|
テーマ:仕事しごとシゴト(23735)
カテゴリ:ことば
ブラジルで日本語教師をしていたころ、きのうの日記の続きです。
生徒の一人から「日本に出張する友達に日本語のレッスンをしてもらえないか」と頼まれました。相手は、日本語を全く知らないブラジル人。英語はできる。3ヶ月後に日本への長期出張が決まったので、3ヶ月間、みっちりと日本語を勉強したいという話。 「週3日、1時間半ずつ、3ヶ月。それである程度話せるようになればいい。漢字は3ヶ月では無理だと思うので、ひらがなとカタカナだけでいいです。」 もちろん、営業の仕事で毎日仕事をしているビジネスマンです。それでも、日本出張の準備として、週3日、時間を空けるというのです。 すごいなぁ・・・ためいきが出ました。 だって、そうでしょ?わたしたちが日本で「英会話を習いに行く」っていうとき、こんな具体的な目標設定をする人は少ないと思う。まして、週3回の個人レッスンなんて、ちょっと考えられないと思ってしまったんです。 週3回は、わたしのほうがどうしても時間が取れなくて、「2回ではダメですか?」と聞いたら、「日本語は全くの白紙からの勉強なので、週3回は必要だと思います。」という返事でした。 別に不思議でもなんでもない。語学を学ぶということは、「使えるようになる」のが目的だから、お金を払う以上は、ちゃんと成果が上がらないと意味ないですね。 このブラジル人と比べると、週一回の英会話レッスンに2年も3年も通うというスタイルは、全然別のものですよね。目的が全然違う、まさしく「趣味の」英会話。これはこれで、もちろん否定はしませんけどね。 けれど、受験生にとっては「趣味の受験勉強」はありえないですから、自分から目標を設定して、集中的に自分を追い込む、このあたりを参考にしたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月06日 02時45分27秒
コメント(0) | コメントを書く
[ことば] カテゴリの最新記事
|
|