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おいでやす。郡山ハルジウェブサイト。

[性・下ネタ] カテゴリの記事

全77件 (77件中 1-50件目)

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飲尿備忘録

飲尿を開始して2ヶ月弱が経過した。いわゆる朝の一番搾りをカップ半分くらい一気に飲むのを毎日欠かさず続けている。日によっては堪らなく臭かったり苦かったりするが、慣れた。何せ飲尿するのはこれが3回目なので抵抗は比較的小さい。前回飲尿していたのはたしか40歳くらいのことである。今回約15年ぶりに飲尿を再開したのも、当時の日記を読み返したのがきっかけである。体調のような質的なことはさておき、量的・数値的なところで言うと、体重が減った。年の初めくらいに72kgあったのが運動量を若干増やし食事を意識するようにしたところ春頃に70kg前後まで減った。その後朝食をシリアルや納豆ごはんからヨーグルト&プロテイン&豆乳だけにしてみたところ夏頃には68.5kgまで減って、以降はそこで固定した感じだった。それが飲尿開始後1ヶ月やそこらでさらに66.5kgまで減った。ここまで減ったのはマラソンをやっていた15年前以来である。その後もトライアスロンを始めて運動量は増えたが筋肉量も増加したため70kgになり、10年前にトライアスロンをやめて運動は健康ジョグ7km前後の生活になってから70〜73kgの範囲で固定していた。それが1年足らずで一気に5kg減量である。飲尿を始めてから腹周りの贅肉が落ちたと思う。体重が68.5kg前後まで落ちた段階でも腹周りの肉はなかなか落ちなかったが、飲尿開始後はそれが落ちたのである。ベルトの穴が子供が生まれる前の10年前の位置まで戻った。飲尿すると、1〜2時間後に腹が下り、臭い便が出る。これで腹の中がスッキリする。推測だが、この時、内臓脂肪とか腸内の脂分も下っているような感じである。また、運動時の体脂肪燃焼の効率が少し良くなった気もする。飲尿開始前はいくら大量の運動をして一時的に68kgを切ってもすぐ68.5kgに戻っていたが、今はそれが固定して戻らない。リバウンドが来ないのだ。もしかして単に病気なだけじゃないのかと思ったこともあるが体調はいいので健康な自然な減量と考えていいと思う。20歳と40歳前後に飲尿していた時は肌がスベスベになったのを覚えているが、今回は肌への効果はあまり感じない。むしろ飲尿開始直後の1〜2週間は顔とかに吹き出物が出来た。いわゆる好転反応だったのかも知れないが。ただ、今回は、2ヶ月経った今でもたまに顔にニキビみたいなのが出来る。あと、前回・前々回は飲尿すると内側からエネルギーが湧いてくるような感覚があったが今回はそれがない。むしろ、飲尿後、排便するまでの間は身体が重い。排便後もスッキリ感はあるが、元気いっぱいリポビタンDみたいな感覚は来ない。実はこの日記は朝、飲尿してからベッドに戻って横になって書いているのだが、ついに便意がやってきたのでここで筆を置くことにする。

2022.09.25

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便所の謎

10余年ぶりに勤めている日本の会社で、金曜の午後にトイレに入ると、大便用の個室がいつも満室であることに気づく。自分のデスクがある階だけかと思って下の階に行っても上の階に行っても満室だ。たまたま個室が１つだけ開いていたので入ったら、両隣の個室からは物音もしない。用を足すのに５～６分は入っていたが、ずっとシーンとしていた。ケータイをいじっている様子も本か何かを読んでいる様子もない。...そうか、コイツらはみんな寝ているのだ。金曜の昼下がりの睡魔くらい手ごわいものはない。おまけに金曜の午後は部長会議があるので席を離れていても上司の目が行き届かないのだろう。金曜午後のトイレの個室は束の間の寝室を兼ねているらしい。ちなみに隣の席の無口な若造はときどき机に向かいながらコックリコックリ舟を漕いでいる。ガクッ...と頭を机上にぶつけそうになってハッと目を覚まし頭を起こしてはパソコンに向かい、やがてまた舟を漕ぎ始める...というのを何回か繰り返すと、席を立ってしばらく帰って来ない。先週、便意を催して個室に入ると、隣から出っ放しのウォッシュレットの水音が聞こえてきた。ずっと止まる様子がない。故障だろう。自分の用が済んだらケータイでビル管理室にでも電話しよう...と思っていたら、水が止まった。数分間水を出しっぱなしにしてケツを洗っていたのだ。どんな汚いケツをしているのか。...しかし、紙でケツを拭く音が聞こえて来ない。不思議に思っていたら、しばらくしてまたウォッシュレットの水音が聞こえ始めた。しかも、またしても水音は延々止まらない。水音はオレがトイレを出ても続いていた。トイレから席に戻ってしばらく経つと、隣の無口な若造が席に戻ってきた。彼の爽やかな顔を見てオレは了解した。さっき隣の個室に入っていたのはコイツで、彼は目覚まし代わりにウォッシュレットを使っていたのだ。あるいは無口な若造にとっての仕事中の密かな愉しみはウォッシュレットによる後門の刺戟なのだろうか。まあいずれにせよ最近の若い連中はよく分からない。

2012.06.24

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受精日と妊娠期間

古今東西、誕生日でいちばん人口が多いのは10月5日生まれだそうだ。オレはそれを聞いて「道理で」と思った。なぜなら、10月5日から9ヵ月ちょっと遡ればちょうど年末年始に当たるからだ。日本では妊娠期間が10ヶ月だと思っている人が多いが、それは「数え月」の場合である。数え年ではゼロ歳がなく生まれたらいきなり１歳になる。だから満９年間しか生きていなくとも10歳になってしまう。同様に、日本での妊娠期間は受精して最初の月をすでに１ヶ月目と数えるため、実際には満９ヵ月ちょっとの妊娠期間を日本では「十月十日(とつきとおか)」と呼んだりするわけだ。この「数え」の習慣がない欧米では妊娠期間は９ヶ月ちょいということになっている。受精した瞬間が起点すなわちゼロであるから、出産予定日は満で数えれば９ヵ月とちょっと後である。だから、年末年始に交接し妊娠した結果としての子供は10月第１週に産まれてくる。オレがどうして「道理で！」と納得したかはもうお解かりかとは思うが、要するに、年末年始の浮かれ気分の時にイケイケで後先をあんまり考えずに交接した夫婦(あるいは男女)の産物が、10月第１週のベビー･ラッシュとなっているということである。精神分析やサイコセラピーの一派には、人格形成上の核となるものを子供時代の体験どころか、親の交接の瞬間にまで遡って分析する連中がいる。ある人間の人格形成に「どんな経験を重ねながら成長したか」が大きく結びつくというのは誰でも納得できると思うが、親がどんな状況下で交接してその人間の受精卵が胎内に身ごもられたかというところにまで想いを馳せる人はあんまりいないと思う(笑)。しかし、オレは個人的にはその点が意外に重要なのではないかと思っている。そりゃそうだろう、たとえば最初からやる気マンマンで作られた第一子と、倦怠期になんとなく惰性でやったらデキちゃった予定外の末子とでは、育て方はもちろん、胎内にいた頃からその扱いが違ったはずだ。第一子が生まれる前から胎教だとかいってクラシック音楽なんかを聴かされ細心の注意を以って扱われた一方、予定外の末子の時には母親も緊張感が薄れて胎児をぞんざいに扱い、妊娠期間中にもチラっと酒を飲んじゃったりタバコを吸っちゃったりしたかも知れない。それが子供の人格に影響を与えないはずがないではないか。生まれた季節に話を絞ったとしても同様だ。梅雨の最中に終日家の中でやることがなくてヒマつぶしに交接した結果生まれた３月下旬～４月上旬生まれの連中はきっと生まれた後もそれなりの扱いしか受けなかったかも知れないし(笑)、夏真っ盛りの８月に両親がドロドロの汗まみれで作った５月生まれの子供の姿には親も暗鬱な交接の記憶がどうしても重なり(笑)、我が子ながらなんとなく忌まわしく感じてしまうかも知れない。四六時中ヤっている男女なら話は別だが(笑)、日頃それを意識していなかったとしても、９ヶ月と数日前の記憶を遡ればその子供がいつどういう状況下で自分らが交接した時の産物であるかはある程度イメージできると思う。そして、それは生まれてくる子供に我知らずに反映されているに違いない。そして言うまでもなく、両親が本当に愛し合って満足のいく交接をした末に受胎し生まれてくる子供の方が、やりたくもないのに一方的にヤられてデキてしまった子供よりも愛情豊かに育てられるであろうことは容易に想像がつく。交接は子作りだけを目的にやるとは限らないということは重々承知しているが(笑)、こういった因果を考えると、避妊せずに交接する場合にはせめて９ヵ月後に想いを馳せながら行為に及ぶべきだとオレは思う。つーか逆に、９ヵ月後に想いを馳せていたら交接に没入できないような場合には、避妊するのが無難であろう。なお、誕生日でいちばん人口が少ないのは５月22日生まれだそうだ。8月半ばの夏休みの真っただ中、野外活動に忙しくて男女ともソレどころじゃないってところか。

2011.10.10

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ヘテロ、ホモ、バイ、...エイ？

歯医者の待合室で順番待ちのヒマつぶしに隣の席に置いてあった婦人向けの家庭健康雑誌をパラパラとめくっていたところ、『第４の性』とかいうタイトルの記事が書かれていて待ち時間の間につい読み通してしまった。大多数の人間の性的志向は異性愛すなわち「ヘテロセクシュアル」であるが、10人に約１人の割合で同性愛すなわちゲイやレズビアンなどの「ホモセクシュアル」、さらに異性にも同性にも性的興味を持つという「バイセクシュアル」が存在する。この記事によると、ヘテロや近年市民権を得たゲイやバイに加えて、「エイセクシュアル Asexual」すなわち無性愛というタイプの人間たちも社会的に認知されつつあるという。人々は、異性に興味がなければ単純にじゃあ同性愛者かと考えがちだが、どうやら世の中には同性だろうが異性だろうが他者に性的な興味を持たない人種もいるというのだ。フロイト派に言及するまでもなく、性的欲求というのは食欲や睡眠欲と同様に人間の基本的な欲求であり、人間を行動に駆り立てるための大きな動因になるというのがふつうの人間の認識であろう。誰かに交際を申し込んで「ほかに好きな人がいる」と言われればあきらめがつくのに、特に好きな人がいないのに交際を断られるとなかなか納得できないのと同じように(笑)、性的な関心を抱いている相手が「自分はゲイだから」(あるいはヘテロだから)と言われればフラれても納得できるのに、「自分は性的興味を持たないから」と言われたらきっと納得できず、それをウソだと思うか、さらなる説明を求めたくなるに違いない。誰かが「自分は性的関心がない」とか言っていたら、人はたぶん、ナルシストでお高くとまっているんだろうとか、カマトトぶってるだけだとか、オクテで異性に目覚めていないだけじゃないかとか、あるいは子供の頃にイタズラされてトラウマになっているんじゃないかとか、いろいろ自分なりに納得のいく説明を求めたくなると思う。単に「性的関心がない」という人間を、そのままで「ああ、そうですか」と受け入れられないような気がする。そういう意味で、自分は同性愛者だと言われるよりも無性愛者だと言われるほうが「納得いかない度」が高いといえる。この記事によれば、無性愛者自身「自分がそもそも性的関心を持っていない」ことを理解できず、自分がほかの同性のように異性に対してのぼせ上がったりワクワクしたりしないことから「自分はレズ(あるいはゲイ)なのだろう」と思い込み、その後「エイセクシュアル」というカテゴリーのことを知って初めて自分が無性愛者だと気づくことがあるらしい。まあ、「ゲイ」や「レズ」という存在が一般的ではなかったオレらの親や祖父母の世代が、同性にドキドキしてしまう自分を「異常者」だと思って悩んでいたのが、近年になって同性愛が一般化して初めて自分がゲイやレズであったことに気づくというのによく似た状況であろう。まあいずれにしても「エイセクシュアル」という概念はそれだけ一般に浸透していないということだ。つねに誰かに惚れているような人には信じがたいだろうが、ほとんどのエイセクシュアルな人は自分が異性にも同性にも関心がないことに子供の頃から自覚があるという。それはゲイやレズが自分の性的志向がほかの男女と異なることに子供の頃にすでに気づいていたのと同じで、決して失恋だとかレイプだとかいったトラウマになる経験をした結果、性に対し頑なになっているのとは大分話が違うようだ。ちなみにこの記事ではエイセクシュアルな有名人として、17世紀の物理学者ニュートン、音楽家のショパンやエリック・サティ、ザ･スミスの元ボーカル・モリッシー、アメリカの大統領選に何度か立候補しているグリーン党党首のネイダー、女性ではナイチンゲールなどが挙げられていた。日本だとあれか、宮沢賢治なんかがきっとそうなんだろう。ところで、この雑誌に取り上げられていたエイセクシュアルたちの集うウェブサイトというのを早速覗いてみたのだが、そこに掲載されているメンバーたちの写真を見てちょっと違和感を覚えた。みんな不健康なほどにダサいのだ(笑)。異性の気を引こうなどという気がないからだろうが、とにかく着ている物も髪型なども無頓着で、間違ってもモリッシーやニュートンのような外見的魅力はない(笑)。まあ無性愛者の多くは上述の有名人のように、性愛に費やす時間とエネルギーをほかの分野に昇華して社会や文化に貢献するんだろうし、きっと話してみて面白い人も少なくないのかも知れないが、前述の写真の違和感が先立つオレは、きっと無性愛者とは根本的に異なる人種なのだと直観した次第であった。

2011.09.23

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バｲアグラ・メール

3年半前まで勤めていたアメリカの会社の当時の部下から、ここ半月の間に３回ほどEメールが来た。オレが辞める数ヶ月前に結婚し転職して辞めていった米大卒の娘だ。そのEメールにはただURL(ウェブサイトのアドレス)のリンクが貼られているだけで、何のメッセージもない。Eメールの宛て先を見ると、オレ以外にもオレの知らない10数人に一斉送信されている。最初のEメールが送られてきた時、リンクをクリックしていつまで経ってもページがダウンロードされないので、その旨を書いて返信したところ、無言の返メールが送られてきた。それから１週間ちょっとして、また同じようにURLだけが貼られたメールが送られてきた。クリックしてみると、今度はインターネットで販売している薬のサイトにジャンプした。しかもそのページに並んでいるのは、バイアグラなどのEDの薬ばかり。これがオレにだけ送信されているのであれば、かつての上司に対する当てこすりの可能性も考えられたが、何せ送信先を見る限り男女を問わず不特定多数の知人に宛てられているので、オレへの何らかの隠されたメッセージがあるわけでもなさそうだ。いったいこのEメールは何であろうか。なにせ、マジメ一途といった感じの娘だった。日本の私立高校を卒業して渡米し、カリフォルニアの州立大学で航空宇宙工学か何かを専攻していた。入社した後も、夜９時くらいに寝て朝４時頃に起き、会社で覚えた単語の勉強をしているような優等生タイプだった。結婚した相手は現地日本人同士の合コンで知り合った、地元の日系企業短期駐在の独身男性だと聞いた。何かの機会に顔を合わせたことがあるが、いかにも日本の理工系出身といったマジメでおとなしそうな男だった。転職後も送られてきていた電子年賀状で、その後2人の子供が出来たらしいことも把握していた。オレがふと考えたのは、ノイローゼの可能性だ。４年の間に続けて子供を２人作り、夫の方はそろそろ飽きて来る頃だが、彼と出会うまでマジメ一途でやってきた彼女は現在が性的な真っ盛り、異国での育児のストレスも重なり、自分を満足させられない夫に頭がおかしくなっているのでは…。ﾎﾞｯｷ不全症の治療薬のネット販売サイトを不特定多数の知人に送りつけるというのは、いわばSOSのサイン、知人たちに対する爆発寸前あるいは爆発してしまった性的欲求フマンの静かな叫び声ではないのか。何せ一度無言の返メールを受け取っているし、いったい何のつもりでこんなEメールを送ってくるのか問いただすような返信をするのも気持ち悪い。いずれにしても、退職後一度も会っていないかつての部下が現在どんな状態にあろうが、何百キロも離れた国境のこちら側に住む自分にはどうしようもない。彼女から同じEメールを受け取った身近にいる友人が何らかの適切な対応を取ってくれていればいいのだが。あるいは今ごろすでに施設のお世話になってたりするだろうか...。

2011.06.02

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GO山ガール

ここ１ヶ月ほどインターネットで他人の山行記録を大量に読んでいて、大事なことなのにほとんど言及されていない事柄があることに気づいた。そう、排泄のことである。「山の中でどこでどうやって排泄するのか」という問題はたいへん重要かつ深刻な問題だと思うのだが、この件に真正面から取り組んでいる記録には不思議とお目に掛かったことがない。オレが読んだ登山記録や登頂記で排便のことに多少なりとも言及していたのは、日本人では唯一アコンカグアに去年登った40代の男性が、毎回ジップロック(チャックで開閉できるサンドイッチバッグ)にクソをして密閉して持って帰った話をしていたことに触れてあった程度で、あとはクソ小便について個人的なことはほとんど触れていない。とくに真冬のキャンプなど、ノンビリとクソを垂れていたらケツがしもやけになりそうな状況でどのように簡潔に用を足すのかといったテクニックは死活問題にさえなりうると思う。「天は我を見放したか」の映画で有名な八甲田山の行軍では、立小便の際にズボンの前に小便を引っ掛けてしまった連中がそこから凍傷になって死んだと言うではないか。一方、欧米のウェブサイトで英語で書かれた冬山装備リストなんかを見ると、ちゃんと「Pee bottle (1L)」だとか「野菜用プラスチック･バッグ(要するに八百屋のビニール袋)、日数分」のように、ちゃんと排泄のための道具と数量がリストに明記されている。クソや小便のことをタブー扱いするのでなく、「どこでどうやってするのか」まで含めておおっぴらに説明されているのである。たとえば、アコンカグアでもマッキンリーでもそうだが、自分が排泄した大便は必ず持って帰るルールになっている。とくにアコンカグアでは入山の際にID番号つきのゴミ袋を渡され、クソはその袋に収集するように言い渡される。そして下山の際には係員がそのゴミ袋とIDを必ずチェックし、クソが入っていないと罰金を取られるほどチェックが厳しいそうである。だから、アコンカグアやマッキンリーに登る人は一度「ビニール袋にクソをする」というのを事前に練習しておくことまで、インターネットのサイトではアドバイスされている。前述のアコンカグアに登った日本人が「ジップロック」を勧めているのも、多少緩めのクソが袋から漏れてきて大惨事になったりしかねないので、多少高くともチャック付きの袋の方が安心だと言っているのである。あと、「Pee bottle」のほうだが、pee というのは英俗語でいう小便のことで、小便は言うまでもなくテントの中ではボトルにするのである。まだ比較的温暖な季節に下界に近いベースキャンプなんかにいる時はいちいち外に出て用を足してもいいだろうが、夜間に氷点下10度になるような冬山や高度の高い所では小便のため外に出るのに上から下までいちいち着込んでいられない。寝袋に入ったままでﾁﾝﾎﾟをボトルに入れて排尿するのである。また、装備リストではこのボトルの容量を「１リットル」と明記しているが、これは500ccや750ccボトルでは足りないからである。とくに冬山の夜は長く、夜が明けるまでに３回小便したら、１回300ccとしても１リットルのボトルが満タンになってしまうのである。あと、テント内でうっかりこぼしてあとの数週間全員がソイツの小便のニオイに耐えねばならないような事態を避けるためにも、Pee bottleには飲み口が大きくてしっかりとキャップが接続されたボトルを用いるように説明されている。また、まちがって飲んでしまったりといった事故を避けるためにも、赤テープや黄テープなどを張って誰もが一目で「これはショウベンだ」と分かるように表示していくことも備考として書かれている。そういえば、さいきん巷では「山ガール」とかいう流行語が発生するくらい、若い女性の間でちょっとした山ブームになっているらしいが、オレはこのガールたちがちゃんと山で野グソや野ションベンを出来るのか、ずっと気になっていた。いくらガールでも公衆便所が出てくるまで毎回クソ小便を我慢しているわけではないだろうから、催せばたぶんその辺で野グソ･野ションベンしているのだろう。しかし大量の山ガールたちがちゃんと野外での排泄のルールを教わらずにそっちこっちでやりたいように排泄していたら、きっと山はスゴイことになってしまうのではないか。オレはそれが(他人事ながら)心配であった。クソをしたら、埋める。これは北米のアウトドアでは幼い頃から教育されているジョーシキである。というか、まずはクソをする前に棒切れなどで穴を掘り、そこに排泄すべきなのである。あと、ケツを拭いた紙はクソと一緒にしない。汚いのはクソよりもケツを拭いた紙のほうである。野外でクソを見ても、人間のものも動物のものも大して変わらずそれほど不潔な感じはしない。しかし、茶色い糞便がこびりついた紙こそが不潔感を盛り立てるのである。だから、ケツを拭いた紙は別個にビニール袋などに入れて持ち帰るのが望ましい。あと、女性がテント内などで小便するテクニックも重要だ。男性と違ってボトルの口を当てても女性の場合なかなか的が定まらないことが多い。だから、女性は実は「漏斗(じょうご)」を使ってテント内で小便するのである。日本の事情は知らないが、欧米ではこの女性の排尿用の漏斗と容器が市販されている。その名も「Go ガール」。これがあればテント内はもちろん屋外のいかなる活動中でも、男性のように「立ちション」ができる。漏斗はシリコン製なので貴女の形状に合わせて自由自在に変形できるところも優しい。そんなわけで、日本でも野外活動における排泄についてもっと啓蒙を進めるべきだとオレは思う。そして、GOガールのような製品を日本でもぜひ開発・商品化し、野外に飛び出した山ガールたちがそんじょそこらで思う存分立ちションベンできるようになる日が到来すればいいと思う。

2011.01.07

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自分の汗のニオイ

疲れているときに汗をかくと、酸っぱいニオイがする。健康でかつ清潔なぼくは普段は運動してあるいは暑くて汗をかいたところで臭わない。汗に濡れたシャツは微かに塩っぽい匂いがする程度で、乾けばまた着れる。しかし、疲労するような長くて激しい運動をした翌日に、調整のためにごく軽い運動をして汗をかくと、ニオイがする。前日に運動して身体にたまった疲労物質が汗と一緒に毛穴から出てくるらしい。その酸っぱいニオイは、寿司の酸っぱさから甘味を抜いたようなニオイだ。おそらくは疲労物質の代表である乳酸のニオイではないかと思われる。マラソンだのアイアンマンのための持久トレーニングに身体が慣れると、多少長い運動をしたところで疲労を感じなくなる。たとえば先週末のように５～６時間自転車に乗って150キロ走っても、主観的には元気なままである。しかし、その翌日にごく軽い運動をして汗をかくと、酸っぱいニオイがしてきて、自分が疲れていることを否応無しに知らされる。主観的にはそれほど疲れた感じがしなくとも、そのニオイがしてきたときは、トレーニングの強度を抑えめにしたりする。ちなみに昨日は、前日に酸っぱい汗をかいて自分が疲労しているのを承知の上で、さらに運動を重ねたところ、酸っぱいニオイに重なって「犬のニオイ」がしてきた。微かな干草のような匂いにあいまいなある種の有機的臭みを加えたような暗鬱で重いニオイである。それほど強烈ではないが、身に覚えのないニオイなので、それが自分の身体から出てきたと思うとあまり愉快ではない。乳酸に加えてどんな疲労物質が皮膚から分泌されたのか、ニオイからはちょっと判別が付かない。ところで普段は汗をかいても臭わないと前述したが、実際にはそれも身体の部位による。頭から出る汗は、どうしてか疲労度に関わりなくいつも臭う。これはぼくが頭部に汗をかきやすい体質であるのと、脳を機能させるのにさまざまな化学物質が頭部に出入りしているからかも知れない。屋外でのランニングから帰宅して汗が染みた帽子のニオイを嗅ぐと、いつも「頭の汗のニオイ」がする。これは実に複雑なニオイで、乳酸とおぼしき酸っぱいニオイに脂っぽくて苦い、重たげな匂いが重なり、さらに納豆のような微かな発酵臭を加えたような匂いである。これらの複数の要素の配合が体調によって微妙に変化し、酸っぱ味が強くなったり、苦味が強くなったりする。記録をとれば、頭部の汗のニオイによって健康状態を客観的に把握できるようになるかも知れない。パンツ、すなわち腰部の汗のニオイも独特である。汗をかいたランパンのニオイを嗅ぐと、ニオイがしているのは背骨の下部に集中している。前部や側部も汗をかいているはずなのに、それらの部位は臭わない。ちなみに腰部のニオイは酸っぱ味が中心だが、疲れているときにかく汗のようなツンとくる鋭い酸味ではなく、ずっと弱くて苦味が混じっている。また、尾?骨に近づくに従って、これに微かな納豆臭さが加わってくる。ちなみに上半身については、ニオイのする汗が出ているのは背中の肩甲骨の間あたりが主で、後は胸の中心(みぞおちより上の方)が少しである。腹部や腋の下は汗をかいてもほとんど臭わない。腕や脚も、汗をかいても全然臭わない。

2010.06.15

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逆境にめげるな異人種間カップル

昨日の日記で、「東洋人男性と白人女性の交際は、白人男性から標的にされる」と書きましたが、“標的”という表現は適切じゃなかったかも知れませんね、たとえばほんの4～50年前のアメリカ南部では、黒人男性とデートしていた白人女性が白人男性から標的にされて銃殺されたりということが実際にありました。白人男性が黒人女性と交際するのは容認できても、白人女性が黒人と交際するのは白人男性が許しておかない、ということです。また、黒人男性ではなく白人女性の方を射殺するのは、白人女性たちが黒人男性に接近するのを怖気づかせようという意図があったようです。この背景には明らかに白人男性の黒人に対する“劣等感”がありました。白人よりも体格が立派でﾁﾝﾎﾟもデカイとされる黒人に、白人女性が“奪われる”ような潜在的な不安が白人男性にあるようです。だから、かつて黒人男性による白人女性のレイプ疑惑があって、その黒人男性が白人連中からリンチに遭う場合には、決まって性器が切り落とされたといいます。そのような意味で、東洋人男性（及びそれと交際している白人女性）が白人男性の“標的”となると言っても、そこまで過激な暴力に遭うことは滅多にありません。なぜなら、東洋人男性は黒人男性と違って脅威にならないからですね(笑)。男性性という点では白人男性が優位にあることは明らかなので、過激な手段に訴えるまでもないということでしょう。黄禍論みたいなものが存在したボクらの爺さんくらいの世代までは、酒場で白人女性に馴れ馴れしく声を掛けた東洋人男性が白人男性どもにボコボコにされたようなこともあったようですが、現代ではせいぜいハラスメント(からかい)に遭うとか、二人の仲を邪魔立てするような有形･無形の妨害に遭うといった程度でしょう。ちなみに、ボク自身が生まれて初めてそういった経験をしたのは、20数年前のイギリスのことでした。ボクは短期留学中でイギリス人家庭にホームステイしていたのですが、ある日買い物に行くのにその家のオバサンと街を歩いていたら、30歳くらいのイギリス人男性からすれ違いざまに怖い顔で中指を立てられたのでした。当時ボクは20歳やそこら、オバサンはボクの母親とさして変わりない40代後半でしたから、それが傍目に“カップル”に見えるとは夢にも思いませんでしたが(笑)、そのイギリス男はそう解釈し、「東洋人野郎、ファックユー、白人女性から離れろ」と思ったようです。そんな経験がまれな特殊事例ではないことは、すぐに分かりました。GFのイタリア娘やクラスメートたちとパブに出入りしていて、ボクとイタリア娘が親密そうにしていると、イギリス人のバーテンダーがボクたちに対して露骨に不機嫌そうな無礼な態度をとったからです。ボクのGFが自国民のイギリス人女性であったなら、「オレの国の女に手を出すな」あるいは「イギリス人のクセに他国の男とイチャつくな」といった“縄張り意識”が発生したとしてもある程度理解できます。でもボクのGFは黒髪にオリーブ色の肌でイタリアなまりの英語を話す、典型的なイタリア娘(外国人)でした。要するに彼は、自国の女云々ではなく、東洋人男性と白人娘が親密にしていること自体が許せなかったようなのです。状況はだいぶ異なるものの、そんな経験はアメリカ留学中にも何度かありました。よく遭遇したのは、キャンパスでボクとアメリカ娘が仲良く話しているところに白人男が割って入ってきて、留学生のボクがついていけないような話題を振って、会話からボクを遮断しようとするような行為です。そして、話についていけないボクを意地悪そうに横目で見ながら、その女の子をどこかに連れ出すような話に持っていくのです(笑)。これは、英会話のスピードやアメリカ文化の背景知識に限界がある留学生のボクにとってはかなり効果的な意地悪でした(笑)。あと、一度驚いたのは、友達だと思っていたクラスメートのアメリカ人の男が、ある日ボクとアメリカ人の女の子とがイチャついているのを見て、そこに割って入ってくると、なんとボクたちを物理的に引き離そうとしたことです(笑)。ボクは彼の行為に驚きましたが、彼自身も自分が今しがたとった行動に自分で驚いていて(笑)、慌ててそれが冗談であるかのようなフリをしました。しかし、日本人のボクがアメリカ人の女と身体的に接触している事実を彼が許容できないらしいことは、もはや明らかでした。思えば、彼は線の細いいわゆる“オタク系”の男で、いつもマッチョ系のアメリカ人野郎たちの群れから離れて留学生のボクみたいなヤツと遊んでいるようなヤツでした。それというのもボクが序列の最下層にある東洋人であり、彼に劣等感を抱かせない存在だったからなのでしょう。それが、白人のネーちゃんとイチャつく様子を見せられるに至り、最底辺の東洋人にまで劣等感を抱かせられるような事態に堪えられなかったに違いないのです。同じようなことが、今回のバス･ツアーでもありました。ツアー参加者の中に、ゲーム･マニアが嵩じてゲーム開発者になった30歳くらいの“オタク系”の男がいました。彼は日本語の書かれたＴシャツをボク見せに来たりとか、オタクの宗主国・日本出身のボクにフレンドリーでした。しかし、フレンドリーだったのも最初の数日だけでした。ボクがアイアンマンを完走したトライアスリートであるとか、ハリウッド映画にチョイ役で出たとかいった、最底辺の “東洋人”らしからぬ話が次々に出てくるに従い、あっという間にアンフレンドリーに変わったのです(笑)。決して自分を脅かすことのない最下層の東洋人野郎だと見くびっていたのが、“潜在的なライバル”になったからでしょう。しかも、彼は単にアンフレンドリーなだけでなく、何かにつけボクの“バディ”（前述の20歳以上年下のアメリカ人娘）に声を掛け、オレが彼女と一緒に行動をとろうとするのを妨害してくれるのでした(笑)。彼にしてみれば、30歳そこそこの自分を差し置き、40過ぎの日本人の中年と20歳やそこらのキレイなアメリカ人のネーちゃんが仲良くしているなど、白人男の端くれとして許せない…といった心境だったのかも知れません。とは言っても、ボクにとってはこれがずいぶん不愉快な経験だったことは言うまでもありません。...しかし、こうして具体的に記述してみると、この程度の経験なら東洋人男性と白人女性でなくとも、異人種間カップルであればどこに行っても遭遇しそうなことだし、取り立てて書き立てるまでもなかったかも知れませんね(笑)。ただ、何度かそんな経験をした結果、ボクは白人女性と２人でいる場合に、自意識過剰にならざるを得なくなったのは確かです。それというのも、前述したような不愉快な経験に対して身構えるためです。まあ、不愉快な経験については、“差別”だとか“偏見”だとかいった大袈裟なことを言わなくとも、きっと異人種間にライバル意識は付き物なんでしょうし、ましてやそれが種族保存に関わる男女関係となると、ライバル意識がまるで本能のように発動し、邪魔立てしたくなるのは自然なことなのかも知れません。もちろん、銃殺されたりﾁﾝﾎﾟを切り落とされたりするようであれば話は別ですが(笑)、陰口や邪魔立てといった程度の不遇や逆境であれば、それを克服することで異人種間の恋愛の絆がいっそう強まるかも知れないし、それはそれでいい経験かも知れない…と思えてきました。あと最後に、やや話は逸れますが、ボクがいつも救われるなあと思うのは、だいたいどこに行っても女性たちのほうは（男性と違って）異人種間カップルに対して寛容なことです。これはもちろん東洋人男性と白人女性に限ったことではないでしょうが、たとえば有色人種の男性が白人女性に接近しても、周りの白人女性たちは微笑みをもって静観してくれるように思います(まあ、相手が“恋のライバル”だったら話は別でしょうけど)。…というのも、たとえば東洋人男性が、序列上のライバルである同じ東洋人女性を差し置いて、わざわざ白人女性に好意を示している事実には決して悪い気はしないでしょうからね(笑)。まあ、これも、種を付けられる女性の側からすれば、種族保存とか優性遺伝子を残すとかいった生物としての至上命令上、新しい血を受け容れることに抵抗がないからかも知れません。（大袈裟な前フリの割には、月並みな結論になってすいませんベリーサン）

2010.02.06

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分泌して若返る

長くなるので昨日の日記には書かなかったのだが、バハ･カリフォルニアから帰ってからずっとしっとりスベスベだった肌が、実は帰国後２週間ちょっと経過したあたりからやや荒れ始め、３週間が過ぎたこの週末あたりにはついに頭髪の生え際に小さな吹き出物まで出てきた。バハの旅２週間で変わった肌質は、バハから帰って２週間しかもたなかったようである。吹き出物のほうの要因は容易に推察できる。きっと汚染物だ。呼吸している空気や食べ物といった体内に摂取するものが汚染されていて、それが発汗などで対外に出る際に毛穴に詰まるのだろう。去年ペルーから帰国したときは下痢が２～３週間も続いたが、実は今回もバハから戻ってから下痢気味の日が続いていた。缶スープだの冷凍ピザだのいった不健康な食べ物を消化するのを身体が拒否していたような感じだ。一方で、肌荒れの方は何が要因であろうか。というか、逆に、バハの２週間で何が肌質をしっとりスベスベに変えたのだろうか？メキシコの温暖な気候は要因ではないと思う。というのも、去年の年末年始は夏の最中のペルーに10日ほど滞在したが、肌質は気づくほど変わらなかった。ソープやシャンプーを使わなかった、というのは要因の１つだとは思うが、それだけではあるまい。というのも、バハから帰ってからソープやシャンプーの使用を抑えているのに、やはり肌が荒れ始めたからである。一方、バハの汚染のない環境や食事というのは、前述したとおり大きな要因だとは思う。しかし、それですべては説明できまい。なぜなら、去年のペルー滞在中の前半はインカ･トレイルからマチュピチュまでの山中でキャンプ生活の毎日を過ごしたが、気づくような肌質の変化はなかったからである。そこでいろいろ考えていてオレは重要な要因に思い当たった。「性ホルモンの分泌」である。前の日記で何度か言及したとおり、バハのビーチ・キャンプでは、10歳も20歳も若いビキニ姿のネーちゃんたちに囲まれて過ごした。ここ数年禁欲的な生活を続けていたオレは、キャンプの当初はネーちゃんたちがビキニ姿で身を寄せてくるだけで股間が反応してしまい大いに当惑していた。それまで休眠していた性ホルモン系統が急速に目を醒まし、体内をめぐり始めたわけである。なんとかビキニのネーちゃんたちに慣れた後も、容姿が学生時代のガールフレンドを思い起こさせる“バディ”だけはどうしても克服できなかった(笑)。ビキニ姿でなくとも、彼女がほんの半径4～50センチ以内に接近しただけで、そのフェロモンを吸入したオレはなんらスケベなことを考えているわけでもないのに自動的に股間が反射してしまうのである（こんな経験は当時のガールフレンド以来、初めてのことであった）。それでも、つねに接触しているわけではない日中はまだよかった。これが、キャンプ･ファイヤーを囲んでずっと後ろから“抱っこ”状態になる夜とか、バス車中泊などで身を寄せて寝るときなどは、もう何時間にもわたって勃ちっぱなしである(笑)。これはまさに“若返り体験”(局部的だが)であった。話がやや逸れるが、体外受精などの不妊治療の手段を一切用いず、自然に妊娠･出産した最高齢は、59歳のイギリス人女性である。この女性は50歳やそこらでいったん閉経していたが、50代後半に出会った現在の夫と出会いデートするようになって、生理が一時的に復活したのだそうな。ただ、量も少なく期間も一瞬だったので彼女はまさか生理が復活したとは思わずに交接を続け、やがて産婦人科で自分が妊娠したことを知らされてぶったまげたそうである(笑)(医者もぶったまげたに違いない)。何が言いたいかというと、60歳近い更年期をはるかに過ぎた女性であっても、恋をしてデートをするといった性的な刺激によって性ホルモンが分泌されるようになると、生理が復活してしまうくらい強力な“若返り”作用があるらしい、ということである。同じように、20代のネーちゃんたちと２週間を過ごしたオレは心身ともにすっかり20代の頃に還り、それが肌の状態にも表れていたということが大いに考えられるわけだ。この仮説が正しければ、荒れ始めたオレの肌は、つね日頃から性ホルモンの分泌を促すような刺激(若いネーちゃんとの接触とか)に曝されることによって回復する可能性があるということである。あいにく職場では女性自体が少ない上、一番若くても30代半ば、ティーンエージャーを持つ母親とかそんなのばっかりなので、あまりホルモン分泌が促されるような機会は乏しい(そんな状況になったら仕事に差し障りがありそうだが)。同様にトライアスロンチームの女性たちも40歳以上か高校生以下で、その間の適齢の女性がいない(笑)。なので、この仮説を証明するためにどうすれば自分を刺激できるか、頭をひねっている昨今なのである。

2010.01.25

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臭いまで愛して

長くなるので昨日の日記には書かなかったが、愛する異性の身体と接触した時に知覚する官能的ディテールには、ニオイ･嗅覚も欠かせない要因である。体臭については過去ブログで何度か考察しているが、オレがかねてから一貫して主張しているのは、現代人が嗅覚や体臭というものを何か野蛮な、あるいは変態なものとしてタブー視しがちなのは間違っている、ということである。体臭や嗅覚をいくら否定したり無視しようとしても、それは頑として存在し、自分の気づかないところで自分の行動を左右していたりする。…で、オレは個人的に異性と交際する上で「その人のニオイが受け容れられるか」という一点は不可避な条件だと考えている。いくら性格の良い自分好みの美人であっても、その人のワキガに耐えられなかったら交際は続けられないと思う。オレはかつてこのブログで「舞茸(エノキ茸)離婚」の存在を提唱したことがある。たまたま性交渉の最中に恋人の後門から未消化のエノキ茸がペロンと顔を出しているのを見てしまって以来、会うたびに「肛紋からぶら下がっているエノキ茸」が頭に浮かび、以来その彼女に対してすっかり欲情できなくなり離別に至るようなケースを総称したものであるが、同じようなことは相手の体臭や口臭についても起こりうると思う。オレは過去に性交渉を持った相手の体臭は、漠然とだが記憶に残っている。牧師の娘だったＪの胸元や首筋からいつも立ち上ってくる、暗鬱な重みを持ったちょっと甘い体臭。小柄だったＫを抱き締めた時の、微かな苦味とミルク臭さが混じったような頭の臭い。化粧っ気のないＳの身体が発散する干草を薄めたような自然な臭い。いずれも個々人の紛れもない体臭だが、どれも彼女たちのパーソナリティや、快い記憶と結びついて思い起こされる。さいわいそれらのニオイのせいで幻滅したり好意を減じるようなことはなかった。念のため言っておくと、オレは決して“ニオイ･フェチ”ではない。もともと彼女たちに好意を持っていたからそれらのニオイを臭いと思わずむしろ親しみを感じたわけであって、彼女たちが仮にオレの好みのタイプでなければ、これらの体臭をクサい、不快なものと思ったに違いない。しかし、いくら好意を持っていても許容度には限界があって（ニオイ･フェチであれば話は別だが）、相手の強烈なワキガだの口臭を、親しみを持って快いものと感じられるかと言えば、それらのニオイよりもはるかに強烈な愛情でも持っていない限り、難しいと思われる。「つねに鼻をつまんで交際」というわけにも行くまいし。一方、体臭や嗅覚は前述のような否定的な意味だけでなく、「相手を選ぶ」という積極的な局面でも役立っているという説があるらしい。男性10名の脱いだ衣服のニオイを女性10名がそれぞれ嗅いで好きなタイプを選ぶという実験では、皆自分の体臭とは最も組成が遠いタイプを選定しているという結果が出たという。要するに、なるべく遺伝的に自分と“遠い”相手に好感を持つよう、人間は本能的にプログラムされているらしい、ということである。かように、本人が意識していなくとも、「ニオイ」は相手の魅力のカギになっていたりするわけである。ちなみにオレが年末年始に参加した半月に及ぶバス･ツアーは水道も電気も通っていない辺鄙な土地でのキャンプ生活とバス移動が中心であり、行程中間地点で街に泊まった２日間を除けば温水シャワーを浴びる機会はない。キャンプ地でも、水シャワーを浴びるときは自然保護の観点からシャンプーや石鹸の使用さえ禁じられていた。だから、制汗剤などの使用を例外とすれば、基本的に参加者全員“体臭全開”といった状態だったのである。ただ、毎日みんな新鮮な食材を使った健康的な食事をし、汚染のない土地で自然な生活をするので、（約１名、中国系のワキガ持ちがいたのを除けば）とくに誰かの体臭が気になるようなことはいなかった。もちろん、近くに寄れば“その人なり”のニオイはするが、必ずしも「体臭」＝「不快な気分にさせるニオイ」というわけではない。考えてみると、このツアーで参加者同士が恋に落ちたりする背景には、実はこの“体臭全開”というのが見えないところで一役買っていた可能性がある。誰かの体臭を意識的に「好ましい」と感じているわけではないものの、自分が誰かに惹かれる場面では“体臭”がBGMのように流れていたかも知れない。ちなみに、親密な接触があった“バディ”であるが、頭髪から脇腹まで嗅いだが、「好ましい」とまでは思わなかったものの(笑)「これは十分許容できる」と思った。ただ、下半身については、野グソ・野ションベンの日々が続いていたこともあり、すぐに「…ああ、これは止めておこう」と思った。開放したら本人でも気づきそうな臭度だったので、年頃の娘がそれに気づいてきまりが悪い思いをさせてはならないと思ったのである。（教訓：キャンプでの性交渉は、日常的な環境での交際が深まるまでは控えたほうがよい）

2010.01.22

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触れる･触る

去年の今頃、たのしいペルーの旅から帰国したオレは、毎晩寝るたびにペルーの夢ばかり見ていた。夢の中で、毎晩インカ･トレイルの続きをやっていたのだ。そんな状態が２週間も続いたであろうか。身体はカナダに戻っても、頭の中は寝るたびにペルーに還っていたわけだ。今年も年末年始の半月を楽しい仲間と過ごしたバハ･カリフォルニアのバス･ツアーからカナダに戻り、同じような症状が出るだろうかと心配していたが、それほどでもなかった。たしかに旅の場面は多く登場するが、夢の中で年末年始の旅の続きをやっているようなことはなかった。ただ、１つ特徴的なことがあった。旅から戻ってからこのかた、何度かリアルな性夢を見たのだ。オレはここ数年性交渉のない生活を送るようになってから、性夢じたい滅多に見なくなった。まれに見たとしても、ごく即物的な性夢であったと思う。即物的というのは、要するに性器と乳以外はディテールに欠けた、いかにも野郎が見そうな素っ気のない性夢ということだ(笑)。ところが、過去２週間に見たのは細部が充実した実に濃厚な性夢なのだ。たとえば、オレはキスには非常に鈍感でキスという行為にも女の唇に対しても性的な関心がないので夢にあまり出てこないのだが、昨日見た性夢には唇のクロースアップが登場して自分でも驚いた。理由はすぐに思い当たった。年末年始のバス･ツアーでの体験からのフィードバックに違いない。ツアーではオレの半分くらいの年の若い女性(バディ)と親密な時間を過ごす機会があったのだが、そのときにオレが感動したのは、皮膚を通して感じる相手の脈動だとか、首筋から立ち上る湿気を含んだ熱だとか、外気に触れて鳥肌が立った白い肌だとか、間近で見ないと気づかないくらいの、紅い唇の端の白い傷痕だとか、そういった官能的なディテールである。まあ、日常的に配偶者やGF・BFと寝ている人にとっては別に特別な経験ではないのだろうが、ガールフレンドのいない独身オヤジにとって、愛すべき他人の身体の詳細を久々に身近に感じた経験というのは、スケベ心とはまた別に(笑)、実に感動的だったのだ。しかも相手は学生時代のガールフレンドを思い起こさせるような美人である。オレはこのような性的興奮と官能的な感動に懐かしさの入り混じった、実に充ち足りた感情を、このツアーの半月もの期間にわたって反芻していたわけである(笑)。ところで、そんな夢を見てオレがふと思い出したのは、20年以上も昔、日本の学生時代にイギリスに短期留学した際の記憶である。オレは当時クラスメートだった３歳年下のイタリア娘と急速に仲良くなり、週末にデートをしたりするようになったのだが、どんなタイミングでどこまで手を出してよいのかがつかめないのであった。当時のオレは童貞であったが、問題はそんなことではなく、文化の違いなのであった。欧米では、別に愛する男女でなくとも、仲のよい友達であれば気安く肩や腰に手を回すとか、ハグしたり頬にキスしたりという接触はごく自然である。ところが日本では、いくら友達だったとしても、異性の肩や腰に気安く手を回したり、ましてやハグしてキスするような行為はご法度である。そもそも相手が恋人だったとしても、公衆の面前でベタベタするのははばかられるような空気がある。だから、日本の場合、相手の腰に気安く手を回すような間柄になる頃には当然キスもしているだろうし、逆にちょっと腕を組んだり手をつないだりという程度の接触でも“ただ事”ではなかったのである。たとえば、オレの高校時代、合コンの帰りに「女の手を握った」クラスメートは、そのことを翌日みんなに自慢していたりするくらいだった。要するに、欧米文化のように「異性の身体にカジュアルに触れる」ような経験がないので、「異性の身体への接触」＝「性的接触」という等式が頭の中に出来上がっていたのである。そんなわけで、日本文化に生まれ育ち、さらに性経験も皆無に近いという二重のハンディキャップを背負っていたオレは、ある日デートの後に彼女のアパートに招かれたのを機会に、「手を握る」とか「ハグする」とか「腰に手を回す」とかいった前段階をすっ飛ばしていきなりキスに挑み、前フリがなかったためにまったく準備ができていなかった彼女の歯に自分の歯を思い切り激突させてしまい、イタリア訛りの英語で怒られてしまったのであった。まあ、幸いそんな失敗をキッカケに、彼女とは一気に親密度が増したのではあったが。その後、何年かに及ぶアメリカでの生活を通じて、数々の異性と性的に接触する経験を経たものの、「カジュアルに触れる」という感覚にはいつまで経っても慣れることがなかったように思う。たとえば、ハグのタイミングとか強度などの勘はある程度つかめるようになっても(笑)、親しい異性の「肩や腰に気安く手を回す」とか「頬に軽くキスする」とかいった行為をスケベ心抜きでカジュアルにやってのける域にはついに達することがなかったのである。だから、今回のバス･ツアーで、バディの彼女と接触しているときに皮膚を通して感じた官能的なディテールは、オレにとっては十分過ぎるほどに強烈な刺戟だったのだ。なんだか、酒に弱いヤツがシャンパンで酩酊していい塩梅になっている…みたいな話だが(笑)、夢にまで見るシャンパンがあるとすれば、あれはまさにそんな絶妙なシャンパンだったということだ。オレもそのうち“酒に強く”なり、そんな接触に何の感動も感じず、気安く腰に手を回せるようになる時が来るだろうか。まあ、こんな夢を見ている間は無理だろう(笑)。

2010.01.20

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おもらし

小便や大便を衣服の中に排泄してしまうことは一般に恥ずかしいこととされている。成長の過程における不可欠な通過点として、二足直立歩行や言語等による意思疎通に加え、「排泄のコントロール」というのがある。オムツをしている間は一人前の人間とは認められず、トイレに排泄できない子供は幼稚園への入園をも許可されない。だから、いい加減保育園や幼稚園に入る年齢に近づきながらいつまでたってもオムツの中に排泄を続ける子供に対しては親も不安を抱き、厳しいトイレット・トレーニングを課す。ときどき、小学校に進学しても、「帰りの会」などの最中に突然「ジャー」と液体が床に垂れる音がしたと思ったら、クラスの女の子が小便を漏らしていて、パニックに陥りエーンと泣いていたりする。そのような子は、次のクラス替えまでクラスメートの男児たちから避けられる運命にある。あるいは、下痢をしている男児が授業中にクソを漏らしてしまったのが臭いでバレてしまい、以降、小学校を卒業するまで「クソ漏らし」というあだ名で呼ばれてしまうのも、世の常である。このような経験から、排泄をコントロールできずに衣服の中に排泄してしまうこと、すなわちおもらしは、一人前の人間が決してしてはならないこととして認識されている。「失禁」という言葉が示すとおり、それは「禁」すなわちタブーなのである。人前でうっかり屁をこくくらいなら笑って許されることもあろうが、公の場で我慢できずに小便や大便をもらし「やっちゃった～」と笑っているものがいたら、それは異常者として扱われるに違いない。ところが、困ったことに、いい大人になって、膀胱が敏感になったり、括約筋が緩んでくる現象に戸惑いを感じている諸兄も少なくないのではあるいまいか。かくいう私も、40歳前後を境にして、小便を我慢できない症状を経験するようになり、大変困惑している。それまでは、一旦尿意を催すことがあっても、たとえばそれが仕事などの最中であれば、仕事が終わるまでは尿意を忘れていたものだ。しかし、それくらいの年齢から、一旦尿意を催すといても立ってもいられなくなり、それが大事な会議の最中であっても、席を外してトイレに駆け込まなければならないような事象が増えてきた。そのような事象がトイレの存在する場所で起こるならまだいい。困るのは、トイレのない場所で尿意を催した場合だ。たとえば私の場合、マラソン大会の真っ最中、街中や住宅地を走っていて尿意を催し、簡易トイレが設置されている次のポイントまでどうにも我慢しきれず、審判や主催者に見つかったら退場させられる危険を冒しながら、そのへんの植え込みにしゃがみこみ用を足したことは２度や3度ではない。最悪なのは、自動車を運転している最中だ。「なんか小便がつまってきたなあ…」などと思い始めたところ、渋滞に巻き込まれ、…あああ、まだかまだかとソワソワしながら何とか渋滞を乗り切り、目的地に着く頃にはもう限界、トイレまで走るのを断念し、「ゴメンなさい」と思いながら駐車場の陰の方にしゃがんで用を足したことも３回くらいはある。以来、私は自分の車の中には非常用のカップを常備しておくよう心掛けている。ところがほんの数ヶ月前、うっかり「非常用カップ」を用意し忘れた日に、猛烈な尿意に襲われたことがあった。あれは仕事からの帰宅時で、最初に尿意を感じたのは自宅まであと10分くらいのところだった。私は10分くらいなら我慢できるかと思い、当初は深呼吸したり、小便以外のことを考えるように努めていた。しかし、その努力も５分ともたなかった。尿意が激しさを増し、ほかのことを考える余裕をも失ってしまった。私は歯を食いしばり、括約筋にグッと力を込めて、「あと数分だ」「あと信号３つだ」と自分に言い聞かせて耐えた。しかし、あいにくなことに、最後から２つ目の信号で引っ掛かってしまった。ダメだ、もう我慢できない。これ以上尿を堪えようとしたら安全な運転が出来ないと判断した私は、その場で意識的に膀胱を緩め、尿を漏らした。不快な温かみが股間からジョーッと拡がっていった。しかも、量が思いのほか多く、尿は車のシートから溢れ、ジャーッと足元にこぼれた。私は、ついに自分は人間としての一線を越してしまった、と思った。ズボンも靴下も小便に濡れた状態で最後の3分の帰路を運転した。自分はおもらし野郎だと運転しながら思った。帰宅してから、シートやマットに染み込んだ尿をタオルで出来るだけ拭き取ったが、その後も尿の臭いは車内に残り、消えなかった。制御が困難になったのは膀胱だけではない。私の場合、近年は後門も似たような症状を呈している。何の気なしにトイレで放尿したら、緩んだ後門から軟便が漏れてしまうようなことをここ1～2年で２～３度経験した。若い頃は、たとえば隣の便器で小便をしている他人への気遣いなどの理由で、膀胱を緩めて放尿する際に屁をこきたくなっても、後門を締めて放屁を抑えることができた。しかし近年、これが出来なくなった。放尿の際に一旦膀胱を緩めたら、別個に括約筋を制御するのが困難になってきたのだ。結果として、腹が緩んでいるような場合に小便をした際に、屁どころではなく大便を漏らしてしまうことも起きうるわけである。最近、仕事で同僚や上司と一緒に自動車で移動する機会が増えてきた。幸いこれまでのおもらしはすべて自宅や自家用車内で起こったのでよかったが、今度いつ他人がいるところで上記のような事態が発生するとも知れず、ちょっと不安に思っている。同僚がいる場で失禁してしまい、「おもらしマン」とか「Mr. Accident」とか陰で呼ばれるようになったら、社会人としての尊厳は失われたも同然である。よって、症状がさらに深刻になるようなことがあれば、病院で診てもらうか、安部元首相のように「大人用おむつ」の着用を真剣に検討せねばなるまいと考え始めている昨今なのである。

2009.10.28

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糞之洪水

昨日、ぼくは大変な目に遭いました。どんな大変な目かというと、バス･ルームがクソの海になったのです。ところで、ここまで読んでさっそく、また始まった、得意のクソ話か、などと思われるむきもあるかも知れません。しかし今日の話はたまたま対象がクソだったというだけで、誰にも起こり得ることだし、きっと皆の役に立ちうる話なので、「またクソか」と思わずに読むといいと思います。さて、どうしてバスルームがクソの海になったかというと、豆腐をトイレに流したからです。独身者に特にありがちなことですが、買い置きしていたものが食べる機会のないままに賞味期限を過ぎてしまい、もったいないと思いながら処分することはやはりぼくにとっても日常茶飯です。野菜や果物であれば一般ゴミに混ぜて処分しますが、豆腐の場合は水っぽいし、ゴミ袋から汁が漏れてくる原因にもなりかねないので、ぼくはいつもトイレに流しています。しかし今回は、流した豆腐がいつもより大きくて固すぎたみたいです。パイプの奥の方で詰まってしまったのか、水洗の流れが悪くなってしまいました。ウンコをして流すと、いったんは増水しますが、増水した水の重さで、やがて水はウンコもろともボコボコと音を立ててパイプに吸い込まれていきます。吸い込まれなかったウンコの破片が若干は残りますが、水量は通常の状態に戻ります。夕方、ぼくはトライアスロン･チームの集まりがあったので、外出する前に排便することにしました。今日は何度もウンコをしたので、水中のウンコの破片の量も多くなっていました。排泄した後、水を流しました。ウンコ色の水が便器のふちギリギリのところまで溢れますが、やがて水圧でパイプへと流れていきます。しかし今回は、途中まで流れると、水位が便器の３分の２くらいになったところで止まってしまいました。ついに豆腐とクソ片がパイプをふさいだのでしょう。ぼくはあとで家に帰ってきてからクソ水でいっぱいになった便器と顔を合わせるのもイヤだったので、袖まくりをすると、意を決して便器に腕を突っ込み、パイプの入り口を塞いでいたクソと豆腐片を指で掻き回し、流れやすくしてやりました。ここまでやれば、追加で水を流してやれば、水圧でクソも流れていくはずです。ぼくは、再度水洗レバーを下げました。これが間違った判断でした。茶色のクソ水はあれよあれよといううちに水位を増し、便器の縁へと近づいていきました。そして、「頼む、流れてくれ！」というぼくの必死の祈りも虚しく、やがて便器から溢れ、床をスーッと伝っていきました。そのクソ水の伝わる速さは、まるで津波のビデオを見ているようでした。汚物を含んだ水が、床に脱ぎ捨てた衣類に向かって、バスマットに向かって、体重計に向かって、素晴らしい速さでサーッっと流れていきました。ぼくは慌てていたために水洗の元栓を締めることも思いつかず、床にしゃがみこんでただ「水よ、止まってくれ！」と必死で祈っていました。しかし水は止まることなく、汚水の方も水圧が増してもパイプに吸い込まれることなく、ひたすら便器から溢れつづけました。ぼくは慌てて床の衣類を移動しましたが、時すでに遅し、シャツの端っこはすでにウンコ色の水に染まっていました。体重計は足元をウンコ水に浸され、バスマットはというと、次々とウンコ水を吸収しています。ぼくは雑巾代わりに使っているタオルを持ってきて、ウンコ水を沁み込ませてはバスに絞る…という地道な作業を繰り返しました。バスがウンコ臭くなりますがもはや選択の余地はありません。水の中にはウンコ片に混じって、未消化の野菜や果物の繊維が浮いています。人参、コーン、青菜。透明な繊維はオレンジでしょうか。両性類の卵のようにかたまって大量に浮遊しているのは昨晩たべたオクラの種です。雑巾タオルを絞るたび、これらの色とりどりの食物繊維がタオル地に付着していきます。さいわい、大便の“身”の部分は重いので便器の底に沈んでいたのでしょう、原型を残したまま床にあふれ出たのはごく一部でした。ぼくはクソ水と食物繊維をひととおり床から拭き取ってバスに絞り出した後、シャワーで流してやりました。そして、自分も服を脱いで、ボディソープを手と腕に刷り込んでシャワーを浴びました。時計を見ると、もうチームの集まりがとっくに始まっている時間です。ぼくは、拭き終わった床に殺菌クリーナーのスプレーをひととおり噴霧して、急いで外出しました。チームの集まりに遅刻したぼくは、よっぽど「バスルームがウンコの海になってしまって…」などと事情を話して皆の同情を買おうかと思いましたが、チームの仲間がぼくのそばに寄るたびにクンクンと鼻を鳴らしそうな気がして、遅刻の理由は黙っていました。そして、夜も遅くなって、仲間が一人また一人と帰っていくたびに、家に戻る気がしない自分に気づきました。ぼくはその晩、クソの臭気が漂う部屋で過ごしました。とくに、尿意を催し、クソ水で溢れ返った便器に小便をするたび、腸内の様々な菌で熟成されたクソ水と新鮮な小便が混じり合い、とてつもない臭気を発すのが不快でした。翌朝ぼくは荒物店に行って、名称が分からなかったので「詰まった下水パイプから異物を除去するための、棒の先に吸盤状のものが付いた道具」と言って、床に向かって槍を刺したり抜いたりするような動作をして見せました。すると店員は「ああ、プランジャー Plunger のことね」と言って、その道具を持ってきてくれました。５ドルでした。ぼくは「これが利かなかったらどうしよう、排水管工を呼んだら100ドルくらい取られるだろうか」などと思案しながら自宅に戻り、さっそくこの道具をクソと未消化の食物繊維で溢れ返った便器の底に押し付けましが。そして、押したり引っ張ったりを２～３回繰り返すと、やがて「ボコボコボコボコ…」と音を立てて、クソ水がパイプへと吸い込まれていきました。大袈裟なようですが、こんな単純なことで、ぼくの心はとても晴ればれとした気持ちになりました。今回の教訓としては、いくら安売りしていても、賞味期限内に食べ切れないような量を買い込まないこと、また、賞味期限が過ぎないよう、冷蔵庫内の食べ物をマメにチェックすること、あと、詰まりそうな食べ物はトイレに流さないようにすること、そして、詰まったパイプから異物を除去する道具を英語では plunger ということを学びました。皆さんも、気をつけよう　（おわり）

2009.06.20

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優れた女並み?

見てのとおり、オレの所属しているトライアスロン･チームは女性が多い。念のため言っておくと、この写真は昨年オレがメンバーになる前に撮られたものなので、いくら探してもオレは写っていない。ちなみに過去1年で女性メンバーは10人は増えているはずなので、現在は大多数が女性である。それに、男性メンバーは練習会に出てこないヤツが多いので、まるで女性中心のチームに少数の男性がお客様として参加させていただいているみたいなところがある。女性が多い理由のひとつは、チームを設立したコーチが女性なので、女性が比較的気軽に参加しやすい雰囲気があるというのがある。男性の多いチームだと、競争意識の強い野郎どもがシノギを削っているようなところがあり、普通の女性だと着いて行くのが大変そうなイメージがある。実際うちのチームは、セミプロ級のコーチを別とすると、地元の大会で毎回上位に入賞している比較的レベルの高い常連の2人の男性が練習会ではいつも先頭を走り、あとは月並みなレベルの常連女性メンバー10人程度が２つか３つくらいの小集団を作ってマイペースでこの２人のはるか後ろを追っているような形になる。オレなんかはこの後続の小集団の女性の中に混じって走っているわけである。最近、この２人の常連の男性がほぼ同時期に故障し、練習会に出てこなくなった。あるいは出てきてもちょっと様子見のために軽く走っては見学している程度である。おかげで練習会では「男はオレだけ」という状況がこの何回か続いていた。…で、なにせ常連の男性２人がいないので、気がつくとオレはチームでもレベルの高い女性たちと先頭集団を走っているような状況になるわけである。オレは走りながらこの状況をつい客観的に見てしまうわけだが、これは明らかに「優秀な女性レベルの東洋人男性」という世間一般のイメージを踏襲しているなあ…とふと思ったわけである。これまでの日記にも何度か書いたことだが、欧米では東洋人男性は「人種による男性ヒエラルキー」の最下位に来る。体格が良くて毛深くて太い声で腕力がある白人・黒人（これに次いでアラブ系･ヒスパニック系）の男性に比べ、東洋系の男性は小柄で華奢で声のキイも高く体毛は薄く、いちばん男性性に乏しい。これは多くのスポーツでも明らかで、空手だの合気道だのいった東洋人のお家芸を除けば、バスケだろうがアメフトだろうがアイスホッケーだろうが白人･黒人アスリートには太刀打ちできない場面が圧倒的に多い。実は東洋人男性のこの立場は、社会における女性のハンディキャップと非常によく似ている。腕力・体力・体格あるいはリーダーシップを要求される場面で、どうしても女性は男性の後塵に甘んじざるを得ない。陸上競技だろうが格技だろうが球技だろうが、あるいは組織活動の多くもそうだろうが、「男になんて負けないわよ」と思って頑張っても、結局は男性にかなわない。さまざまなスポーツの世界記録を見ても、女性の記録が男性に勝っているものはまずない。多人種社会では、そんな女性でも「白人･黒人男性には敵わないけど、東洋人男性であれば太刀打ちできる」という状況が存在する(笑)。要するに、白人･黒人女性でも比較的腕力・体力・その他の能力が高い女性であれば、男性ヒエラルキーの最下位にいる東洋人男性なら、十分に打ち負かせるレベルにあるということである(笑)。逆に言えば、東洋人男性は多人種社会において「上位の女性並み」なのである。オレ個人はアメリカだのカナダに住んでいても、かつての欧米の白人女性たちとの交際なんかのおかげで「男性性の乏しさ」に由来する劣等感というのはふだん感じることはないのだが、一方でたまたま自分が「女性の先頭集団」と並んで走っている状況にいると、彼女たちの視点に立ったときの、男性に対する屈辱感というか歯痒さをあらためて感じたりするわけである。もちろん、最終的には自分を規定するのは性別でも人種でもなく「個人」なので、ほかの人種や性別と比較して優越感を持ったり劣等感を感じたりするのは意味のないことではある。でも、多人種社会に東洋人男性として生活するというのは、オレみたいなもともと不遜な傾向の強い野郎が多少なりとも謙虚な気持ちだとか弱者に対する思いやりなんかを持って生きていく上で(笑)、なかなか有難い環境だよなあ、なんて思ったりするわけである。以上

2009.05.14

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女 vs その他

昨日の日記で、１）男女２つの性が対(つい)になっているというのは文化が仕組んだ幻想であって、２）実は女性だけが人類の基本形(mankind)で「唯一の性」であり、３）いわゆる「男性」と呼ばれている種類の人間は、テストステロン(男性ホルモンという名の変異誘発ホルモン)のせいで女性のような妊娠･出産能力を失い、代わりに個体保存能力を発達させた奇形というかあだ花のような種であり、４）しかも男性は、一個の独立した性というより、テストステロンの分泌の程度によって、より女性に近い者から、女性的な特徴をほとんど喪失した者まで、１つの性で括るには無理があるほどの限りないバリエーションがある…という仮説を述べた。昨日の日記の冒頭で触れた『The Third Sex』というドキュメンタリーには、ゲイやレズのような性的志向上の逸脱ではなく、クラインフェルター症候群のような解剖学的に男性とも女性ともつかない人たちが多数登場したのだが、彼らの一部は「男」とか「女」とか自分で意志的に性別を選択した人もいる一方で、多くは(文化の押し付けである)男女の性別を拒否し「第三の性」を自称して生きている事実が興味深かった。問題は、彼らがいくら「第三の性」を自称したところで、社会が認知しない点であった。昨日の日記にも書いたとおり、世の中は「男と女の２種類しかいない」という幻想で成り立っており、社会には「第三の性」の居場所がないからである。たとえばトイレ。よほど狭い飲食店でもない限り、トイレは男女別だ。風呂場や着替え用のロッカーもそうだ。「第三の性」の人はどっちに入ればいいのか。男女用のどちらに入ってもきっと誰からも怪訝な表情でジロジロ見られるに違いない。たとえばスポーツ競技。ほとんどどんなスポーツ競技も男女は別になっている。身体能力はテストステロンを分泌している男性の方が高いので、男女一緒に競技したら不公平だからだ。「第三の性」の人はどちらに参加したらいいのか。かつてスポーツ選手で世界記録を樹立したり金メダルを獲得した女性選手が、後になって両性具有すなわち「男女どっちも」の人だったことが判明し、その記録だかメダルが取り消しになった例があった。仮に「どっちも」の人が社会的に女性として生活していても、スポーツ界は女性として認めてくれないのだ。かといって完全に男性化していない「第三の性」の人が、男性と対等に競えるとも思えない。衣類だってユニセックスのものは限られている。サイズだって男性用と女性用のＳＭＬは違う。っていうか、衣類はえてして異性へのセックスアピールを意識して男性性・女性性を強調したデザインになっているので、衣類を選択する時点で男女の性別を無理やり選択させられかねない。文化が仕組んだ“性別”なんて幻想を放棄してしまえば、「第三の性」どころか「無限の数の性」になって、こういう少数派の人たちも生きていくのに困らなくない社会になることだろう。しかし、そんな無性別社会やユニセックス社会は当面は到来しないと思われる。というのは、人類の性欲を支えているものこそ「陰・陽」や「凹・凸」といった対幻想であって、この幻想がなくなっては生殖すなわち人類の存続が危ぶまれるからである。たとえば、異性のチンコやマんコや、筋骨や乳･尻etc.の魅力を支えているものこそ、この「陰・陽」「凹・凸」の対幻想なのである。実はチンコとはマんコが変異したものに過ぎないとか、女性の胸と肉付きのいい男性の胸に根本的な差異はないとかいう事実が世間の常識になったら、「異性の身体的魅力」なんて無くなってしまうだろう。ましてや髪型とか衣類で無理やり女性性や男性性を強調しないユニセックスな社会になってしまったら、現代人なんてほとんど(異性に対して)発情しなくなるのではないか。だから、社会は男女２つの性の対幻想をゼッタイ放棄しないし、「第三の性」あるいは「n個の性」はきっと永遠に世間には認められないのだ。レズやゲイが、男女２性の枠内に留まりむしろ対幻想を強化する結果になっていることで、社会的に認知されるに至った一方で、「男女どっちでもない」人たちは潜在的な「破壊分子」「人類の敵」としての側面を有することで、当面は「おばけ」扱いされる境遇にあるということか。だからせめて、「n個の性」やユニセックス社会への過渡的段階として、「女性だけが唯一の性」で「それ以外は変異」というボクの考え方が浸透すれば、トイレも「女性用」と「その他用」、スポーツ競技も「女性（mankind）の部」と「それ以外（変異者）の部」といった分類になって、こういう少数派の人も生きていきやすくなると思うのである。…どうでっしゃろ？

2009.04.04

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第三の性

先日テレビで放映していたドキュメンタリー『The Third Sex』はとても興味深かった。ちなみにthird sexというのは３回目の性交のことではなく、「第三の性別」のことである。世間ではしばしば「男女は仲良くしなければいけない」とかいった意味で「世の中には男と女の２つの性別しかない」とか、「世界の半分は男（あるいは女）」とかいうのだが、厳密にはそれは事実ではない。中学の生物の授業に習ったとおり、卵子はＸ染色体を持っていて、一方で精子はＸ染色体を持っているものとＹ染色体を持っているものと２種類あって、Ｘ染色体を持った精子が受精すればＸＸで女児になり、Ｙ染色体を持った精子が受精すればＸＹで男児になる。一方、高校の保健の授業に習ったとおり、たまにＸＹ両方の染色体を持った精子がいたり、あるいはＸの染色体を持った精子とＹを持った精子が同時に受精してしまったりした場合などに受精卵はＸＸＹとなる。これが、男性と女性の両方の染色体の組み合わせを持ったクラインフェルター症候群である。この染色体異常の胎児は、いちおうチンコを持って生まれてくるので男として育てられるのが普通だが、思春期になっても声変わりしなかったり、チンコが成長せず精子が作られなかったり、乳房が膨らんだりという症状を示し、中性的な印象を与える人物に成長することが多いよらしい。卵子がない上に精子も作られないので通常は生殖能力もない。ほかに、染色体はＸＹで、遺伝子学上はまったくの男性なのだが、胎内にいた際に何らかの原因で男性ホルモン（テストステロン）が分泌されなかったために男性的な身体的特徴が形成されず、外見的にはほぼ女性として生まれてきたために、親も自身も女性であると信じきって成長してしまうケースもある。不妊症で産婦人科を訪れ、染色体検査で初めて自分が「遺伝子学的に男性」であることを知る...というのがよくあるパターンのようだ。同様に、胎内にいた際のテストステロンの分泌の具合によって、男女両方の特徴を備えたまま生まれてきて、とりあげた産婦人科医による「男」とか「女」とかいった性別の判断をそのまま真に受けて成長し、思春期になって異変に気づくケースもあるらしい。ワタシはどっち？　このような染色体異常などによる「男女どっちでもない」あるいは「男女どちらもある」という人は1000人に1人(0.1%)くらいいるそうで、要するに日本国内だけでも10万人はいるわけだから、10人に1人と言われるゲイやレズに比べればずっと少ないとはいえ、ないがしろに出来ない存在である。一般に男女というと、まるで磁石の正と負の極のように、正反対の性質を持った両極がお互いを求め合うものだとか、あるいはボルト(ネジ)とナット(ネジ穴)のように、２つが合わさって完全なものになる補完的な存在だとかいった「二極」「補完」の幻想が根強い。言うまでもなくそれは文化が強制した幻想に過ぎない。現実は、もともと人間は胎児の初期はみんな「女性」形で、正も負も、陰も陽もない。ＸＹの遺伝子を持った「男性」の胎児もＸＸの「女児」の胎児も、みんなマんコ（の原型のようなもの）がついている。それが、受精後1～２ヶ月目くらいにＸＹの遺伝子を持った胎児にのみテストステロンが分泌され始めると、陰核の部分が肥大しチンコになり、陰唇の部分に睾丸が下りてきて陰嚢になる。要するにマんコとチンコは「陰・陽」や「－・＋」の関係なんかではなく、「同じ仲間」なのである(笑)。　クリックすると、どの部位が何になるか分かるアニメにジャンプだから、上記の例のように、胎内でのホルモン分泌の加減によって、マんコとチンコの中間の状態で生まれてくるヤツや、マんコもチンコもどっちも発達した状態で生まれてくるヤツが出てくるのは生物学的な必然だということなのだろう。こうして考えると、男女という対極的な２つの性が存在するというよりも、女性こそが人類の基本形（mankind）であり「唯一の性」であって、人によってテストステロンという“変異誘発物質”の分泌の度合いに個人差があるだけの話で、この分泌量が多いほど本来の人類の形から逸脱していく…と考えたほうが実際的なような気もする。まだ話が終わっていないのだが、長くなってきたので後日につづく。

2009.04.03

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変態王国

金曜：　ランニング　10キロ(１時間)土曜：　水泳　3.4km (１時間10分) 自転車　40km (１時間30分)徐々に調子が回復してきたオイラは先週あたりから本格復帰に向けてトレーニング量を増やしている。とくに水泳の距離の伸びはめざましい。ランニングと自転車は、外が極寒なので当然室内練習である。ランニングはトレッドミル、自転車はトレーナーを使用する。ところでドイモイさんのブログを見たら、またアムステルダムに行ったときにエ口チカミュージアムでコッソリ撮影してきた展示物の映像を珍スポ紹介ブログで紹介していた。１～２年前にもアムステルダムで同じようなミュージアムに行って撮影してきた写真をアップしていたが、今回は同じようなネタを２日連続で紹介すると飽きられるので、１ヶ月ほど間を置いて２回に分けて掲載しているらしい。オランダというと政府が売春を公認していたり、コーヒーショップでタイマが買えたり、ドラッグの中毒患者に政府がドラッグを支給しているとか、このテのアダルト･ミュージアムやアダルト･グッズの店が表通りにあったり、ホモやレズのツーリストのニーズを満たしてくれる施設やコミュニティが充実しているなど、ほかのヨーロッパの国(特に南欧)では顔をしかめられるような行為でも比較的おおっぴらに扱われているような国である。だからオランダ人＝変態という偏見もたしかにある。でも、工口･ミュージアムの展示物が示すように、どうも西洋の工口は即物的で、刺激に乏しいように思われる。誰かもドイモイ氏のブログにコメントしていたが、どの展示物の画像も洋モノのポルノと一緒で、見ていて「お腹いっぱい」という感じで、淫靡な感じや陰湿さがない。ストレート過ぎるのである。実際、楽天当局がこのようなコンテンツを削除せずに放置しているのも、展示物の写真を工口と認識していないからかも知れない。こういうのを見るたび、やっぱりヘンタイさではどの国も日本には敵わないよなあ...といつも思ってしまう。ちなみにウィキベディアで調べてみたところ、変態のバラエティとして一般に認知されているのは　・フェティシズム　・コスプレ・女装・男装　・小児性愛（ペドフｲリア）・少女愛・少年愛　・老人性愛（ジェロントフィリア）　・偶像嗜愛（架空の漫画・アニメ・ゲームキャラなどや人形などへの恋愛感情と妄想）　・近親性愛（近親ｶﾝ）　・動物性愛（獣ｶﾝなど）　・畸形愛好（フリークスや不具者など）　・死体愛好（屍ｶﾝなど）などの対象の倒錯に加え、　・疼痛性愛（SM・快楽殺人など）　・人肉嗜好（カニバリズム・丸呑みフェチ(Vorarephilia)）　・排泄物淫乱症（スカト口）　・露出症・窃視症（のぞきや盗撮）などの行為上の倒錯などが一般的なようである。これらある程度の市民権を得ている変態は、欧米でもそのような嗜好を満たすサービスやグループやビデオなんかも存在する（SMクラブ、女装･男装クラブ、熟年ｱﾀﾞﾙﾄ･ビデオ、不具者ポﾉﾚノなど）日本のスゴイのは、このように一般に認知されている分野はもちろん、「こんなヘンタイが存在するのか！」と驚嘆するようなニッチな分野をつねに開拓･追究し続けているところである。たとえば、アダルト・ビデオが好例であろう。オイラが「これはちょっと欧米にはないだろ？」と思ったジャンルでは、　・「顔面変形」モノ　・「スカト口妊婦」　・日本中から500人の希望者を募って大会場で本番撮影したという「人類史上初、500人SE×」　・坊主頭好きのアナタにその名もズバリ「アクメ丸坊主」こういったタイトルを見ていると、ありとあらゆるヘンタイの嗜好を満たすｱﾀﾞﾙﾄ物のバラエティにおいて、日本に敵う国が地球上に存在するだろうか？と思ってしまう。さいきんはインターネットのおかげでこういった日本のヘンタイ動画が世界中に配信されている。ドイモイさんはブログでは何かというと日本男児は硬さが違うとか言っているようだが、オイラとしては硬さなんかより、このヘンタイぶりを誇りに思ってもらいたいと思う。

2009.02.14

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ﾇｰﾃﾞｨｽﾄが羞恥を感じる時

水泳のトレーニングを復活してから３週目である。３週間前は氷点下10℃台の屋外に出るのも運動をするのも億劫であった。いったんロッカールームに入って裸になれば後には引けない感じになるのだが、４週間も泳いでいなかったので当初は裸になることにさえ違和感を感じていた。いまはようやく服を抜いで開放感を感じるまでに回復している。ところでオレは1日おきにプールに通ってロッカールームで不特定の他人の前でﾁﾝﾎﾟをさらしているのだが、オレの見る限り、アジア人でﾁﾝﾎﾟをさらしているヤツは滅多に見ない。劣等感があるからだろうか。ティーンエージャーも同じ。自意識が過剰な年頃なのだろう。白人の成人だと、堂々とパンツを脱いでさらすヤツもいれば、バスタオルを巻くなどしてゼッタイ人前ではさらさないヤツもいる。そのあたりは日本と変わらない。そういえばオレはアメリカの大学生時代に美術学部の必修人物画クラスのために請われて１年ほど全裸モデルをしていたこともあるくらいなので、人前で全裸になるのは平気なほうだと思っていた。横たわったポーズをとっていた時に半分眠りかけてしまい、半ﾎﾞｯｷした局部を20人くらいの生徒たちにさらしたことさえある。ギリシャのヌーディスト･ビーチで全裸の白人たちに囲まれ素っ裸で２日間過ごしたこともある。だから、「平気なほう」というより、むしろ羞恥心などオレには縁がないと思っていたと言っていい。しかし、先日たまたまカナダ在住の日本人の集まりでたまたま自分が大学時代にヌードモデルをしていたことが話題に上がったとき、ふと思ったのは、「この人たちに仮にヌードモデルを頼まれても、ゼッタイ裸になんてなりたくないな」ということであった。裸体をさらす相手が不特定多数の日本人である状況を想像すると、途端に平静でいられない自分に気付いたのである。これは自分でも意外であった。白人というか欧米人が相手だと、素っ裸の自分を前にして彼らが何を考えていようが気にならないのだが、相手が日本人だとどうしても雑念が入るように思われるのである。たとえば、オレの裸を好色な目で眺めてるオバサンがいるなとか、自分のボーイフレンドと比べてるんだろうかとか、局部をチラチラ盗み見しながら「うわあ、年季が入ってそう！」とか思ってそうだなとかいった、自分の身体を見ている連中の飛び交う念波をオレの脳みそがキャッチしてしまいそうな気がするのである。それを思うと、日本人の前ではちょっとさらせない。銭湯などでは当然全裸になるので、日本人男性の前では平気である。女性でも、ほかのアジア人女性なら平気だし(大学のクラスにはアジア系アメリカ人もいた)、あるいは家族であれば、積極的にはさらさないまでも、まあ絶対さらしたくないとまでは思わない。オレがたとえば事故や病気で身体の自由が利かなくなったら、母親や妹や姪にシモの世話になったとしても、耐え難い羞恥を感じるようなことはあるまい。しかしそれが会社の同僚やただの知人の日本人女性だったとしたら、ケツの穴や玉袋のウラなどをさらすのは死んでもイヤだと思う。考えてみると、外国では人前で平気でさらせたのは、彼らの圧倒的多数は全裸の日本男児などを間近に見ることは金輪際なさそうだし(笑)、オレの裸を見てもなんらジャッジメントを下さないだろうという安心があったからだと思う。黒かろうが皺が多かろうが頭が大きかろうが毛が薄かろうが、「日本人男性はああいうものなのだろう」とフツウに納得してくれそうな気がしたからではないか。もちろんその中には善意の誤解もあろうが(アメリカ人のガールフレンドの1人に『よく日本人男性のアレが小さいというけど、あれは根拠のない中傷だったのよね』と言われた時、「…いや、オレのは特殊例なんだけどなあ…」と思いながらも『まったくだよ。』と返事をしたことを思い出す)、彼らの99.9%は死ぬまでその誤解に気付くことはあるまい。要は、鬼畜のオレにも羞恥心に近い感情はちゃんとあって(笑)、単に「旅の恥はかき捨て」のことわざでいうところの「旅（＝自分はそこに属さない）」の心理状態が日常になっている、ということなのかも知れない。

2009.02.04

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踏み出した第一歩

オレは昨晩、ちょっとビクビクしながらヒラメとシャケの刺身を喰ったのだ。なぜビクビクしていたかというと、オレは過去２週間以上にわたって下痢が続いているので、刺身など喰ったら下痢が悪化しはしないかと思ったからだ。でもオレがそれにもかかわらず東洋系食料品店に行って敢然と刺身を買ってきて喰ったのは、マトモな食い物を喰おう、という決意があったからだ。年始にペルー旅行から帰って来てから、何を喰っても消化されずに下ってしまう状況が続いていた。ペルーでは腹の調子がよかったのにも拘わらず、である。缶入りの野菜スープとかバナナとか、消化の良さそうなものを食っても同じだった。口から入れたものが数時間後にそのままシャーと黄門から排泄されるのだ。おかげであまり消化がよくなさそうなマトモなものは喰えないので食べるものが限られてくるし、結果として食欲が減退していく。あんまり食べなくなるから元気もなくなってくる。元気がないからなかなか回復しない…という悪循環が2週間も続いていた。今日の昼、便意を催したオレは、トイレに入った。過去２週間、便器に腰掛けて括約筋を緩めた途端、待ってましたとばかりに液便がシャーと流れ出る毎日が続いていた。それはまさに液便が出口で待ち構えているかのような感じである。間違ってもオナラなんて出来ない。最初の数日間、オナラだと思ったら思いがけず中味が噴出し、パンツを４つくらいクソまみれにした。その後気をつけるようになってからも、ちょっとだけ油断して括約筋を緩めてしまったために、出口でスタンバイしていた液便が１～２ccくらいプチっと漏れてしまったことが２、３回あった。だからオレは、今回便座に掛けて括約筋を緩めた時、液便の代わりにガスがﾌﾟﾌﾟﾌﾟﾌﾟ―と出たのに少し驚いた。それに引き続き、括約筋に圧力を感じた。これまでは隙間から力なくシャーと流れ出ていたはずの便が、今回は黄門を軽く圧迫しているのである。太ももの間から覗いて見ると、案の定、ケツの穴から出てきたのはポトポトポト…というヨーグルト並みの稠度の便であった。固形とまではいかないものの、２週間ぶりにゲル状にまで回復したのは大袈裟だが奇跡的にさえ感じられた。ケツの穴を紙で拭って便座を立ち振り返ると、黒っぽい(ここ数日、便が黒っぽいのである)ゲル状の便が、若干盛り上がって水面からちょっとだけ顔を出していた。過去２週間、完全に水と同化して何ら形をなさなかった便が、まだゲル状とはいえ便器の中でこんもりと小山を作っている姿は感動的であった。そして、オレは昨晩思い切って刺身を喰ったことを思い出し、刺身を喰ったことは正解だったと思った。どういうことかというと、こういうことだ。オレはたしかに胃腸が弱いが、下痢が２週間も続いたことはない。あったとすれば、小学2年頃に自家中毒に罹ったときくらいだ。しかも絶食を試みたり薬を服用しても下痢が続いているということは、これはもう器質的な問題ではなく、何らかの心理的な問題が深く関わっているに違いない。すなわち、気候がよく物価の安いペルーで毎日ウマイものを喰っていたのが、帰国してから連日氷点下10℃以上に上がることのない厳冬のカナダで高いカネを出して味のない野菜や冷凍の食い物ばかり買ってきて喰い始めたことに身体が反乱を起こし、「こんなマズイもん喰わすな」といって消化吸収を拒否して黄門に直送し始めたに違いない。だから先日はお腹に悪そうでかつ高価でもベン＆ジェリーのアイスクリームを買って喰い、昨晩は思い切って刺身を買ってきて喰ってみたのだ。そうしたら、ついに身体が拒否することなく、消化する姿勢を示したのである。身体がついに食い物を受け付けたのである。そういえば、この推論を裏付ける事実として、オレは今朝、目を覚まして驚いたことを思い出した。なぜ驚いたかというと、オレはついに昨晩、ペルー以外の夢を見たからだ。実は、下痢と同様、オレはカナダに戻ってから過去２週間以上、毎晩ペルーのことを夢に見ていた。最初の1週間はずっと寝るたびに自分はインカ･トレイルの続きをやっていて、その後過去１週間くらいは次第にインカ・トレイル以外の夢も見るようになってきたが、やはりまだペルーかどこかをバックパックを背負って旅している夢を見ているのであった。身体はカナダに戻っても、頭の中は寝るたびにペルーに還っていたわけだ。それが、昨晩見た夢は日本だった。登場人物は外国人も混じっていたが、場所は少なくとも(前の職場のあった)新宿周辺だった(ちょっと渋谷あたりの風景も混在していたが)。まだカナダまでは戻れていないが(笑)、少なくともペルーというか南米は脱出したようだ。ようやく心がペルーを過去のものとして執着を一時停止したのである。実はオレは、帰国してからいつまで経ってもペルーの夢が続いていて、おまけに自分でもそれを許容しているというか、心の奥底では楽しみにしているところがあったので、そろそろ真面目にセラピーでも受けなきゃまずいかと思い始めていたところだった。だから目を覚まして「…あ、あれは新宿だった！」と思ったときに、「しめた！」と思ったのを印象的に覚えていたのである。さらには、これまではそれほど便意を感じなくとも出勤前にいちおう便座に掛け、括約筋を緩めると自動的に液便がシャーと出ていたのに、今朝は便座に掛けるまでもなくまったく便意を感じなかったので、「これはもしかして…」という期待を抱いていたのも事実である。今日はほんとうはバラ子･小浜さんの歴史的な大統領就任について書こうと思ったのだが、ひさびさに水状便以外の便を排泄し、日常生活への復帰に向けてついに第一歩を踏み出した感動の方が自分的には大きな出来事だったため、バラ子さんについてはまた明日以降である。

2009.01.20

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プロの野グソ中継

ひさびさの下痢である。この仕事に就いてから生活習慣が極めて健康的になり滅多に下痢をしなくなったため、自分がもともと消化器系が弱く、かつては週に1回くらいの頻度で下痢をしていたことをほとんど忘れていた。たぶん昼食時にほんの気まぐれに飲んだ牛乳のせいだ。豆乳に切り替えてから７～８年も経ち、消化器が受け付けなくなってしまったに違いない。あと、今朝出勤前にちょっと長めの距離を走ったので、内臓がやや疲労気味だったのかも知れない。慌てて駆け込んだトイレの個室で下痢便をひり出しながら、かつてマラソン大会の最中に催した下痢の記憶がよみがえる。オレは5年前に初めて走った荒川市民マラソンですでにトイレに駆け込んでいる。あのときは日本短期出張中で、疲労のためか大会の前日から腹が緩んでいた。あの日「30キロの壁」が早めにやってきたのは、簡易トイレが和式で、疲れた脚に負担が掛かったせいだ。その１ヵ月後に走ったバンクーバー・マラソンでもトイレに駆け込んだ。あの日は気温摂氏10度でどしゃ降りの雨で、ゴールまでに小便を3回もした上、別に下痢をしてたわけでもないのに腹が冷えて下ってしまった。いちばんツラかったのは2005年のミシガン・ベイショア・マラソンだ。あれは危なかった。10分以上も腹痛に堪えながら走り続けた末、期せずして前方に現れた簡易トイレがあれほど有難く思えたことはない。あのときは便座に座るなり、「ドドドドド…」と音を立てて怒涛のように下痢便が下っていった。おかげでスッキリした途端に体調がよくなり間もなくランナーズハイがやってきて(笑)、後半ペースが落ちてくるランナーたちを軒並み抜き去ったことが思い出される。…しかし、オレはまだ漏らしたことはない。トレーニング中に便意を催し、ギリギリセーフでトイレに駆け込んだり、トイレまで待ちきれず野グソをしたことも何十回とあるが、あの、ビリビリビリッ　…やってしまった…という経験はまだない。走っている最中に便意を催し腹痛になった時は、たいてい歩けば腹痛が収まり、なんとか次の公衆便所(あるいは人目につかない薮)までは堪えられるものだ。そういえば、オレはずっと気になっていたのだが、8月の北京オリンピックの女子マラソンで、マラソンの世界記録保持者・イギリスのラドクリフがコース上で下痢便をしていたと思うのだが、あれって日本では話題にならなかったのか？グーグルで検索しても話題にしている様子がないんだが。オレが見ていたテレビの中継ではカメラがラドクリフを追い続けている最中、ずっとイギリス人コメンテーターが腹痛で苦しんでいるラドクリフの様子を事細かに描写していて(笑)、やがて彼女が走者集団から逸れたかと思ったらコース・フェンスの陰にしゃがみ込みランパンの股間部分を後ろから手を回して引っ張ったところで事態を理解した(笑)カメラマンがパンして走者集団にアングルを戻すも時すでに遅し、ラドクリフの排泄の瞬間が全世界に放映されたのであった。もしかすると日本ではカメラはトップ集団を追っていたのでこの瞬間が放映されなかったのかも知れない。オレはスカト口・ビデオを別にすれば女性がクソをする瞬間を見たことがなかったので、ラドクリフの排泄シーン全世界生中継は衝撃的な事件だと思ったのだが、その後グーグルで検索してみたら、ラドクリフは過去にNYCマラソンの真っ最中にコース上で小便をした(しかも優勝した)様子がYouTubeで公開されている上、トレーニング中かレース中か知らないが、道端で排泄するラドクリフのスクープ写真がイギリスの大衆紙に載ったことがあるらしく、ラドクリフのレース中の野グソは思ったほど大ごとではないことを知った。…というか、トイレに立ち寄って30秒をロスするくらいなら、野ショウベンや野グソを全世界に生中継される恥の方を選択するのが、レースに命を懸けているプロのランナーの姿なのだろう（まあ、でもヨーグルトとか、食品関係のスポンサーはもう二度と付かないだろうなあ…）。ちなみにオレの下痢は正露丸３粒でイッパツで治まったようである。レース前は乳製品と内臓疲労に注意しようと思う。　キミにはこんな状況でも走り続ける根性はあるか？

2008.10.06

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イロイロ自慢サイト

世の中には自分の持ち物などをインターネットで自慢げに公開して評価してもらいたい人のためのウェブサイトがいっぱいあって、たとえばペットの犬自慢の人のサイトでは「Rate my puppy.com」、ネコ自慢のための「Rate my kitten.com」、ガールフレンド自慢のための「Rate my girlfriend.com」、イレズミ自慢の「Rate my tattoos.com」、珍しいところではターバン自慢(笑)の「Rate my turban.com」などがある。なにやら中2の姪が親の監視をかいくぐってこのウェブサイトを見ているらしいのでリンクは貼らないが、自分のﾁﾝﾎﾟを自慢する人の「Rate my ○○○.com」というのもあるし、オッパイ自慢の「Rate my ○○○○○.org」というのももちろんある。「ワキ見せに自信！」とかいう不思議な広告画像をさいきん楽天広場で見かけるが、これもこのテの派生といえるかも知れない。まあ、これらはデジカメが一般的になる以前には考えられなかったサイトであることは言えよう。まさに自慢もイロイロである。ところでボクはかつて、すごく長ぁーいウンコをしたときや、ウンコが茶柱のように水中に直立して浮いたときなどに、「これは珍しい、世界に向けて公開すべきでは!?」と思いデジカメに収めてこのウェブサイトにアップしようと思ったが面倒臭くて思いとどまったことが何度かあるのだが、世の中にはやっぱり同じことを考える人がいるらしく、自分のウンコ画像を公開するウェブサイト「Rate my poo.com」がやはり存在する。長さや太さや量を自慢するオーソドックスな投稿者も多いし、珍しい形状や色のものを公開して訪問者を感嘆させる者も多い。きっとボクのように学術的な好奇心でこのサイトを訪問している医者や研究者もいるに違いない。ネコなどのペットを小道具に使って、ウンコのキュートさを演出するのは常套手段である。たとえばこんな感じである。しかし、中には「クリエイティビティ」に走る者がおり、これはクソ自慢というよりも、訪問者をあっと言わせるのが目的だと思われる。たとえばこんな感じである。洗面台でｼｮｳﾍﾞﾝをしたことのある男性諸氏なら、この程度のものは理解できるであろう。しかし、水洗タンクを使うとか、洗濯機を使うというのは、ちょっと反則ワザっぽくて、感嘆するというより呆れてしまう。まだ「ジューサー」とか「炊飯器」というのはこのサイトでは見ていない。ところでボクは「ウンコ＝汚い」とか「チンコ＝下品」といったありきたりな偏見を持たない広い心の持ち主なので、「ウンコ画像」と聞くとロクに見もせずに「汚なぁーい！」とか言う“健全な”人の陳腐な固定観念には疑問を持っている。もしかするとこれらの画像は「ヤラセ」であって、味噌とかチリソースとかを使って人工的に作り上げた偽ウンコかも知れないし、ウンコだと思って見るから「汚い」のであって、最初から「チリソースです」と言って見せられれば、「おいしそう！」と思うに違いないからだ。それはそうと、このブログを見ているアナタも、世界に向けて公開したいようなスゴいｸｿをしたときは、ぜひデジカメに撮ってこのようなサイトにアップして、ボクのような訪問者たちをアッと言わせて欲しいものだ。もちろんワキ見せに自信がある人たちは、自信満々のワキ見せポーズの写真を撮って楽天ブログで公開し、ボクと張り合って欲しい。

2008.07.14

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続・金髪、栗毛、赤毛

さて、金髪、栗毛、赤毛、黒髪の話の余談なのであるが、日本では基本的にみんな黒い髪に黒い瞳であったが、西洋では同じ親から生まれてくる子供が金髪だったり黒髪だったり眼の色が違っていたりすることから、まるでネコのようだと昔の日本人は気味悪がっていたものである。日本人同士が結婚して紅毛碧眼の子供が生まれてきたら父親が日本人ではないことは一目瞭然であるが、西洋人同士の場合、遺伝子の組み合わせによって、栗毛同士の両親から金髪が生まれたり、赤毛と金髪のカップルから黒髪の子供が生まれたりと、なかなかカラフルで一見すると楽しそうである。ただ、実際には髪の色や眼の色に起因する兄弟姉妹(とくに姉妹の場合)の確執というのが西洋の家族内ではしばしばあるようである。つまり、異なる毛色の複数の仔猫が産まれたとして、白猫とか三毛猫はすぐにもらい手が見つかっても、トラ縞や黒猫が人気がなくて最後まで売れ残るのと同じように、２人姉妹のうち片方がブロンド(金髪)で他方が黒髪だったりすると、えてしてブロンドの方がチヤホヤされ、他方は「自分は姉(あるいは妹)みたいに皆から愛されない」と思い込み、グレたり勉学で挽回しようと試みたりといったコンプレックスを生みがちなのである。ハッキリ言って、西洋の“女性市場”には生来の外見による歴然とした序列があって、ブロンドが一番モテるのは否定のしようがない。本来、遺伝上発現の確率の低いはずなのに、女優やタレントが金髪ばかりなのは偶然ではない。赤毛や栗毛は「個性派女優」にはなれても一般ウケする女優になる例はそう多くない。ましてや黒髪だったりしたら、ゴシック系の映画やドラマでのダークな役柄しか回ってこないであろう。実際、地毛である栗毛ではまったく箸にも棒にも引っ掛からなかった女優が、金髪に染めてから大ブレイクしたケースがいくつもある。西洋でも(とくに女性の場合)金髪がモテるのは、「金」というゴージャスな連想だけではないと思う。金髪には「純粋無垢」といったイメージがあることも忘れてはならない。白人の多くは、産まれてきたばかりの頃は髪の毛がブロンドであることが多い。しかし、みな成長するに伴い毛の色が濃くなり、大多数は茶色系統の毛色になってしまう。これはちょうど、日本人でも生まれたばかりの赤ん坊の髪が赤っぽかったのが成長するにしたがい真っ黒になるのと同じである。つまり、「金髪＝無垢な少女」、「茶髪＝成長した(純粋さを失った)女性」という印象が西洋人の前意識にあると思われるのである。無垢な少女のイメージの保った女性が「経験を積んだオトナの女」よりモテるのは特にキリスト教圏では明白であろう。宗教画のマリア像がえてして金髪の女性として描かれているのは言うまでもなく、西洋の肖像画のモチーフとなっている女性がブロンドである確率は、遺伝上の金髪の発現率より何十倍も高いはずである。ところで、白人の髪の毛は細い。(男性は触った経験がないので断定できないが、少なくとも女性は)本当に絹糸のようである。これは、毛色の薄い金髪ばかりでなく、東洋人並みに真っ黒な白人女性の髪の毛も、触ってみると金髪と同様に細くて柔らかいのに驚かされる。だから、白人女性の髪を指で梳いていると、とても気持ちいい。あと、先日の日記にも書いたが、金髪でもｲﾝﾓｳが茶色だったりするが、これは必ずしも髪の色をブロンドに染めているからではない。金髪でも短くて密集していると、茶色に見えることが多いからである。たとえば、髪の毛が金髪でも眉毛は茶色であることが多いが、この場合ｲﾝﾓｳの色は眉毛の色と一致していると考えていい。一方で、髪がブロンドで眉も金髪の場合(プラチナ･ブロンドの場合はたいていこれである)、ｲﾝﾓｳもほぼ間違いなく金髪であろう。(これに合致しないケースを知っている人はボクに報告ください)ま、いずれにせよ、日本は島国で優性遺伝を繰り返してきた結果、みんな黒髪＆黒い瞳になってしまい、おかげで異民族との混血や、突然変異で産まれてきた赤い髪や緑の眼の持ち主がイジメに遭ったり自意識の強い偏屈な人間に成長してしまったりといった弊害があるのは残念なことです。「単一民族」だとか公言してヒンシュクを買っている日本ではあるが、もう少しバラエティがあるのもいいかも知れない。

2008.07.02

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金髪、栗毛、赤毛

土：　自転車　130キロ　(４時間40分) ランニング　5キロ　(27分)日：　水泳　３キロ(1時間10分) ランニング　20.5キロ　(1時間52分)今週末はたくさん運動しすぎてクタクタである。130キロって、東京－水戸間とか、沖縄本島の北端から南端の距離じゃん！クタクタとは関係ないが、さいきんのイギリスのある研究によると、赤毛は2100年までに“絶滅”する可能性が高いそうである。赤毛というのは劣勢遺伝なので、交配が続けば確率的に減り続ける運命にある。これだけ異種間･異文化間の交配が進んだ現代では、そのプロセスが加速しているわけであろう。前職のアメリカ・ミシガン州で働いていた時、赤毛の女性は何人かいたはずだが、あまり数は多くなく目立たなかった。しかし、カナダのオンタリオ州北部はあまり異種間･異文化間の交配が進んでいないのか(笑)、赤毛の女性が比較的多いような気がする。さすが赤毛のアンを産んだ国だけある。そういえば、今の職場に転職してきてからというもの、赤毛の女性がやたら気になるようになった。…というか、気のせいか、赤毛の女性にやたらと愛想をよくされることが多いような気がして、その結果、赤毛の女性が気になるようになったようである。たとえばワタシが先月まで宿泊していたホテルであるが、フロントの赤毛のオネーちゃんはとても親切で、何かというと話し掛けてくれた。あんまり愛想がいいし独身ぽかったのでデートに誘おうかと思ったくらいである。今の職場にいる数少ない女性のエンジニアのネーちゃんも派手な赤毛なのだが、どこですれ違ってもたかが通訳のワタシに笑顔であいさつしてくれる。ほかにも仕事で接触のあるカナダ人の女性社員はいるが、笑顔で声を掛けてくれるのはこの人だけである。…で、先日あるコメディ番組を見ていて、登場人物が「赤毛の人は自分に赤毛の子供が生まれないように、東洋人と結婚するといい」とかいうセリフを口にしたのを聞いて、「オヤ？」と思った。赤毛は劣勢遺伝で皮膚の色素も乏しいためオバケのような白い肌にソバカスとセットになっていることが多く、クラスでからかわれたりして劣等感を持っていることが多いらしいのだが、冗談だとはいえ、赤毛の遺伝を絶つために東洋人と交接するという発想が存在すること自体、興味深いと思ったのである。つまり、この「オヤ？」というのは、赤毛の女性がワタシに愛想がいいのは気のせいではなく、彼女たち赤毛族の意識の中に、東洋人男性に対する希求があるのではないか？…とふと思ったわけである。その希求というのは、劣勢遺伝を克服しようという本能的なものかも知れないし、あるいは前述のコメディ番組のような文化的な影響による刷り込みの可能性もあるし、まあ、その両方かも知れない。ボクは金髪とも栗毛とも交際というか交接したことがあるが、そういえば赤毛の女性とは交際したことがない。なので、ボクの赤毛の女性に対するさいきんの関心の中には、「赤毛とじっくり接してみたい」という好奇心にもとづく興味がたしかにある(笑)。たとえば、栗毛は陰部の感じは東洋人とあんまり変わり映えしないなあと思ったが、一方で金髪はｲﾝﾓｳは茶色っぽいのだが、毛がそれほど目立たないため陰部の色が強調され、エッチだなあと思った記憶がある。要するに、ワタシの関心というのは「アソコも赤毛なのだろうか」という点と、ｲﾝﾓｳが赤毛だった場合に陰部に対しどのような視覚的心理的効果があるだろうか…という学術的な探求心に基づいている。まあ、実際はそんな体力もヒマもないのでそのような機会が訪れるかどうかは甚だ疑問ではあるとはいえ、赤毛の女性の接近があった場合には積極的に対応しようと考えている今日この頃なのである。カナダのキャンディのCM。この栗毛のワンピースのネーちゃんはワタシのお気に入りである。

2008.06.29

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イエスとノーの狭間で

中学２年の姪が郡山ハルジブログの訪問者であるワタシは、ホ゜ルノやA-Vのたぐいには全然関心がないのだが、かねがね不思議に思っていたのは、日本と欧米のホ゜ルノとの根本的な趣向の違いである。姪がこれを読んでいるかも知れないワタシ自身は実際に見たことがないのでよく知らないので、見たことのある人にお聞きしたいのだが、アメリカ製のA-Vやホ゜ルノというのはまるでスポーツの実況中継を見せられているみたいで、淫靡さがないという。見たことがないのであくまで又聞きで話をしているのだが、日本のA-Vやホ゜ルノには羞恥というものがあり、女優さんが恥ずかしがる姿に見ている側がそそられる、ということらしい。イヤ、ヤメテ、ハズカシイ…といった女優さんの演技があってはじめて見ている側はコウフンするようである。一方でアメリカ製は、イエス・イエス、オーイエス、オー・ゴッド、もっと、ギブ・イット･トゥー･ミー…という女性の積極姿勢が前面に出され、女優さんは張り切って衣類を脱ぎ、男性側と同じくらい行為に積極参加している。日本の作品のエロさというのは、あくまで衣類を脱がそうとする男優に女性側が抵抗する(あるいはそのフリをする)か、少なくとも自分から張り切って脱がないところが見る男性の趣意をそそっている。男性がそれを試みる前に女性側が手際よくさっさと脱衣して部位を突き出すようではせっかくの淫靡さも台無しで、見る側をシラケさせてしまうであろう（注：但しマゾ向けの女王様モノのような一部の特殊作品を除く）。ワタシはこの根本的な相違は文化の違いに由来するのであって、日本では恥ずかしい秘儀である性的行為が、欧米ではどちらかといえばスポーツや運動のようなものであるものと暫定的に結論していた。一方で、個人的にはオーイエス、オーゴッドを連呼する欧米人女性とはお目に掛かったことがなく、自分の努力が足りないのか、それともあれは演出に過ぎないのかと思っていた。しかし、先日の日記に書いた村西とおるカントクのブログを読んでいて、ワタシはついにこの根本的差異を解明する真実に突き当たった。アメリカのホ゜ルノでは、女優が「イヤ」とか「ダメ」とか言ってはいけないのである。…というか、女性側が拒否の意思を示していたら、男優は行為を継続してはいけない…というのがアメリカのホ゜ルノの倫理規定らしいのである。日本みたいに、ビデオが始まって10分も経たない時点で女優さんが「イヤ、恥ずかしい…やめて…。」などと口にした瞬間（あるいはそのようなしぐさを見せた瞬間）、男優さんは女優さんから身を離し、そこでビデオは終了…となってしまうわけだ。だから、ビデオを最後まで継続させるためには、女優さんは男優がやる行為に対し、イエスイエスイエス、フxxク・ミー、オー・マイクル…などと連呼し続け、歓迎の意を積極的に示し続けなければいけないのである。たしかに、アメリカには日本みたいな「イヤよイヤよも好きのうち」みたいな慣用句は存在しない。「No!」と言ったらホントにノー…ということになっている。これを知らなかった米国大学留学中のある日本男児がアメリカ人女性とデートをして、いわゆるデートレイフ゜で訴えられタイホされたケースが過去に実際にある。もしかするとこの日本男児は「No! …やめてェ！」などと言われて、日本に居たときのクセで却ってコウフンしてしまったのかも知れない。一方、日本でやり放題を経験したアメリカ人男性が、日本では自分がレイピストにでもなったような気分になったと言っていたのを思い出したが、これはアメリカでは女性が「イヤン」「ヤメテエ」というのを押し切って行為を継続する、という経験がなかったからにほかならない。まあ、またワタシ個人の経験に戻ると、欧米の女性でもやっぱり最初は笑いながら一応「No!」とは言うものである。ホントにイヤでなければすぐに抵抗を止めて行為に没入してしまうので、ホントのノーかどうかはフツウは自明だと思われる。だから、相手がオーイエス、オーゴッドを連呼しなかったとしても、なんら自信を喪失することはないので、鰻坂さんや五反田さんもこれからも安心して励んでください。

2008.05.20

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ドスケベ vs. アイアンマン！

クレイジー・クライマー美都☆さんが誰に似てるという話をブログでしていて、あるA-V女優の名前が出てきたので検索していたところ、村西とおるのブログに遭遇した。郡山ハルジブログを訪問している中学２年の姪がいるワタシは、A-Vになど金輪際関心を持ったことがないが、バブル景気当時の日本で大学生活を送った世代として、村西とおるというAV監督がいたことは単なる知識として知っている。どの程度の知識かというと、ワタシが大学時代に友人の下宿で(たまたま)見た現役横浜国大生･黒木香主演の『SMっぽいの好き』の男優兼監督をしたのがこの人であるということと、AVで莫大な財を成す一方で国内外で何度もタイホされていること、経営していたAV製作会社はバブル崩壊と時期を同じくして倒産に莫大な借金を背負ったらしいこと、自分が共演＆監督したA-V女優の１人と結婚して子供は有名中学に通っていること、といった程度のごく一般的な知識である。還暦を迎えて今でも細々とAV業界でビジネスをしているらしいこの人のブログを興味本位で読んだところ、その見識があまりに深く鋭く、つい夜通し過去ログを読んでしまった。かつて英会話教材・百科事典のセールスマンとして成功を収めたというだけあって、博識で語り口も心憎いばかりの軽妙さ。何の世界であれ、その世界を極めた人の言うことは深いし、面白いなあと思わされる。特に感心するのは、オフザケやオゲレツを控えたその抑制の効いた筆致、ｴﾛ事師としての視点でモノを語っているとはいえ基本的にマジメで前向きなモノの考え方である。前科があろうがｴﾛを商売にしていようが、根のマジメさはさすがに東北人だなあと思う。かつては自社のA-V女優どもを囲って酒池肉林のハーレム生活を送っていた同氏であるが、飲まず打たず買わず吸わず日々黙々と泳ぎ走る、禁欲を絵に描いたような生活を送っているワタシのような人間とは対極にある世界の住人のように見えるかも知れない。しかし、古代ギリシャのストア派とエピクロス派が実はどちらも「本能に忠実に生きる」という同じ考え方から派生したように、AVの帝王と孤独なマラソンランナー／トライアスリートの原点は同じなのかも知れない…などとふと考えてしまった。...とは言うものの、彼のブログを読んでいると、「苦行僧」(ストア派)は所詮「ドスケベ」(エピキュリアン)には敵わないことを痛感させられる。前にもここで書いたことがあるが、古今東西「英雄色を好む」と言われるとおり、世の成功者とされる人は大体においてドスケベである。たとえば世界中の政治家や実業家や文化人や芸能人…etc.をあたってみれば分かるが、99%は「ドスケベ」系であってガンジーのような「苦行僧」型の成功者は滅多にいないはずである。（たとえばあの仏陀だって涅槃を開く前にはインドの王子様として酒池肉林を極めていたことは世に知られた事実である。)これは、いくらやっても飽きないその過剰なまでのエネルギーと欲望が前提にあるのは当然であるが、もっと大事なことは「スケベは失敗を恐れない」という点にある。たとえば、失敗を恐れて手堅いターゲットしか狙わない優等生クンは、リッパな役人になるのがせいぜいの小者である。しかし、何度拒絶され続けても諦めることなく、マメにアタックし続ければいつかは相手が堕ちることを熟知しているドスケベ野郎は、事業に失敗して破産してもしつこく挑戦を続け、やがて復活しては一財を成してしまう。もう１つ重要な点は、スケベを支える「飽くなきイマジネーションと強い好奇心」である。対象に飽きては「こんなもんか。」とあっさり諦念を決め込み、現状を受け入れ満足してしまうのが小市民。妻との行為に飽きて、体力があっても浮気をする甲斐性もなく、マラソンなんかで「健全」に解消してしまう“苦行僧”型の小者のサガである。一方でスケベ野郎はすぐに飽きて満足することなく、旺盛な想像力と好奇心によって手を変え品を変え、同じ行為の中に創意工夫や珍奇なアイデアを持ち込んでは、さらなる快楽やハイレベルを追及しつづける。この態度は当然ビジネスの世界にも反映され、最高の品質・技術・サービス…etc.を求めるドライブとなって、この世の事業なり研究なりを発展・拡大・継続させているのである。…ということで、清濁併せ呑む度量を持ったドスケベ実業家や変態／絶倫政治家のような人たちが成し遂げる偉業や事業規模に比べれば、マラソンランナーやトライアスリートのようにケッペキな生活を送るマジメな努力家が成し遂げる“偉業”なんてチッポケなものだし、自分の欲望を飽くことなく追及し続けて莫大な財をなした経験を持つ、この世の酸いも甘いも知り尽くしたドスケベのA-V監督が持つ“賢者の風格”に比べれば、しょせん通訳･翻訳程度の仕事でなんとか口を糊しているワタシのような小者がブログに書き散らしている小賢しい見識など、とるに足りないよなあ…というのが今日の結論なのである。

2008.05.18

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「親に見られた」

さて、オー、マイクルの話から原光景まで話が進展してきたが、最後にこれについて言及しておかなければ、このテーマが完結したとは言えまい。そう、「親に見つかった手淫」の話である。夜、お勉強の最中に、引き出しの奥に隠しておいたエロ本をそっと机の上に出し、夢中になって股間を刺激していたところに母親が差し入れを持って登場、慌ててエロ本を閉じて精機をズボンの中にしまい込むも、決定的に見られてしまった！！…というのは、思春期の男子がいる日本人家庭にはよくありがちなエピソードである。「あなた、勉強してると思ったら、何してんの？」という母親に、「…ご、ごめんなさい」と息子が恐縮して謝る場合と、「ノ…ノックしてから入れって言っただろ！」と息子が逆ギレする場合の２パターンが主流である。ちなみに前者は中学生、後者は中学高学年から高校生にありがちな反応であろう。この２パターン以外では、呆れた母親がすぐにドアを閉めて部屋を出て行き、翌朝以降、息子と母親の間に当面気まずい緊張感が続くパターンである。さて、あなたはどのパターンでしたか？トイモイさん「そういうオマエはどのパターンやったんや？」と聞かれそうなので先に言っておくと、ぼくは基本的に勉強というものをしなかったので、机に向かってﾁﾝｺを露出しているような状況がそもそも発生しなかったし、親が差し入れのために部屋に入ってくることもなかったのである。いちおう試験の前の日には勉強したが、さすがに試験が翌朝に迫っている状況でﾁﾝｺを出している気分的な余裕はなかったのである。女子の場合、男子のように机に向かって局部を露出するような大胆なケースは非常に珍しく、寝る前や起きる前などに布団の中でコッソリやるのが通例なので、「決定的な瞬間」をパパママに見られた！…と証言する女性は極めてマレである（訪問者でそのような人がいたら、ぜひ名乗り出て状況の詳細をぼくに聞かせて欲しい）。だいたい、朝起きる前になんとなく刺激していたら盛り上がってきちゃって、つい夢中になって激しくイジっていたところ、気づいたら母親が洗濯物か何かを取りに部屋に入って来ていて、慌てて手の動きをストップして寝たフリをするものの、「…あ～今の気づかれちゃったかな～あー恥ずかしいィ！」と布団の中で悶絶する…といったパターンがほとんどである。「なんでそんなことオマエが知っとんねん？」と追及されそうなので先に言っておくと、10代の頃の妹の日記にそう書いてあったのである(ｳｿ)。日本のような住宅事情の厳しい環境においては自慰行為の場合よりはるかにマレではあるが、「ボーイフレンド／ガールフレンドを自宅に連れ込んでヤっているのを見てしまった／見られてしまった」という話もたまにある。親が共働きで、子供はこの時間はゼッタイに帰宅しないと確信して行為に没入していたら、予定外に早く母親がパートから帰ってきた…などという場合が通例である。コンサバティブな地方のサラリーマン家庭であれば、子供が昼間っから自宅に男/女を連れ込んで行為に及んでいるのが現行犯で発見されたらフツウは大問題であろうが、一方で、高校年齢くらいになれば子供が自室でGFやBFと交接していても、奨励しないまでも深く追及もしない…というリベラルな家庭が、大阪や首都圏の一部には見られるようである。しかし、子供が自室で制服を脱ぎ捨てて行為に励んでいる一方で、それを看過している両親が「おぉー、お父さんッ！」「美津子ォォーーー！」と盛り上がっている家庭というのも、ちょっと気持ちが悪いものがある。やっぱり子と親の世代が同じ屋根の下でヤっている構図には何か自然の摂理に反するものがあるからだろうか。ましてや家が３世代住宅で、隠居した爺さん婆さんまでが…(以下略)(終)

2008.02.01

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親のヤる声

さて、オー、マイクルな話のついでにぜひ問題提起しておきたいのが、家族間の問題である。子供の頃に親がやっているのを見たり聞いたりした、あるいは自分たち夫婦がやっているのを子供に見られた…といった問題は、子供の心理や家族関係にかなり大きな影響を及ぼしているはずなのだが、あまりおおっぴらに話題にされることがない。フロイトの精神分析に原光景という概念があるが、これはひとことで言えば、幼い頃に見てしまった“親が真っ最中”の光景のことを言い、子供の精神発達上、えてしてトラウマの種になるらしい。なぜかというと、子供はそれが何なのか理解できず、なんだか親が夢中になってやっているのに、自分だけがまったく無視され疎外されているようなショックを受けたり、あるいは父親が母親に暴力を振るっているような印象を抱き、成長してからも交接という行為に歪んだイメージを持ち続けたりすることがあるかららしい。ぼくは学生時代にｲﾝﾎﾟﾃﾝﾂの友人がいたのだが、彼もやはり幼い頃に“原光景”を見たそうである。彼はまだ４～５才くらいだったそうだが、そのときのことをハッキリ覚えていると言っていた。彼の場合、親の激しい声に目を覚ましただけでなく、実際に起きてしまったそうで、それに気づいた母親は慌てて(笑)、亡くなったおじいちゃんのことを思い出して泣いていた自分を今お父さんが慰めて介抱してくれていたところなのよ、と説明したそうだ(笑)。その場でとっさに思いついたにしてはかなり上出来な言い訳だと思うが、彼はその不可解な光景や親のその慌てぶり、親の説明のしっくり来ない部分などが、ずっと記憶にくすぶり続けていたそうである。彼はｲﾝﾎﾟﾃﾝﾂの原因がソレだという自覚はなかったが、ぼくがフロイトの原光景の話をしたらかなり驚いていたので、なんらかの関連に思い当たったのかも知れない。必ずしも親がやっているのを見てしまったことがｲﾝﾎﾟﾃﾝﾂのような解りやすい結果になって顕れるわけではないと思うが、子供の側の感受性やそのタイミングによってはこんなトラウマになることがあるのは確かなようである。ぼく自身は親がやっているのを見たことはない。でも、ビデオや隣人とかのあの時のむせび泣くような声を聞いたときに、どこか遠い記憶に引っ掛かるような妙な気分になるときがあった。そして、あれは母親のあの時の声が潜在意識に残っているのではないかと気づいた。ぼくは、その友人のように起きてしまったりということはなかったものの、子供の頃に真っ最中の親の声にたぶん何度か目を覚ましかけ、半覚醒状態で親の行為の声を何度も聞いていたような気がするのだ。そして、ときには親もぼくが目を覚ましかけていることを察し、ぼくが寝息を立てることを確認するまで行為を中断したりしたことが何度もあったに違いない。そのことを考えるとぼくはいつも思うのだが、はっきり言って、寝つきの悪い子供は寝つきのよい子供に比べ、親に好かれないと思う。なぜかと言うと、いつ目を覚ますか分からないような子供と寝ていたら、行為に没頭できないからだ。目を覚ましかけた子供のせいで何度もいいところで行為を中断させられる親は、きっとその子供に対し無意識のうちに悪意を抱くに違いないと思うのだ。場合によっては子供の表情をうかがって「この子、昨夜のこと、気づいているんじゃないかしら…」といった不要な疑念さえ抱くようになりかねない。一方、寝つきがよくて、どんなに激しい営みの際でも決して目を覚ますことなく、可愛い寝息を立てている子供は、子供らしいいい子供だと親に愛されるはずだ(笑)。夫婦の円満を援ける寝つきのよい子供、他方で、夫婦の愛の営みを邪魔する眠りの浅い子供、どちらがより親に愛されるかは明白だと思う。いずれにしても、子供にとって「ヤっている親の姿」というのは想像するのもおぞましいものがある。とくに、思春期を過ぎた子供であれば、いい年をとってから親がヤっているだなんてゼッタイ信じたくないと思う(笑)。定年を過ぎたパパととっくに更年期を過ぎたママが、「おぉー、お父さんッ！」「美津子ォォーーー！」なんて叫びながらやっている様子くらい醜悪なものはないと思わないか。こうして考えると、西洋で子供が親と寝室をともにしないのは、やっぱり大声を出すことが前提になっているのかなあ、と思う。日本でも、子供が思春期になるタイミングで個室が与えられることが多いが、その年になると親もさすがにもう大声を上げるような熱情は失っているのが普通である。もちろん何歳になろうが、子供と寝室を別にしたのを機に「あぁァー、お父さ～んッ！」「アヲタキョウコぉぉーーー！」という愛の営みの声を上げて夫婦愛を確かめてみるのもよいかも知れないが、それを聞いた子供がグレる危険性はあるだろう。

2008.01.31

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続オーマイクル(日本編)

昨日の日記を書いているうちに、日本に住んでいた頃に経験した「オーマイクル」な話をいくつか思い出したので、この際せっかくだから書き留めておくことにする。学生時代ワタシはコンビニの深夜勤のバイトをしていたので昼間に仮眠していたのだが、その日、部屋が揺れ始めたので目が覚めた。しかし地震でないことはすぐに分かった。震源が上階の部屋だったからである。ワタシが当時住んでいたのはいわゆる文化住宅と呼ばれる木造モルタル２階建てのアパートで、窓はサッシではなく木枠にすりガラスが入ったような、おそらく昭和30年代に建てられたようなところであった。上階からは激しくギス、ギス、ギス…という家具がきしむ音が聞こえ、ときどきその家具が壁に当たり建物を揺らしているらしかった。上階の住人はワタシと同じくらいの年の地味でおとなしい感じのブスだったが、いったいどんな男性が相手をしているものか。いずれにしても、建物の老朽度を考慮して欲しいものである。ノイズと部屋の揺れはまもなく止み、ワタシは再び眠りに就こうとしたが、すぐに第２ラウンドが始まった。最初は1秒に1回くらいのペースでギシ、…ギシ、…ギシ、という往復運動に合わせた軋みが聞こえてくるのだが、それが次第に速さを増し、住人の女性の声が聞こえてくる頃には1秒間に3.5回くらいの超高速運動になり、部屋が揺れ始めた。まるでプロレスごっこのような激しさ、天井が抜けるかと思ったくらいである。さいわい、行為は５～６分で終了し上階はまた静かになった。これでようやく眠れると思ったが、甘かった。しばらくして第3ラウンドが始まったのである(笑)。…ギス、ギス、ギス。またか！オマエら、昼間っからいい加減にしろや。切れたワタシはベッドを出て、ほうきか何かで天井を激しく突いた。ワタシのメッセージが伝わったらしく、ギスギス音は静かになり、しかし控えめながらもしばらく細々と続き(笑)、やがて完全に静かになった。その日以来、上の階からギスギス音が聞こえてくることは二度となかった。もう１つ思い出したのが、当時バイト先のコンビニの同僚にいた、ヤマネ君というモグラをイメージさせる風貌のズングリした男のことである。彼はワタシの通っていた大学よりやや偏差値の低い大学に通っていて、彼に言わせると、ワタシの大学を受験してギリギリで落ちたと言う。どうしてギリギリで落ちたのか分かるのか聞いたら、その大学に合格した友人が調べて教えてくれたのだそうである。ワタシは同級生に、卒業後大学事務局にそのまま就職したヤツがいるのだが、学生が合格順位を知ることなどありえない、と言っていた。大学当局に勤める彼でさえ合否順位などといった情報を目にする機会がないのに、学生が調べて判るようなことではない、というのである。…まあ今思えば、その友人というのが、志望校に落ちたヤマネ君を慰めるためにそのようなことを言ったのであろう。…で、このヤマネ君が言うには、彼は隣人の女子大生のせいで浪人時代を棒に振ったという。福井だか京都府の日本海側だかの田舎の出身の彼は、京都市内にワンルームマンションを借りてもらって浪人時代を過ごしていたらしいのだが、隣の女子大生というのが夜な夜な男を引き込んで行為に及び、それがうるさくて勉強に集中できなかった…というのである(笑)。彼はある日、意を決して、自分は浪人中の身なのだが、あの声がうるさくて勉強に集中できないので、もう少し静かにやって欲しい…といった旨の手紙を書き、隣人のポストに投函したそうである。しかし、彼の懇願もむなしく、隣の女子大生の声はその後も止むことがなかったらしい(笑)。彼は、志望校に落ちたのはいかにもその女子大生のせいだ、と言わんばかりの口調であった。しかし、だ。いくらなんでも「隣の女子大生」は毎晩一晩中やりまくっていたわけでもあるまい。ワタシの経験では、バイトやレポートに追われる学生がボーイフレンドの訪問を受けて行為に及ぶのはどんなに多くたってせいぜい週に２～３回、しかもワンルームマンションの壁を通り抜けて聞こえるような大声になるのはクライマックスの数分ではないか。仮に、若さに任せて３ラウンドまで致したとしても、音を発しているのは延べ1時間に満たないだろうし、「勉強の邪魔」になったのは合計しても週３時間程度だったと思われるのだ。…そこで思い出したもう１つの話が、当時のバンド関係の女友達の話である。彼女は当時、浪人生のボーイフレンドと半同棲状態だったのだが、そのボーイフレンドの下宿というのが隣部屋とベニヤ板で仕切られたようなボロい部屋で、テレビの音やら生活の音が筒抜けな上、壁の隙間から灯りが漏れてくるようなところだったらしい。彼氏の隣人は京大かどこかの学生だったらしいが、彼女が彼氏と例の行為に突入するたび、なぜかいつも隣の部屋からは灯りが消え(笑)、物音が一切しなくなるのだ…と笑いながら彼女は話していた。どうやら隣人は灯りを消して完全な鑑賞体制を整えてまで、お隣さんの営みの音声に集中していたらしい。…思うに、ヤマネ君が勉強に集中できなかったのは、行為の音がうるさいからというより、つい隣の部屋の音に聞き入るクセがついてしまっていたのではないか。女性経験のない彼はちょっとした物音にも妄想を膨らませ、歴史年表や試験に出る英単語なんかより「隣の女子大生」のことが気になって仕方がない状態に陥っていたのではないかと思うのだ。隣人がボーイフレンド付きの女子大生だったのは確かに浪人生にとって不運だったかも知れないが(笑)、ヤマネ君の敵は隣の女子大生ではなく、自分の妄想というか劣情だったのだろう。あれから20余年、きっと今ごろみんな子供もいたりして、大声を出したり部屋を揺らしたり電気を消したりしたのもみんな若気の至り、いい思い出ですね。

2008.01.30

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オー、マイクル！

突然目が覚めた。時計を見ると午前４時くらいである。どうしてこんな時間に目が覚めたのだろう…とうつろな頭で考えたが、2.5秒後には答えが出た。上の階の住人の声である。女性の叫び声が聞こえる。悶え声などというカワイイものではない。絶叫しているのである。擬音語を使って表現すれば、ギョァエーとかヒギィィイーとかフングゥァアアーそんな感じなのである。間に400m全力疾走直後のような、ハァ、ハァ、ハァ…という有声音の喘ぐ声も聞こえる。擬音語以外に、たとえで表現するなら、出産時の悶絶の声に非常に近いかも知れない(テレビでしか見たことないけど)。たまにギシギシといった軋み音が聞こえるが、断続的なので、標準的な交接ではなく、何か特殊なことをしているらしい(笑)。隣からこのような声が聞こえたことは一度もないのだが、上の階からはたまに聞こえてくる。壁はしっかりしているのに、床と天井が薄いのか？いずれにせよ、これほど激しい声を聞くのは初めてである。聞いていてもぜんぜん興奮しない。かつて、激しい喧嘩をしている声を何度か聞いたことがあるのだが、声や喋り方から判断するに、熟年の、しかもあまり教養のなさそうなカップルである。想像するのも忌まわしい。バトルが静まったからか、眠気のほうが勝ったのか、その晩はいつの間にか寝ていた。翌日、昼寝をしていたところ、また目が覚めた。時計を見ると午後1時半である。また一瞬どうして急に目が覚めたのか考えたが、またすぐ理由が判明した。昨日にもまして激しい声が天井から聞こえてきたのである。オマエら、週末とはいえ、昼間からか！隣人のことが気にならないのだろうか？それとも、隣人が外出したのを確認してから開始しているのか？昨晩は聞こえてこなかったが、今日は男の声も聞こえてきた。喘ぎ声ではなく、何か言っている。注意して聞いてみたら、「Do you want it!? Ah?」と言っている。女は、フグゥゥゥー！とか絶叫で答えている。規則的なギシギシ音が聞こえないので、たぶん大人のおもちゃか単なる異物を使用しているのだろう。すぐに、ヒギィィーとかフングゥァアーとかいう叫び声が聞こえてきた。声を抑えようという努力どころか、魂の限り叫んでいる感じである。たとえて言えば、猛獣の咆哮に非常に近い。女はたまに何かセリフも言っているのだが、喘ぎながら言っているのでよく聞き取れない。口調から察すると、おそらく「Give it to me」みたいなセリフだと思われる。たしかにここ１週間、最高気温マイナス10℃くらいの日が続き、連日室内にこもって退屈していたのは分かる。彼らにしてみれば、娯楽だけでなくスポーツやセラピーも兼ねているのだろう。それにしても、一部の西洋人のあの時の声というのはほんとうにカルチャーショックを感じる。日本に住んでいたときも似たような経験はあるが、抑えようとした声が仕方なく漏れてくるような感じである。叫ぶとすれば最後のほうだけである(笑)。しかも声はキャーといった高音だ。あんな野獣の咆哮を東洋人女性に聞かされたことはまだない(笑)。あれはどう考えても、盛り上げようとして意識的に声を上げているのだろう？倦怠期の夫婦とかが、単調になってきた営みに刺激を与えるために、特に女性の側が勢いを失った男を励ますために(笑)、非日常的な声を上げて狂気の世界を演出しているんだよな？それとも自然にあんな叫び声が出るくらいにスゴイのか、西洋人の男は！？オイラと交接した白人女性たちが誰も絶叫しなかったのはオイラの力量不足のせいなのか(笑) ！？今日は、在宅で仕事をしてたら、上階からまた女の声が聞こえてきた。専業主婦なのか欠勤なのか在宅勤務なのか知らないが、今日は昼間っから独りでやっているらしい(笑)。週末のほてりがなかなか冷めないのだろうか。でも今日は絶叫せずに、遠慮がちにフゥーン、アァーンといった声しか聞こえてこなかった(笑)。独りでやるときには絶叫しないということは、やっぱりあの野生の叫びは相手を意識した演出なんだよね、ね。備考：今日の日記のタイトルは、かつてﾄｲﾓｲ氏がタイかどこかのホテルで、夜に隣の部屋から「オー、マイクル！」という女性の熱情の叫び声が聞こえてきて、知りたくもないのに隣の西洋人男性の名前がマイクルであることを知ったという話を日記に書いていたのに由来するということは、書いた本人であるﾄｲﾓｲ氏はもちろん、その日記にエライ興奮して数日の間「オー、マイクル」と他人のブログにまで書き込みをしていたｱｦﾀｷﾖｳｺさんには説明不要ですね、ところでﾄｲﾓｲさん、あの日記を探しましたが見つかりませんでした、見つかったらリンクを貼るので日付を教えてください

2008.01.29

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毛

アヲタキヨウコさんワタシの体毛に関するコメントをありがとうございました。そう、ワタシは男性にしては著しく体毛が少ないです。胸毛も背毛も皆無です。乳輪の周りに２～３本生えてきますが、いつも抜いています。腕なんてうぶ毛みたいのしか生えてないので、ほとんどツルツルです。よく指や手の甲に毛が生えている人がいますが、ワタシの場合まったく生えていません。ワキ毛や陰部にはちゃんと生えていますが、まあ女性並みの濃さですね。ヘソ毛はありません。あと、マラソンを始めて脚に筋肉がついたせいか、30歳も後半になってから脚に多少毛が生えてきましたが、それまでは太ももはツルツル、スネはゴボウ程度の毛がチョロチョロ生えているだけでした。たしかにワタシの家系は父母とも体毛が薄かったです。母親は陰部以外ツルツルだったし、父親もゴボウのスネ毛でした。寝たきりの祖母も、オムツを交換するときにチラっと見ましたが、陰部はほとんど不毛でした。要するに、ワタシの体毛の薄いのは遺伝に負うところが大きいようです。まあ、進化の歴史は体毛を喪失する過程でもありますから、ワタシは一段と進化した人類の兆候を示していると言ってもいいでしょう。しかし、ワタシの体毛が薄いのには、もう１つ大きな理由があるように思われます。それは、ワタシが小学校２年生だったときに遡ります。小学校２年生のとき、プールの時間、プールサイドに並んで体操座りをしていました。ワタシの前には佐々木賢一君が座っていましたが、彼の肩から背中にかけて、カビのような黒い毛が覆っていました。ワタシは家族に毛の濃い人がいなかったので、この毛を見てすごく汚いと思いました。ワタシはその日自宅に帰るなり、父親のヒゲ剃り用Ｔ字カミソリを使って、腕から脚から全身のうぶ毛を剃りました。自分にあんな毛が生えていたらイヤだと思ったからです。…以来、毛が生えてこなくなりました。中学２年生になって陰部の毛が、高校１年になってワキ毛が生えてきましたが、スネも腕もずっとツルツルのままでした。もしかして、小学校２年生の夏に全身の体毛を丹念に剃ったとき、毛根とか毛母細胞の一部まで剃り取ってしまったのかも…と考えたことがありました。しかし、そこまで深く剃っていたらきっとケガをしていたはずなので、まあ単に、自ら体毛の生長を抑制してしまうくらい体毛がイヤだったということなのだと思います。ちなみに、アメリカ人女性には、体毛のない肌を愛されたこともあれば、「ちょっとくらい胸毛があった方がワイルドでいい」と言われたこともあります。まあ、体毛がないと体表を清潔に保ちやすいし、体臭も体表に残らないので、その点はよろこばれることが多かったかも知れません。たとえば、ワタシの場合、ワキにかいた汗さえ無臭なのです。でも、「ちょっとくらい男クサい方がいい」と言う人も中にはいたかも知れませんね。あと、体毛がないと便利なのは、裸で寝ても毛が落ちないので、ベッドのシーツなどを清潔に保ちやすいということでしょうか。あと、腹筋とかの筋肉の割れ目が目立つので、見栄えがいいというのもあるかも知れません。「半ズボンをはいても似合う」というのもありますね(笑)。いずれにしても、ワタシは自分の体に体毛が薄いのを、とても気に入っていることは確かです。以上で今日の体毛の話を終わります。

2008.01.08

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粘着質の臭いクソ

『粘着質の臭いクソ』　作詞：郡山ハルジ♪米を食うと出る粘着質の臭いクソいくら拭いてもケツに残るしつこい、しつこいクソさ自分がイヤになるよなそのクサさしかも重いし、多いし、１回の水洗じゃなかなか流れ切らないんだだから、米ばかり食わずにパンや麺類も食べようね(2番)♪米を食うと出る粘着質の臭いクソいくらひり出してもまだ出るしつこい、しつこいクソさ自分がイヤになるよなその量しかも太くて、長くて１回の水洗じゃとても流れ切らないんだだから、米を食うときは、野菜も一緒に食べようねコメント：自宅でひとり仕事してると、ロクなこと考えないよな

2007.12.18

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自分は歯ぎしりをしているか

ボクは今日、歯を抜きました。アメリカやカナダでは歯医者(dentist)では抜歯してくれません。歯を抜くときは口腔外科(dental surgeon)に行かねばなりません。２つは全然違う医師資格なのです。歯科医の説明によるとボクの上の奥歯はクラウンを被せたところから下が縦に割れていて、そこからバイ菌が入って感染していたそうです。どうやらボクは奥歯を強く噛みすぎる傾向があり、クラウンから下の歯がその重さに耐えられずに縦に割れてしまったのではないかということでした。たしかにボクはランニングや自転車のトレーニング中に全力疾走したりするとき、堅く歯を食いしばっているかもしれません。会社に行ってからその話を同僚にしたところ、寝ているときに歯ぎしりをしているのではないか、と言われました。その同僚は歯医者に行ったら「歯がすり減っている」と言われ、寝ている時に歯ぎしりしている可能性を指摘されたそうです。そこで夫に訊いたところ、自分が就寝中によく歯ぎしりしていることを初めて知らされたそうです。彼女は今では歯がすり減らないように、毎晩歯科医に作ってもらったマウスピースをつけて寝ているそうです。ボクは自分が歯ぎしりをしているかどうか分かりません。しているときに自分は寝ているからです。自分の体臭の問題のように、歯ぎしりとかイビキは自分で判断するのが困難な現象です。ただ、寝言やいびきや歯ぎしりの場合、体臭と違って、他人から率直な意見を収集するのは比較的容易だと思われます。人に「アナタは臭い」とはなかなか言えませんが、「いびきをかいていた」と指摘するのはそれほど抵抗がないからです。そういえば、ボクはちょっと前まで、自分はとても寝相がよく、寝言もイビキもかかないと思っていました。それまで一緒に寝た人から寝相がいいと言われたし、寝言もいびきもなかったという報告を受けていたからです。ところが昨年、初対面のほうろう(放浪の達人)さんとﾀﾞｷﾞﾘﾁ(オダギリチガ)さんと山奥の旅館でオフ会お泊り会をした際、朝方ﾀﾞｷﾞﾘﾁ氏に「寝言とか言ってなかったですか？」と冗談で聞いたら「少しイビキをかいていた」との報告を受けました。誰かと寝室をともにして、イビキの報告を受けたのはそれが初めてでした。40歳にして、自分がイビキをかくことがあることを初めて知ったのです。それは、たとえれば、中年になってから、自分の目が届かないケツの割れ目の間に大きなホクロがあることを知るようなもので、なかなか新鮮な発見でした。自分が就寝中に歯ぎしりしているかどうかも、誰かと一緒に生活することがあればもっとカンタンに知ることが出来るのになあ…と思います。体臭やイビキや歯ぎしりやケツの間のホクロだけでなく、独身で生活しているせいで自分で気づかないでいる自分のこと、というのは、実際たくさんあるんだろうなあと思いました。

2007.10.03

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体臭はなぜ臭いか

もういい加減に聞きたくない人もいると思うが、臭い話はまだ続きがある。この点について触れるまでは臭い話を終えるわけにはいかないのである。先日の日記で『「体臭＝クサイ」という連想が成立したのはいつのことなのだろうか。』などという問いを立てて、生物にとって元来は異性を引き付ける役割を担っていたはずの“体臭”が“クサイ”ものとして認識されることになった起源について疑問を提起した。ボクは、実はこの人類の歴史にとってのメルクマールともいえる重大な契機について、自説を持っている。それは、「人類が体臭をクサイものと認識するようになったのは、人類が料理をするようになったときである」…というものである。火に掛けるとか熱を通すとかいう「調理」ではない。栄養価に変わりはないのに香料などを使って調味する「料理」である。察しのよい人はもう薄々勘づいていると思うが、そう、この説をひらめいたは、「おいしい食べもののニオイは体臭に似ていないか？」…という疑問に端を発する。これを読んでいるキミもいちどくらい同じことを考えたことがあるはずだ。スモークサーモンと男根納豆と足の裏寿司と女性器(東洋系)チーズと女性器(西洋系)ネギとワキガ(東洋系)ピザとワキガ(西洋系)シシカバブとワキガ(中東系)タコスとクソetc.etc.一瞬考えたことがあるけど考えないように努めたか、そんなことを言うと嫌われるから口に出さないだけで、上に挙げた例の１つや２つは誰でも一度はそう思ったことがあるのではないだろうか。たとえば、被験者に何の先入観もなしにワキガのニオイ成分だけを嗅がせて「これはピザです」と言ったら「おいしそう！」と思うに違いないが、逆にシシカバブのニオイ成分を嗅がせて「このワキガのニオイをどう思いますか」と聞いたら「ゲーッ」と言い出すに決まっているのである。ボクが何を言いたいかというと、ニンゲンがこれらの食べ物のニオイを「いいにおい！」とか「おいしそう！」とか思うのは、まさに体臭そっくりのニオイがするからなのではないか、ということなのである。端的にいえば、中華料理にせよメキシコ料理にせよ、「おいしそう」なニオイというのはどこかしら「体臭」を想起させる要素が含まれているはずだ。逆に言うと、身体から発散し異性を引き付けていたニオイを、食べ物で再現するようになったのが“料理”の起源ではないのか。それまでは、体臭そっくりのニオイがするから「おいしそう」と思ったのが、いつの間にかその関係が逆転して、人の身体が食べ物のニオイを発していると、「おいしい食べ物」という幻想を台無しにしてしまうので、それを場違いすなわち「クサイ」と認識するようになってしまった…というのがボクの仮説なのである。考えてみると、動物がフェロモンを発して異性を引き付けるのは発情期に限られている。一方、発情期のなくなったニンゲンは、年がら年中ひっきりなしに体臭を発している。人類が文明を発明する前、すなわち死亡率が異常に高かった太古の昔は、年がら年中ひっきりなしに体臭を放ち異性を引き付け生殖することでようやく人口を維持することができた。…しかし、人類が文明を発明し死亡率を劇的に低下させた頃から、年がら年中の生殖行為は人口の安定にとって不都合になった。人類が“料理”をするようになったのもこの時期ではないか。それまでは、寄生虫を殺すために肉を火に通したり、野菜や穀類を食べやすくするために“調理”はしていたに違いない。しかし、それを「体臭そっくり」な「おいしい食べ物」へとアレンジするようになったのが“料理”の起源であり、体臭をクサイものとして忌避するようになったきっかけであるに違いない。難しい言葉を使えば、人類は文明を発明したときに、「体臭によるコミュニケーション」という本能的な形式を抑圧し、「料理」という文化的な形式に昇華したのである。それと同時に、「体臭」は自らの“非文化的”で“原始的”な出自を思い起こさせる忌避すべきものすなわち「クサイ」ものとして認知されるようになったに違いない。体臭に対しては偏見・差別意識を持ちながらピザや寿司をうまいうまいと食っている現代人は、要するに“卑しい出自”を必死で隠そうとしながら、お里が知れるような行為をひけらかしているようなものだということだ(笑)。…どうだ、ボクの説の賛同者になっただろキミも。ぜひ食事の席などで同僚や家族にこの真説を開陳し、ボクのように友人の少ない人になろう！

2007.09.25

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まだ臭い

ニオイの話のつづきなのだが、昆虫のフェロモンや発情期の動物の話を持ち出すまでもなく、身体から放たれるニオイというのは本来「異性を惹きつける」という生物学的な目的があったものである。メスの蝶をオスが追い回したり、オスの犬がメス犬のケツのニオイを嗅いで交尾を始めたり、オスライオンがあちこちに少しずつショウベンを引っ掛けて回ったりするのと同じように、きっと原始時代のニンゲンも、ワキガとか陰部の臭気を嗅いで異性を意識し、興奮していたはずなのである。実際、現代でも「ワキガが大好きで、鼻先を突っ込みたくなる」という五反田太郎氏のようなオトコもいるし、彼の白人妻も「無臭なのはロボットみたいで嫌い」だと証言しているそうだ。また、心斎橋氏の先日の日記によると、「人間は異性をニオイで選んでいる」という説が実際にあるそうで、あるテレビ番組の実験では、本能的に近親婚を避ける仕組みがあるものか、人は自分と一番臭いの組成が遠いタイプの異性を選んでいるという結果が示されているそうである。いずれにしても、日常的に意識しないだけで、やっぱりニオイで異性を意識したり興奮しているのは現代人であっても同じらしい。それにしても、「体臭＝クサイ」という連想が成立したのはいつのことなのだろうか。フランス革命の前にはすでに「コロン」で体臭をゴマカす習慣があったそうだから、近代文明の所産でないことは確かだ。また、時代だけでなく文化的にもニオイに対する反応には相違がある。たとえばアメリカのような人種のるつぼに住んでいると、インド系の人の多くは平気でインド臭を振り撒いているのに気づかされる。図書館のような公共の屋内にいると、「…あ、インド人がいるな…」というのが5m離れていてもすぐ分かるものだ。あとタクシーの運転手に代表されるアラブ系の男はたいていいつもシシカバブそっくりの臭気を堂々と発散している。アレは、臭気に鈍感というよりは、あのニオイをクサイと認識しないからに違いない。むしろ、男女を問わずあのニオイを嗅いで落ち着くのに違いないのだ。「人種のるつぼ」であるという同じ理由で、アメリカ人のとくに白人連中は、体臭にかなり敏感である。「過敏」と言ってもいい。デオドラント剤のＣＭがこんなに多い国は世界広しといえどもアメリカ以外にないだろう。(そのクセ、結構パンツが汚かったりするのだが(笑)。)だからと言ってアメリカが無性的になっているかというと、決してそんなことはないのは明らかである。むしろヨーロッパなんかよりずっと“お盛ん”である。要は、「ニオイ」のような本能的な要因ではなく、「視覚」でスイッチが入るように条件付けが代わってしまっているのであろう。ハリウッドの映画やテレビ画面からはニオイはしないから、仕方がないのだろう。(関係ないけど、何ヶ月か前に、ブリトニー･スピアが飛行機の中で靴を脱いだらその臭気の強烈さに周りの乗客から苦情が出て、靴をはくように添乗員から強く要請された…という芸能ニュースがあったな(笑))日本人の場合、もともと清潔好きである上にアメリカに追随するくらいニオイに過敏な民俗なので、無臭化はかなり進行していると言えよう。アメリカのように、ニオイに代わる「視覚興奮文化」のような仕組みでも作らないと、異性に引き付けられる機会は減少しひいては少子化が加速する一方かも知れない。たまたまここ最近ニオイを出していたオイラも、今週から復活した塩素たっぷりの市営プールに何10分も浸かる日々を送っている結果、塩素臭がする汗を分泌するまでになっている。腋の下に手を入れて汗のニオイを嗅ぐと、そのニオイは紛れもなく漂白剤のニオイなのである。ただでさえ「ニオイのしない男」なのに、さらには殺菌・消毒を連想させる漂白剤のニオイまでするようになったら、オイラももはや独身中年道を極めるほかない。

2007.09.22

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臭い

“クサイ”も“ニオイ”も「臭い」と書く。「クサイニオイ」を変換すると「臭い臭い」となり、「クサイクサイ」なのか「ニオイニオイ」なのか「ニオイクサイ」なのか判らなくて不便である。ちなみに今回の表題は「クサイ」でも「ニオイ」でもどっちでもいい。かつて体臭や悪臭についてこのHPの日記に書いたことがあるが、ボクは基本的にクサイニオイというのは他人や自分の外に起こることであって、「自分」と「クサイ」が結びつくことはないと思っていた。もちろん、ニオイというものは自分ではなかなか自覚するのが困難なものであって、えてして他人に指摘されてるまで自分や自分の部屋がクサイことには気づかないものだし、また周りの人もふつうは遠慮して「アナタ(あるいはアナタの部屋)は臭い」などとは言わないものであるからして、自分では臭くないと思っていることが、実際に臭くないことの保証にはならないことは言うまでもない。「体臭恐怖症」などという神経症が存在するのも、「実は自分はクサイのではないか」「みんな遠慮して言わないだけじゃないのか」という密かな懸念を誰しもが心の奥底に秘めていることの表れに違いない。それでも、これまでボクは「自分は臭くない」と思ってきた。理由は、自分は男性にしてはセイケツなほうだし、これまで交際した複数の女性たちからも「アナタは何のニオイもしない」と言われていたからである。だから、自分は「臭わない男」なのだと思っていたし、自分の嗅覚の客観性もかなり信用できるという漠然とした確信を持っていた。…しかし、さいきん自分がニオイを発していることに気づいた。ふとシャツや肌着のニオイを嗅いだ瞬間に、「なんだか臭いな…」と思うことがたびたびあった。いわゆる加齢臭とかオヤジ臭かとも考えたが、基本的にオヤジ臭は「苦いニオイ」のはずで、ボクのはどちらかといえば「酸っぱい系のニオイ」である。汗に含まれている成分だろうかと思って汗を手の甲で拭ってニオイを嗅いでみるのだが、そんなニオイはしない。よほど強烈なエスニック料理を食べるか、長時間のジョギングで汗だくにでもならない限り、通常ボクの汗は無臭である。そこで思いついたことは、このニオイが内因ではなく外因性のものではないか、ということである。つまり、ニオイが「身体の内側から染み出す」のではなく、「身体の外側から付着した」のではないか…という推察である。外因で身体が臭くなることはよくある。これまででいちばんテキメンだった経験は、20年前にインドを１か月ほど旅して日本に帰ってきたら、足の裏をはじめ、インド臭がしばらく取れなかったことがある。…で、今回の“外因”としては３つくらい考えられる。１つは、１か月くらい前に車上荒らしに遭って以来、自分の自動車の中のかすかな異臭に気づいていた。我がマンションの駐車場を荒らした犯人は、盗みをはたらいた際にボクの車のシートに座ったに違いないのだが、どうもシートがクサイような気がするのである。犯人は夏場の立体駐車場を歩き回って５台もの自動車を荒らすにあたり、かなり汗をかいていたに違いない。それに、小銭を盗むようなコソ泥であるからして、荒んだ衛生環境で暮らしていたに違いない。この「シートに染み付いた泥棒の体臭」が、そこに毎日座る汗ばんだボクの衣類に転移している可能性が強い。２つめは、自分のアパートのニオイである。さいきん何度か帰宅してドアを開けた瞬間に「…ン？クサイな…」と思うことがあった。夏場だというのに８月上旬以来キッチンの大掃除をしていなかったし、しまうのが面倒でリビングに出しっ放しの掃除機も微妙に異臭を放っている。部屋の中を漂うこのニオイの粒子が、衣類をはじめとする室内のあらゆる物に染み付き始めている可能性がある。３つめは、マンションのプールのニオイである。ボクが練習のために利用している市営の屋内プールがリフォームのために過去２週間閉鎖になったため、仕方なくマンションの小さなプールを利用していたのだが、何せ「ファミリー･プール」なので、不特定多数のガキやオヤジやジイサンバアサンがロクにシャワーも浴びずに使用している結果、キタナイのである。実際、水はいつも濁っていて、口に入るとしょっぱい(笑)。この“味つきの水”をとおして他人の体臭成分がボクの身体に沁み込んでいる可能性はかなり高い。とりあえず、今週末は部屋や自動車をキレイにしようかと考えてはいるが、まあ、もともと無臭のボクが多少臭い始めても、丁度いいくらいかな、とも思っている。

2007.09.21

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美しい壺

きょうも危ないところでした。通勤の途中、会社まであと数分、という前回とほとんど同じところで渋滞に巻き込まれました。いつもそうなのですが、プールでひと泳ぎしてから出勤する朝は、通勤途中で強い尿意を催すのです。今回の渋滞の原因は交通事故のようです。さいわい、おととい中身を始末しておいたので、例のガラスの壺がまた役に立ちました。ほんの１週間のあいだに２回も！自動車の運転中にこの壺に放尿するのはちょっとしたコツが要ります。便器にするように思いっ切り膀胱を緩めてはいけません。すぐに溢れてしまうからです。いつでもストップできるようにコントロールしながらジョロジョロと放ちます。そして、まだすべて放出しきっていなかったとしても、容器の８分目くらいでストップしなければなりません。自動車の揺れで中身がこぼれてしまうからです。括約筋に力を入れてグッと尿を止めます。そして、しずくを振り切った後、陰茎を容器から外し、すぐにフタを閉めます。そして、ドリンクホルダーのような安定したところに置きます。…これでプロセス完了です。今日も勤務中ずっと車内に放置していたわけですが、最高気温が30℃を超えた昼過ぎに様子を見に行ったところ、自動車の中でお湯のように熱くなっていました。爆発したら大惨事でした。夏場の尿壺の取り扱いには注意が必要ですそれにしても、先日の日記にアップした画像もセミプロのカメラマンのほうろう氏やセミプロの芸術家の心斎橋氏から絶賛されていましたが、尿の入ったガラスの壺というのは、きれいなものです。なんとなくそのまま捨てるのが惜しくなって、記念に写真に収めておくことにしました。ゴージャス高級感そういえば、かれこれ15年前に写真家のアンドレス・セラノが『Piss Christ』という作品を公開して物議を醸しましたが、尿を被写体に用いたくなる気持ちがなんとなく解ったような気がしました。彼ももしかしたら、緊急時にビンが何かに用を足したのがキッカケになったのかも知れませんねおわり

2007.08.29

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陰部火傷記

恐ろしいことに、陰部に火傷を負ってしまった。しかも、表皮/包皮によって保護されていない亀頭部(！)である。最初、何が起きたのか自分で分からなかった。とつぜん、脳内にズコンと強烈なフックを食らったような衝撃を受け、脳に信号を発信しているらしい股間を見たら熱湯がこぼれていることに気付いた。あわてて熱湯の浸み込んだパンツを引っ張って被害の拡大を防いだが時すでに遅し、左太股の付け根と、いちばん突出していた亀頭部が熱湯を浴びてしまった。…実はこんな日がいつか来るのではないかとは思っていた。過去にも書いたがオイラはこの季節は自宅ではいつも全裸に近い格好で過ごしているからだ。今回の場合、帰宅してパンツ一丁になり、夕食にうどんを煮た。そして、いつものとおり、うどんを煮たミルクパン(小さな片手なべ)を、なべから直接食べるつもりでレンジから下ろした。そして、インターネットの記事でも見ながら食おうと思い、コンピュータ・デスクの椅子に座った。この「pcのモニターを見ながら」という発想がよくなかった。左手に持ったミルクパンは具いっぱいのうどんで溢れていたのだが、どうも椅子に座ろうとしたときにバランスが崩れたらしく、股間に向かってうどんの汁をザーッとこぼしていたらしい。しかしオイラの目はモニターに集中していたため、うどんの汁を浴びている陰部から脳に信号が送られ、それを「緊急事態」と認識するまでの１～２秒の間、事の重大さに気付かずに熱々の汁をこぼし続けていたらしいのである。それがはじめから亀頭部などにこぼれず、まず太股などにこぼれていれば、オイラはすぐに「熱ッっ！」と思い、反射的に左手のソースパンを股間から遠ざけ、椅子から飛び上がっていたに違いない。しかし、汁はうまい具合に最初から“ど真ん中”の的にこぼれていたのである。面白いことに、亀頭部には冷感や温感がないのであろう、熱湯の刺激を「熱い」と認識せず、単なる「(何らかの)衝撃」としてオイラの脳に伝えていた。オイラがはじめ何が起きたのか分からず、そのガツンと殴られたような衝撃の意味を認識するのに時差が生じてしまった理由は、まさにそこにある。まず「…なんだこの衝撃は？」と思い、それから信号が送られてくる股間に視線を移し、左手のソースパンからうどんの汁がこぼれているのを認識し、「熱湯が陰部に注がれている＝身体の敏感な部位の火傷」という意味を了解し、そこでようやく(慌てて)次のアクションに移ったわけである。オイラはその認識が脳内に成立してすぐに椅子から立ち上がり、うどんの入ったソースパンを床に下ろすと、パンツを脱いで恐る恐る陰茎部を調べた。亀頭の先端部から左半分に掛けて、まだらに赤くなっている。おそらく、うどんの汁がこぼれた瞬間にパンツの繊維と接触していたのがその部分だったのだろう。痛みはそれほど激しくないが、それだけに却ってダメージの度合いが計り知れず、不安である。オイラはすぐにバスルームに向かい、バスタブの中でコップに水を汲んで陰茎部を浸した。しかし全然「冷たい」という感じがしない。オイラは今度は蛇口から水を出しっ放しにして、蛇口の前にひざまずき、陰茎に掛けた。今度は、太ももや周辺部にも水が飛び散るので、かろうじて「冷たい」という感じがする。しかし、火傷した手などを水に浸すときに感じる「沁みる」感じはない。そうして何10秒かの間冷却したあと、水を止めて再度亀頭部を観察した。火傷を負った箇所は、ダメージの度合いに応じて真っ赤に近いピンクから薄いピンクまでまだらになっていた。水泡が出来ていたり、粘膜が破れているようなところがないのがさいわいであったが、これから時間が経過すればどうなるか分からない。その後オイラは腹が減っていたので、そのままソファに座りなおしてうどんを喰ったのだが、そうしているうちに亀頭部が自己主張するかのようにヒリヒリと痛み出した。そして、「かねてから恐れていたことがついに起こってしまったなあ」と少し後悔した。そして、陰部をライターで焼かれたという「女子高生コンクリート殺人事件」の被害者のことをちょっと思い出した。その晩(昨晩)は下着をつけずに陰部を開放した状態で就寝した。今朝になって再度観察すると、例のピンクのまだらはちゃんと残っている。おそるおそるパンツを履いたが、繊維に接触する部分がちょっとヒリヒリするだけで飛び上がるほどではなかった。その後、隔日の日課になっているプールに行き、塩素をたっぷり含有した水に浸かったが陰部に痛みはなく、火傷のことを忘れて泳ぐことができた。ただ、プールからあがってシャワーを浴びたところ、お湯を浴びた亀頭部から例の「…ズン！」という衝撃が脳に伝わってきた。今回は飛び跳ねるほどではなかったが、火傷を負った部位が熱に対しては敏感になっていることを知った。あれからほぼ24時間が経過したのだが、亀頭部は水ぶくれになることも粘膜が破れることもなく、ただ赤いまだらの領域が心もち小さくなり褐色に変色して今に至っている。放っておけば痛みはない。亀頭というものが意外に鈍感であることを実感するとともに、これまでのエクササイズの成果であろうか、自分の亀頭部のタフさをちょっぴり誇りに思った貴重な経験であった。…しかし、今度からは熱い汁物を食すときには股間にだけはこぼさないように注意したいとは思っている。

2007.06.20

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今日の画像（それぞれの愛）

ボクの高校時代の同級生に、孤独で無口で覇気がなく部活動もしていないパッとしないヤツがいた。ソイツと同じ出身中学の学友に聞いたところ、ソイツの父親は有名な進学塾を経営しているのだが、ソイツは学業も運動もイマイチで、父親からは「家の恥さらし」として自宅でもとことん無視されている可哀想な境遇の男だったらしい。ただコイツは、やたらと自転車に凝っているらしいことで皆に知られていた。いちど、学校の不良どもがコイツの机を囲んで「オマエ、自転車が好きで好きで、毎日自転車を抱いて寝ているらしいじゃん」「それって、アレか、自転車のフレームの接合部分とかにこうﾁﾝﾎﾟを差し込んで、腰を動かして愛し合ったりとかするのか？」とか言ってからかっているのを見たことがある。ソイツはとくに不良どもに返答もせず、ニヤつくような鬱陶しがっているようなあいまいな表情を浮かべていたと思う。ボクはそれを傍で聞いていて「『フレームにﾁﾝﾎﾟはさんで…』かあ。面白いこと考えつくなあ(笑)」と思って笑っていた。それから20数年が経ち、ボクは先日お気に入りのX-51.orgのサイトをひさびさに訪問して、『フレームにﾁﾝﾎﾟはさんで…』というのが冗談ではなく、一部のヘンタイどもの間で実践されている特殊な世界であることを知って驚いた。異性が身につけている物に興奮するフェティシズムというのはある程度理解できる。下着だの靴だの手袋だの、人によっては女性の乗っている自転車のサドルだのを盗んで頬ずりしては、幻想の世界に浸って興奮しているヘンタイがいることは知っているし、いずれも自分の想像力の及ぶ範囲である。しかし、このサイトの記事で紹介されている例は、自動車などを「異性の身体の延長」としてではなく、独立した「性愛の対象」として“愛”しているらしいのである。フツウの男性が女性の身体を愛するように、自動車のボディを愛撫してイッちゃうらしいのだ、このテのヘンタイは。この世にはヘドの出るようなヘンタイ行為が無数にあるのは分かるが、自動車の排気口に突っ込んでいままさに腰を振らんとしているこのヘンタイ男の姿には、「人間の尊厳」なんてものを根本から揺さぶるような情けなさとやるせなさを感じはしまいか。ボクはかつて「dolphinsex.org」というイルカを“愛”する人たちのウェブサイト(閉鎖になったらしいが、物好きが一部和訳したのを発見！)をたまたま発見し、そこに詳細にわたって書かれているイルカとの具体的な性愛の実践方法を読んで自分の目を疑ったことがあったが、自動車の排気口とヤるヤツの画像を見た今となってはイルカと交尾する人間の一群がこの世に存在することはもう疑わない。まあ、本能の壊れた人間にとっては、性愛の心理的メカニズム自体がもともと倒錯的なのであって、想像しうる何物であってもそれを性愛の対象として腰を振るヤツがいておかしくないのだ…と考えていいと思う。それを考えると、まだ擬人化しやすい「自動車」なんかと交尾してしまうヘンタイは、むしろ実害のないただのバカな行為として笑って済ましてもよいような気もしないでもない。…それにしても、20数年前に見たあの同級生のあいまいな表情が、今になって妙に気になってくる。トライアスロン自転車への愛着が日増しに湧いてきている自分のことを考えると、「自転車を抱いて寝る」云々というのはもしかして“図星”だったのではないのか、父親に見放されているというのも学業や運動が理由ではなく、実は自転車と“愛し合って”いるのを父親に見つかったためではなかったか…などと今となっては思えてくるのだ。

2007.06.19

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セーヨクの科学

歳をとってよかったなあ...と思うことの１つに、性衝動に煩わされることがなくなったことがある。ボクは若くして肉食を止めたこともあり、もともと若い頃から制御し切れない性衝動に突き動かるようなことはあまりなかったのだが、それでも30歳そこそこまでは、いつまで経ってもﾎﾞｯｷが収まらないことや、女性との接触が絶たれて久しいときに女性に囲まれるような場面で血圧が上がったり...という不便なことはあった。しかし40歳を過ぎた今となっては、女性との接触が絶たれたまま何年経過しようが、ﾁﾝﾎﾟが膨張したまま眠れないことや、妙齢の美女に接近して鼻血を出したりすることはもうない。いわゆる「四十にして惑わず」の不惑の境地である。このような現象は、科学的には「テストステロンの減少」として説明されている。テストステロンなどの男性ホルモンは10代の終わり頃を頂点に降下していき、それに伴い活力も性欲も減退し、人によってはバイアグラのおかげで有名になった“ED”(勃起不全)という状態に陥る。一方、プロ・スポーツ選手などの中には違法にこのテストステロンを入手し、注射(ドーピング)している連中がいる。そうすることによって、筋肉を増強するためである。しかしこのテストステロンには、副作用…というか直接的な作用として、これを服用していると、自分でも制御し切れない衝動に突き動かされて、やたらと乱暴になってしまう傾向がある。アメリカのテレビドラマなんかでは、ある男性がさいきん怒りっぽくなったり乱暴になったという評判が立ち、その男の行動を追跡してみると、陰でこっそりテストステロンを注射していた！…という場面がよく出てくる(笑)。若かった頃の活力を呼び起こすために、闇市場に出回るテストステロンに依存する中年男性は、マッチョ社会アメリカにはそれだけ多いということである。さて、“不惑の境地”のボクも、たまに「…アレ？」と思うことがある。妙に下半身がソワソワして仕事に集中できなかったり、自分の視線が女性のボディのラインをなぞっていることにふと気づいて、自分でも「いったいどうしたことか？」と感じることがあるのである。どういうときにこんなことが起きるかというと、だいたい２つのパターンがあることに最近気づいた。１つめは、寝不足のときである。睡眠不足のままで出社し、頭がボーっとした状態で仕事をしていると、職場では通常抑圧している性的な傾向が、寝不足で弱っている自我のコントロールをかいくぐって表出してくるのである。また、寝ている間に充血させることで健康を保っている男性器が、寝不足で新鮮な血液が不足している自分自身に血液を送り込もうと、半分眠った状態の脳内に働きかけてホルモン物質の分泌を促している可能性もある。２つめは、サプリメントの作用である。たとえば、ボクは激しい運動をした後、痛んだ筋肉繊維の回復を促すためにアミノ酸を服用している。アミノ酸というのはご承知の通りたんぱく質を構成する物質である。…で、このアミノ酸を夜に服用した次の朝は、決まって朝勃ちしているのである。あと、先日のトライアスロン・レースの際、ゴール付近で配られていた試供品の「リカバリー粉末サプリメント」を飲んでみたのだが、驚いたことに、あれだけ激しい運動をしたにもかかわらず、当日も翌日も疲労が出ないのだった。疲労が出ないどころか、水着姿のネーちゃんを見て脳内に性ホルモンが分泌される始末であった。(ボクはあの粉末にはテストステロンが含有されていたのではないかと疑っている)...あと、これは過去の日記にも書いたことだが、男性は死に瀕したときや、倒れそうなくらい疲労困憊したときに勝手にﾁﾝﾎﾟが勃つことが知られているが、これは性欲とは基本的に関係ない反応なので、ここでは取り上げない。…ということで、何を言いたいかというと、うら若き女性の多い職場で働くボクのような男性にとって、寝不足と不用意なサプリメントの服用は要注意であるということである。逆に言えば、「菜食」と「十分な睡眠」と「日々の激しい運動」を続けていれば、ボクのような女要らずの境地に容易に達することができるということでもある。(...誰もそんな境地を望んでいないってか～)

2007.06.13

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ノーパン・ノートゥース

今日も仕方なく1日ノーパンで過ごした。今年に入って２回目である。朝、出勤前にプールでひと泳ぎする際、家を出るときに海パンをはいて行くのだが、着替えのパンツを持っていくのをうっかり忘れることがあるのである。ひと泳ぎして出勤のためにスーツに着替えるときになって「あ、忘れた…」と思ってももう遅い。素肌の上に直にスラックスを穿かなければいけない。仕事の最中も、なんとなくスカスカして落ち着かない。座って仕事をしている時はさして気にならないが、歩いているときはまさにブラブラである。子供の頃も、夏休みのプール開放の時に同じようにパンツを忘れて、バレないよう人目につかないところでコッソリと半ズボンを直ばきするときは、ちょっとヘンタイな気分だったものだ。しかし40歳にもなると、ノーパンで過ごさなければいけないような修羅場を何度もくぐっているために、シリアスなミーティングにさえノーパンで出ても何も感じなくなるものである。ノーパンと言えば、中学時代、誰かが夏場に同級生の女子のスカートをめくったら、中に何も穿いていない…ということが複数あった。アレはヘンタイのスリルを味わっていたのか、それとも汚れたパンツを処分して仕方なくノーパンでいたものか。いずれにしても、ズボンの下がノーパンでさえスカスカして落ち着かないのに、下がオープンなスカートの中でノーパンというのは、どんな事情があれ完全なヘンタイ行為だと思う。どう思いますか、数少ない婦女子の訪問者のみなさん。…で、もうひとつのスカスカと言えば、昨日家路を急ぐ自動車の中でキャラメルを舐めていたところ、差し歯の前歯が取れてしまった。前歯が取れて何が困ると言って、食事の時も不便だが、英語で話しているときに「th」の発音や「f/ph」の発音ができないのが困る。「th」はただの「ス」に、「f」はただ息がもれる「フ」の音になってしまうのである。今日歯科医に予約のために電話を入れたのだが、名を名乗るにも「This is…」の「th」も、「tooth」の「th」も発音できないことに気づく。前歯１本抜けただけで、英語をしゃべる能力が半分くらいに退化したような気分になる。いちばんマヌケなのは、前歯が欠けたその顔である。それはまるでドリフのカトちゃんのギャグみたいで、たった前歯１本ないだけで知能指数が30くらい低く見える。どんなにマジメなことを言っても真剣に聞こえないし、むしろ言うことがマジメなほどルックスとのギャップが大きくなり、バカに聞こえてしまうのである。上も下もスカスカな1日は、なんとなく締まりがなくて、情けない気分になる。でも、ノーパンとか、前歯がないとか、自分が無防備になっているときの感覚というのにはちょっとだけ甘美なものがあるのも事実である。

2007.02.27

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「陽毛」と呼んであげたい

ボクは今日、ウンコをしながらブチブチと陰毛を抜いていて、ふと「みんなはどうやって陰毛を処理してるのだろう」と思いました。ところでボクは、楽天日記に書いているようなことを、だいたいウンコをしながら考えています。ボクの日記に糞尿の話が多い理由の１つはそこにあります。ボクの知っている女友達は、大学時代の友達はカミソリで剃っていたし、オトナになってからは、アメリカでは「waxing」というのですが、解けたロウを塗ってはがす…という方法で脱毛していました。要するに、陰毛やムダ毛の処理は、永久脱毛を別にすれば「抜く」か「剃る」に大別されるようです。ボク個人は、陰毛を含め体毛がとても薄いので、陰毛がインケイに絡むようになって邪魔臭く感じたとき、ウンコをするついでに長めの陰毛を選んでブチブチと抜いて処理しています。一度にせいぜい10～20本くらいだと思います。抜いた陰毛をウンコと一緒に流すときには、髪の毛を切った後に近い爽快感があります。あいにくほかの男性が陰毛をどう処理しているのか、ボクは聞いたこともないし、知る機会もありません。男性の場合も女性と同様、陰毛の処理方法は「抜く」か「剃る」かどちらかだと思うのですが、男性の場合はそれ以外に「伸ばし放題」の人もいそうだし、「ハサミで切る」人もいそうな気がします。男性は女性と違って「ムダ毛の処理」という習慣がないので、どんなに長くなっても気にならない人は伸びるままにしておくかも知れないし、あるいは、長くなった陰毛を「脱毛」する代わりに「ハサミで短く切る」人もいるのではないかと思うのです。唯一、自分以外の男性でどうやって陰毛を処理しているかを知っている男性は、ボクの父です。ボクの父も、ボクと同じように、トイレで抜いていたようです。どうしてそれを知っているかというと、父が入った後のトイレの便器にときどき「抜かれた陰毛」が何本もこびりついていたからです。陰毛の毛根はけっこう強いらしく、便器にくっつくと水洗で流してもなかなか取れないものです。ボクは陰毛の処理方法を父に学んだわけではなく、ほんとうに無意識的に「抜いて」いるのですが、陰毛の処理の仕方というのも遺伝するものなのでしょうか。さて、女性の場合に話を戻すと、ワックス脱毛をしている人も、カミソリやハサミや毛抜きを併用していると思います。なぜなら、男性と違って陰部が敏感そうなので、ビキニラインならまだしもインシンのような敏感な部分に生えている毛をボクやボクのパパみたいにブチブチと抜いたら炎症を起こしたり出血したりしそうだからです。そもそも、痛すぎて「ブチブチと抜く」という発想じたいしないような気がします。インシンなどの中心部の毛は切って短くするか、その後で、剃ったり毛抜きで丁寧に抜いたりしているはずです。ボク個人は、インケイに絡んだりして単に気になるからたまに「処理」しているわけですが、女性の場合はやはり「美観」の理由から処理しているだけで、伸ばしていてもそれほど邪魔になるわけではないのでしょうか。もちろん、男性がそこに分け入る際に邪魔になる…という側面はあるとは思いますが。20年くらい前の日本に、ワキ毛を生やし放題にして話題になったAV女優がいましたが、世の中には「濃い陰毛に興奮する」という人たちもいて、ワザと毛を処理しない人も一部にはいるみたいです。「存在してはいけないもの」として「処理」する代わりに、パーマをかけたり染色したりして「ファッション」としてアピールするものになる日もやがて来るのかも知れません。

2007.02.24

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「舞茸離婚」

かつてバブル景気の頃、「成田離婚」という流行語があったことを、30代半ば以上の人なら覚えているに違いない。このウェブサイトの訪問者では少数派であろう20代の青年諸君や、数は圧倒的に少ないが知的好奇心にあふれる少年少女諸君のために一応説明しておくと、これは当時、海外でのハネムーンの最中に仲たがいを起こした新婚夫婦が成田空港に戻るなり離婚するという「超スピード離婚」を指して、マスコミの連中が使い始めた言葉である。海外旅行というのは、日本でデートしているときにはいかにもスマートで優雅に見えた新郎が、言葉の通じない国で遭遇したちょっとしたトラブルでオロオロしていたり、日本ではいかにも利発で快活に見えた彼女が、思ったとおりに行かない場面に立て続けに遭遇していとも簡単にヒステリーを起こしたりといったように、フツウのお付き合いではなかなか見えてこない1人の人間の度量だとか機転だとか心理的安定性などが露呈する貴重な機会である。ただでさえ時差ボケや疲労でお互いイライラしがちなときに、ロマンチックな出来事どころか度重なるトラブル続きでお互いへの不信と不満を蓄積させた新婚夫婦が、新婚旅行から成田空港に戻るなり「じゃあ離婚しましょう！」と言い出すようなケースは容易に想像でき、バブル当時でなくとも今でも多数ありそうな気はする。…で、流行語にはならないまでも、ある特定の出来事や背景をきっかけに離婚に至るケースをこのように「○○離婚」という呼び方で分類してみると、けっこう類型化が可能なのではないか…とオイラはかねがね考えている。たとえば、トイモイさんの日記を読むと彼の周囲には（彼自身を含めて）若くして離婚した人が山のようにいるようなのだが、私の考えでは、これは彼らの多くが大学の「探検部」時代の仲間であることと大いに関係があると思う。探検部員というのはえてして、もともと社会への適応能力に問題があったり、あるいはもともとは適応能力を備えていたのだが大学をサボって異境を彷徨っているうちに社会に復帰できなくなるケースが多い。なんとかそれを一時的に誤魔化して就職や結婚できても、いずれはその問題性が露呈しドロップアウトや離婚に至りがちである。私はこの種の人間の離婚は、「探検部員離婚」として類型化できると考えている。また、さいきんの日本でDVによる離婚と同じくらい多いと言われるのが「“AVの見過ぎ”離婚」であろう。独身時代に妙なアダルトビデオを見すぎた男が、交際期には無難な交接方法しか試みなかった妻に対し、結婚してしばらくするといきなりｶﾝﾁｮｰを強要しだしたり、妙なコスチュームを買ってきて着てくれるよう懇願し始めたりして、妻が早々に愛想を尽かして離婚に至るというケースが日本ではひそかに社会問題化していると私は聞いている。ほかにも、夫が隠れてﾏｽﾀｰﾍﾞｰｼｮﾝしているのを発見し「侮辱された」と感じた妻が三下り半を突きつける「マス離婚（オナ離婚とも言う）」は、世界中の離婚の2割近くを占めるという非公式データがあるらしいし(ﾎﾝﾏか)、また、母子家庭への支援が充実した福祉国家を中心に、最初から夫に期待せずに結婚した女性が、子供が出来た途端さっさとダメ亭主と離婚してしまう「スウェーデン式離婚」というのも増加傾向にあると聞いている。…あと、これはあまりマスコミなどでは取り沙汰されていないが、「舞茸離婚」と私が呼んでいる離婚類型がある。この類型は、私が日本人の知人から聞いたあるケースに由来するものである。ただし、通常は結婚後よりも、結婚前の婚約期間中に起こるケースが多いと私は分析している。この知人はある日、ガールフレンドとのベッドタイムの最中に、いわゆる69のポーズをとってｲﾝﾌﾞを覗き込んだ際、彼女の後門から未消化の舞茸がペロンと顔を出しているのを見てしまったそうである。以来、元来センシティブな彼は、その彼女と会うたびに「黄門からぶら下がっている舞茸」が頭に浮かんでしまい、彼女に対してすっかり欲情できなくなってしまったらしい。やがて彼は別れを持ち掛け、彼女には当然その理由を詰問されたが、さすがに「舞茸」のことは言い出せなかったそうである。このように、女性の側にはまったく思い当たるフシがないのだが、男性側に真相を聞いたところ実はこの“舞茸”のたぐいがトラウマとなり、愛しているのに二度とその相手に対し性欲を抱けなくなってしまった…という悲劇的なケースが、「舞茸離婚」や「舞茸(婚約)破棄」と総称される類型である。単に表面化しないだけで、実は男女の離別の１割強をこの類型が占めているという統計結果もあるそうだ(ﾎﾝﾏか)。あなたの友達が、「ほかに女がいる様子はないし、前と同じように親切なんだけど、ある時期を境にベッドに誘わなくなって、やがて別れることになったの」…なんて言っていたら、「…それはもしや“舞茸離婚”なんじゃないか」という可能性を疑ってみるといいだろう。ただ、それが実際に舞茸離婚であったことが発覚したところで、何の解決にもならないことは、言うまでもない。（終）

2007.02.09

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あるある！ヘンなルーティーン

昨日の日記では、他人の「ヘンなルーティーン」の例として、「声を出して痰を出す」とか「シャワーに背を向けて後ろに反り返ってシャンプーする」などを例に挙げたが、ごく一部の訪問者より好評だったので、みんなが「あるある！」と言いそうなほかの例をいくつか挙げてみることにした。まずは、トイモイさんとほうろうさんのコメントにあったウンコネタから。■ 紙は必ず4重に補強し、やわらかくするために丸めて開いてからケツにあてがう。■ 拭いた後、必ず紙に付着した糞便を確認してから便器に捨てる。■ キレがよくて紙にほとんど糞便が付着しないような日でも、やっぱり2回は拭いておかないと落ち着かない。■ 折った紙に尿のしずくを滲ませて濡れたスポットを作り、そこをｱﾇｽにあてがって最後の付着物を拭い取り、仕上げとする。■ ウォシュレットの場合、ケツを洗うときいつも無意識のうちに腰をずらしてアソコを刺激してしまっている自分がいる。■ でも、隣に誰かが入っているときは、気付かれないように早めに切り上げるようにしている。頭髪編■ 指先で頭をボリボリと掻いた後は、クンクンと指先の臭いを嗅がずにはいられない。■ 読書中や勉強中、飽きてきたときに、開いた本の上で頭を両手でひと通り掻いた後、本を半分閉じた状態で両手でトントンと揺さぶって、本の上に落ちてきたフケや髪の毛を中央に集め、それを机上に落として、除去された膨大な髪の毛やフケを見て感慨に浸る。■ 机の上にフケを掻き落とした後、人差し指で図形や字を書いてしまう。■ フケの中に、毛髪の毛穴がポツンと空いた状態のものを発見すると、つい指先に付けて拾い上げ、しげしげと観察してしまう。■ いまだに湯を張った洗面器に「リンス」液を溶かし、それに頭を浸している。(40代以上)頭部その他編■ 鼻をかんだ後必ずティッシュを広げて、排泄物の内容を確認せずにはいられない。■ その際、透明な鼻水だけでなく、血の筋や青っ洟や黒っぽいホコリが含まれていたりすると、なぜか得したような気分になってしまう。■ 鼻汁をズルズルとすすっていて、痰のように固形化しかけた大量の鼻汁が口の奥に落ちてきたとき、口から出すのも汚いので、一瞬躊躇した後でゴクンと呑み込んでいる。■ 人前で目尻を掻いていた時に指先に目クソがついたら、さりげなく指先で丸めて、ある程度固形化させてから爪先で弾いて処分している。■ 乾いた唾液の臭いがたまらなく好きで、たまに手の甲を舐めて乾かした後、クンクンと臭いを嗅いで喜んでいる。■ 歯垢の臭いがたまらなく好きで、たまに歯の表面を爪で掻いては、爪先の裏側に三日月状に蓄積された歯垢の臭いを嗅いで悦に浸っている。シャワー/風呂編■ やっぱりシャワーの最中にはショウベンをしないと落ち着かない。■ しかも、しゃがんだ姿勢でやるのが、「渾然一体となった感じ」があって一番いい。■ その後で、排水口から立ち上るアンモニア臭を嗅ぐのも、とても落ち着く。■ 陰部を洗っていて丸まったちり紙の小片が指先に引っ掛かった時には、恥ずかしいけどいつもなぜか気分がいい。■ ただ、精巧の後でシャワーを浴びている時に陰部にちり紙の小片を発見した場合には、「彼もやっぱりこれに気付いただろうか」と思ってひとり赤面してしまう。■ あと、性向の後でシャワーを浴びている時、ｺｳﾓﾝから舞茸がぶら下がっているのに気付いた時は、蒼ざめたあとで本気で自殺したくなった。ベッド編■ ベッドの中で“すかしっ屁”をした後は、彼にそれが気付かれないよう、掛け布団に半分もぐって空気を吸い込んでいた。■ でも結婚した今ではいくらでも平気で放屁している。■ うちの主人は、いつも自分がイビキをかきかけた音で目を覚ました後は、バツが悪そうに「…エヘンエヘン。」と咳払いをしてまた眠りにつく。■ うちの彼女は、ヨがっているとき「イイ」とか「イク」とか言うかわりに、小声で「なるほど～、なるほど～」と言っている。■ でもそれを指摘したら行為に集中できなくなるだろうと思い、いまだに指摘せずにいる。衣類編■ 靴下を洗濯カゴの中に入れる前に、必ず臭いを嗅いでいる。■ パンツや靴下をたった１日だけで履き替えると、とてもソンをした気分になる。■ デートの前はやっぱり下着を取り替えないと落ち着かない。■ ｾｲｴｷの付着してしまったパンツはとても穿く気にならないので、いつも捨てている。■ しかしカウパー氏腺はいくら浸み付いてもまったく気にならない。■ パジャマなんてもう何10年も着ていない。■ うちでは寝巻きは衣類ではなく寝具である。食べ物編■ うちではトマトは皮を剥いて砂糖をつけて食べる。■ うちではカレーにキュウリが入っていることがある。■ うちのスキヤキは通常は豚肉である。■ うちのおじいちゃんは、パンに味噌を付けて食べていることがある。■ カップアイスのフタはそのままでは捨てられない。■ 他人の目を気にしてそのまま捨てた後は、すごく損をした気がしてしまう。■ 果物を買ったらまず仏壇に供えることになっている。変色しかけが「食べてもよい」というサインである。その他■ うちでは練り歯磨きを歯ブラシの端から端まで付けるとパパが怒る。■ うちでは、まだ底の方に少し残っていたシャンプーやリンスを捨てるとパパが怒る。■ うちではテレビのチャンネルを“ゆっくり”替えないと、「テレビが壊れる！」と言ってパパが怒る。■ うちでは、敷居はもちろん、新聞や書籍を踏んでもパパが激怒する。■ うちのトイレには、水道料金節約のためにすべて水洗タンクに空のビール瓶が２本ずつ入っている。飽きてきたので終わり。どうですか、「...あるある！」と思いましたか。

2007.02.08

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勃つんだジョォォーン

気のせいかも知れないが、年をとってから病気からの回復に時間が掛かるようになった気がする。厳密には、病気の期間が長引くというより、いちおう回復はするのだが快癒しないままグズグズと「体調不良」の状態が続く…と言ったほうが正確かも知れない。若い頃は、目が覚めると「健康な状態」に戻っていた。快癒した日の朝は、病気の前と同じ状態か、むしろ以前より元気な顔をして登校していた記憶がある。ところが40歳にもなると、下痢は収まったがまだ吐き気があるとか、吐き気も収まったけどまだ悪寒がするとか、ようやく悪寒も治まったけどまだなんとなくダルイとか、「すっかり良くなった」という感じがなかなかやってこないのである。でも、よくよく考えると、これって「年のせい」というよりも、オトナになると子供のときみたいに「元気になるまで会社をお休み」するわけにもいかなくて、つい無理して出社したりするのが「快癒」しない一番の原因かも。やっぱりオトナになると、よほどの苦痛でもない限り「週末までなんとかガマン」して出勤しようとしちゃうもんねフツウ。…で、このように「体調不良」が続く場合、何を以って「病気」と「治癒」を分けるか。ランニングや水泳などの比較的激しい運動を日課にしているオイラにとって、この線引きは結構重要である。「治癒した」と思って5-6キロほどジョギングして帰ってきたら、翌朝病状が悪化してた…なんてことになるからである。オイラの場合、原則的に“性欲の発生”を「治癒」の指標にしている。吐き気が止まろうが悪寒が収まろうが、性欲をまったく感じないうちは「要注意」である。「不調でも性欲だけは結構バリバリ」という達人さんとか「ガンの末期症状でもビンビン勃つ」というトイモイさんのような絶倫野郎の場合これは当てはまらないであろうが、オイラのような淡白なベジタリアン野郎の場合「勃たない」＝「個体保存に専念せよ」という身体からのメッセージだと捉えている。オイラの持論によれば、フツウの動物たちは個体保存の努力だけでも“エネルギー収支とんとん”であり、基本的に発情期以外には「種族保存」にまわす余力などない。人間だって、種族保存の範囲外の性欲というのは言わば“余剰”であって、自分の生命を維持するのに必死だったらこんな“余剰”は本来ないはずなのである。だって、避妊具さえなかった遠い昔、人口爆発もせずに人類の人口が安定していたのは、生存率はともあれ、みんな動物と一緒で生きるだけで精一杯で“余剰”に恵まれなかったからではないのか。「勃つ」＝「余計な元気がある」＝「娯楽としての性行為や運動で“余剰”を消費」…という等式は、まあ、カンタンに言えばこんな単純な理屈である。もちろん「勃つ」というのは分かりやすい比喩であって、「性欲の発生」という点では実際にはたとえばネットサーフィンをしていて、エロサイトのポップアップやバナー広告に気付かないうちは「まだ病気」。これらの広告が目には入るが何も感じなければ治癒への「過渡期」。これらのバナーとは関係なく「お気に入りの動画サイトを覗いてみようか」なんて思うようになれば、そろそろ「軽い運動ならOK」…といった感じである。一方でこの「勃つか否か」というのは(少なくともオイラの場合)実際にはそれほど健康の指標としてアテにならず、元気に朝勃ちしたからといってその日は絶好調かというとそんなことはないし、疲れ気味で朝勃ちしない日でもマラソンの後半で底力が発揮できたりする。あと、特に若い頃に顕著な現象として、男には「バテマラ」という現象があり、徹夜続きでクタクタ、性行為どころかちょっと階段登っただけでも心停止するんじゃないか…というくらい疲労困憊しているときに、ご主人様を無視してムスコだけがなぜかやたらと元気！ということもあるからである。だから「勃ち具合＝健康度」という等式は成立しないと言ってよい。たとえばアイアンマン・レース(水泳4キロ＋自転車180キロ＋マラソン42キロ)の完走者の最高齢はなんと84歳だが、彼が「83歳の妻との夫婦生活も現役」だという話はまだ聞いたことがない。

2007.02.02

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出さないアレはどこへ行くのか

しばしば他人がショウベンしているタイミングに重なってトイレに入ってしまうことがある。そういう時には聞こうと思わなくともその人の放尿の音が聞こえてしまうもので、つい「...この人のはスゴイ勢いだなあ」とか「なんて長いショウベンだ。どんなデカい膀胱の持ち主なんだろう」とかいろいろ考えてしまう。さいきんときどきこの“音”を聞いていて気になるのは、「切れ切れに出る人」（「ジョー」じゃなく「ジョロ、…ジョロジョロ、ジョロ、…」）や「出るのにやたら時間の掛かる人」（便器の前に立ってﾁﾝﾎﾟを出してからしばらく沈黙が続く）である。だいたいは中年のオッサンか老齢の方である場合が多い。かつて日記に、加齢によりキレが悪くなる話を書いたことがある。しかし、加齢の症状でも、ショウベンのキレなどというのはどうも序の口であるらしく、年をとるとさらに「連続して出ないようになる」「出るまで時間が掛かる」に加え「放つ勢いが弱くなる（「ジャー」が「チョロチョロチョロ…」になる）」「尿意を我慢できないようになる」「残尿感」「頻尿」などの症状に至ることが多いそうである。日本ではあまり聞いたことがなかったのだが、アメリカではこれは中高年男性にとって深刻な問題であるらしく、テレビのCMでもバイアグラなんかと同じくらいさかんにそのテの治療薬を宣伝している。…で、どうして中高年男性にこのような症状が発生するのかというと、どうも「前立腺」の肥大化が原因らしいのである。前立腺というものが何なのか、それを持たない女性と同じくらい男性自身の多くも知らないのではないかと思うのでここで説明すると、カンタンに言えば「精液の“栗の花の臭い”の成分を含む液体」を作っている腺である。ｺｰｶﾞﾝで作られた精子はｼｬｾｲされる前の段階で、まずｺｰｶﾞﾝ上部にある精嚢液(これが精液の７割を占める)と混合され、さらに膀胱の下にある前立腺液(精液の３割を占める)と混ざり合った末、ｲﾝｹｲ内の精管を通ってｷﾄｳの先端から排出(ｼｬｾｲ)される。多くの人は「精子」と「精液」を混同しがちだが、精子自体は精液全体のコンマ数パーセントの量を占めるに過ぎず、精液の実質は精嚢液と前立腺液から成り立っているのである。知ってましたかパパママ。…で、膀胱の下にある前立腺が大きくなり過ぎると、膀胱や尿管が圧迫されてショーベンの出が悪くなったり頻尿になったりするのである。…で、ここからがようやく本題である。どうして前立腺が肥大するのか。原因はいまだに不明だそうである。ただ、ワタシのようなシロウトでも推察がつくのは、「出さなきゃ肥大するだろ」ということである。つまり、肥大化の原因の１つに「ｼｬｾｲの頻度が減る」ということがあると思われるのだ。中高年になり夫婦の営みは減るものの体のほうは液を生産し続ければ、結果的に「肥大化」してしまうという話ではないのか。…そこで思い出したのが、まだ18やそこらの時に大学の友人と話した記憶である。ワタシはむかしも今も「滅多に出さない」男なのだが、それを知った友人が「それでは体に悪い」と言うのであった。ウンコやショウベンと同じように、排泄しないで貯めておくのは体に毒が溜まると主張するのである。それに対しワタシは、ウンコやショウベンはそれ自体が排泄物（＝“毒”）であって、尿道や肛門以外に出口がないわけだが、精液の場合は血液とか唾液とかと同じような体液であって「排泄物」ではないのだから、「溜まる一方」ということもなければ「ﾁﾝﾎﾟだけが出口」ということもないのではないか、と反論したのであった。要するに、ｼｬｾｲしなくとも、いずれ古くなった精嚢液や前立腺液は粘膜から吸収されるなどしてリンパ液や血液の一部となって体外に排泄されるのではないか、と主張したのである。実際、ワタシは10代後半や20代の盛りの時期にしばらく出さないことがあっても精嚢や前立腺が破裂することはなかったし(笑)、出さなくとも「溜まる一方」ということはないことは確信していた。一方、中年になってから、例えばマラソンレースの本番前などに１ヶ月にわたって「出さない」状態が続いた時に「頻尿」「残尿感」「尿意を我慢できないようになる」などの症状を実際に何度も経験したことから、「出さなきゃ肥大する」ことも確かだと思われるのだ。結局、18歳のときに友人とした「出さないアレはどこへ行くのか」という疑問は、実際に “粘膜吸収”されるものなのか、あるいは「満タン」状態を察した体が “生産停止”するものなのか、そのへんは結論が出ぬまま40歳に至っているのである。長くなりましたが、この日記を読んでいるあなた、泌尿器科医や性科学者の知り合いがいたら、「出さないアレはどこへ行くのか」を訊いて、ワタシに教えてください。

2007.01.27

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「ご婦人と私」

先日、会社のクリスマス・パーティに行ってきたのは昨日の日記に書いたとおりである。クリスマス・パーティといえば着飾ったご婦人たちである。ご婦人と私ちなみに上の写真の私の両脇のご婦人は私の愛人でも情人でもなく、ただの仲のよい同僚で、配偶者のいるご夫人である。ご婦人といえば、この写真を撮ってもらったときに驚いたのは、「げげっ、柔らかい！」ということであった。胴に回した左手の指先が食い込む感触が、まるでウレタン枕だったのである（右手の方はそうでもなかった）。あまり柔らかいので、オイラの粗野な手がデリケートな肉を蹂躙しているような気がして、罪悪感を感じたくらいである。最後に交際してからもう何年も経つので、オイラはついに女性の感触を忘れてしまったものだろうかと一瞬思い掛けたが、自宅に帰ってから記憶を振り返ってみた結果、オイラがあの柔らかさに驚いたのは、たんにオイラが過去に交際した女性たちが「柔らかくなかった」からではないかという結論に至った。思えば、当時関係のあった女性たちは、男と大して変わらないくらい硬いとか、柔らかくとも脂肪層が非常に薄いとか、そういう人ばかりであったように思う。「ウレタン」級に柔らかいご婦人に遭った記憶がない。とはいえ、柔らかいご婦人に憧憬があるわけでもない。むしろオイラの場合、あまり柔らかいご婦人は避けた方がよいと考えている。なぜなら、自分の指先が柔らかく繊細な感触を感じ取った途端、サディズムのスイッチが入り、爪先に力が入ってしまうような気がするからである。（終）

2006.12.13

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白人には敵わない

先日の日記では、身体改造を趣味とするヒトたちのウェブサイトをついでに紹介したのですが、画像を見て気づくことは、ﾁﾝﾎﾟに刺青を施した上で真っ二つに裂いたり、ｲﾝｼﾝに多数のピアスを施しｲﾝｶｸの包皮を切除したりするようなヒトたちが、みんな白人ばかりだということです。画像は肝心の局部しか写してないので肌の色でしか判断できませんが、もしかしたら中には肌の色の薄いラテン系とか東洋人も混ざっている可能性はあります。でも、どう見ても黒人はいないようです。想像を絶するような過激な身体改造に走る人は基本的に白人が大多数であることは間違いないと思います。そういえば、ボクんちの100チャンネルの中には「エクストリーム・スポーツ・チャンネル」というのがあって、常時バンジージャンプだのスカイダイビングだのロッククライミングだのマウンテンバイクのアクロバットだの、そんなアブナいスポーツの番組ばかり流しているのですが(笑)、これらの番組に登場するのはだいたい白人ばかりです。不思議なほど有色人種を見掛けません。先日の日記に書いた、水も食料もテントもツールも何もない状態で北極とか砂漠の中に置き去りにし１週間サバイバルさせる番組「サバイバーマン」も、やっぱり白人です。何が言いたいかと言うと、身体改造や過激系スポーツに限らず、ヘンタイなあるいは屈折した行為で過激に走るのは白人の独壇場ではないか、ということです。たまに西洋文化にカブレた日本人なんかに追随するヒトが見受けられるものの、基本的に黒人やラテン系やイスラム系やフツウの東洋人などは、ストレートな方向で極端に走ることがあったとしても、屈折した方向で過激に走ることはマレではないだろうか…ということなのです。たとえば、殺人です。シリアルキラーと呼ばれる連続殺人犯を思い起こしてみてください。10数人に及ぶ少年や青年を家に誘い込んで強姦して殺しバラバラにして喰ったジェフリー・ダーマーとか、『羊たちの沈黙』に一部その手口が引用された、女ばかり50人前後も殺し何度も脱獄しては殺人を継続した知能指数180の殺人鬼テッド・バンディとか、ピエロの格好でご近所に親しまれながらも少年ばかり3-40人も誘拐・監禁の末犯して殺していたジョン・ウェイン・ゲイシーとか、ヘンタイで凶悪な大量殺人犯はみんな白人ばかりです。黒人や東洋人がこんな屈折したヘンタイ殺人を起こしたという話はマレにしか聞きません。起こしたとしても、ブローニュの森の食人鬼・佐川クンみたいに、だいたい1人でおしまいです。たとえば、古今東西のヘンタイ文学というのがあります。代表的な古典といえばサド侯爵の『ソドムの120日』で、ボクは学生時代にこのブ厚い本を邦訳で読んだことがあるのですが、ページを繰るごとに想像を絶するヘンタイ行為の連続です。絶叫と悲鳴と罵声と哄笑、糞尿と血液と性液と唾液と胃液etc.にまみれたヘンタイ行為の末、罪のない多数の人々が無残に殺されて行きます。この本を翻訳したのは日本の心理学者で、巻末の解説ではこれらのヘンタイ行為について異常心理学の見地から解説しているのですが、その中でいくつかのヘンタイ行為については「これはあまりにも異常としか言えない。説明不可能である。」と言わさしめるほどでした(笑)。一方、ボクは中国3000年のヘンタイ古典文学作品を英訳で読んだことがありますが、サド文学に比べたらカワイイものです。繰り広げられる行為は現代アダルトビデオのネタを超えるようなものはなく、殺伐としたところは皆無です。印象に残っているヘンタイシーンといえばせいぜい、男にショウベンを飲まされてその味を聞かれた女が「ちょっと塩辛い」と答えるとか、そんな程度でした。きょうはこのような観察の結果を紹介しただけで、とくに分析や考察はありません。極端や過激に走る競争においては、白人には敵わないなあ…というていどです。

2006.11.20

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ﾅｯｼﾝｸﾞ･ｲｽﾞ･ｼｮｯｷﾝｸﾞ

　生まれて初めてﾉｰｶｯﾄを見たときのショックを覚えている。中学３年生の時だ。あれは、パーマ屋の息子のクドウが兄貴だか姉貴のボーイフレンドを通じて入手した洋モノだった。不思議なことに、あれは雑誌サイズではなく、健康手帳くらいの小冊子だった。でもオールカラーだった。言っておくが、昭和50年代の前半のことである。当時は裏ビデオどころか、まだｳﾗ本さえなかった。まだﾋﾞﾆ本の全盛期である。当時ﾉｰｶｯﾄと言ったらすなわちイコール輸入された洋モノを意味した。言い換えると、当時、日本人のｳﾞｧｼﾞｬｲﾅを印刷媒体でﾉｰｶｯﾄで鑑賞する合法的な手段はなかったのである。ｳﾞｧｼﾞｬｲﾅのﾉｰｶｯﾄを初めて見るのはたしかにドキドキしたが、数ミリに縮小されたピンクっぽい裂け目の写真を見せられてもそれほどショックは受けなかった。もしかすると1センチくらいで複製されたドアップの写真もあったかも知れないが、それほどグロテスクにもエロチックにも感じた記憶はない。しかし、ﾌｪﾗｰｼｮの写真はショックだった。半裸の白人女性がひざ立ちになって、直立した男の膨張したﾃﾞｨｯｸをマイクか何かのように握って嬉しそうな表情で口に含んでいるのである。いったい何のためにそういうことをするのか。中3のオイラには不可解であった。ただ、写真の１つに、白人女性が中腰になって男性の顔を上目遣いで見ながらﾌｪﾗｰｼｮをし、もう片方の手で自分のｳﾞｧｼﾞｬｲﾅを弄っている写真にはなぜかエロチシズムを感じたのを覚えている。一方、高校２年生になって同級生に初めて見せられた日本の“ｳﾗ本”にはショックを受けた。日ごろ見慣れていない白人の画像と異なり、近所のお姉ちゃんみたいな日本人女性が大胆にカメラに向かって褐色のｱﾚを拡げて見せている姿は、エロというよりグロだった。一番ショックだったのはソロでポーズをとっている写真ではなく男性とｲﾝﾀｰｺｰｽしている写真、とくに交接部のアップと、その背景にソフトフォーカスで映っているネーちゃんの白痴が恍惚としたような謎めいた笑顔であった。大学生になり、ついに裏ビデオの時代に入った。しかもオイラが当時大学生活を送っていたのは関西である。バイト先だとかセンパイから入手したという友人の下宿で、幾度となく鑑賞会が開かれた。今でもタイトルの一部を覚えている。桜ノ宮。愛の賛歌。現代と違って、当時のモデルの質は低かった。非常に低かった。当時は「AV女優」なんて職業は存在しなかったのだ。だいたいはどっかのヤクザの情婦のような素人のネーちゃんやオバちゃんが主演だったから、登場する女性を鑑賞するような要素はなく、半分グロの領域に入った“異常行為”を半分困惑しながら堪能するといった感じであった。一緒に鑑賞していた女の同級生が、行き過ぎたカゲキ行為に途中から目を手で覆い出し、女優の獣のような声だけを聞きながら「…何入れてはんのぉー？」と京都弁で訊いていたのをふと思い出した。ちなみにオイラはそれに対し「今は茄子」とか「ちょっと前のは受話器」とか冷静に答えていたのは言うまでもない。…そうそう、ショックの話だった。ﾉｰｶｯﾄにショックを受けてから「今は茄子。」の境地に到達するのにはものの５年しか掛からなかった。その後、『SMっぽいの好き』で黒木香が指を４本ｲﾝｻｰﾄして村西カントクに怒られるシーンもちゃんと見た。ｽｶﾄﾛビデオの撮影現場のバイトをした先輩の話も聞いた。渡米してからはキレイな白人のネーチャンたちとｲﾝﾀｰｺｰｽもしたし何10人分のｳﾞｧｼﾞｬｲﾅも至近距離で見た。ニューヨークで同性愛の世界も垣間見た。オイラはもう何も見てもショックは受けないだろうと思っていた。Jane’s Addictionというアメリカのバンドが「♪Nothing is shocking!」と歌うのを聴きながら自分も口ずさんでいた。それから10年弱が経過し、インターネットの時代が到来した。世の中は、出版物であれば間違いなく“発禁”になっているであろう、日本人であれば欧米に遠征するか六本木の専門店にでも行かないと手に入らないようなエログロ画像・動画がタダでかつ即座に手に入る時代へと突入したのである。30歳にして、オイラはこの世にまだショッキングなものが存在することを知った。オイラが今でも覚えている、インターネットを始めた頃に見てショックを受けた映像は以下のとおりである。-　線路を横切ろうとした少女が汽車にはね飛ばされる映像（かなり古い。推定70年代前半）-　半裸の白人女性が馬小屋の中で柵に両手を掛けて前屈姿勢をとり牡馬に後ろから交尾させ喜悦よりも苦痛の絶叫に近い声を上げている映像-　スキンヘッドの白人男性が（呼吸用に）細いチューブを口にくわえ、全裸で台の上に仰向けになったけっこうキレイな全裸の白人女性が両手でガバッと拡げたｸﾛｯﾁに頭部をｲﾝｻｰﾄしようとしている映像（少しｲﾝｻｰﾄして女性がｧァアァーと声を上げたところで動画が切れる）以来、何度かインターネットでﾋﾞｰｽｼｬﾘﾃｨや異物ｲﾝｻｰﾄの画像を見たが、人が死ぬ瞬間やｽｶﾙﾌｧｯｸの映像を見た後となってはそれほどショックは受けなかった。ただ、その後イラクの武装メンバーに拉致されたパールさんやバーグさんや香田青年の首切り画像をインターネットで見たときはけっこうツラかった。でも、自分に対するスパルタ教育のつもりですべて通して何度も見たけど。先日は、「地球空洞説」について調べているうちに、bmevideo.comという怖ろしいサイトに紛れ込んでしまった。何のサイトかよく分からないのだが、一見したところ、世界中のﾊｰﾄﾞｺｱ変態男性が送りつけてきたｼﾞｪﾆﾀﾘｱに対するマゾ自傷映像を、金を取って公開しているサイトらしい。たとえばこんな映像である。-　ｲﾚｸﾄしたｼﾞｪﾆﾀﾘｱの頭の部分に針を貫通させ糸のような血流が噴水のように噴出している映像-　ﾃｽﾃｨｸﾙに釘を刺しカナヅチで打って貫通させている映像-　まるで竹を割ったようにｼﾞｪﾆﾀﾘｱの頭のてっぺんから根元まで真っ二つに裂けているﾃﾞｨｯｸを両手で左右に“二枚開き”し、その根元の穴からｴｼﾞｬｷｭﾚｰﾄしている映像-　ﾃﾞｨｯｸの根元の皮膚を切り開き生のﾃｽﾃｨｸﾙを露出させている映像大概のグロ映像には馴れっこの鬼畜中級者のオイラでも、短縮版とはいえこれらの動画を見ていて身がすくむ思いであった（鬼畜初級レベルのオダギリチガさんなんかは、指を鑿で断絶する画像の途中で限界に達し動画をストップしたと証言していた）。そして、ﾌｪﾗｰｼｮをしている女性の写真を見て中３のオイラが思ったように、これらの自傷映像を見ながら40歳のオイラは思った。「一体どうしてそういうことをするのか」

2006.08.04

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Google Picasa の衝撃

お気に入りリンクは貼っていないがたま～に訪問するシャルドネさんという人の楽天ブログがあって、何千件あるか判らない楽天ブログの中で「硬派度ベスト３」に入ると思うのだが、まあそれはさておき、この人が先日の日記で「衝撃！Picasa from Goodle」とか題してGoogle PicasaとかいうGoogleが無料で提供してる画像整理ソフトのことを紹介してたのだが、その絶賛ぶりがタダゴトではない。ちなみにその絶賛ぶりとはこんなカンジである。いや、絶句。これは、googleが登場した時以来の驚愕のソフトだ。いや、個人的には息を呑むほどの利便という他ない。パソコン上の画像がまさしくパノラマ状態。夢にまでみた、夢のような展開である。なにせ、自分のこだわりで集めた画像が一気に整然とみえてくる。いわば自分の脳みそを覗き込んでいるような状態になる。あっというまに数時間が過ぎてしまった。もし、お試しになられていないのであれば即座にダウンロードされることをお奨めしたい。これが無料なのだから、恐ろしい。よく「自分さがし」などというが、自分など探さなくてもこの自分のＨＤ上の画像が如実に実態を示している。探すまでもない、みえみえなのである。シャルドネさんが「即座にダウンロード」をお勧めするくらいなのだからと思って、オイラは言うとおりにダウンロードした。オイラは別に画像を集めるシュミはないし、pcも何度か初期化しているので、Google Picasaがオイラのpcから検索した画像のサムネールを「ライブラリー」機能で“俯瞰”してみても、せいぜい楽天日記にアップロードする前の画像が100個やそこら並んでいる程度で、シャルドネさんの言うような感動はさっぱり感じなかった。…しかし、何気なく画面をスクロールしていくうちに、ハッとした。見覚えのないエロ画像が山のように出てきたのである！よい子のみんなへ：クリックしても大きくなりません。何度もいうが、オイラはエロ画像だろうがグロ画像だろうが、保存してあとで見て楽しむシュミはない。だいたい、インターネット接続がケーブルになってからは専ら動画にお世話になっており、静止画像は滅多に「鑑賞」しない！それがだ、このエロ画像、いくらスクロールしてもキリがない。余裕で数100くらい出てくる出てくる！一体どういうことだ！ためしにサムネール画像の１つをクリックして拡大してみた。あ、これ…なんか見覚えがあるぞ。しかも…これって動画じゃん。そうか！これは、「一時保存フォルダ」に自動的に保存されていた、オイラがかつて鑑賞したエロ動画の山がGoogle Picasaの検索に引っ掛かったものだったのである！ヒェー、自分がかつてどんなエロ動画を見てきたかを“俯瞰”させられるこの衝撃。シャルドネさんは「自分の脳みそを覗き込んでいるような状態になる」と書いたが、オイラのpcの場合だと「自分自身のエロの傾向・趣味を冷静に直視させられる状態」になってしまうのである(笑)。いやあ、「自分など探さなくても、自分のpcのHD上の画像が如実に実態を示している。」そうだが、照れるなあ、これらの画像が「自分」なのかぁ(笑)。ちなみにオイラがこれらの「自動保存エロ動画」のサムネールを俯瞰していて気づいた明らかな傾向は、まず、このpcの持ち主が「ソロ」好みである、ということであろう。つまり、女性が単独で登場する動画がほとんどを占め、「絡みモノ」が非常に少ない点である。同じように少ないと思われるのは「東洋人モノ」である。このpcの持ち主が日本人男性であることを考慮すると、これは特筆すべきであろう。あと、多数の画像が「屋外・公衆モノ」であるのも興味深い。…でも、これは「持ち主」が一時、公衆モノのサイトにハマッた名残であり、恒久的な傾向ではないだろうと思われる(笑)。あと、面白いのは、「着衣画像」と「裸体画像」の比率がほぼ半々なのもこのpcの持ち主について多くを語っているような気がする。前者はいわば「シチュエーション」にエロを感じるもの、後者は「裸体」自体にエロを感じていることをある程度示しているからである。…しかし、こうしてエロ画像の山を分析してみると、自分のエロの傾向なんてあんまりヒネリがなくて、たいして恥ずかしくもないな。もし人に見られたら慌てて説明しなきゃいけなくなるような(笑)画像もないし。…ということで、Google Picasaは自分(…のエロ傾向)探しの役には立ちませんでしたシャルドネさん。

2006.07.22

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飲尿と世界平和

いやあ、ほんと、さいきん体調いいよなあ。これ、ゼッタイ飲尿のせいだって。だって、毎朝小便を飲む以外に何も特別なことしてないし、ほかに理由が思いつかないもん。循環器や消化器系など内臓がもともと弱いことを除けば基本的に健康体のオイラでも、「ちょっと肩が痛いな」とか「なんとなくダルイな」とか、いつもどこかしら“イマイチ”なところがあったものだが、このところ至って快調で、痛いところもカユイところもダルいところも一切ない。何がテキメンだったかって、飲尿を始めて以来、痔がすっかり治まったことだよな。それにしてもこんなに体調がよかったのは何年ぶりだろう。そういえば、30歳頃まではよく感じていた「身体の芯がムズムズする感じ」っての？アレを久々に感じるんだよね。あれって成長ホルモンの分泌に関係があるみたいだけど。この年であのムズムズ感が復活するとは思いもしなかったね。こんな時に筋トレとかしたら短期間で筋肉がモリモリついちゃいそうな感じ。もう筋トレなんてやる気ないけどね。ちなみに小便は飲むだけでなくて、肌に直接付けるのもイイらしいじゃん。たしかにさ、小さな吹き出物とかに夜寝る前につけておくと、朝それが消えてたりするんだよね。飲んだり、肌につけてみて、次はほかにどんな適用の方法があるのか今考え中なのだが、今度は鼻から飲んでみようかと思ってるよ。ホラ、飲尿を始めてから量はかなり減ったものの、いまだに左の鼻腔の奥に膿状の鼻汁が溜まるという症状が続いており、飲んで治んないなら鼻から直接吸引しちゃおうかと。頭がバカになったりして(笑)。しかしさ、ケッペキなガキの頃って、ショウベンが手についたりしただけでもさぞかし不浄なものに触れたような気がしたりとか、ましてや中学生とかになって精液が衣類に付いた日にゃ、自分がさも不潔なニンゲンになったようで自己嫌悪さえ感じたものだが、こんなオトナになってからクソを手で拭いたりショウベンを飲むような日々を過ごしているだろうとは、当時のオイラは夢にも思わなかったよ。ガキの頃にはレッキとした「タブー」というものがこの世には存在していて、糞尿は不浄だとか、モノをムダにしたらバチが当たるとか、マスターベーションは自らを汚す行為だとか、裸は恥ずかしいものだとか、未成年の飲酒・喫煙は違法だとか、ましてやマヤクなんて一般市民には金輪際関わりのない悪の世界のモノだとか、本気で信じていたんだよな。…しかし、年齢を経て教養が深まるとともにそれらの「タブー」というのが親や社会から“条件づけ”された結果としての錯覚や偏見に過ぎないことに気づき、「一切は相対的なものなのさ」「すべては許されているのよ」とか言いながら意識的に「タブー破り」を始め、気がつくとインドでクソを手で拭きながらダイバダッタの姿を見てしまったり、アメリカのクラブでラリリながら「人類はみな神の部分」であることに気づいてしまったりするわけだなあ。考えて見るとさ、あの「タブー」って何だったのかね。あんなに『ゼッタイ破っちゃいけない！』と思ってたものが、破ったところで誰も困らなければ、世界も何も変わらなかったという(笑)。でもさ、考えて見ると世の中、オトナになってもあの“条件づけ”が解けずに本気で「糞尿なんて汚い！」とか「裸だなんて、なんて恥ずかしい！」とか、「マヤクなんて犯罪者のやることデス！」とか信じている人たちが多数派を占めているんだよな実際(爆)。あれって、そういうタブーを信じている人たちが教養がなくてバカだというよりかは、今まで自分が信じてきたものを失うのが怖いんだろうと思うな。親と社会から与えられた錯覚と偏見で固められた世界観が幻想だと気づいてしまって途方に暮れたり発狂するよりかは、「外の世界」には目をつぶってその小さな幻想の世界にすがる方がラクだし、親(や社会)も喜ぶもんね(笑)。だから「彼ら」がさ、そんな「タブー」を破る人たちのことを「キチガイ」とか「人非人」とか「鬼畜」扱いするのは、言い換えれば「自分の幻想を覚まさせるな！」という必死の哀願なんだと思うよ。あとはさ、自分にはそんな「タブー」を破る度胸も根性もないもんで、そんな人たちのことを半分羨んでいるんだよね。「都会に住む人たちはみな人情のないスレッカラシだんべ。」とか言って、田舎から一歩も出ずに死んでいく人たちと同じでさ。だからさ、まずはみんな、クソを手で拭いて、自分のショウベン飲んでみなって。健康と世界平和はクソとショウベンから。これホント。

2006.07.21

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