やはりシューズの力も大きかった?…
さる3月1日に、一般参加者は参加が許されずに実施された『東京マラソン2020』、日本記録保持者の大迫傑選手が自らの記録を塗り替えるというスリリングな日本記録更新で、東京五輪マラソン3枠目に大いに近づいたということです。このレースでも大きな注目を集めたのが、かれら有力選手たちが履いていたシューズです。自己記録を飛躍的に更新した選手も数多くいて、その多くの選手がこの『ナイキ』が開発したランニングシューズ市場で話題の、厚底シリーズの最新作『エア ズーム アルファフライ ネクスト%(AIR ZOOM ALPHAFLY NEXT%)』を履いていたのでした。このシューズ、どんな履き心地がするものなのか? わたしでもこれを履けば自分の記録が短縮できるものなのか? ちょっと試してみたくなっている。わたしの場合はタイムを短縮させたいとかいう気はないのですが、日々ランニングを日課のようにしている身としては、試してみたくなるというのは人情というものかもしれません。それでこのシューズのお値段がどれくらいするものなのか? と思って調べてみることにした。するとこの最新版の『エア ズーム アルファフライ ネクスト%』の価格は、わたしが想像していたよりは安くて3万円(消費税込みで33,000円)というものでした。素人ランナーの私には、それでもちょっとお高いが背伸びをすれば変えない額ではない。そしてシュー説明を読んでゆくと、このシューズを買うにはなんだかややこしい条件があるというのだ。その条件は <<2020年2月27日12時までに同社のランニングアプリ「ナイキ ランニング クラブ(NIKE RUNNING CLUB)」からエントリーし、同アプリおよび提携アプリで2018年2月27日12時から2020年2月27日12時までの間にフルマラソンで男性は2時間50分切り、女性は3時間40分切りのタイムを達成したランナーのみが購入権を得ることができる>> とこうである。わたしなんかは全くお呼びでないということでした。これは最新版のシューズのことですから、その一代前のシューズ『ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%』はどうだろうか? こちらの方は一般にも市販されているようでした。そしてその説明には、<<史上最軽量のデザインでスピードを実感。記録破りの速さをサポートします。足元のクッショニングを増強しながら、軽量化を実現。かつてないほどのエネルギーリターンと快適な履き心地を提供します>> とありました。しかし問題の価格はいろいろなバージョンがあるらしく、下は30,000円くらいから上は80,000円以上するものまでいろいろありました。やっぱりわたしが、このナイキの厚底ランニングシューズを買うことはないと断言できます。