私が作ったのだったらこんな値段でよう売らん…
ここのところ毎週のように休みの日は外出している。目的が有って出かける時もあるし、そうでない時もある。この土曜日は “そうでない時” の方で、京の街中へと繰り出した。まー、言ってみれば “散歩” である。京都は、街中でも中心地をちょっと避けると、静かでゆったりとした気分で散歩も心地良いのだが、一方繁華街はといえば、何処を見ても人だらけで歩きにくいことこの上ない。そんな時、自分達のことを棚に上げて “世の中には用もないのに出歩く人がなんとも沢山いるものだ” なんてことを、周りに聞こえないように小声で言ってみたりしてしまう。最後のコースは、今回も“錦通り”。ここは取り分け特に混んでいる。観光客と思しき人たちが半分以上といったところではないかと思われる。じっくり歩きながら観察していると、混み合っている割りには商品があまり売れているようには見えない。たまたまあの時間帯がそうだったのかもしれませんが…？その錦通りの中ほどに、食品とは関係のない雑貨店がある。ガラス器、アクセサリー、暖簾、エプロン、クッション、焼き物、食器類、かばん、帽子、老眼鏡などなど、とにかくいろいろな物を置いている。基本的にはどれも1050円、つまり “1000円ショップ” です。このようなお店はあちこちにあるのですが、この手のお店を覗いていると悪いことが一つある。それは、今全然必要ないモノなのに何かしら買ってしまうことです。今回もひとつ買ってしまいました。それがこの写真の欅の “しゃもじ” です。手に取ってみるとよく馴染んでくれるけれど、取っ手が短いので “おたま” の代用にはならない。これも何か必要を感じて買ったわけでもないし、結局何に使う当てもない。これのお値段が525円だということで買ってしまった次第なのですが、さてこれを何にどう使うか、今考えているところです。でも、このしゃもじを私が作ったのであれば、とてもこんな値段ではとてもよう売りません。最低でも10,000円くらいは貰いたいところだ！
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