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テーマ:英語のお勉強日記(8041)
カテゴリ:ことばのスナップ
私立高校の入試問題の文で
「英文を読むときは、知らない単語が出てきても辞書を引かない ようにしましょう。わたしたち日本人が日本語を覚えるとき、 知らない単語を辞書で引いたりしたでしょうか・・・(以下略)」 という内容の英文があった。よく聞くたぐいの話ではある。 わたしも、生徒たちに 「長文を読むとき、知らない単語が出てくるたびに立ち止まって 辞書を引くのはやめましょう。」 という話をする。特にマジメな生徒に多いのが、知らない単語に 出会うと、辞書で引かないと落ち着かない、きっちりと意味を 調べないと次へ進まない、そういうケース。これでは、イマジネー ションの力、前後の流れを読み取る力が身につかない。 まずは1段落、とにかく読みとおして、どの単語がキーワード なのか、どの単語から辞書を引いたら効率的かを考えてから 辞書を引くように勧めている。 でも、この英文を読んでいて感じたことは、 「すぐに辞書を引くな」ということと「辞書を使うな」という ことは全く別のことだが、まちがいやすいということ。 わたしたちが日本語を学習したように、英語を学習しようという 論法は、間違っている。 小学校低学年までなら、そういう方法も効果があるかもしれないが、 ある年齢になったら、特に高校生以上には、そんな遠回りな方法は 勧められない。 英語の勉強に辞書は欠かせない。辞書と仲良くなることは、英語を 学ぶ上で非常に大切なことだと思う。 これから生徒たちに「すぐに辞書を引かないで」という話をする ときには、この辺を取り違えないように、ちゃんと説明しようと 思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月08日 00時27分01秒
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