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テーマ:英語のお勉強日記(8047)
カテゴリ:ことば
高2のクラス、動名詞の単元です。
He's afraid of being scolded. (叱られるのがこわい) という答えになるところで、scolding と答えたNさん。 「そこは受身になるよね」 「受身、ってことは、to scold になるの?」 「はうっ???」 どう反応していいか困ってしまいました。 すると、横から助け舟。 「ここは動名詞の単元なんだから、to不定詞のわけないじゃん」 わたしはますます「あぐっ!!!」です。 受動態は be+過去分詞、そう説明するのは簡単ですが、これじゃ すぐまた忘れてしまいます。受動態の単元になると、このパターン で答えを書き、○をもらって、そして忘れる。そういうことの 繰り返しでは、英語が身につくどころか、苦痛になるばかりです。 そうやって、何も考えず、何も感じないで高校2年生まで来て しまったというのは、どう考えても教師の責任です。 (もちろん、わたしを含めて) どうしよう、どう説明したら感じをつかんでもらえるかなぁ・・・ 「普通の動詞っていうのは、動作を表すわけね。 「自分のことを話そうとする場合、まず I って言うでしょ。 これが主語になるわけだけど、ここで I が何か『する』っていう 話にするなら go とか eat とか、動詞を持ってくるわけよ。 「でも、I が何かするんじゃなくて、どういう状態か、どういう 気分か、どんな形か、そういうことを言おうと思ったら、 I am って言うわけね。 「I am の後ろに続くものは、いろいろあって、 I が何かと同じだっていうときは I am a student. I がどんな気分かっていうなら I am happy. I が何かしている状態だったら I am scolding my brother. I が反対に何かされてる状態だったら I am scolded by my father. 「ノートに、偉そうに誰かを叱ってる自分の絵を描いて be scolding 叱られてショボンとしてる自分の絵を描いて be scolded そう書いておいてくれる? ここまで説明すると、 「あ、なんか解った気がする・・・」 よしよし、あとはもう繰り返しですから、この日の授業中ずっと、 受動態が出てきたら、はいNさん! 次は自分の番だと思って身構えていた生徒が、そのたびにガクッと なるけど、そんなの構わず、はい、これもNさん! 「ごめんねぇ、みんな。わたしが解ってないばっかりに、こんなに 時間かかって・・・」と謝るNさん。 「謝ることないよ。みんなも、受動態が出てくると自動的にNさんの 顔を思い出して、もう間違えなくなるよねっ♪」 もちろん、次回の授業の頭で、またまたNさんに受動態攻撃をする べく、ノートにメモメモです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月23日 14時16分39秒
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