ウチの猫たち
今日は午前中にCAPの先生向け講習があったので挨拶だけして、P室をちょこっと片付けて、午後は4時間かけて9200枚表裏の印刷をしようとして、印刷機の調子が悪くて7割しかできなかった、なんてことがあったけれど、ウチの可愛い猫について書いてみようと思う。* * * * * * * * * * ウチにはいま二匹の猫が暮らしている。 一匹は、片目のつぶれた三毛猫の「ノラ」(三毛だからとうぜん雌だ)「人形の家」のノラのように解放された女であれよ、とか「ノーラの箱舟」のノーラみたいに自由にのびのび生きろよ、とかいうのはこじつけで、野良で拾ってきたから「ノラ」 家の近くの教会の前でミィミィ鳴いていた生後3週間ぐらいの「ノラ」は、器量が悪いから捨てられたんだろうか。猫のことなんか何も知らなかったおいらは、仔猫に牛乳はあまり良くないなんてことも知らずに牛乳を与え、3時間ぐらい彼女の前を行ったり来たりしてから連れて帰った。 病院に連れて行ったら、片目はどうしようもなくて、もうひとつもちゃんと見えているかどうか怪しいと言われて(けれどちゃんと見えていた。どちらかと言えば嗅覚に頼って暮らしているように思えるけれど)ウチの猫になった。 もう一匹は、真っ白な雄猫の「ナガ」 山道を散歩していたとき、どこからかまたミィミィという声が聞こえてきて。 深い草むらの中に段ボール箱があり、そこから聞こえていた。 段ボール箱は1m半ほどのフェンスの向こう側にあって「なんでわざわざそんなところまで持っていくんだバカ」とか思いながらフェンスをよじのぼって箱を見に行った。 生後間もない仔猫が5匹。真っ白な4匹と、キジトラが一匹。 どいつも全身に蟻が群がっていたから、たぶん羊水とかもそのままだったんだろう。「あ。こりゃ助からないな」とか思いながら、とりあえず町中まで箱を運んで、家の近くの空き地に放置した。 誰か奇特な人が拾っていってくれないかな、なんて甘いことを考えて1時間ほど置いておいたけれど、そんな人いるわけがない。 連れて帰って身体を拭いてやり、医者に連れていったり猫ミルクをやったりしていたら、5匹とも元気になってしまって後悔しきりだった。 真っ白な4匹はてんで見分けがつかなくて、とりあえず尻尾の一番長いのを「ナガ」、短いのを「ミジ」なんて適当な名前で呼んでいたら、そのまま名前になってしまった。 ネットで(当時はまだ“パソ通”だった)里親探しをして、キジトラの子は器量良しだったので、トイレのしつけがすんだ頃にもらわれていった。 真っ白な4匹はそのままウチで暮らしていたが、出入り自由にしていたため、2匹は近くの公園暮らしが気に入ったらしく、帰ってこなくなった(避妊もしていたのに)。 一匹は、車に撥ねられて死んでしまった。息子と一緒に山に埋めに行った。「ナガ」だけは、デブネコだったためかほとんど外出せず、今も足元でナゴナゴ言っている。 それ以降も何匹かの猫を拾ったけれど、「避妊・去勢はする。餌はやる。出て行くのは止めない」な飼い方なためか、みんな死んだりいなくなったりしてしまった。「ノラ」は14歳。食事するか、排泄するか、寝ている。チーズやグラタンが大好きで、たまにそんなものを食べるときだけウミャウミャ鳴く。さいきん毛がごっそり抜けてきて、お迎えの日も近いんだろうなと感じさせる。「ナガ」は12歳。まだまだ元気な甘えん坊だ。とにかくたくさん食べ、たくさん吐く。勘弁してほしい。 彼女と彼が幸せなのかどうか、おいらにはさっぱり分からない。 おいらは彼女と彼のおかげで、けっこう幸せだ。 そんだけ。 これから、日P宮崎大会に行ってきます。