男が語る国際結婚
アメリカ在住の日本人向けの無料誌でいちばん有名だと思われる US Frontline、昼飯を食いに行った日本食レストランに置いてあるのをふと見たら、今月号の特集のタイトルはなんと「男が語る国際結婚」。リンク先からPDF版がダウンロードできるので、読んでみてください五反田さんと鰻坂さん。( 11ページ目からだよーん)かつて 日記にも書いたが、日本人の国際結婚というと誰もが想起するのは「日本人女性と白人男性」。日本人男性の国際結婚と言うと女性に比べて圧倒的に少なくて、あったとすれば相手はえてして「東南アジアの花嫁」というケースである。この特集は、アメリカ在住でアメリカ人女性と結婚した日本人男性7人にインタビューした様子を掲載しているという、ある意味非常に貴重な記事である。オイラはハッキリ言って日本人男性の多くはオイラ自身をも含め“白人好き”だと信じている。少なくともキライじゃないハズだ...と思うその理由は、欧米に滞在したり出張している日本人サラリーマンが(現地の物価にしてみたら)莫大なカネを払って白人女性を買春しているのを直接・間接に見聞きしているからだ。ポルノだってわざわざ“東南アジア系モノ”を探して見てるヤツなんてちょっといない。母国日本のモノでなければ“白人モノ”のポルノを見ているに決まっているのだ。それにもかかわらず日本人男性の国際結婚が女性に比べて圧倒的に少なく、あったとしても相手が「東南アジアの花嫁」であるその理由は、かつて 日記にも書いたが、ハッキリ言ってアジア人男性が一般に人種による「男性性」ヒエラルキーの最下位に位置づけられていて、自らもそれを感じているからだと思われる。要は、男性の多くは自分より体格が大きかったり社会的に地位が上である女性をワザワザ交際相手に選択することはまずマレである。言い換えれば、男性は一般に「自分より小柄な(かつ学歴・収入等が低い)相手」でないと安心して交際できない。その結果が「世界各国の男性と日本人(&ほかのアジア人)女性」とのカップルと「白人女性と日本人(&ほかのアジア人)男性」のカップルの比率を「50対1」くらいに開かせているのである。オイラは日本男児としてこの事実には義憤を感じている。…そんなコトを言うと、ヨーロッパ人女性と結婚してすでに複数の子供がいる五反田さんや、イギリス人女性との結婚・離婚を経てすでに3人目のイギリス人女性と交際している鰻坂さんのような豊かな経験の持ち主には一笑に付されてしまうが、オイラは欧米人女性と交際しているときにはなんとなく「日本を背負って」付き合っているようなところがある。つまり、「日本人男性だって白人女性を引き付けられるんだもんね」ということをつい意識してしまう、ということである。実際、経験を重ねるほどその確信を深めるのだが、少なくとも「日本人」男性というのに興味津々な欧米人女性というのは、一般に想像するよりずっと多いんだなあ、というのがオイラ(及びその他のケーケン者)の実感である。自分さえソレを妙に意識したりしなければ、「あとは堂々と声をかけるだけ」という状況は日常的に転がっていると思われる。...とはいうものの、五反田さんや鰻坂さんなんかに言わせれば、関係が長く深くなればなるほど“人種”といった外見的な要因はいずれはバックに引っ込んでしまい、国籍も人種もカンケーない「人間対人間」の関係に落ち着かざるを得ないようではある。別に、相手がガイジンだから、日本人だからといって選んで付き合っている(キッカケはそうかも知れないが…)ワケではない、ということらしい。でも、こんな例もある。渡米して10年になる同僚で、すでに3-4人目のアメリカ人女性と同棲/交際している20代後半の男がいる。彼は日本人女性にもモテるし一緒に外出したりもしているが、とくにそんな日本人女性たちとカンケーを持ったりしている様子はない。ある日そんな話をしていた時に彼が言っていたのは、「もう白い肌でないと欲情しない」ということであった。いくら日本女性にアプローチされても“反応”しないし、ガールフレンドもそのことを分かっているから日本女性の接近があっても安心している、という感じであった。アメリカではよく「Once you go black, you never go back. (いちど黒人男性と付き合ったら、もう白人(あるいは東洋人)男性となんか付き合えない)」などと言うのだが、これが「Once you do white...」という日本男児のケースもたしかにあるには違いない。まあ、オイラのような性衝動が枯渇状態に近い中年野郎にとってはもはや人種が何であろうがロマンスもアバンチュールもないので、所詮は他人事ではしかない。ただ、そんな周囲の自信ある日本男児に若き日の自分を投影して(笑)心の中で応援するのみである。イケ!ヤレ!(←下品)