正月大阪紀行 2日目
スズメの声ならぬ、外国人の声で目が覚める。 英語は学生時代から全くダメなので、何を話しているかほとんど聞き取れなかったが、 「XXXXXXXXXXXXXX」(こいつの声で目が覚めた) 「声が少し大きいよ。」 「気にするな、それよりも、XXXXX」とか何とか、言っているらしい。 眼と鼻の先のトイレ(各階共同)から聞こえてくるようだが、これでは昨夜の私たちの声もそれなりに聞こえていたことだろう。ごめんなさい。 早朝風呂に間に合うわけもなく、1階ロビーで無料のコーヒーを飲みながら新聞を読む。トイレでヒゲを剃って、出発の用意をして、未だ寝ている連れ達を起こし、朝一の「大阪のシンボル」に並ぶべく、出発。 昨日同様にゲートをくぐると、既に串焼き屋が開店している。驚愕。さらに唖然とすることに、立ち飲み客で店は一杯になっている。すれ違うオヤジの中には、早くも赤ら顔が見える。車で来てなければ、一緒になって飲みたいところだが、残念、店に入りたがる友人たちを押さえつつ、一路あの塔を目指す。 開店待ちというほどではないにしろ、エレベーター付近には幾人かの姿が見える。それらの人たちとともに展望台に。忘れていたが、高所恐怖症だった。 意外と高い。隣の動物園のキリンやダチョウまで丸見えだ。一通り辺りを見渡した後、いよいよ幸運の「アレ」と対面。 足の裏のヘコミがすごい。木でできているため、軽く触られているだけでも、徐々に磨り減っていくのだろう。願い事をして、携帯で写真を撮って、置物を買って、満足したので1時間半ほどで降りる。 思ったよりも関西人の多いことに、ビックリ。他の地方からの客は私たちぐらいのものか。娘2人連れたいかにもな大阪のオバチャンが印象深かった。曰く、「ここは一級のアミューズメントやろ」。確かに、その通りです。あなたもなかなかですが・・・。 降りた後、スマートボールを見に行くも、これまた人だらけ。 諦めて、目的の一つ、「海賊の達人」や初代「王様の星」を堪能した後、アレンジボールを嗜む。アレンジボールは今回初めて打ったのだが、初めての手打ち式もあってかなりハマった。コイン単価が安いので、遊びやすいのも得点高し。 気がつけば、既に夕方。名残惜しいが、今度は電車で来て飲み倒すぞと誓い、ゲート外の屋台でたこ焼きを買って、別れを告げる。 屋台小屋や名画座、何だか分からないような謎の建物など見足りない部分も多かった。今回の旅行でこの町に居心地の良さを感じたので、今度はもう少し長居したいものだ。 さて、帰りはどうやら高速が渋滞しているようなので、下道から京都に入り、平安神宮で初詣を済ませようと画策。枚方あたりで多少渋滞するも、ほとんどストレスを感じることなく、京都に到着。京都も普段の休日ほどの人気もなく、スムーズに平安神宮到着。 イヤー、本当に人がいないわ。出店がテントを畳んでいるぐらいだからねぇ。というわけで、門の前に柵があってくぐれないようなので、仕方なく上賀茂神社で初詣を済ますことに。来る途中に前を通った清明神社はやってたようだったのになぁ。 照明の消えた参道を、女子大生を連れたゼミの教授?らしき人たちと供に参拝。若干、本堂にまで届いていないようなきもするが、おみくじも引けたようなので(3年前に大凶を引いて以来、おみくじは引かないようにしている。)、初詣としては十分でしょう。 考えてみれば、初詣からしてグダグダだったのだなぁ。カギ紛失程度で効力が消えたのか。いや、その前になくしていたようだから、効力はこれからのはずだ。 というわけで、今年もがんばっていきたいものだ。 大阪に行っていたので本は2冊ほどしか読めなかった(マンガ喫茶に行ったからマンガはそこそこ読めたけど)。とまれ、明日からは元の読書日記に戻す予定。 注:レトロ台のことに触れているので、慣習に従い、場所をボカし てあります。