予備校の教師をしているので、教えているのは「受験英語」です。
希望の大学に入るという目的がある以上、とにかく点数を取れなきゃ意味がないですから。
「受験英語は本当の勉強じゃない」とか、「受験英語のせいで日本人は英語が話せない」というたぐいの意見を聞くことがありますが、
わたしはそうは思わないですね
読む、書く。これは語学の基本です。
赤ちゃんのように英語を覚えるのは、赤ちゃんにとっては素晴らしいメソッドでしょうが、受験生にとってはさほど効果的ではないでしょ。すでに日本語のベースがある人間が別の言葉を覚えようとするとき、わざわざ赤ちゃんに退行する必要はないと思うのですよ。
ですから、受験生である生徒たちには、いつもこう言っています。
「しゃべることは後でよろしい。大学に入ってから、ゆっくりチャンスを作りなさい。これからのあなたの人生で、一番役に立つ英語のスキルは
大量の英語の情報の中から、必要なものを素早く見つけて、大事なポイントをしっかり読み取る、情報処理の速さと正確さ。
そして、自分の伝えたいことを、メールやオンラインチャットで的確に伝えることのできる、迅速かつ正確な作文力。
そのふたつを手に入れるために、センター試験の英語問題は、ひじょ~~~~に良くできています。
だから、とにかく、ひたすら、
センター英語に取り組め!!!」
と。
そこで、実際にビジネスの最前線で活躍していらっしゃる方にお聞きしたいのです。
昔は、「電話でけんかできるぐらいの英語力がなくちゃ」なんて話を聞いたことがあるんですが、商談の主体は、今でもやっぱり電話ですか?
今は、ひょっとして、「やあ、元気?メール送ったからよろしく」なんていう電話しかしないんじゃないか・・・と思っているのですが、ちがいます?