「勉強の仕方が分からへん!」
4年生のAがお父さんに勉強しなさいと言われた~~と二階にやってきた。勉強、と一言で言われても何をやったらいいのか~~などと呟きながら、おもむろに国語のドリルを出してくる。1時間ばかり勉強した後、どうやって勉強したらいいか、分かるヘン!!と涙を流し始めた。どれどれ見せてもらうと、1ページ目からやったと言いながらページは7,8ページになっている。でもノートは2ページ目に入ったところどうやら自分のわからない漢字だけ取り出して少し書いてみた様子どうやら漢字を思い出すのに随分時間をかけて、粘ってねばって思い出す訓練をした様子どうやらそのように頑張るにはもう頭が働かないほど時間は遅くなっている様子「もうつかれたのじゃない?」そう言って、勉強をやめてもらった。分からない漢字だけを取り出したら「できない自分」にばかり出会ってしまう。頑張って思い出そう、とし過ぎたら時間ばかり経って「少しも正しい字」に出会えない私の記憶によると「勉強の仕方が分かるへん」なんて小学生の時に言ったことはない。勉強をしないからできないのだ、とばかり思っていた。これ、何かが違うよね!!