悪魔の毒々映画をカンヌで売る方法
毎度のことながら話題に乗り遅れる本ブログ。 その言に漏れず、今回も今更な話題でネタ振り。 今年も、カンヌ映画祭が開催されていたようですけど、相変わらず、興味ないなぁと思いつつ、レンタルビデオ店限定リリースの『悪魔の毒々映画をカンヌで売る方法』を観る。 カンヌ映画祭で、いかにお金をかけずに自社作品を売るかを記録したドキュメンタリーです。 インディーズ映画関係者必見(byカウフマン)だそうです。 自社製作の映画を売るために、スピーカー片手に巨乳のネーちゃんを引き連れて練り歩き、一般車両に絡む。『カブキマン』の冒頭を再現すると称して血糊をぶちまけて叱られる。それが原因でホテルマンに殴られたと喚くカブキマン。ゲリラ宣伝で費用を節約したつもりが、逆に弁償代が嵩んでいく・・・。 映画関係者なのに入れてもらえないので、パスを偽造。それでも入れてもらえない。仕方がないので裏口から侵入を試みるも、エレベーターに無理やり一行で乗り込み、定員オーバーで閉じ込められる。 などなど・・・etc。ともかく、やりたい放題。 隣のトロマの部屋が気になるらしく、途中何度か登場する某大手のお犬様(高価なパスを首からかけてるのでトロマ社員より上)でキチンと落ちます。うーん、格差社会だな。 ドキュメンタリーには「揉め事」が必須と、おさえるべきところをおさえて、「ヤラセ」してるのも、素晴らしい。 なんだかんだいっても、キチンと娯楽作として成立させているところは流石。プロモも兼ねて一本デッチ挙げてますしね。 ところで、ホラーファンにはお馴染のロイド・カウフマン。 なんですけど、意外とその人となりなんかは知らない。 色んな所ではしゃいでいる姿を見たり、ジェームズ・ガンやトレイ・パーカーの育ての親?だとか位しか知らん。 そういえば、ジェームズ・ガンの新作『SLITHER』でも、ゲスト出演しているようだ。『スネークフライト』に圧されてかどうにも入ってきそうもないんで、そろそろ輸入盤を考えなきゃならないですかねぇ。 くどいですが、参考。 ついでにカウフマンの伝記『All I Need to Know About Filmmaking I Learned from the Toxic Avenger: The Shocking True Story of Troma Studios』も買っときますか。 真ん中で皿に盛られてるオッサンね。