自画自賛の絵の説明
郡山ハルジウェブサイトの模様替えのついでに、冒頭の絵も替えた。これも前の絵(Harmony after the Fall)と同様、10年以上前にアメリカの大学で絵の勉強をしていた時に描いた作品のひとつでで、オイラの短かった(趣味の)絵描きとしてのキャリアの中でも会心作のひとつだと自分では思っている。「Battle of the Inanimate」(無生物の戦闘)今から何百年か年千年後、人類も動植物も死に絶えた地球上を、人間が作ったものなのか何なのか分からないけど、機械のような単純なロボットのような“無生物”だけが彷徨しており、それらがたまにどこかで遭遇したりすると、何かのきっかけで“戦闘”のようなことをしたりしている。この絵はその様子を“何者か”が洞窟か何かの壁面に描きつけたものが、そんな無生物さえが絶え果てたさらに年千年か何万年後かに(誰かに)“発見”された、という想定の絵である。何か分からないものがいつか分からない未来に何か分からない行為にいそしんでいるところを、“何者か”が何かに描いたものが途方もない未来に発見された、というこの絵は、大学のコンテストで入選したことを別にすると、あまり誰からも評価されたことはない。だって、「何だか分からない」んだもんなあ。…まあ、たしかにこの絵を見て幸せな気分になるとか、元気が出るとかいう絵ではないことは言えるかもしれない。