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[支援のお仕事] カテゴリの記事

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• 支援先はトップダウンの職場

  トップダウン。ここの職場だけではなくって、おそらく、この国のあちらこちらで、このようになっていると思います。例えば、上司からみると、うちの職員は、みんな、言ったことだけしかしないんだから・・逆にみると、うちの上司はなんで、あんなに、がみがみ言うんだろ～ということで、もし、上司がいない時には、どうなるでしょうか。さて、私の直接的な支援の対象者は、ここに３人います。予報技術の練習を取りまとめる人（Ａ)、今後の気象事業をいっしょに考える人（Ｂ)、ここの部門全体に責任ある人（Ｃ)。ところが、これらの人は、いないことがよくあります。今週、この３日間は、だれもいません。Ａとは、今月は会えないかもしれません。Ｂは、来月外国に出張で、ほとんどいません。Ｃは、時々出張や外出をします。他の人たちは、チーフがいないので・・・となります。私の目は、いつも点・・になります。現地語ゾンカでは、「ザイ～～」です。---

  Jun 6, 2007

• 金曜日は打合せ

  支援先の職員は出張が多いために、なかなか顔を会わせる機会がありません。時々、心配になります。このような仕事環境で、毎日天気予報が出せるのだろうかと。そんな中、金曜日は大体、打合せができる曜日かもしれません。きょうも、少し打合せをしました。でもな～という感じなんですが・・当事者が、いまだに定まっていません。それは、特に、自主的にことを運ぶ人という、意味で。組織のあり方も、これまでの形態や責任、権限などもいろいろと違うようで、話の進め方に工夫がいるのかも。今は、大きく２つの内容で区分しています。予報技術の練習と全体業務の計画とのふたつです。それぞれに、調整の人を決めてもらっているのですが、この人たちが、けっこう外出します。もっと、工夫がいるのかな。組織上のことだと思うけどな。---

  Jun 1, 2007

• 週末に進展します

  今週も、週末になっていろいろな情報が飛び交い来月はかなり変化がでてきそうな気配がしました。きょうは、長時間の話し合いでした。前半は３人で、後半は２人で、合計３時間です。２省間の調整の見込みのこと、予報訓練のこと、気象観測データのオンライン取得のこと、研修のこと、長期的な計画・立案のこと、2008年以降のこと、などなどをじっくり話し合ってみました。それと、来週の月曜日は選挙の練習日なので、事務所はお休みなんだそうです。へ～～、ですね。---

  May 25, 2007

• 天気予報はだれが出すのかな

  今の支援で、まだ解決していない大きな問題があります。最初、ボランティアの要請を出したのは、農業省でした。当初は、そこに行っていたのですが、状況が変わりました。今は、貿易産業省にいます。ここで、必要に応じて、農業省の人も合同で参加しています。さて、まだ解決していないことは、これら２つの部署はどちらも同じ希望を持っています。それは、しっかりしたブータンの天気予報を発表すること。たまに、双方で打合せをしているようなのですが、どちらが天気予報を出すのかを決着できるかどうか、まったくわかりません。今年の後半には、おそらくどちらも天気予報ができるでしょう。どうするのでしょうか。２つの部署から天気予報を出すのは、どう考えても変です。とにかく決めてほしいな。---

  May 24, 2007

• 最近の訓練の支援

  気象事業の総合的な支援とは別に予報技術の訓練も行っています。これは、４月中旬を最後にしばらくお休みが続いています。再開は、まだ、１ヶ月くらい先になるかもしれません。お互いにいくつかの方法を試しながらたぶん、もっとも納得のいく方法です。名前は、天気予報ワークショップ。対象の職員全員が参加可能な時に、３日間とか５日間とか連続で練習しています。主な内容は、定時の気象観測、観測データや予報データの収集、その日のテーマについての講習、予報作業の練習、最後に討論、というぐあいです。これを朝から夕方まで、続けます。これも、先週話しあって、運営方法を変えてもらいました。これまでは、企画、計画、実施などすべてについてこちらが行っていましたが、次回以降、ほぼすべてについて、職員の人たちで行います。そのために、コーディネーターを指定してもらいました。彼が、他の職員の予定を確認し、練習日を決めて、関係者全員に、連絡します。また、その日の練習内容も決めて、講師に依頼します。この練習は、本格的稼動のためには、まだ、数十日の練習が必要だと思っていますが、いつ終わるかは、まったくわかりません。---

  May 23, 2007

• 支援の今のようす

  今週は、木曜日と金曜日に打合せを予定しているので、月曜日から水曜日までは、その準備をしています。その打合せの相手は、５人目のCP（注）で、けっこう多忙な人です。（CP、カウンターパートは技術を伝える相手です）この人は、３月の世界気象ディのイベントも無事にこなし、やれそうな人、という印象です。この人に、これからの半年で、いろいろなことを託すつもりです。例えば、天気予報のしくみ作りや観測データの品質向上やそのデータの効果的な利用方法などかなり欲張った内容を予定しています。でも、今回は、やり方を変えています。前回までは、こちらがほとんどすべてについて準備をして、最終判断だけを相手に渡していましたが、次回からは、全部を相手に渡すつもりです。なので、打合せの内容も含めて、相手側が考えて調べて、判断する、というわけです。先週末にこのへんの変更点について、何人かの人たちと、話し合ったので、覚悟を決めていることと思います。理由は、私の実質的な支援期間があと９ヶ月になるので、やり方を変えようと持ちかけたのでした。---

  May 22, 2007

• またまたワークショップです

  支援先と打ち合わせたら、急きょ、11日から13日までの３日間、先週と同じような、ワークショップを行うことになりました。またまた、ワークショップですよ。この分だと、おそらく、数十回くらい続くように思うな。。やっと、お互いの関係ができあがりましたね。でも、講師だけじゃ、つまんないです。もっと、基本方針の作成に関わりたいですね。とりあえず、この半年間は、このまま続くかもしれません。---

  Apr 10, 2007

• ３日間の研修会を開催中です

  たまには支援のこともふれましょう。この１年間で、天気予報技術を習得するためのさまざまなタイプの練習会を行ってきました。これまで、そのつど、期待に反した結果になりましたが、その教訓から学んだ、「彼らがもっとも取り組みやすい」練習方法だと思います。その名は、「ワークショップ」。講義があって、参加者全員による練習会があって、のんびりくつろげて、少しずつ習得していくタイプです。ちなみに、初日のきょうは、10時から、このワークショップの概要説明11時から、データ取得方法と地上気象観測の演習14時から、ガイダンス(*)を利用した天気予報方法の演習15時から、きょう全体の質疑・討議（ガイダンスとは、数値予報の最終的予報資料でこつさえつかめれば、だれでも予報できる資料です）と、こんな程度の内容でした。ほぼ、同じようなことを、あす、あさってと３日間継続します。この続けることには、大きな利点があって、自分が作成した天気予報のよしあしを当日、自分の目で、実際に、客観的に判断できるのですね。ま～、こんなところです。---

  Apr 4, 2007

• いろいろ打合せがあった日

  ３週間後の23日にイベントを実施する予定で、ようやく正式に動き始めました。すごいな～～３週間後には、全部出来上がっているんだ。今回のは、単独事業ではなくって、３省合同の開催なので、けっこう大変かも・・・それと、肝心な予報技術の訓練は２月は、いろいろあって、結局１回だけでした。これは、かなりショックです。今月から方法を大きく変えるつもりです。こんなことを、いろいろと。ま、おしゃべりは楽しいけどね。---

  Mar 2, 2007

• ここのスタッフの海外出張

  ここには、約30人の職員がいてそのうち、20人くらいは、地方に展開しています。残りの10人ほどが、このオフィスにいるのですが、この２週間の予定を聞いてびっくりしています。というのは、ひとりは、インドへ1ヶ月間ふたりが、ネパールへ２週間３人が、バングラデッシュへ２週間ということでした。海外出張へ半数以上の人が同時期に行くんですね。それに、国内出張の人もいますので、事務所の中は、とても静かです。---

  Feb 22, 2007

• 新しい天気予報を目指して本格的にスタートしました

  長かった準備期間を経て、いよいよきょうからスタートしました。天気予報のための本格的なトレーニングの始まりです。彼らにとっては、まるまる一日の過酷な訓練かもしれません。毎日、きょうの予報官が決まります。彼が、訓練の対象者になって、朝から、昼休みまでの３時間はマンツーマンの濃密な訓練が続きます。午後は、その成果をスタッフみんなにプレゼンします。ちなみに、最初の今月のテーマは３つ、・地上観測方法を理解すること・観測と予報のデータ収集の方法を理解すること・現在の天気現象と天気図類との関係を理解することさあ、どうでしょうか。半年後には、予報官になれるのでしょうか。---

  Feb 13, 2007

• 今週は研修会を開催しています

  支援先では、今週の５日間通しで研修会を開いています。気象観測装置はブータン全国に90ヶ所が、20県に配置されています。これら各県の観測責任者が一同に集まってここのオフィスで研修を受けています。気象観測は大部分の地点では、有人によるものなので、観測方法の確認や今後の方針の説明を受けたりしているわけです。私もせっかくの機会ですから初日から全部、同席するつもりです。それに、４日目には私からの説明もプログラムされていました。これから、プレゼン資料を作成しないといけませんね。---

  Jan 30, 2007

• 今年の支援最終日でした

  今年の支援のお仕事はきょうが最終日でした。４月に、農業省の農業気象室に赴任して、ヒアリングを開始し、５月に、現在の状況がほぼ理解でき、６月に、別部門も支援することになって、７月に、その２つの支援方法の枠組みを作り、８月に、追加になった、貿易産業省気象部門も、ヒアリングをし、９月に、具体的な方法を協議してもらい、10月から、新枠組みで、２つの省の担当者の共同訓練を開始し、11月、12月は、毎週、２回か３回のミーティングを実施しました。基本的には気象部門に、プロジェクト・マネージャーを指定してもらい、主に、彼をバックアップするような構図にしています。でも、最初の半年くらいは、こちらから、提案の形で、雛形を出して、ガイドする方法です。来年は、いよいよ実際に天気予報をします。目標は、ラジオの人気番組に、職員が出演すること。天気予報の認知度アップ、組織と担当者に光があたることを期待しています。これから、おもしろくなりますよ～。。---

  Dec 15, 2006

• 資金提供なしで決めちゃった

  きのうまで、あんなに悩んでいたのに、けさ起きた時には、結論ができていました。長期的にみて、一番いいと思う方法。それは、方法のみをいっしょに考えること。ということで、資金の提供はゼロ。技術支援、それも方針の決定プロセスを主体にします。（時間的には、教育プログラムが大半なのですが）それに向けての情報提供はたくさんしましょう。きょう、このような内容を部門のチーフに話しました。あわせて、来年の日本での技術研修の情報も添えて。だれかひとりが３ヶ月研修に招待される、という魅力的な研修です。あ～～、すっきりした！---

  Nov 30, 2006

• 技術支援と資金提供のバランスで悩んでいます

  これは、私の支援の気持ちの決め方なので、自分で方針を決めるべきと考えているんですが、最近の悩みのテーマです。というのは、技術的な支援という意味では、先月からほぼ順調に進んではいるのですが、もっと、確かなものにするために、お金を少しかけたいのです。本来は、ここブータン政府の予算で調達するのがスジなので、担当者に資金の確認を行ってもらっていますが・・・どうも、先行きが不透明で、いつになるのやら、という状況なんです。それと、私の活動を補うためのJICA予算があるので、それを使うことは簡単なのですが・・・自分の気持ちとして、そう簡単にこちらが準備しては意味がない、と考えているので、残り１年半の関わり方を決めないといけませんね。ううう、技術の質を少し落として、担当者に努力してもらうか・・・程よい、妥協点を模索中・・---

  Nov 29, 2006

• これって意気込みなのかな～

  きのうに続いてのミーティングがありました。今度は、人数が２倍になって、意気込みなのか、どうか不明ですが。なぜか、全体的なタイミングをもっと早めよう、ということになって大幅前倒しで行動することになったのです。お互い、未体験ゾーンに突入するわけですから経験を積むということが、貴重なのでしょう。ちなみに、くちを出す人と実際に行動する人とは別人です。---

  Nov 15, 2006

• 白熱したミーティングだった

  今、進めているプロジェクトのマネージャーがしばらくぶりで、そろったので、ミーティングを行いました。この１ヶ月間は、ほとんど何も進展していなかったのでした。みんなで、状況を確認し、さ～これから、どうしよ～、という段階になって・・いろいろやりたくない、理由を並べてきたんですね～予想通りの展開です。将来の状況を確認したり、プロセスの重要性を再認識したり、時間のバランスを考えてもらったり、などなど・・終業時刻を30分もオーバーするくらい熱心な議論が続きました。いいぞ～～あしたもこの続きがあるんだ。---

  Nov 14, 2006

• 基礎トレーニングの再開

  きょうから、支援を再開しました。今は、基礎トレーニングにあてています。それと、これまでの経過を考慮して、少し違う方法を取り入れてみました。それは、学習内容を分類して、極力、学習者中心で計画・実行します。また、グループで同時に同じテーマを学習します。ねらいは、各自で立案し、自力で行動し、相互にフィードバックできること、それは、近い将来、具体的にブータン気象台を創設する時に、独自のチカラで解決してほしい、のです。周辺情報は今後たくさん提供するつもりです。でも、判断と実行はスタッフで行ってほしいのです。いずれ、情報収集も軌道に乗るでしょう。そうなれば、私の支援は実質終了です。これまでも、すべてそろっていたと思います。単に、きっかけがほしかったのかもしれません。今は、楽観的に見ています。---

  Oct 30, 2006

• 今週は支援の相手がだれもいないな～

  はじめ、ひとりだけだった支援の相手は今は何人かいるのですが、今週はどうだろう。ひとりは、２週間、海外に出張だな～別の人は、まもなく４年間の留学が決まって、手続きでいっぱい状態だし、いつものチーフは今週、休暇だって・・プロジェクト・マネージャーを指名してもらっているんですけど、この人も今は、全体の５カ年計画の調整で外出ばかりです。ほかのスタッフも、気象測器の設置や点検などで、出張が多いですね。相手のペースに合わせよう・・---

  Oct 23, 2006

• 第２の職場でもPCを調達してもらいました

  ついに、第２の職場でもPCが使えるようになりました。何度か、「PCを用意してほしい」、と依頼していたのが、「いいよ」、という返事のまま、きょうまでずるずると２ヶ月間ほどたってしまいました。結局は、チーフのPCを、「とりあえず」貸してくれるということでした。使い始めて、びっくりしたのは、事務用の割には、ハイスペックなんですね。う～～、もったいないな～～HDDはガラガラ、ソフトは山のように入っていて、使いこなすには、大変かもしれませんね。あと、１ヶ月ほどで、このPCを返すのは残念ですね。ところで、第１の職場の農業省もここもすごいですよ。だって、PCが欲しいといって、本当に実現するんですから。予算か何かがなくって、進まない仕事があるんで、ぼくらに支援要請があったんで、簡単にお金がわまるってことは・・お金じゃない、別の理由だったんでしょう。彼らには説明していませんが、もし、PCの調達が困難な場合には、JICAの予算で業務用のPCは入手可能らしいのですね。でも、彼らの方法で、解決するのが先決ですからね。さあ、いよいよ、本格的に始まりますよ。---

  Oct 18, 2006

• 試行版の天気予報に想像以上の関心の高さです

  試行版の天気予報、３回目です。今回は、前回に加えて、実際に、空を眺めて、雲の観察を行ってみました。雲量とか、種類とか、動きなどを、あ～だ、こ～だと言いながら。それと、観測値の精度のことを話題にしたり、けっこう、熱気のある時間でした。びっくりしたのは、熱心にメモを取ったり、参加者が、ここの職場のほぼ全員の人たちが集まったりと、想像以上の関心の高さです。う～～。すごいな～。---

  Oct 16, 2006

• きょうもお試しの天気予報にチャレンジ

  きのうのテスト版天気予報は大外れでした。気温も天気も。（普段の天気予報とは別ですよ、念のため）いつもは、なんかあると「ノープロブレム」と言って、楽天的なスタッフの人たちもきょうは、静かな雰囲気で、外れたね～、とか言ってました。でも、きょうも同じように、基本的な方法で、お試しの天気予報にチャレンジしましたよ。このような彼らの意欲は、認めたいですね。内心、外れて、ほっとしています。簡単ではないな～、と感じてほしいから。むしろ、それなりに、話題が広がりますしね。冷たい雨が、時折降った、首都ティンプーから。内情を少し。---

  Oct 12, 2006

• あすのティンプーの気温と天気を予報しました

  天気予報の試行を開始しました。かなり無謀なことだと思うのですが、現在の支援先の職員の人たちにできるだけ早い機会に、天気予報のイメージを持ってほしくて、基本中の基本だけをそれも、もっとも簡便な方法で、試してもらう、ということをきょうから始めてみました。最初に、天気予報の勘所を簡単に説明し、参加者（きょうはその部署の職員全員でした）でわ～わ～、と相談しながら、進めてみました。初日なので、あすのここ、ティンプーの気温と天気を予報する、ことをテーマにして、観測データを収集したり、過去のデータを確認したり、きょうの雲や天気を見たり、インド気象局の高層天気図を参照したりと全体の雰囲気を体験してもらいました。最後に、感想をもらい、さらに、あす以降も毎日継続しよう・・という、すばらしい意見も飛び出して、熱気のあるスタートになりました。いよいよ、始まりましたよ。---

  Oct 11, 2006

• ブータン気象台設立前の観測事情

  いよいよ本格的な支援がスタートしています。新プロジェクトを立ち上げ、すでにマネージャークラスのミーティングを開始しているところです。最初に、肝心な基本的データとしての気象観測の現状は、こういう状態です。高層観測所は、ありません。レーダー施設は、ありません。地上観測施設は、総数90地点あり、過去の観測データは約10年程度、保存されています。その中で、リアルタイムでデータ入手できる所は、ありません。日本の気象台・測候所に相当する所は、ありません。観測機器の精度は、かなり悪い状態です。観測方法も、品質管理されていません。さらに、これらの観測の運用・管理は、現在天気予報を発表している農業省ではなく貿易産業省で行っています。多くの問題点を含んでいると思うのですが、担当者はそれを把握できない状態です。むしろ逆に、現状に満足しているかもしれません。このような、状況で、スタートしたところです。---

  Oct 9, 2006

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