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テーマ:英語のお勉強日記(8041)
カテゴリ:ことば
come と go の違いについてです。
日本語に直訳して「来る」と「行く」ではない、というのは 聞いたことがあると思います。 come は「近づいて行く、来る」 go は「離れて行く、消え去る」 日本語では、行く・来るの座標の基点は、話者にありますから、 私があなたの所に行く、あなたが私の所に来る、となります。 英語では、行く・来るの座標の基点は、話題の中心にあります から、人と話をしているときは、相手が中心になるのが普通です。 私があなたの所に「来る」、あなたが私の所に「来る」、 ふたりで別の場所に「行く」、となります。 では、山田先生が学校に行って、席に座ってバッグを開けた、 という物語の場合、come と go は両方使えるでしょうか。 One day, Ms.Yamada, an English teacher, came to her school. She sat down and opened her bag. 話題の中心は「学校」という場面にありますから、She came. She sat. 中心はそのままでOKですね。 One day, Ms.Yamada, an English teacher, went to her school. She sat down and opened her bag. この場合、山田先生は物語の中心から「離れて」学校へ「行ってしまった」 わけですから、物語は彼女が去った後の家で起きる、というのが 自然な流れになります。 そこに She sat and opened her bag. という文が続いてくると、この She って誰?山田先生が居なくなったあとで、残った誰かが座って バッグを開いてるの?という感じの違和感がありますね。 こうやって、中学2年生用の英文を使って、英語の文の流れ、 文と文のつながり、段落の流れを、場面をイメージしながら 読んでいきます。 あしたもまた、やさしい英文で、英語と日本語の語順の違いを 考えます。 Do you see a brown cat with a long tail over there on the roof? むこうの屋根の上にしっぽの長い茶色のネコが見えますか? このふたつの文を、映像としてとらえると、どんな違いが ありますか? こたえは、あした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月13日 02時55分27秒
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