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テーマ:受験シーズン(578)
カテゴリ:ことば
高校の中間テスト。
「明日は古文・・・」と暗い顔の生徒たちを見ながら、自分の高校時代を思い出していました。 古文って、どうやって勉強してたかなぁ・・・ 思い出してみると、中学2年のとき、大学に合格した従兄から大量の受験参考書が「お下がり」でやってきました。高校生だった兄がもらってきたのですが、数学や物理の参考書に興味のなかったわたしは、古文と漢文の参考書を借りては、片っ端から読んだのを覚えています。 徒然草、枕草子、源氏物語、蜻蛉日記・・・受験によく出るところだけ、現代語訳つきで解説してある本でした。「あらすじ」「歴史的背景」「登場人物」が最初に解説してありました。 読むのは、まず現代語訳。文法解説なんて、解らないから無視。現代語訳を読んでは、原文をちらちらと見るという読み方でした。 それでも1年も経つ頃には、原文を音読したりして遊ぶようになり、特に「枕草子」のリズム感が好きで、よく声に出して読みました。 古典文法を勉強したのは、高校生になってからですが、とりあえず音になじんでいたので抵抗はあまり感じませんでした。 大学入試のために、古文を一生懸命勉強したという記憶はありません。特に得意だったわけではありませんが、現代国語よりは点数がとりやすい学科だと思っていましたね。 英語の勉強も、こういう感じでできたらいいのになぁ・・・そう思ったのを覚えています。 物語になじむ 音になじむ 全体像をつかむ 単語を覚える 文法を学ぶ この手順は、外国語を学ぶ手順としても使えますよね。 いろいろな種類の英文に触れるのも、もちろん大切ですが、まとまった物語を読むという経験も大切だと思うのです。 今だったら、面白い映画を教材にして、まず日本語でストーリーをつかんで、それからいくつかの場面を字幕で観て、その場面を原文で読む・・・そんな授業があったらいいのになぁ、なんて思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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