いつかどこかで

（じな♪の無料メルマガ【バリバリ英語】、10月4日の第４３号より）

今日はテキスト解説はちょっとお休みです。

入試本番も近づいてきて、筋金入りののんびり屋さんでも、「このままじゃダメだ、なんとかしなくちゃ」とあせりを感じる季節ですよね。「先生、どうしたらいい？」と不安そうに聞いてくる受験生に、わたしは４月と同じ答えを返します。

「まず単語を覚えなさい。」

「ええ？今さら単語ぉ？」

「今さらなんて言えるほど、たくさん単語を知ってるの？」

「それはそうだけどぉぉぉ・・・」

「だけどぉ・・・とか言ってる暇があるなら、今ひとつでも覚えなさいっ！」

というわけで、今さらと思うでしょうが、きょうは単語のお話です。


◆なぜ単語なのか

「なぜ単語を覚えなくちゃいけないのか？」という質問の答えは、ここで私から言うまでもありませんね。

「英語は言葉だから。言葉は意味を伝えるものだから。」


受験英語を勉強していると、ときどき、この基本の基本を忘れてしまう人がいるみたいなんです。「文法問題を練習するほうが点になる」とか「構文を暗記するのが一番」とか言って、そこに出てきた単語を、知らないままで放っておく人がいるんです。

でも、意味も解らない英文を暗記するのって、苦痛ばかりで楽しくないですよね？意味がわかって初めて、活きた構文として頭に入るのではないですか？

（つづく）