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頭の中のふわふわしたもの

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2009年02月21日
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カテゴリ:フィクション
私の名前を呼ぶ声が聞こえる。

誰かが私を呼んでいる。


それは小さな、私が聞き取れたことが不思議なほど小さな声。


私はその声に応じるように玄関へと急いだ。



私が玄関のドアを開けると、そこには誰もいなかった。



しかしほんの少し前まで扉の先からは声が聞こえていたのだ。

どこかへ行く時間などない。

しかもそこには人が移動した痕跡すらないのだ。


私が不思議に思って扉を閉めようとすると、背後から声が聞こえた。



先ほどの小さな声。



私は驚いて振り返った。

すると突然、目を疑うような事が起きた。



私の周りの"色"が無くなったのだ。



全てが線で描かれた世界。

奥行きが無くなり、私が今どこに立っているのかさえ分からなくなるほどであった。



そのまるで2次元世界へ来たかのような感覚に私が驚いている時、また背後で私を呼ぶ声が聞こえた。



私は再び振り返った。


するとそこには





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最終更新日  2009年02月21日 20時50分26秒
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