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カテゴリ:こころ
きのうの日記に
「いいなぁ、先生は英語ぺらぺらで」 と書きましたけど、実はぺらぺらじゃありません(汗) でも、「英語なんか軽い軽い!ぺらぺらよ」という顔をして授業をしてます。 だって、「英語勉強したら、あんなふうにペラペラになって、いろんな国の人と楽しくしゃべれるようになるんだ」って、生徒たちに思ってほしいですから。 文法の授業でも、長文読解の授業でも、これは覚えてほしいと思ったときは、必ず例文を作ったり、シチュエーションを設定して具体的に説明するように心がけています。 There used to be (以前は~があった) という使い方を覚えてもらおうと思ったら、まず日本語で、「子供のころよく遊んだ公園のそばを、久しぶりに通りかかったら、いつも登ってた大きな木がなくなってる、そこで、 "There used to be a tall tree.... I used to climb it and ... " と、遠い目になるわけね。」 このとき、できるだけ生徒がイメージしやすいようにと思ってシチュエーションを想定するのですが、よくよく考えてみると、「生徒がイメージしやすい」という考え方は間違っているのかもしれません。 授業中に生徒たちの目がキラ~ンと光る瞬間というのがいくつかあります。その中でも、一番はっきり、全員の目がキラ~ンと光るのは、私自身の体験を話しているときです。 「アメリカの国内線の飛行機でね(むかしはタバコが吸えたから)隣に座ったオバサンが、たばこを一本取り出して "Do you bla bla bla ?" と私に聞くわけ。 たぶん、吸ってもいいか?って聞いたんだと思って、”Yes." って答えたらね、 "Yeeeeees ???" と、いかにも不愉快だっていう顔をして、しばらく私をにらんで、それからなんかブツブツ言いながら、たばこに火をつけたのね。 実は、"Do you mind my smoking?" とか、"Do you mind if I smoke?" (タバコ吸っても構いませんか?)って聞いてたのね、たぶん。だから、"NO." (構いませんよ)って答えを期待してたわけよね。 それが、いきなり "Yes." つまり、「構いませんか?」「いやだね」という返事がきたから、このオバサンはむっとしたわけよね。それからきっと、私がニコニコしてるのを見て、(この子、英語がわからないんだわ。)という結論を出してタバコを吸った、と。 "mind" には気をつけようね。」 こんなオバカな話でも、実体験の強みというのでしょうか、生徒たちの反応はずいぶん違います。 やっぱり、ホントの話には、作り話にはないインパクトがあるんでしょうね。イマジネーションを刺激するには「事実」が一番なのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月14日 11時23分16秒
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