信仰の山で聖地、高野山という名の山はない…
毎年7月の山登り例会は、ちょっと遠出をするということになっていて、1月新年会会場で年間スケジュールが発表されるのですが、7月だけは行き先未定ということになっています。過去には大台ケ原や比良山や宮島の弥山(一泊泊まり)などが実施されてきました。そして今年の7月は、この会では初めての行き先『高野山』(日帰り)ということになりました。聖地・高野山は初めて行くところですから楽しみにしているのですが、なにぶんにも梅雨時真っ最中の時期ですから天候具合が厭が上にも気になってしまうのです。地名としての『高野山』とはどういうところなのか例によって調べてみると、『八葉の峰』と呼ばれる八座の峰々に囲まれた盆地のようになった平地の部分のことを差すのだということでした。その八つの峰々とは、”今来峰・宝珠峰・鉢伏山・弁天岳・姑射山・転軸山・楊柳山・摩尼山” と呼ばれる八座です。したがって、『高野山』という単独の山があるわけではなく、その一帯エリアのことを差すと理解すればいいと思います。八つの峰々に囲まれているその地形は ”蓮の花が開いたような” と形容されて、仏教の聖地としては両界曼荼羅のうちの胎蔵界曼荼羅の『中台八葉院』に擬せられているということでした。この八座のうち ”転軸山・楊柳山・摩尼山” の三山を高野三山というらしい。そんな山行きが今月の20日土曜日です。