While My Guitar Gently Weeps…
--------------- 私はジャンルを問わず音楽が好きですから、何度かブログでも触れてきました。その私を音楽好きにした大きなきっかけになり、決め手になったのは、何と言ってもビートルズの出現。そのビートルズも解散してから既に40年近くが経ち、4人いたメンバーも今では健在なのは2人だけになってしまっています。中でも“サイレントビートル”とか“quiet beatle”とかいうイメージが強く、シャイな雰囲気を漂わせていたジョージ・ハリスン、その彼が逝ってしまって今日11月29日がちょうど7年目になります。彼はビートルズの中では、ジョンやポールに比べて脇役的な扱いをされてきたようですが、私はもっともビートルズらしさを最後まで持っていた人ではないかと思っています。過去活動中のビートルズの新譜アルバムには、彼の曲は2曲までしか採用されませんでした。少し残念な気が致します。といいますのは、ジョン、ポール、ジョージ各自それぞれが曲を作ってきたわけですが、ジョージの曲が今聞いても一番しっくりとくる気がします。ジョージの曲には、独特の優しい感覚が強くにじみ出ていて、古臭い感じがしないのです。というよりも、もっと簡単に言えば私の“琴線に触れる”のかもしれません。ロックミュージックシーンの中でも、彼は最も早く音楽における慈善活動を企画し実績を残して、一大センセーションとムーブメントを巻き起こすといった影響力も持っていたし、彼の周りには仲間がたくさん集まって来たのです。ジョージのソロアルバムは何枚も発表されていて、中には駄作もあるのですが、名作といわれるもので好きなものは今でもよく聴いております。彼の遺作となった「BRAINWASHED」というアルバムがありますが、私はこれが好きなのです。緊張感が張り詰めているのに、肩の力が抜けていてとてもナチュラルで良い出来だと思います。このアルバムを制作している時には、彼は自分の死が近いこと十分に知っていたようですね。今夜はそれをじっくり何回も聴いてみようと思う。