パパがウソ言ったんだよ~
今朝はStellaが6時ごろ起きてきました。まだ早いからもう少し寝てなさい、とリビングのソファーに寝かせると、8時過ぎに起こすまでぐっすり眠りました。起きてから大慌てで朝ごはんと着替えを済ませ、保育園へと向かいました。出発するとすぐ、 「今さ~ パパがいないからさ~ お家にだーれもいないねぇ」と言いました。そう、いつもはStellaたちを見送ってくれるパパが、今週はカナダに行っていていないのです。 「そうだね 猫ちゃんたちはいるけどね」 「ちゃーちゃんは 死んじゃったからねぇ・・・」そして、こんな話を始めました。 「きょうさ~ ソファーで寝てるときさ~ 面白い夢みてたんだよ~」 「どんな夢?」 「Stellaがカナダに行ってさ~ パパのこと隠れて見てたの~」 「パパさ~ 頭に何かかぶっててさ~ おふねの練習してたよ~」 「そっかぁ パパがヨット乗ってるとこ見てたんだね」 「それでさ~ パパの声がしたから 『パパでしょ』って言ったら 『違うよ あれは鳥の声 だよ』って言うんだよ~」 「誰が言ったの?」 「パパだよ~ パパがウソ言ったんだよ~」 「うふふ パパ、夢の中でもStellaをだましたんだね」 「そうだよ~」 「Stellaは夢でカナダへ飛んでったんだね パパに会えてよかったね」 「ママとLunaも一緒にいたよ~」 「そっかぁ みんなでカナダへ行ったんだぁ 本当に行けたらいいのにねぇ」 「そうだねぇ~」後から聞くと、Stellaが夢を見ていた時間は、ちょうどカナダでパパがヨットに乗って講習を受けていた時間でした。頭には去年バンクーバーの空港で買ったニットの帽子をかぶっていたに違いありません。何だかどっかの小説のようでゾクッとするけど、Stellaは本当にあの2時間、カナダへワープしたのかもしれません。パパがいなくても決して「さみしい」とは口にしないStellaだけど、やっぱり親子は見えない絆でつながってるんだなぁ。きっとカナダの海の上で、パパにもStellaの声が聞こえたことでしょう。