|
テーマ:英語のお勉強日記(8043)
カテゴリ:ことば
受験英語では、英語を日本語に訳すのは「英文解釈」と言われている
ことからもわかるように、英文の構造と内容を「解釈」し、その解釈の 課程が見える形で日本語に置き換えることで、出題者(採点者)と コミュニケーションを取ることが目的となります。 言ってみれば、こういう感じね。 「この英文のポイントがわかるか?」 「これは仮定法だよね、わかるよそのくらい。ほらね。」 「おお、わかってんじゃないか、よしよし。」 このコミュニケーションを目的としているため、いわゆる「お約束」の 日本語訳・英語訳を踏まえておく必要があり、(単に楽だからネ)、 受験指導ではこの「お約束」を押さえて教えていくことになります。 でも、ときどきイヤになるのね(笑) たまには英文を味わって読みたいし、翻訳者としての意地と美意識を 示すような日本語訳を作ってみたくなるわけですね。 と、おおげさに言ってみましたが、きのうの日記に書いた "It's not and it isn't. " という英文を、日本語にしてみたいと 思います。 It's not と It isn't の違いは、何が短縮されているか、ひっくり かえせば、何が残っているかということですね。 It's not では、is が短縮されて、not が残っている。つまり、 否定の意味がポイントになる。 It isn't では、not が短縮されて、is が残っている。つまり、 そういう(そうではない)「状態」がポイントになる。 そこで、きのうの(1)の例「AがBならば、CはDだが、」の 続きとして翻訳する場合、 「あなたが神ならば、これは正しいのだろうが、 "それは違うわけだから、そうはならないよ。"」 う~ん、イマイチ(笑) (2)の例 「愛はセックスと同じものだろ?」 「それは違うわ、そんなんじゃない」 どうでしょう・・・? It's not and it isn't, なんていわないでね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月30日 01時27分52秒
コメント(0) | コメントを書く
[ことば] カテゴリの最新記事
|
|