今日は卒業式。
今日は卒業式である。 これから式とか雑事とか謝恩会に出るとかするので、今日はとっとと更新する。 今日は、「Boy`s Wing」「People」「My Road,My Journey」「The End」「Sky,Ocean and Earth」などと、なかなかそれっぽい曲を聴きながらこの文章を書いている。(注:日本産の曲ですが英訳です) 私は附属校通いだったから、大学には足掛け7年お世話になっている。天下に鳴り響くあの有名な校歌と私は7年もお付き合いしてきたのだ。私より後に入ってきて私より先に卒業した人だっている。(それにしても私より1年早く入学している私の先輩が私より後に卒業するとはどういうことなのか・・・)私の大学時代、と言うより高校・大学時代と言う形で7年で振り返ったほうがよいかもしれない。大学入試と言う大きな関門を、私は突破していないのだ。 そりゃあまあいろんなことはあった。 司法試験と死闘を繰り広げた。 練習でも取れなかった高得点をたたき出して択一試験を突破。そして、大ボス論文試験と激突した。ありもしない能力をふるって、2つだけでもAを取ってきた。もっともこの経験にはまた出番が待っていることだろう。真価が問われるのはこれからだ。 碁は「当初に比べれば」めちゃくちゃに強くなった。 棋力も、天の神さまに認めてもらえるような努力もないのになぜか分不相応なところまで何度か勝ち進み、名前を聞いただけでびびるような強豪に一発入れることもできた。高3のときの学生十傑関東予選2回戦とか、一昨年7月、県代表常連の某さんだと知っている人にネット碁で白番中押し勝ちしたときの感動は今でも忘れられない。 学生リーグでも補欠ながら3回くらい対局。今から思えば非常に変な手も打っているが、無事勝ってしっかり責任を果たした。 色々な知り合いもできた。 周囲の囲碁関係者だけではない。予備校にも知り合いができた。本物の弁護士にも「知り合い」と呼べる人ができている。司法試験終わってから予備校は数えるほどしか行ってないけど、どうしてるかなあ・・・って人も多い。 読んだ本(特に高校時代)は計り知れない。 決してまじめな本ばっかり読んでいたわけではないし、文学作品などほとんど手がついていなかった。 読んでいたのは、前も書いたように空想世界の本が多かったし、社会問題の本も読んだ。空想世界の話に絡めて、宗教の本も読んだと思う。さて、そこで身につけたものがいずれ役立つときはくるだろうか。(たぶんない気がする・・・) その他学業はどうだろうか? 私がここでずらずらずらっと書いてきたことは、全てこの時代に学んだことあってこそである。囲碁の話も、いろんな法律の話も、他の話もである。その内容が十分でかつ正当なものであるかどうかは、さすがに疑問の目を持っていただきたいところなのだが。 大学を出ていても、社会で30年過ごしていても、評論家として名前が通っていても、私の目から見てそんなことしか言えんのかと言いたくなるような人はいるので、それは自分にも当てはまる可能性があるということだ。 まあ至極無難に単位をかき集め、余裕を持って卒業できた。 どこかの企業の面接試験のように、お前は7年間で何を学んだんだ?と問われても、正直なところそれに応えるのは難しい。 なにに一番興味を持ったか、と言われても、割と散発的である。 法律の世界であれば刑事法がやはり中心である。ダテにカレー事件を注視してはいない。(この話をどうぞ)黙秘権論、刑事弁護人論は色々と調べた。また、その調査を通して、「日本人の法意識」みたいなところにも多少頭をめぐらした時期があった。 被害者問題にもそれなりに興味を持ったし、並の学生より全然詳しい自信はある。 まあ、長かったか短かったかと問われれば、やはり長かったのかな。ある程度静かな目で見ればそうだし、逆にある程度熱い目で見れば短かったのだろう。 長期にわたって、私自身も色々と変わったと思う。最初の頃を思い出すと、よくぞまあこんな単純なことばっか考えてたなあと思うこと多数。 まあそんなもんだ。7年たってその辺も何も変わらないなら、大学など最初から行く必要もないだろう。その気を起こせば独学できることは、なんだかんだいって相当多いのだから。 まったりしている暇などないのだろうが、大学院はどうなるだろうか。 それは神さまも知らない。運命の女神のつむぐ運命には、主神でさえ逆らえないのだから。