虚数の世界
精神世界の話と混ざってしまうと話がややこしくなって面倒くさくなってしまいますから天文学の掲示板で虚数の話を展開しています。たまには別な意味でわけのわからない話を載せてみよう。無理数だとか、虚数だとか言っていたらある人からこの宇宙には自然数しか存在しないと言われました。自然に存在する数としては、文字通りの自然数のみです。0(ゼロ)という数は、人類が発明した最も素晴らしい数の概念ですが、自然には存在しません。勿論、-(マイナス)という概念も人類の発明であり、分数や小数等の実数も人類の発明品です。これらの究極の発明品が虚数(複素数)という事になります。科学の共通の言語であり強力無比な道具である数学のパワーは、素朴な自然数の概念から出発して、これまで多くの数の概念を発明したから成し得たものです。これに対して、いつも私に専門的なアドバイスをくれる人が返信してくれていました。これ凄い論文ですよ。出来たら何回かは読み返してみると、だんだん理解できてきます。挑戦してみてください。(笑)全く私も同感です。しかしながら、トピ主さんは虚数という概念であちらの世界を捉えておられています。 そこで虚数とは何ぞやとなります。理論物理では虚数を使用して我々が感知できない世界と現実の4次元時空間との関係式を打ち立てています。必ずしも決定された理論ではありません。しかしながらそれを使うと自然(量子世界)をうまく説明できると言うことです。 私は専門家ではないですが、そう言うときは単純な考えがより自然をあらしているという「オッカムの刃」を採用します。 物理理論数学はあくまで数式の上で、自然を顕そうとしています。自然界にはマイナスも0もありません。運動の方向があるだけです。そこで運動方程式を解くためには、ある原点を仮想します。時間的には現在から過去と未来方向です。空間的にはある点から全方向です。その原点を0とします。エネルギー的には自乗された形で顕されますが、解をとくとプラスとマイナスの根が現れます。これで原点からどちらの方かが分かります。これは原点に対して鏡映対称の関係です。しかし実在は一つです。マイナスは見えないのです。ただし想像することは人間としては可能です。 次に虚数の世界に行きます。自乗してマイナスの値になります。これはまさしく4次元時空間と対をなす(鏡映対称している)高次元世界があることを意味します。そしてこの鏡映関係にある高次元世界は実在すれども見えないのです。残念ながら4次元時空間にあるどのような観測機器を用いても感知不可能です。その存在は傍証実験でそれがあればこのようになるであろうとする予測のもとやがては証明されるでしょう。実在となるものは4次元時空間では厳密には一つです。不確定性理論で確率として広がっているとしても。プラスとなる自然数だけです。