こちらブータン気象台・完

[ブータン事情] カテゴリの記事

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  第５代ブータン国王の戴冠式

  11月６日はブータンの第５代国王の戴冠式が行われます。ここは、戴冠式会場です。すぐそばのホテルに滞在していた時に、部屋の窓から撮影しました。この時は、一ヶ月前でしたが、会場のあちらこちらでまだ工事が続いていました。第５代国王が即位し、先代の国王からの引継ぎがあったのは、2006年の11月。それから２年間が経過しています。ブータンでは、重要な行事は高僧による占星の結果が使われます。2006年と2007年はブータンでは、ブラック・イヤーと呼ばれていて新しいことは極力避けられていました。そのために、王政100周年にあたる2007年の行事も同じように、2008年に開催されることになったようです。公務員や学校の生徒などは、９月ころから、戴冠式の準備で連日さまざまな動きをしていました。政府の会議は、かなり多くが戴冠式の準備に関連することになっていましたし、各学校では、式典での行事で披露する、ダンスや行進などの練習を重ねていたようです。式典は、中心会場は首都ティンプーのこの会場になりますが、他のゾンカク（県）でも、開催されるために、ブータン全国で準備が進められています。ブータンの新聞などの案内では、11月６日には、５代国王の戴冠式があり、７日と８日には、その記念行事として、各地方の民族ダンスや伝統的なゲームなどのだしものがあるようです。また、その後も、12月17日の建国記念日まで、連日いろいろなイベントが予定されています。ブータンの友人たちもみなさんで楽しみにしているそうです。---

  Oct 26, 2008

• カフェでのすごし方

  お気に入りのカフェがあって、毎日のように行きます。コーヒーがおいしく飲める、数少ない場所なのでゆっくりコーヒーを飲みながら、書き物などをしています。さて、そこに来るブータンの人は、というと。大体は３人か４人くらいのグループ連れで、よくおしゃべりをしています。それに、大体の人は携帯を持っていて、携帯でもおしゃべりが続きます。その話し方なのですが、とにかく声が大きいのですよ。だれかが大きいと、他の人たちも大声になるので、大変にぎやかな空間に変わってしまいます。国語のゾンカを話す人が多いのですが、そこに英語がまじります。地方の人同士で話す場合には、その地方の言葉も飛び交いますので、余計ににぎやかに感じます。加えて、自然の風にあたるのが好きなようで、寒く感じる時にも、窓を大きく開けて、風にあたっています。私は、のんびりコーヒーを飲みながらくつろぎたいところですが、楽しみ方が違うようですね。---

  Sep 27, 2008

• ブータンでは傘の意味は日傘です

  この話を聞いて、びっくりと同時に納得しました。先日、友人に教えてもらったのですが、傘のことを、ブータンの言語では、ニンドゥ（Nen.du）と言うそうです。その意味は、日差しを遮るもの、つまり日傘ですね。この夏は、雨の日が多かったようで、傘を持つ人が多くなりましたが、それでも、全体では、1%から3%程度です。ところが、晴れると、強い日差しが差し込みます。最近は、お母さんたちが、日傘をよく使い、赤ちゃんたちを保護しているようです。まわりのブータンの友人にも聞いてみましたが、やはり、このように答えてくれました。傘は、雨の日にも晴れの日にも使うけど、あまり使う人はいないよ。っと、いうことでした。---

  Sep 24, 2008

• ブータンのある友人の生活はこうです

  ある友人の生活ぶりを紹介します。夫婦と４人の子どもたちが一戸建ての借家で暮らしています。お父さんの名は、カルマ。教育大の先生をしています。シンプルな生活を心がけていて、家の中には、物があまりありません。でも、精神的にはとても安定していて、この家族はいつも穏やかに暮らしています。彼との話題は、だいたいは仏教や宗教的なことになります。お母さんの名は、ペーマ。普段は、家事のすべてをこなし、手織りの織物を作ったり、家のまわりの畑の世話をしています。でも、今年は約１年間の修行をしています。ブータンでは最も有名な、タクツァン僧院のすぐ近くマチプ・ラカンで瞑想をしています。ここで、自炊をしながら、瞑想とお経だけの生活をしているそうです。さて、子どもたちですが、（夫婦の子どもだけではありませんが）一番上は、クラス10と呼ばれる、高校１年生の女の子で、名は、ツェワン。ブータンでは、どのような就職にもこのクラス10の終了が条件になっています。とても大切な学年で、試験中でもあるのですが、親戚の人のお店を手伝いに、土曜の午後と日曜は外出です。２番目は、クラス９、中学３年生の女の子で、名は、タシ。家族の食事や洗濯など、家事のほとんどをこなします。彼女は学校の成績も良く、妹や弟のめんどうもよくみます。３番目は、クラス７、中学１年生の女の子、名はチョキ。おとなしくって、はにかみやです。家の中では、お姉さんをサポートし、弟のめんどうを良く見ます。一番下の子は、クラス２、小学２年生の男の子、名はウゲン。時々ひょうきんにしていますが、今は淋しいようです。お姉さんたちが頼りかもしれません。このようなほのぼの家族です。いつも笑顔とおしゃべりが続き、なごやかな生活です。この家族を見ているだけで、いろいろなことを教えてくれているように感じます。---

  Sep 21, 2008

• お祭りの夜は眠れない

  「ビシュカルマ・プジャ」のその後のお話です。いやーー、ゆうべはものすごい音量のインド音楽が鳴り響いていました。ティンプーは建設ラッシュが続いています。ホテルの近くでも、あちらこちらで、大きなビルの建設工事が行われています。その工事現場は、お祭りの昨日は、お祭り会場になったのです。そこらじゅうの会場では大音量の音楽とともに、歌えや踊れやのさわぎでした。というのは、建設現場で働く人は、ほとんどはインドなどからの出稼ぎ労働者のようです。なので、きのうは彼らの大切なお祭りの日だったようです。でもなーー深夜まで、大音量はないよな。ここでは、注意したり指摘したりすることはほとんどありません。私はホテルのフロントに相談しましたが、彼らは、明日には静かになるし、今夜はしかたがないよ、って。旅行者には、アイマスクと耳栓が必要かもしれませんね。それと、ブータンって、失業問題も深刻なはずなんだけど、なんで、建設現場とか道路工事とかに外国人労働者を使うのかな？？自分たちでやろー、とか思わないのかね。これまた、不思議です。---

  Sep 18, 2008

• ビシュカルマ・プジャ

  きょうの街の中はいつもと違います。２割くらいの車に、飾りつけがされています。リボンや風船などをいかにもお祝いのように飾っています。何人かの人に聞いてみました。きょうは、「ビシュカルマ・プジャ」といってネパール系の住民が、鉄などの金属に感謝する日なのだそうです。ほんとうのところは、よくわかりませんが、おそらく、だいたいはそういうことだと思います。今回は、南出身のブータン人３人に聞いてみましたので。そう言えば、ブータンではチベット仏教を特に大切にしていますが、ヒンドゥを信じている人も多く、いろいろな宗教が共存しているようです。---

  Sep 17, 2008

• ほんとうに季節が変わったと思います

  今朝は、しばらくぶりに快晴でした。きれいな青空が広がり気持ちの良い天気です。朝晩は、ぐっと冷え込むようになりましたので、その分、空気が乾燥してきたのだと思います。でも、日中はとても強い日差しが戻ってきました。日向では、真夏のような暑さを感じます。それと、雨季には、まったく聞こえなかった、セミの鳴き声が最近、あちらこちらで聞こえるようになりました。昼間は、真夏の気分を、朝晩は、秋の気分を感じます。---

  Sep 16, 2008

• ディスコの後の木曜日は睡眠不足かも

  木曜日の午前中は眠そうにしている人が、あちらこちらに見かけます。職場の人に聞いてみると、昨夜は、ディスコで午前２時まで、踊っていたそうです。確か、水曜日は女性の入場料が無料になる所が多く、ティンプーに５ヶ所あるディスコは、多くの人でにぎわったのでしょう。普段は、民族衣装の「ゴ」「キラ」を着ている彼らですが、ディスコでは、スラックスにシャツの姿になるそうです。「ゴ」でのディスコは想像するのも難しそうですから。ラジオなどでも、ブータンの音楽の他に、インドの音楽やイギリスのものなど、さまざまな音楽が流れています。きっと、ディスコでも、いろいろな音楽が流れて、その中で、ダンス好きのブータンの人たちは存分に楽しんだことでしょう。---

  Sep 11, 2008

• ブータン暦の10日

  きょうは、ブータン暦の10日です。ここはメモリアル・チョルテンの近くですが、朝からお祈りが聞こえています。ちなみに、ここのお祈りは、チベット仏教の楽器の音楽付きですので、離れた所でも、よく聞こえます。早朝のホテルでも、同じように近所でのお祈りが聞こえていました。普段でも毎日お祈りしているブータンの人たちも、特に、この10日には、いつも以上にお祈りするようです。友人のひとりも、きょうは年に一度のプジャー（法事）のために休暇を取って、家族そろって、一日中お祈りするそうです。きょうは、そういう大切な日のようです。来月のブータン暦10日には、ティンプーでのお祭り、ツェチュが行われます。---

  Sep 10, 2008

• 禁煙の国ブータンのはずですが

  ブータンでは数年前から、たばこの販売禁止と公共の場での禁煙が義務付けられています。ということは、個人的に手に入れて、私的に喫煙することはできるのです。最近、気になるのは、公共の場での禁煙なのですが、これが場所によります。ブータンの人は、こうして欲しい、とかこんなことをしてはいいのか、とかそれはいけない、などといった指摘は、ほとんどしません。たとえ、自分の子どもであっても、あまり注意をするということは見かけません。なので、レストランでの喫煙者に注意することはまれなのです。最近は、このような影響もあるのかもしれませんが、歩道を歩きながらとか、レストランやカフェなどでも、喫煙が目立つようになってきました。職場でも、上司が愛煙家の場合には、部屋に煙が漂っていますね。昨日も夕食に入ったレストランでなにやら煙がただよってきたのです。店員は注意をしませんから、ますます充満してきました。しかたないから、喫煙者に、近くの窓を開けてね、と言ってみました。まもなく、喫煙は終わったのですが、入れ替わりで、今度は別の人もタバコに火を付けていました。きりがありません。レストランを出るときに、念のため店員に聞いてみました。やっぱり、禁煙なのだけれども、そうは言いにくいと、それに、店員のひとりも喫煙者なのだそうです。まー、そういうことです。---

  Sep 5, 2008

• ブータンまつたけの季節

  この季節、ブータンで暮らす日本人の楽しみはお腹いっぱいに、まつたけを食べることができることです。私も、すでに２度、食べましたよ。一度目は、友人の家でブータン風に料理した、まつたけのチーズ煮込み。ブータンらしい味付けなので、おいしいことはおいしいのですが、まつたけの香りが塩味に押されていました。二度目は、昨日の日曜日に、行きつけのレストランで、500gを購入しました。（野菜類は通常1kg単位で販売されます。きのこ類の相場はNu60-100。まつたけは、特別、日本人が購入するので、今年の相場はNu500でした。Nu1=\3）このまつたけを、友人といっしょに調理しました。やっぱり、アルミホイルで加熱した、酒蒸しは、おいしかった。しばらくは、ここブータンのまつたけをいただきましょう。---

  Aug 25, 2008

• ブータンでの携帯電話会社の顧客争奪戦

  ブータンには携帯電話会社が２社あります。数年前から営業している国営のドゥルックネットのB-mobileと今年から営業を開始した、タシグループのTashi-cellの２社です。この、タシは、７月から大キャンペーンをしていて、９月末までの期間で、タシ同士の通話が無料になっています。普段でも、おしゃべり好きのブータン人にはぴったりのこのキャンペーンは、効果ばっちしのようで、多くの人が、ドドーッとタシに切り替わっています。ここでの切替はとても簡単で、携帯本体に組み込むSIMカードを差し替えるだけで、実現します。そのタシのSIMカードは、身分証明書を提示し、たったNu100で購入するだけです。この手軽さと、無料！が効いて、ほとんどの人がタシに替わりました。ただ、ひとつ、困ったことが起こりました。SIMを交換すると、電話番号が変わります。この影響で、以前知っていた友人の携帯番号には電話がつながらなくなってしまいました。あとは、偶然再会するか、運まかせになりました。---

  Aug 22, 2008

• セミの鳴き声が聞こえない

  今年の夏は昨年と比べて、何か違うなーーと感じていましたが、そのひとつは、セミでした。確か、昨年は、柳の木などにたくさんセミがいて、しきりに鳴いていた記憶があります。そても遅い時期、10月末ころまで鳴き続けていたのですが、今年は、まったくセミの鳴き声が聞こえません。それと、もうひとつ、今年は、やけに蚊が多いなーと感じます。どこの事務所にいっても、レストランやカフェなどでもホテルの部屋が５階なのですが、その部屋にも良く現われます。何か、環境が変化してきているのか、それとも、単にそういうリズムなのかはわかりませんが、ま、昨年と今年では何かが違っているようです。---

  Aug 21, 2008

• 通信速度が回復しました

  インターネットの通信速度が回復しました。かなり長期間、ネットが超低速だったのですが、昨日の夕方から復旧したそうで、今はスイスイです。確かな情報かどうかはわかりませんが、どうも、先日までの大雨の影響で通信回線が寸断されていたのが、ようやく復旧したようです。先週には、天気予報チームにも、データが入手できないという大きな問題が発生しましたが、これで安心です。これからガンガン、ネットを使えます。---

  Aug 20, 2008

• 電気給湯器のシャワーの使い方

  ホテルを引越したのですが、大きな違いは、以前のホテルはバスタブがあって、お湯がふんだんに出ること、今のホテルは、多くのホテルと同様に、シャワーだけがあって、その使い方に、コツがいること、です。何回か、使ってみて、そのコツがなんとなくわかってきました。普通、つまみが３つあって、上に１つ、下に２つです。上のは、シャワーの強さ、下のは、左右どちらかがお湯で、別な方がお水のつまみです。最初は、下のつまみのどちらかを決めて、それと、上のをまわして、少し長めに出し続けます。これで、水からお湯に変われば、下のそれはお湯です。違えば、もう一方のつまみに切り替えます。ということは、お湯と水の区別は、使ってみないとはっきりしません。ホテルによってまちまちですし、場合によっては、部屋によっても変わります。しばらくして、しっかりお湯が出るようになったら、別のつまみをほんの少しまわして、ゆっくり湯加減を調整します。少しの違いで、水からかなり熱いお湯まで変化しますので、ゆっくり少しずつ動かすのが、コツだと思います。気をつけたいのは、電気給湯器の大きさです。もし、とても小さい場合には、このような調整をのんびりしているだけで、お湯を使い切ってしまします。容量が大きい場合には、ゆっくり調整しましょう。これが、最近ブータンで学んだことでした。---

  Aug 18, 2008

• 大雨の影響が出てきた

  ここ首都ティンプーでは、連日雨が降っています。雨季らしい雨だとは思うのですが、ブータンにとっては、大きな影響が出ているようです。ブータンは、多くの生活物資をインドから輸入しています。野菜、果物、ガソリン、紙類、建設資材、車、などなど。その流通の大動脈になってる道路の内、特に交通量が最も多い道路、ティンプーとプンツォリン間を結ぶ道路が通行止めになっています。大雨による落石や土砂崩れが原因で、道路が寸断されているようで、ＴＶでは連日この話題が報じられています。寸断だけではなく、落石を受けるなどで、交通事故もたびたびあるようで、この区間は、大変重要な路線であるにもかかわらず、とても危険な道路でもあるようです。人の移動や物資などの輸送がすでに１週間ほど停止しているそうで、野菜類の価格が上昇したり、ガソリンなどが品薄になったり日常の生活にも影響が広がっているようです。大元の原因がお天気にあるので、複雑な気持ちではありますが、しばらくは、天気も状況も冷静に見てみたいと思います。---

  Aug 13, 2008

• 味が変わるレストラン

  食事は大体、近くのレストラン、食堂を使っています。それぞれに、お味の質は異なるのですが、少し時間がすぎても、料理のできばえやお味が違うことが良くあります。前回の滞在からたった４ヶ月しかすぎていませんが、お気に入りだった中華料理のレストランは味が落ちてしまいました。逆に、日本風の料理を出すレストランは、メニューも変え、献立の種類も増やし、お味も少し進化したようです。その他、新しく開店したレストランや閉店してしまったレストランがあったり、いろいろと変化していました。しばらくは、またあちこちと歩き回ってみましょう。---

  Aug 10, 2008

• 携帯がつながらない

  休日のきょうは、友達まわりをしようと思い、街中を歩きまわりました。かなりの人が携帯電話を持っているので、連絡さえ取れれば、簡単に会うことができるのですが、その携帯がほとんどつながりません。以前は、夕方を中心に混雑してようですが、今は事情が違っていました。それは、モバイルの会社が２社になって、切り替える人が多いようです。元々は、政府系のB-モバイルの１社だけでしたが、最近、Tashi-Cellというタシグループの会社が出来たそうです。それに、一大キャンペーンをしていて、タシ同士の携帯は、９月まで無料だそうで、このために、どっと、切り替える人が増えているようです。この影響で、前の番号しか知らないので、友人へ携帯がつながらなくなってしまいました。ある友人の所では、引越しまでしていたので、もう連絡は不能です。やっぱり、携帯電話はいいビジネスなんですね。---

  Aug 9, 2008

• やっぱり雨季です

  今週の水曜日に着いてからまだ３日しかたっていませんが、今のところ、毎日雨が降っています。きょうは、雷鳴もありました。きのうは、けっこう長い時間、降り続いていました。小道では、あちこちでぬかるんでいて、とても歩きにくい状態です。それにしても、傘を使う人が増えたことはうれしいことです。雨の時には、子どもたちも使うようになったり、晴れたときには、赤ちゃんをおんぶしたお母さんたちも日傘として利用しています。少しずつ、変わってきましたね。---

  Aug 8, 2008

• ３０倍と３％

  ３０倍というのは、ネットを利用する場合の所要時間です。例えば、メールをチェックして、ブログをちょっと見る場合に、おそらく数分程度でササット、終わると思うのですが、今、ここでは、たったこれだけに、３時間もかかってしまいます。インターネットが使えるのは、いいのですが、超ロノロノなのには、ホトホト。。３％というのは、雨の時、傘をさす人の割合です。きょうは、ほぼ１日雨が降っていたので、そのようすを見てみました。大体、２％か３％くらいの人が傘を使っていました。昨年は１％にも満たないくらいでしたので、画期的なことかもしれません。だんだんと、天気予報への関心も深まるかもしれません。とても楽しみなことだと思います。---

  Aug 7, 2008

• ブータンについての情報収集

  いま、JICAのボランティアに応募しています。その内のひとつは、ブータンへの短期のものです。５月に募集が開始となって、書類選考の結果、６月に面接があり、その合格者は、７月の第一週に、派遣前研修があります。元々は、このような予定だったようですが、私の場合、５月10日に、応募書類を発送し、６月12日の郵便で、面接が省略されたことを知り、結局、いまだに選考結果は何も届いていないのですが、なぜか、今週27日までに、合格者は研修前にいくつかの種類を提出するそうで、どう考えても、受け取るものと出すものとのバランスが取れていないように思うのです。でも、派遣が決まってから、実際に派遣までの期間はかなり短いので、結果がわかる前でも、現地のことを知っておこうと思いました。ブータンのことは、ホットな情報が良いと思いますので、このようなところから情報を得ています。ブータン政府の全体のことは、http://www.bhutan.gov.bt/情報通信省ICT局が作成している政府のポータル・サイトです。政府の政策の他に、ブータン暦の内容なども見れます。それと、日々の動きのことは、http://www.kuenselonline.com/政府系新聞「Kuensel」のオンラインニュースです。新聞は毎週、水曜と土曜の発行ですが、ここは毎日更新です。https://www.bhutantimes.com/民間新聞２社の内のひとつです。首都ティンプー市民には人気の新聞です。https://www.bbs.com.bt/政府系のテレビとラジオのものです。毎日発表されるブータンの天気予報も見れます。このようなところから、いろいろと探すことができると思います。統計年鑑や各種報告書なども簡単にダウンロードができるようになりました。ただ、ブータンのオフィス・タイムの時間帯ではほとんどアクセスができないかもしれません。インターネットの回線がとても細いので、かなりきびしいと思います。平日は、日本時間で、12時から20時までは無理かもしれません。---

  Jun 24, 2008

• 肉無し月が終わった

  ブータンの暦で、１月と４月は肉類の販売ができない肉無し月です。今年は、ブータン暦の１月は西暦の２月８日から３月７日まででした。肉屋さんではきょうから普通の営業に戻って、あちらこちらの肉屋さんにはお客さんが来たようです。ところで、肉無し月の期間は、肉類の販売ができないだけで、調理や食事にはほとんど関係ありません。普段利用しているレストランでは、まったく関係なく肉類の料理が出ていました。おそらく大型の冷蔵庫・冷凍庫が普及したのでしょう。多くの家庭では、肉無し月には事前に牛肉などを細く切って干し肉にします。それをチーズ煮込みなどにして食卓に並べているようです。---

  Mar 8, 2008

• にぎやかなホテルだった

  ブータンの首都ティンプーの中心部にある比較的新しいホテルで暮らしていました。ここはどこに行くにもとても便利な所で、食事にもお土産探しにも絶好の場所だったと思います。でも、夜や朝はにぎやかでした。特に、夜遅い時間は。理由はよくわかりませんが、人の出入りが多いのか、それぞれの人がにぎやかにしていたのか・・・静かな夜が好きなので、予定を切り上げて、別の所に、きょうまたまた引越しをしました。引越しといっても、歩いて３分の距離です。今度の部屋は、ながめも良く、おそらく静かで、料金も３割ほどお安くなります。地元の人には、とても高額だったようで、なんで、そんなに高いホテルに泊まるのか、と良く聞かれました。ちなみに、宿泊料金は、前のはNu850(\2,500)今回は、Nu630(\1,800)です。Nu100というのは、普通のレストランでお腹いっぱいに夕食が食べられる金額です。参考に、外国旅行者が宿泊するホテルは、Nu2000-3000くらいです。地元の人が良く利用するホテルは、Nu200-300くらいです。---

  Mar 5, 2008

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  プナカ・ツェチュを見てきました

  プナカ・ツェチュを見てきましたブータンのプナカ県では、２月11日から18日までお祭です。15日までの５日間はドムチェ、その後の３日間はツェチュと呼ばれています。きょうはブータン暦の１月10日。この10日の前後に行われるのがツェチュ、チベット仏教のテーマが連日くりひろげられます。まわりで見ている人たちも、食い入るように見つめています。きれいに整列して、演技者も見物の人たちも真剣な表情です。色彩も鮮やかに21人の踊り手が太鼓などの音楽に合わせ踊ります。ツェチュはお話しが決まっているようで、内容や順序は、これまで見学したブータン各地のツェチュともにほぼ同じでした。でも、場所によっては、３日間だったり５日間だったりしますので、少しは違っていて、繰り返しがあったり、ブータン・ダンスがあったりしているようです。ここプナカのツェチュの印象は、とても行儀が良い雰囲気がしました。おそらく、この会場の２階席では、宗教指導者・ジェイケンポがいっしょに見ているためなのでしょう。---

  Feb 16, 2008

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  ブータン暦１月は肉無し月です

  ブータンでは独自の暦、ブータン暦を使っています。そのカレンダーの１月と４月は肉無し月です。今年のブータンの１月は、西暦の２月８日から３月７日までです。この間は、肉無しということで、お肉屋さんはず～とお休みします。ところで、お肉屋さんは閉まっているのですが、お肉を食べないのではありません。ブータンの人はお肉は大好きです。どうなるかというと、例えば、あるアパートのベランダ。洗濯物といっしょに干してあるのは、牛肉です。牛肉を細長く切って、それをしばらく干します。このドライ・ビーフはチーズ煮込みにしたり、野菜と炒めたり、食卓によく使われます。また、レストランでは、大型冷凍庫を用意しているところもあり、肉無し月に、肉料理を求めに来る人でにぎわうようです。---

  Feb 10, 2008

• 山火事に注意

  きのうもきょうも日中は強風が吹き荒れました。そんな中、連日、山火事が発生しています。きのうは、ティンプー中心街の北東側、山の上には煙が高く上がって、ピンクに染まっていました。きょうは、中心街の西側の丘の上、どちらの山火事も強い風にあおられて勢いよく燃え上がっていました。ときおり消防車のサイレンが聞こえます。でも、消火栓って、あるのかな。気づかないけど。新聞やTVのニュースでは、民家の火事も伝えられています。住宅にはふんだんに木が使われているし、この時期は、かなり乾燥しています。火の元に注意です。---

  Feb 9, 2008

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  ブータン・カレンダーでは、元日です

  今年は、２月８日は「ロサ」と呼ばれる祝日です。ブータンでは陰暦を元に、独自のブータン暦を使っています。その暦では、きょうは１月１日、元日です。メインの通りを歩いてみると、ほとんどのお店がお休みでした。人や車の通行も普段に比べて、かなり少なく、とても静かな雰囲気です。路地裏にまわると、家族みんなでくつろいでいたり、日向でゲームを楽しんでいる姿を目にしました。ある家の庭先で楽しんでいた、「デゴ」と呼ばれている、石投げゲームです。また、この近くの広場では、「クルー」と呼ばれているゲームを楽しんでいました。小型で投げるタイプの矢を使って、ルールはブータン独特のアーチェリーにそっくりのゲームです。左下足元にある地面に食い込ませた小さな板、これと同じものが向こう側にもあって、それに当てるゲームです。ひとり２本の矢を持って、順番に投げていきます。ほんとうにのんびりとした一日です。道路では、日向ぼっこしながら、体が伸びきった犬が昼寝をしていました。カメラを向けているのに、この野良のワンくんはびくともしません。街中がのんびりムードの元日でした。---

  Feb 8, 2008

• インターネットがぼろぼろだ

  前の週末からそうなんですが、ブータンではインターネットに問題が２つ発生しています。ひとつは、もともと回線速度がものすごく遅いのに、一段と遅くなりました。特に、日中はメール・チェックも絶望的です。もうひとつは、ブータン国内や日本などには接続できるのですが、アメリカやインドなど一部への接続ができなくなったようです。ブータンの天気予報チームはインドのWebサイトを利用していますので、ここ数日はデータの更新ができないまま、天気予報を作成しています。ところで、このような状況での利用者の反応は・・・ぼくらの仲間は、状況を調査したり、ネット会社に苦情を言ったり、とにかくいろいろと手を打ちます。ブータンの他でも同じかもしれませんが、ここの職場では、「きょうも使えないね」で終わりです。ただただ、それだけです。認識と行動は、かなり違うのですよ。---

  Feb 5, 2008

• 冬は寒い！

  ここブータンの首都ティンプーは、緯度28度くらいなので、沖縄とほぼ同じ位置ですが、標高は約2400mもあります。夜間は冷えて、特に朝方には、-5℃前後まで、冷え込みます。天気がよければ、日中は十数度くらいまで気温が上昇しますが、１月下旬以降、雲が出やすくなってきました。なので、ここ数日は、ほんとうに寒く感じます。暖房の多くは、「ボカリ」と呼ばれている薪ストーブですが、森林保護が進んで、薪の入手は簡単ではないようです。このアパートのように新しい住居では、電気ヒーターもよく使われていますが、部屋はなかなか暖まりません。これらの他には、石油ストーブやLPガスのストーブもたまに、使われていますが、灯油の入手はかなり困難で、LPガスは電気などよりかなり高価です。それに、午後は谷沿いに強い風が吹き乱れますが、どこの住宅も隙間風がひどく、みなさん寒さを感じているようです。さて、何人かの友人は、この寒さがきびしい時期に、寒いティンプーから、暖かな地方に移動しています。インドとの国境の街、例えば、プンツォリンやゲレフなどの親戚のところで、のんびり暮らしているそうです。ある人は、学費を稼ぐために、アルバイトをしながら、またある人は、ショッピングなどを楽しみながら。ティンプーの僧侶の多くも、寒い半年間は、お隣の県、標高1200mのプナカで暮らしています。ブータンの人は、自然と上手に付き合っているのかもしれません。---

  Feb 3, 2008

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  ブータンの選挙は世界最先端なのかも

  ブータンでは、初めての国政選挙が始まりました。議員は、おおきく２つの種類があります。ひとつは、全国評議会議の議員で、上院に相当します。全国20県から各県１名が選出され、さらに、国王推薦の５名をあわせて、25名で構成されます。この選挙が2006年の年末に実施されて、15の県の議員が確定しました。その他の５県は、立候補者数が１名以下だったために、きょう、そのやり直しの選挙がありました。ルールは、候補者が２名以上であれば、通常の選挙になり、１名であれば、yes/no、投票があります。５県のうち、２つが通常の選挙となり、３つがyes/noの信任投票になりました。投票日のきょうは、投票時間は、午前８時から午後４時まで、すべての投票所が電子投票なので、午後６時のニュースの時間には、すでに選挙結果が公表されていました。例えば、ここティンプーでは、おふたりの女性が立候補しました。これが、選挙の掲示板です。上の段が、Sangay Zamさん下の段が、Sangay Tshkiさんです。投票の結果、Sangay Zamさんは2923票、Sangay Tshkiさんは1821票で、Sangay Zamさんが当選したそうです。ところで、投票があった５つの県では、選管からの指示で、きょうは、すべての事務所やお店はお休みです。普段は、人と車で込み合うティンプーのメイン通りも閑散としていました。ほとんどの商店では、シャッターがおりて、人影はまったくありませんでした。郵便局や銀行までもお休み、街中は、暇つぶしの人が少しいた程度でした。さて、もうひとつの国政選挙は、３月24日に国会議員の選挙があります。議員定数は47名、この中から大臣、首相が選出されます。こちらの選挙は大変な盛り上がりになるかもしれません。---

  Jan 29, 2008

• 爆弾の同時爆発事件

  ブータンのテレビと新聞社Webの報道によれば、１月20日（日）の日中に、４か所であいついで爆弾が爆発したそうです。20ある県の内の４つの県、サムチ、チュカ、ダガナ、それと首都のティンプーです。この爆発事件で、けが人が１名、建物などにも少し被害が出たとのことでした。ブータンはとても安全な国として知られているようで、普段の生活やブータンの人たちを考えると、このような爆弾の爆発事件は他人ごとのように感じられます。でも、多くの人が幸せと感じているブータンでさえも、いろいろな背景があるのでしょう。たぶん、不満に思っている人たちもいるのだと思います。---

  Jan 20, 2008

• 伝統的な供養の日

  きょうは祝日。カレンダーでは、「伝統的な供養の日」だそうです。もっと詳しい知りたくて、何人かの人に聞いてみたのですが、みなさん、返事が異なっていました。（あまり知られていないのに、伝統的なのかな？）そこで、自分なりに想像すると・・ある地域では、お正月としてお祝いする日かもしれません。ブータンカレンダーでは、12月１日です。ある人の話しでは、東部では、別の人の話しでは、西部では・・親戚が集まって、みんなでお祝いをするそうです。今、ティンプーにいる人には関係ないようで、みなさん、のんびりしていたようです。多くの人は、来月のお正月（ロサと呼ばれています）の時にお祝いするようです。ブータンカレンダーの１日と２日は祝日です。ところで、お昼ころに、メインの通りを歩いてみたら、車も人も、普段の数分の１くらいに減って、閑散とした感じでした。いつになくのんびり、ゆったりした雰囲気でした。---

  Jan 9, 2008

• 価値ある情報は立ち話から

  きょうもお昼ころと夕方に、街を歩いたのですが、あちらこちらで、知人に会い、いろいろなお話しをしました。たわいないことで、お話を楽しむこともありますが、今回は、私の支援計画に直接関係することもあったり、出かけたい所の情報を聞けたり、お役立ち情報がいっぱいでした。ところで、きょうはしばらくぶりに支援している職場に行ったのですが、いつも話し合いをしている課長さんは、今週はお休みだそうで、（休暇の理由は、ビック・プジャと言っていましたので、毎年、親戚一同が集まって行う法事のようです）職場のみなさんは、いつも以上にのんびりモードになっていました。ブータンに戻った早々に、こちらも休みになったようです。---

  Jan 8, 2008

• ブータンのクリスマス

  外国人が利用するごく限られたところだけにクリスマスの飾りがありました。ブータンでの宗教は、ほとんどの人はチベット仏教です。行政の建物には、僧侶が生活しています。政府の日常的な活動にもチベット仏教が含まれます。国営放送でも、毎日５時間の放送時間のうち、最初の１時間は僧侶のお祈りとお話です。学校では、朝礼のはじめにお祈りをします。生活のすべてがチベット仏教の教え通りの人が大部分です。たまに、ヒンズーの人もいるようです。なので、クリスマスに関係がある人はかなり限られた人だと思います。でも、きょうは、ティンプーの街を散策してみました。旅行者向けのホテルのロビーやレストラン、外国人が良く使う、カフェなどで、簡単な、クリスマスの飾りつけをしていました。街の中は、いつもと変わりありません。のどかに、日向ぼっこしたり、ビリヤード風ゲームを楽しんだり、友達とテレビを見ていたり、いつもどおりでした。---

  Dec 23, 2007

• ティンプーの街は若い人たちでいっぱいです

  街を歩いていると、若者が大勢いて、うろうろとしています。そういえば、学校の１年の行事はすべて終了し、今週から２ヶ月間の冬休みに入ったのでした。ブータンの学校の休みは、全国一斉に行われます。小さな国ですが、南の国境付近は冬でも半袖で平気でしょうし、標高の高い地域では、真夏でもひんやりすると思います。気候の地域差が大きいのですが、休みは同じ日に始まり、終わります。それと、20ある各県で生徒数と学校のバランスが異なるために、多くの生徒が他県の学校で学んでいます。地方の学校には寄宿舎があって、通学できない生徒はそこを利用しています。この時の費用は、学費も寄宿費も無料だと聞いています。でも、ティンプーやパロなどの都市部の新校舎には、このような寄宿舎はないようで、その場合には親戚の家にお世話になっているようです。自分の子供より世話している子供のほうが多い場合もあるようです。このような事情で、休みになったばかりのこのごろには故郷に移動する生徒などで、街はにぎわうのでしょう。大きな荷物を積んだ、タクシーを良く見かけます。この２ヶ月は、街はにぎやかでしょう。---

  Dec 20, 2007

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  近くの山腹で山火事発生

  ティンプーの川をはさんだ反対側、東側の谷で山火事が発生しました。部屋の窓から、ふと見ると、もくもくとした煙が勢い良く立ち昇っていました。何ヶ所かでは、火柱もあがっています。しばらく見ていましたが、どうやら、消化活動はしていないようです。それに、この周辺の人たちも特に気に止めるでもないようで、この山だけが、もくもくと燃えていました。さらに、２時間ほどして、もう一度見てみると、煙はほとんどおさまり、山火事はほぼ沈下したようです。自然に鎮火するのに任せているんでしょうかね。今年の春にも山火事があって、その時には、かなり広範囲に広がり、広域で見通しが悪かったのですが、いつも自然に放置するのかもしれませんね。森林保護などをしている割には、焼けるのも、復元するのも、自然のままなのでしょう。---

  Dec 18, 2007

• 100周年を迎えた建国記念日

  12月17日は王政をしいて国家統一をした記念日です。特に、きょうはちょうど100周年の日。記念式典のもようは、TVで中継していましたので、部屋でのんびりテレビで見ていました。大勢の人たちの行進やダンスなどが続いていました。ちょっと、おもしろそうに見えたのは、大人が楽しむゲームもありました。例えば、平均台のような柱にまたがり、大きな袋で、叩き合って、相手を落とすものや綱を使って、水溜りの対面に渡るものなどでした。最後は、みんなでブータン・ダンスを踊って終わりました。今回、５代国王に引き継いでからすっかり公式場面に姿を現さなかった４代国王も参加されていたのは、とても懐かしく思いました。---

  Dec 17, 2007

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  ティンプーの犬クンたち

  ここのアパートの近くには最近まで10匹くらいの犬がいました。それが、気づいたら、きつね色の小型犬１匹だけになっていました。先月あたりから、野良犬の捕獲・収容を行っているようで、野良犬天国だった中心部の犬クンたちはおそらく20キロほど郊外の収容所に集められているようです。だいぶ前の新聞には、その餌代が高いとかどうとかの記事が出ていました。集められた犬はこの後どうなるのかとか街の中の他の犬はこの後どうなるかとかはまったく見当がつきません。---

  Dec 16, 2007

• 太陽エネルギーは強いぞ

  日差しがあるか、ないかで、そのパワーの差は大きいな～今住んでいるアパートは、ティンプーの西側の斜面にあります。最近では、日の出は、７時30分、日の入は、15時50分です。その間の、日中は、日向ではかなり暑さを感じます。近所の人たちも、朝から日差しを探して、日向ぼっこをしています。最近の気温は、最低が０度くらいで、最高は18度くらいです。日陰では、かなりひんやりした空気を感じますが、とにかく、日中の日差しは、太陽光のパワーを実感できます。ところが、日の入直後から、気温がぐんぐん下がります。谷沿いの地域では、夜間はかなり冷え込んで、連日、朝は霜や氷で、冷え冷えとします。---

  Dec 15, 2007

• インド産の卵を買った

  ここティンプーの食材の多くは、インドからの輸入に頼っています。野菜や肉類などのほとんどの食料品がインドからのもののようです。この半年間、鳥肉や卵は、鳥インフルエンザの予防の意味で輸入が止まっていましたが、先月の下旬に解禁になったようで、お店では、しだいに店頭に並ぶようになってきました。きょうは、近所のよろずやさんから、インドの卵、1ダースをNu.50、約150円で購入しました。このたまごですが、インドから入らない間は、超品薄状態で、価格は1ダース、Nu160、約500円まで上昇しました。この時は、高いだけではなく、なかなか買えませんでした。それが、今は、どこかで売っている状態で、値段も、落ち着いてきました。インド産は、1ダース、Nu50（150円）ブータン産は、１ダース、Nu120（360円）普通の野菜は、1kgでNu20～30ですから、まだ高価な卵ですが、一応、流通してきたのは助かります。---

  Dec 3, 2007

• 野良犬が消えた

  最近、ここティンプーのメイン通りを歩いているとなんとなく、いつもと違うな～～と思って、よ～く見ていたら・・以前は、このメイン通り沿いには歩道の10m間隔くらいに2,3匹ずつ、野良犬が昼寝をしたいたのですが、それが、ほとんど、いなくなっていました。だいぶ前に、新聞などでは報道されてはいたのです。大規模に野良犬を捕獲をして、郊外に移し、隔離するらしいのです。先日は、大きな捕獲用の網を持った人がちらほら見かけていました。飼い犬は、予防注射や避妊などを行って、決められている色の首輪をすることになっていました。この時の区別のためでもあったのでしょう。ただ、メイン通りのすぐ隣の通りには、やっぱり野良クンがいます。かしこい犬は移動したかもしれませんね。ここティンプーには、住民は約10万人が住んで、犬は8000匹程度という情報もあります。この犬クンたちは、人間の残飯整理もしていたので、家庭ゴミの新しいトラブルに発展しなければいいのですが、ま、見守りましょう。---

  Nov 28, 2007

• ある友人の就職活動

  野菜市場で働くこの友人はブータン東部のタシガン出身で、20才。高校３年（ここではクラス12）を卒業後、両親とともに野菜市場で、週に４日間、野菜を販売しています。　　　注：教育費用はすべて無料のブータンですが、進級はきびしく、　　　　　クラス12まで進級できる生徒は20%しかいません。この優秀な友人は、将来ビジネスを始めるにあたって、当面の資金を準備しようとしていました。最初のアイデアは、カナダに行って、稼いでくること。次のアイデアは、韓国に行って、稼いでくること。なんか、あこがれのような雰囲気だったので、いくつか情報だけを提供しながら、ようすを見ていました。そんなある日、ある外資系のホテルに勤めるようになった、とのことで、おめでと～、と言いたいのですが・・・　　　ここでは、社員としてではなく、臨時雇用が大部分をしめています。　　　企業側は大体半年くらいで次々と労働者を使い、　　　教育はほとんどせずに、低コストの労働者を確保しているようです。友人によく話しを聞いてみると、勤めることは決まったけれども、労働条件は何もない、といっていましたので、たぶん、臨時雇用だと思います。最低賃金は決まっていますので、おそらくその条件でしょう。友人には、良い経験になることでしょう。でも、資金が貯まるかどうかは疑問です。　　　今、圧倒的に企業側に有利な買い手市場です。　　　私企業がきわめて少ないために、就職難の若者が大勢います。---

  Nov 12, 2007

• 歩道を歩いていると

  時々、ぶつかりそうになります。でも、とっても不思議なんですが、歩道の幅は、３人が通れるくらいの広さがあって、そこに、自分と対向してくる相手だけしかいないのです。このような状況で、こちらが期待をするのは、お互いに、少しずつ移動して、きれいにすれ違うこと、なのですが・・・例えば、こちらが、真ん中から右側によけたとすると、相手は、少し時間をおいて、こちらの正面に移動してきます。なので、もっと右側によけると、相手も移動してまたまた、正面にきて、ぶつかる直前になって、こちらの右側のすきまを通りすぎます。別のパターンもあります。同じように、こちらと対向してくる相手だけの場合ですが、こちらが、今度は少し左側に移動したとします。この時も、相手は、同じように移動してきてこちらの正面にくるんです。でも、その後は、急に方向を変えて、結局はこちらの期待する距離感で通り過ぎるのです。きょうは、もう少し、ようすを見ていました。私以外でも、どうも同じような行動をとるようですね。思うのですが、近づいた後に、友人だった場合には、そこで、握手をして、おしゃべりが始まるようです。ということで、歩道では、おそらく、とにかくだれかがいたら、近づいてみるのではないのかな～、と思いますね。ううう、かなりフレンドリーな感覚ですね。---

  Nov 10, 2007

• ブータンの航空券は割高かも

  年末の帰国のために、航空券を購入したのですが、ブータン・バンコクが約７万円（ボランティア割引で）バンコク・ソウル経由・地元の空港が約８万円でした。ブータンの航空券には格安航空券がないし、完全な独占路線なので、こうなるのでしょう。ちなみに、これは、往復の料金で、税などすべて含んでいます。---

  Oct 30, 2007

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  ファッション・ショー2007

  ブータンの織物博物館が主催したファッションショーに行ってきました。ことしで、７回目だそうで、テレビのニュースや新聞などでも報道されていました。その、ひとコマです。ブータンらしい織物を利用したデザインだったようです。３部門に分かれていたようで、伝統的な織物の衣装のもの、素材を活かした新しいデザインのもの、もっと自由なデザインのもの、となっていましたが、デザインとしてはどうでしょうか。昨年よりも良くなった部分は、モデルさんの着こなしや歩き方でしょう。でも、観客はガラガラだったのには、がっかりでした。もっと、活気があるイベントだと思っていたので、拍子抜けでしたね。昨年はほぼ満席だったように思うのですが、あまり関心がないのか、入場料が割高なのか。。---

  Oct 26, 2007

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  ブンタン旅行のホテルと交通

  ブータンでの一般的な移動の選択肢は、自分の車を使う、友人の車に便乗する、職場の車を利用する、バス・タクシーを使う旅行会社に手配を依頼する、知人等の車を借用する、というものがあります。今回は、この中から、長距離バスを利用することにしました。行きは、出発７時、到着17時すぎ、帰りは、出発６時、到着16時すぎ、どちらも、10時間程度、かかりました。この時間の中には、食事、トイレ休憩、野菜の買物、途中での人の乗降や荷物の受け渡し、車の故障の修理外国人（私）や運転手のチェック地点での手続事故車の救助、スクール・バスとしての代り、など。いろいろなことがありました。ホテルは２つのタイプを利用しました。ひとつは、地元の人が利用するタイプ。木造の２階建て、食堂とホテルを経営するおかみ（ソナン）さんとその家族が働いていました。部屋は、ベット、寝具、テーブル、いすがあります。一人用の広さは、４畳半ほどです。トイレと洗面所は共同、シャワー・お風呂はありません。料金は、Nu.150、約500円です。２日以上かかる長距離バスの利用者で混んでいて、とてもにぎやかだったのと、予想通り虫に何ヶ所かかまれたので１泊だけにしました。もうひとつのタイプは、旅行者が利用するタイプです。16畳くらいの広さに、ベット２つと薪ストーブがあります。壁は板張り、しっかりした作りです。一角には、トイレ・シャワー・洗面所もあって普通の安心して泊まれる部屋でした。部屋の装飾は凝っていて、これがブータン的なのかもしれません。部屋からの眺めも良くって、快適でした。オーナと話しをしたら、営業して１年ほどするそうですが、未完成だそうで、確かに、大工さんが工事をしていました。部屋の設備もどこかしっくりしません。コックさんはあすあたり来るとか、言っていました。料金は、Nu.650、約2000円です。旅行の総費用は、約Nu.3000、9000円でした。50%が、宿泊30%が、食費20%が、交通費です。---

  Oct 22, 2007

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  ブンタン旅行に行ってきました

  ブータン中北部の比較的に谷が開けた地域にブンタンがあります。これまでは、通過のために宿泊だけ利用したことがありましたが、今回の旅行で、初めて滞在しました。ブンタンの中心部ジャカールでのツェチュを見るためです。両側に山が迫っていますが、これでも開けているほうです。ここは、ブンタン中央部付近の谷で、この近くは緩やかな傾斜地が続いています。ジャカール・ツェチュの会場、ジャカール・ゾンです。少し小高い傾斜地の一角にあります。ゾンは、古城ですが、僧侶が暮らし、寺院としての役割のほか、裁判所があったり、県庁の役割も持っています。そのツェチュのひとコマです。ジャカール・ゾンの中庭でツェチュが行われました。今年は、10月19日から21日までの３日間で、22日の早朝には巨大な仏画が飾られます。---

  Oct 21, 2007

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  久々のブータン国内旅行です

  やっとバスのチケットを購入しました。今回の目的地は、ブータン中央部のブンタンです。ちょっと100kmほど東の街に旅行するのですが、大変な手続と移動です。手続の大まかな流れは、支援先から休暇の同意を取り付けて、ぼくらのJICA事務所に国内旅行の届けを出して、ブータン政府の入出国管理局からの通行許可を受けて、やっと、旅行が可能になります。きのう、これらの手続が終了したので、きょうは、バスのチケットを購入しました。ここティンプーからブンタンまで、道程は約270km、料金はNu.272、約800円です。20人乗りのマイクロバスですが、19番目の予約でした。あすの朝７時に出発で、到着は夕方４時ころの見込みです。---

  Oct 17, 2007

• ブータン・ビジネスは進化中だよ

  支援のお仕事が一息ついたので、しばらくぶりにここ首都ティンプーの街の中をぶらぶら散歩してみました。いろいろな人から、新しいお店の話しなどを聞いていたこともあって、実際にこの目で確かめたくなったのです。午前中はいつものお店で、食料の買出しです。米や野菜など完璧に使い切ってしまいましたので、最初に基本的な食料を買いそろえました。「中華料理のレストラン」その後、昼食には、最近できたばかりの本格的な中華料理のレストランに入ってみました。店内に入ると、装飾が洗練されていて、きれいです。店員のサービスもなかなかなものです。ちょっと、ホテルのレストランに入った気分になります。メニューもいい感じ。飲み物２点、料理２点を注文しました。料理は、ブータンらしくボリューム満点。お味も、まあまあです。（ここでは、安心して食べられるかが大きなポイントです）近いうちにまた食べてみたい所です。「シーフードのお店」だいぶ前から知っていたお店で、お店のポスターには、シーフードと出ていながら、まったく置いていなかったのですが、最近置くようになったそうで、ここにも、行ってみました。ありましたよ。さっそく買いました。大き目の海老500gパックと小型のイカ500gパック。画期的ですよ。これで、自炊の幅が大きく広がります。「ボーリング場」なんと！ボーリング場が昨日28日に、オープンしました。６レーン。入場料はNu.50。ドリンク付き。１ゲーム、Nu.100（日中）かNu.150（夜）。そのうち、遊んでみましょう。道路障害や停電などの社会基盤がまだまだ不安定なのですが、いろいろなビジネスは確実に広まっていますね。激変のブータンでしょう。たぶん、都市部は。---

  Sep 29, 2007

• 

  ティンプー・ツェチュの最終日

  きょうは、ティンプー・ツェチュの最終日です。午前中は、テレビで中継を見ていました。きょうも大変な混雑でしたので、昼食後、見に行きました。おそらく、最終日の目玉のシーンだと思います。中央の奥では、紙ふぶきが舞っていますが、そこには、仏陀と並んで崇められている、パドマサンババです。チベット仏教の創始者です。この場面は、パドマサンババの８変化として知られるシーンです。今回のツェチュでは、いくつか発見がありました。それは、マスクダンスなどの演劇を楽しみにして、食い入るように見る人がいる一方で、観劇よりも祝福を受ける行列に早々と並ぶ人もいたのです。２日目と３日目が混んだのは、おそらくこの祝福を受けるためだったと思います。この祝福の行列の方法とかの運営の工夫も毎日ありました。昨年に比べて、入場の方法も改良したようです、それに、飲食のごみも半減したように思います。いっしょに見ていると、まわりの人たちは気さくです。この時のおしゃべりは、ともてなごみます。時々、子供たちが写真を撮ってほしい、と頼んできます。友達と並んでレンズの前にいると一段と笑顔になっています。演劇の合間に活躍する道化師アチャラは、お布施を求めにまわりますが、今回はかなり執拗に繰り返してしました。手には札束をにぎって。これには少し閉口しましたね。ひとつひとつのダンスは30分くらいから１時間くらい続きました。ゆったりしたブータンの時間の中では、おそらく目まぐるしく変化していたのかもしれません。ツェチュの間、営業していたお店では、大勢の人がテレビ中継を楽しんでいたようです。どこのお店でも同じ中継のチャンネルでした。来年は、会場がゾンの外庭に変わるという話もでています。次回は見れませんが、どのように変わるのでしょうか。---

  Sep 23, 2007

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