学内リーグ第6戦、やっと2勝目
今日の相手は2年のAくんである。 今年の夏合宿では向2子でジゴ。彼は既に3勝5敗の成績で今日の碁が最終局。そんなに強い感じのうち回しをするわけではないのだが、彼の場合は一瞬の力がすごい。その一瞬の力に捕まるとやられる。実際春の五将を仕留めており、油断は禁物だ。 握りは黒番が当たった。 序盤は白が最近やや甘いとされる形を打ちとりあえず自分としては不満のない形からスタート。 そこで星にカカった形の一間バサミに手抜き、白がコスミつけたあたりから激戦が開始される。切りが入り、自信がないかと思っていたがここで向こうがワタリの挙にでる。うーん、その渡りは大きくないだろう。隅に味をつけておいて懸案の荒らしに回り多少優勢を意識する。 荒らしから競り合いが開始され攻勢に立つのだがここで白が半ば取られている石を動き出した。確かにここを動き出されるのは黒は痛いはずだった。ところが今回に限っては私の読みの方が1枚上手。 読み筋のゲタ筋を発動。向こうは全く読めていなかったようだ。引っ張り出した石がダンゴ石となりカラミになっていっぺんに勝勢に。 あとは堅く打って18目半の圧勝となった。 遅すぎた2勝目である。すでに3人が6勝以上、2名が5勝を挙げており、残り3局全勝で5勝でプレーオフのはずだったのだが一人とどうしても都合がつかず選手争いからは脱落と言うことになった。残念。 しかーし、そんなことはどうでもよろしい。私にとっては明後日の午後の一局が一番大事な一番である。その碁に勝てば大学に入ってからの囲碁人生が全て肯定されるような気がするのだ。もちろん超難敵には違いないが。 その理由についてはまた明日。