236034 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

頭の中のふわふわしたもの

頭の中のふわふわしたもの

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

コメント新着

すーや@ Re:第2の人生(06/15) リンク消えてる。。
みりん@ Re:BEMANI検定 今日の更新(02/24) 約半年ぶりに来たら更新されてましたw久し…
みりん@ Re:第2の人生(06/15) 了解です、太鼓をあなたがしなくなったの…
みりん@ Re:近況報告(05/23) 太鼓は旧筐体が神ゲーすぎました←
sunst@ Re:BEMANI検定 四択1(05/12) マリオバージョンのDDRからも出題され…

カテゴリ

フリーページ

お気に入りブログ

おーかみの巣穴 白銀狼@銀之介君LOVEさん
いのの太鼓日記 いの@埼玉ドンだーさん

サイド自由欄

TVアニメ「ゆるゆり」スペシャルサイト
2009年02月23日
XML
カテゴリ:フィクション
それは大きな穴であった。


果てしなく暗く、禍々しい穴。


この世の全てを飲み込みそうなその姿は、まるでブラックホールのようであった。


空間を捻じ曲げるようにして存在するその穴は、別世界と繋がっているかのようにも見える。




そして何とも言い知れぬ邪悪なものを感じ取れる。




少年はこちらを一瞥すると、静かに歩き出し、吸い込まれるようにその穴に入っていった。




これは、マズイ。




私は少し躊躇した。

このままあの穴に入って、帰ってこれるとは到底思えない。

しかしその反面私の頭には"少年を追え"という命令が下っていた。





私はゆっくり穴に近づいた。





そして穴の前まで行き、後ろを振り返った。



そこで私は絶望的な光景を目の当たりにした。




私の住む家が、街が、全てが消失していくのだ。



何も無い、ただ真っ白な世界へと変わっていく。



もう後には戻れない。



私は決心した。



そして私はゆっくりと、邪悪な空間に足を踏み入れた。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年02月23日 23時05分12秒
コメント(2) | コメントを書く
[フィクション] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X