こんなマラソンもあったのです…
仕事仲間だった人で友人でもある人から、珍しくメールが届いた。先週の土曜日に山登りの会、歩いた山行きの途中にある泉涌寺のことをブログに書いた。おそらくそれを見てのことだと思いますが、彼がメールで言うには、その翌日(つまり日曜日)に泉涌寺に行っていたというのです。それは彼の奥さんが、日曜日に実施された『東山三十六峰マウンテンマラソン』というレースに出場して30キロを走ったので、その応援で泉涌寺近辺にいたということらしい。このようなレースがあるということを、私はそのメールを読むまで全く知りませんでした。『東山三十六峰マウンテンマラソン』という限りは、やはり東山三十六峰の登り下りの山道を走るレースなんだろう。そういえば前日土曜日に山歩きをしている時に、確かにそのコースを走っている人を何人か見かけたことを思い出した。おそらくその人たちは翌日の本番に向けて、軽く調整をしていたのかもしれません。そのレースとはいったいどういうものなのか、調べてみました。一部引用しますと―――― <<まだ “トレイルランニング” という言葉が知られてない平成6年=1994年は、平安遷都1200年の記念すべき年であり、京都オリエンテーリングクラブ創立20周年、京都トライアスロンクラブ10周年の節目の年でもありました。両クラブを育てたこの素晴らしい東山三十六峰のコースを全国のランナーにも走ってもらいたくて、三つの節目に当たる年に、強引にみんなを説得し開催をしたのがこの大会。マウンテンマラソンという名で始めたこの大会もブームの後追いで、今ではこの世界で老舗の大会となった・・・>> とありました。ということですから、もう20年以上の古い歴史があったのです。そのコースはと言うと、宝が池をスタート地点として→→宝が池1周して→→比叡山中腹を経て→→大文字山から→→清水山へ→→そして稲荷山を越えて→→最後の伏見稲荷大社がフィニッシュ・ゴール ということになっていました。このコースのデータとしては、トレイルとロードの比率は8:2で8割方が山道で、累積標高差1,100m、最大高低差389m、そして全長30kmという長丁場になっている。その友人の奥さんはこれを走破してきたのです。とても凄~いことです。彼女は随分以前から、あちこちのマラソンレースに出場しているれっきとしたアスリートで、かなり速いタイムをお持ちだと聞いています。昨日改めてその友人に問い合わせたところ、奥様のマウンテンマラソン30キロの所要タイムは5時間04分だったそうです。これはほぼ平坦なコースを42キロ強走るフルマラソンより、はるかに過酷なものだということは想像に難くない。それでも完走率は98%と驚異的に高く、凄い人がたくさんいるものです。それに比べると私などは赤子同然で、とてもとても真似できる範疇の代物ではないのです。