強いて挙げれば一つだけ…
今回のスコットランドとイングランドの旅は、極めて平穏無事に終えられました。通常はトラブルや困ったことや失敗したことなど、一つや二つはあるものですが今回はそれが無かったのです。それは今回のツアーで一緒になった皆さんに共通することだったんではないでしょうか。強いて挙げれば一つだけトラブル? というかハプニングがありました。しかしそれは我々旅行者一行が遭ったハプニングと言えなくもないのですが、むしろ私たちと同行案内してくれていたバスの運転手さんにとっては一大トラブルだったのです。それはコッツウォルズ地方チェルトナムのマナーハウス『ザ・グリーンウェイ』ホテルへ到着直前に発生したこと。私たち一行を乗せた定員40名ほどの大型バスが、マナーハウス『ザ・グリーンウェイ』へ到着。道路からその敷地に入ろうとするところに門柱があって、バスが右側側面をその門柱にぶつけてしまうというハプニングがありました。私が座っていた座席の窓ガラス2枚が粉々に割れてしまうことになってしまった。全長の大きなバスですから道路から入る時に、切り返しなしではやはり無理があったのでしょう、側面をこすることになったのです。私たち乗客には、ちょっと驚いただけで被害は何もなかったのですが、運転手さんは大変です。翌日以降、窓ガラスの割れたバスで観光をするわけにもいかず、当然バスの交換をすることになる。ロンドンのバス会社へ戻って、別のバスを翌朝までに準備しなければなりません。この運転者さん、何事もなければこのマナーハウスで宿泊してディナーも一緒に食べるはずだったのですけれど、そうはしていられなかったのです。ちょっと気の毒でしたけれど仕方ありません。そして翌朝、マナーハウス内の敷地を散歩しようとかなり早く起きたのですが、すでにバスは別の新しいものと取り換えられていて、きっちりとスタンバイ状態でありました。窓ガラスが割れたバスは40人乗りくらいのバスでしたが、取り替えられたバスはさらに大きくて50人乗りくらいのものになっていたのにはびっくりしました。とまぁそんなハプニングがあったのですが、旅のエピソードというようなものでいい思い出です。私たちもあちこちの街で街歩きを楽しんでいて道に迷い、つたない英語で道行く人に地図を見せながら、道を尋ね捲ったことも二度三度ではないですが、そんなことは失敗のうちには入りません。