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テーマ:受験シーズン(578)
カテゴリ:ことば
「英語の問題を解いて、答えあわせをするとき、何を考えながら○付けしてる?」
生徒たちに問いかけると、「え?」という不思議な顔をする。 「何を・・・って言われても・・・」 「何も考えてない?」 「クソォ~!!とか思いながら直してる?」 「それとも・・・ひょっとして また間違っちゃったよ・・・ とか思いながら直してるんじゃない?」 ここで、ウンウンと頷く生徒がけっこう居ます。でも、これは、決してやってはいけない○付けの方法なんですよ。 「または禁句だよ~っ! (また間違った)と思うとね、次もまた間違うのよ。「また遅刻しちゃった」と言う人は、次も遅刻するでしょ?「また忘れちゃった」と言う人は、次もきっと忘れる。これは勉強や受験に限ったことじゃないのよ。 恋愛でもね、(ああ、またふられちゃった~)そう思う人は、次もふられる---それが人生というものなの。」 「また間違った」は禁句ですよっ!いいですねっ! では、正しい○付けの方法とはどんなものか、今から言うことをしっかりと聞いて実行してください。できる人とできない人は、ここが違うんです。 解答と合わせて間違ったところを確認します。次に同じ問題に出会ったとき、ちゃんと正解を書き込んでいる自分をイメージして、ニッコリ笑いながら赤ペンで正解を書き込むんです。 いいですね、大事なのは「間違いを訂正」するんじゃなくて、「正解する自分をシミュレート」することです。 その問題に次に出会うのは、本番の試験会場なんですよ。そこで「また間違って」しまわないためにも、今、ここで、しっかりと「正解する自分」をイメージして書き込んでください。 「また間違った」でもなく、「チクショー」でもありません。 「次は間違えないぞ」でも不十分です。 「よし、今回は正解できた!」そう思いながら書きこむのです。 これを心がけるだけで、勉強の効率がグンと上がることを保証します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月17日 01時24分12秒
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