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テーマ:英語のお勉強日記(8043)
カテゴリ:ことば
その昔、ブラジルの北部に旅行したとき、ひょんなことから
イタポアンという町の海辺の、外国人村(?)を訪ねました。 その村の一角に、貧乏旅行者が集まって家を借り、摩訶不思議な コミュニティを作っておりました。 わたしが訪ねた日本の友人は、イタリア人と3人で家を借りて、 そこに家賃を払えない貧乏旅行者のアルゼンチン人とフランス人 が居候しているという状態でした。 わたしが、ブラジル北部の暑い地方では手に入らない、レタスや きゅうりなんかを持参したので、「サラダじゃ、サラダじゃ!!」 という大騒ぎになりまして、隣のアメリカ人やら向かいのカナダ人 まで集まって、ちょっとしたパーティーになりました。 そこで、イタリア人が素晴らしくおいしいスパゲッティ・ア・カルボ ナーラをご馳走してくれて、「アルデンテとはこういうものだったのか!」 と開眼したわたしは、以来、カルボナーラを得意料理としております。 さて、そのイタリア人が、一冊の分厚い本を昼寝の枕にしておりまして、 「知ってるだろ?イーチンだよ」と言ったのです。 最初、音を耳にしても、何のことだかわからず「???」だったの ですが、ホラ、と手渡されて表紙を見れば、堂々と漢字で 『易経』 I Ching と書いてありました。 易経はイーチンって読むのかぁ・・・ ・ ・ ・ なんでこんな昔のことを思い出したのかと言うとですね、たまたま インターネットで中国のことわざの英語訳を調べようとしていたら、 何度も見かけるわけですよ、この単語。 ところが、辞書で調べると、出ていないんですね。アルクのオンライン 辞書にはかろうじて載っていました。 日本人なら、名前ぐらいは知っている。でも、読んだ人は少ないで しょうねぇ。東洋好きなアメリカ人は、けっこう読んでいる(かも) という本です。 (Wikipedia で "I Ching" を見る) イタリア人の彼が昼寝の枕にしていたのは、いい夢を見るためだった のか、はたまた、読んでいると難しくてすぐ眠れるからだったのか、 それとも、単に厚さが丁度良かっただけなのか・・・聞きそびれたのが 残念です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月05日 00時29分59秒
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