かおうとすると、ふと目の端を女性の顔が横切ります。このまま素通りしてはいけないと身体が反応します。その顔に惹きつけられます。足を止めてその絵画を見るとな・な・なんとダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」ではありませんか!!!やはり名画はすごい吸引力?があるようです。こんなにわか美術ファンの足を止めさせるのですから。次は「ミロのビーナス、ミロのビーナス」とお経のように唱えながら、パンフレット片手にうろうろ、うろうろ、なかなかたどり着きません。(汗汗汗 時間がないのに~!!!階段を上がったり降りたり、やっとビーナスにたどり着きました。美しい肢体です。 光の当たり具合、見る角度によって、その姿を変化させていきます。正面から横から斜めからと。ルーブルの地下壕、スフィンクス、そしてさまざまなフランス絵画にも出会います。 あわただしい2時間弱、駆け抜けるようにルーブルを訪問しました。いや、ちょっとだけ寄らせてもらいました。11時はもう過ぎています、母がホテルでいらいらしながら待っているかも。携帯電話にかけますが、繋がりません。「仕方ない、帰ろう!」とMさんとメトロの駅に向かいます。階段を下りると、そこは降り口専用でした。どこだ~???仕方なくまた聞きくと、道路の反対側にメトロの入り口がありました。ちゃんと「Metropolitan」と書いてあるじゃん。プラットフォームに向かう階段でなにやら大音響の音楽が聞こえます。マリンバのような・・・プラットフォームに音楽を流しているのかな?と思ったら、階段を上がったところでマリンバ?を演奏していました。なかなか見事な演奏で、1曲終ると拍手が上がります。電車に乗り込むと、目の前の2つのポールの間に幕をせっせと張るおじさんが出現!なんだ~???と思っていると、ラジカセから音楽を流し、それに合わせて人形を動かします「ハリハリハリホー~♪♪♪」でも私たちと反対側なので何をしているかよく分かりません。メトロでこんな風にいろんな人がパフォーマンスを披露するのは日常茶飯事なのでしょう。次の駅に着くと、今度はギターを持った人が弾き語りを始めます。もう何が出ても驚きません!!!やっとホテルに戻って「携帯が繋がらないかったよ」母の携帯を見ると、何かのボタンが押されていて繋がらなかったようです。「もう~肝心なときに」お昼の時間で近くのイタリアンレストランに入ります。どこでも日本人はいるようで、お店の方もふざけて「ぼくはヤマモトです~」が、どう見てもイタリア人。4時まで時間があるので、近くのセーヌ川河畔とビラケム橋を散策します。けっこう特徴のある橋で、鉄道と道路が一緒になっています。隣の橋まで中州が遊歩道として繋がっています。セーヌ川の河畔を歩くと、芝生の上にカップルが根っころがっています。え~っ!いやそうじゃなくて、ここでは書けません・・・あのその・・・愛の国フランスでした。いよいよ帰国の途に着きます。。エッフェル塔の前をバスが通過します。たくさんの観光客がいて、すごい長蛇の列です、思わず「ご苦労様」初日にトラぶったシャルル・ド・ゴール空港です。現金のユーロを使い果たすために、お店で買い物をします。母は最後に自分のために派手なコートを買いました。「似合わんかったら、あげるけ~」「いらんちゃ!」時間はまだまだありますが、搭乗口に向かいます。チェックインして、ヨーロッパ最後の売店にビールを買いに行きます。ユーロの小銭が余っていたので「足りるかな?」とビールを3つ頼みますが、どうやら僅か30セントぐらい足りません。テーブルに小銭を広げて一生懸命数えていると、お店の若いお兄さん「OK!いいよ!これで」と合図してくれます。「うそ~?いいの?」おまけしてもらいました。ラッキー!飛行機から見る日没はきれいでした。母が「見てすごくきれいよ~撮っといて。」往きの飛行機では一睡もできなかったのですが、帰りはさすがによく寝ました。あっという間の12時間でした。母は私にありがとうと言ってくれましたが、私こそ母に感謝です。母のおかげで、初めてヨーロッパに来るができました。長い間、あこがれていたベルサイユ宮殿も見ることができました。「おかあさん、本当にありがとう」またいつか、近くでもいいから母と一緒に旅をしたいと思います。