[平和を願う]の記事一覧 | 　かすみ草の原っぱ

ピースカーニバル　in　柏原

６月１９日の日記で少し紹介したピースリレー2003関連です。今日は、平和行進が奈良県から大阪府へ入る引継ぎの集会の日。実は今年初参加です。柏原市役所前の大和川河川敷にて”ピース”の人文字を作ったり、平和関係の歌を歌ったり色々な方の挨拶があったり、行進者の紹介があったり。娘の幼稚園が終わってから現地に向ったので、後半しか参加(見物？)できなかった。(途中の道が混んでてねぇ)人文字はもう崩されていて、みんな舞台での話を聞いている。参加団体の代表挨拶、柏原市長からのメッセージ・・・。それも大切なんだろうけれど、わたしはこの中の数名の方が東京からずっと旗や横断幕を持ちながら行進して来られたんだと思うと感慨深かった。去年も今年も（それ以前からも）平和に暮らすことを脅かされるような出来事がたくさんあった。きっとわたしが把握していないこともたくさん起きているのだろう。毎年行われるこの平和行進、この平和を思う気持ち、行動が、目に見える形となって、訴えとなって、世界を変えていけたらいいんだけれど・・・。行進に参加されている方々、本当にお疲れ様です。

2003.06.30

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『風が吹くとき』　　絵本の紹介

『風が吹くとき』レイモンド・ブリッグズ作　さくまゆみこ訳　あすなろ書房田舎に住む、退職後のご夫婦の漫画風絵本です。平和な日常生活を送っているときに、もうすぐ戦争が始まるかもしれないという不安をもつ。日常の何気ない会話の合間に、戦争のことを話す。核戦争になるかもしれないというのに、核シェルターの準備をしつつものどかに過ぎていく生活、そしてついに・・・。その後、二人は生き延びたと喜び、牛乳の配達が来ないとか、新聞が来ないとかの心配をしている。体はどんどんむしばまれていく中で、それを爆発のショックのせいだと思い込み、救援隊を待ちお互いに励ましあいながら、神様に祈ることを思いつき、祈りながら眠りにつく・・・。前半も後半も淡々と時間は流れていくのだが、日常生活と戦争、あるいは核爆発とが交錯し同時進行してて、強烈なショック、違和感を感じた。

2003.06.28

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平和学習会

平和を願う。誰でも当たり前のようにそう思うのではないだろうか。今、ピースリレー2003というものが東京(５月７日発)から広島、長崎に向って続けられている。色々な生協や市民団体の方々が、ある人は広島や長崎まで通しで、ある人はリレーの一部として、行進している。その間で、米軍基地の前でシュプレヒコールを行ったり、各地の戦跡、資料館、碑などを見て回る（らしい）。今日は平和学習会で、５月から約１ヶ月、東京から歩いてこられた生協職員の方の話を聴いた。その中で、保育所のすぐ裏に米軍基地があって、戦車が置いてあるのが保育所から見える、という写真を見せていただいた。職員の方は、毎日戦車を見て過ごす子供たちのことを思ってショックだったと言っておられた。会場からも、その写真がショックだという声が聞かれた。ショック？じゃ。子供から見えないところに隠せばいいの？そんな問題ではないと思った。見えないとしても、あるのは事実なんだから。ある子は、かっこいいと思うかもしれない。でも、それが何のために使われるのか、使うとどうなるのか、しっかり大人が教えることのほうが、見えなくするよりも大切じゃないかと思った。以前息子に、ラジコンの戦車をもらったことがあった。内心、いやだなと思ったが、いまさら隠せない。そこで、息子に、これはどういうときに使うのか、何のために使うのかを、ほとんど無知ながらも伝えた。彼がどう思ったかは分からない。それ以降、ラジコンも数回遊べば飽きたのか、遊ばなくなった。もう一つ、この春のイラク戦争のイラク国内の写真の展示、劣化ウラン弾とクラスター爆弾についての展示があった。こちらのほうがわたしにはショックだった。先の戦争、(新聞などではもう過去のことだとしているが、ほんとうはどうなのだろう。大量核兵器は発見できず、サダム・フセインもどこへやら、米軍は今も”残党一掃”をしているとも聞く。）では、大量の劣化ウラン弾とクラスター爆弾が使われたそうだ。劣化ウランは、爆発こそしないが、地上に落ちた後半永久的に放射線を出す。その影響は１０年後現れるという。今、イラクでは湾岸戦争のときに使われた劣化ウラン弾の影響で、生まれた子供たちに奇形や白血病、がんが多発しているという。これは、核兵器であると感じた。劣化ウラン弾の原料は、原子力発電所要の燃料ウランを精製するときの廃棄物(ゴミ)で、ただで兵器開発の原料となる。これにも驚いたが、もっと驚いたことに、日本の原子力発電所で使われている原料を作るのはアメリカのメーカーだそうで、その際の廃棄物の行方は、日本の電力会社は”無償で引き取ってもらっていて、後は知りません”ということだ。わたしたちが使っている電気を作るときのゴミが、イラン(アフガニスタンなども)に核兵器として、使われている・・・。なぜこんなものを使うのか、安く作れるという理由だろう。クラスター爆弾については、毎日新聞記者が持ち帰ろうとして空港で爆発し、死傷者が出たという事件があって記憶にもあるだろう。何も知らない現地の子供たちは、缶ジュースぐらいのその爆弾を転がして遊んでいるそうだ。もちろん爆発して、下半身がなくなった子供もいるらしい。これは、一つの大きな弾頭の中に２００個ほどの小さい爆弾がはいっていて、フットボール競技場ぐらいの広さに撒き散らされる。そのうち１割は不発弾となって、地雷と同じ物となる。これも、狙いが定まらなく、粗雑な兵器だ。驚いたことに、日本の自衛隊はこの爆弾を持っているという。その場に倒れそうになってしまった。あまりにもショックなものを見て、自分には何もできないように思われた。それでも、ピースリレーは今日も続けられている。奈良から大阪に引き継がれるのは６月３０日、柏原市役所の裏の河川敷で集会がある。(11：30～)堺での行進は、浜寺公園(12：30～集会、15：10出発)から堺市役所(17：00頃)を行進する。興味おありの方はメールにて。-----朝、時間があったので10時までの約45分、マ○ドでコーヒーを飲みながらゆっくり本を読む時間が持てた。(以下、「道ありき」より)※ほんとうに人を愛するということは、その人が一人でいても、生きていけるようにしてあげることだと思った。

2003.06.19

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