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テーマ:塾の先生のページ(7842)
カテゴリ:ことば
先日、期末試験対策で1回だけ担当した中1の生徒がいました。
個別教室なので、突然スポットではいる授業は、出たとこ勝負になってしまいます。今までの授業記録にざっと目を通して、予想をつけて授業の準備をするのですが、やってみないとわからないというのが実情です。 その生徒は、典型的な「be動詞病」でした。 まずは、テスト範囲で最重要だと思われる現在完了がどのくらい定着しているか、2~3質問をぶつけてみました。 (受験校なので、すでに中2の範囲に入っています) 「私は京都に行ったことがあります」 「I ..... am....」 キャン♪ って、別に嬉しいわけではありませんが、あまりに見事な「be動詞病」なので、そういう表情になってしまうのです。 いつも思うのですが、どうして学校のテキストは、be動詞から始めるんでしょう? まあ、そりゃ、自己紹介できなきゃ会話も始まらないし、物の名前を尋ねるのもbe動詞だから、しかたないのかもしれないけど。 でも、でも、be動詞っていうのは特殊な動詞なわけです。be動詞で始めて、次に一般動詞に入ったとたん(特に3単現のsで)英語が嫌いになってしまう生徒たちを見ていると、一般動詞から始めてくれたらいいのに・・・と思うのです。 Do you walk? Yes, I do. I (do) walk. Do we swim? No, we (do+not =) don't. We don't swim. これで導入する。 動詞の前には、必ず何かあるんだということを覚えてもらう。 I walk. の動詞の前にも do がある。隠れているだけだと。 そうると、「魔の3単現のs」は、こうなりますね。 Does she run? Yes, she does. She does run. ↓ runs. does+run = runs 「ああ、くっついちゃったんだ」と理解してくれる。 こういう順番で行くと、「動詞の前には何かある」で、次は助動詞がすんなり入りますよね。 Can you fly? Yes, I can. I can fly. Will you come? Yes, I will. I will come. と、いつも思うわけですが・・・ 現に目の前にいる中1は「be動詞病」にかかってしまっているわけで・・・ しかも、この日一度きりの授業なわけで・・・ キャン! 現在完了の例文を板書し、それの言い換え練習をして、テストまでに教科書を10回音読するように言って(10回も読むんですか?-たったの10回です!)、それで授業は終わってしまいました。 「春期講習には来るの?」 「数学だけは・・・」 「英語もおいで」 「ええっ?」 「おいで」 きょう、教務担任から電話で、「春期講習に来ることになったのでお願いします」との連絡。 きゃん♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月18日 11時11分44秒
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