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[英国事情] カテゴリの記事

全37件 (37件中 1-37件目)

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One Young World

昨日までロンドンでOne Young Worldという世界会議があった。この会議が今までの世界会議と最も違うのは、1984年生まれ以降の人を集めて、環境、健康、政治、メディア、ビジネス、宗教といった世界の課題を議論する場である点。既に世界のリーダーである人々を呼ぶのでは無く、次世代のリーダーを呼ぼうという大胆な案であるが、Sustainabilityの定義が次世代に負担をかけないようにする、という意味から考えると当然のことではある。残念ながらこういう貴重な機会に参加した日本人はわずか二名。寂しい限りだ。Counsellorの一人がBob Geldof。言わずとしれたBand Aide、Live Aideの仕掛け人である。しかしながら、考えて見ると1984年生まれの人にとっては、言わずと知れていないのである。Bob Geldof？Who?ということになってしまうことに気がついた。調べて見るとBand Aideそのものが何と1984年のクリスマスが始まりなのだ。1984年生まれというと25歳以下となるので区切りだが、もしかすると”Do they know it's Christmas time at all？”を知らない世代を意識的に集めたのかもしれないと、ひそかに思っている。One Young WorldのOfficial Siteは One Young World Bob GeldofのOne Young WorldでのSpeechは Bob Geldof at One Young World

Feb 8, 2010

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BBC "The Apprentice"

英国に来ても相変わらず鼻がグズグズ言っているといことはこれはやはり花粉症では無く、何らかのアレルギーなのかどうか。今日は結構良い天気で、今の季節はグリーンも奇麗で本当に良い季節ではある。BBCを見ていると”The Apprentice"をやっていたので久し振りに見たが、この英国版も結構面白い。米国版とほとんど同じ趣向ではあるが、こちらはDonald Trump氏では無くSir Alan Sugarが最後の"You are fired"の決断を下す。Sunday Timesの金持ちリスト92位である彼は、Amstradというコンピューターメーカーを始めたので有名な人。実際にはBusinessよりもその後の資産運用で儲けた方が大きいらしいけど。上昇志向のある人が集まって、しかも順番にリーダーを務めさえ、課題を与えた中で都度一人づつ首にして行く。首にならないように一生懸命弁明をするところに人間の本性とビジネスコミュニケーション・バランス能力が明らかになって行く。この日本版が出てこないのはあまりにも厳しい戦いが日本のビジネス社会では受け入れられないからか。単なるクイズ番組が多い日本のTVでも、ビジネスを素材にした生々しい番組を期待したい。日本でやるとしたら、野球版で野村さんにでもやることから始めたら？

Apr 30, 2009

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一年振りの英国でのカラオケ

さて昨年10月21日に「英国でカラオケ」というタイトルでカラオケ体験を書いてから何ともう一年が経つらしい。今年も同じ催し物でカラオケが用意されていました。今年は心の準備（？）があったことから、まず最初は軽くBryan Ferryの”Let's Stick Together”から。これでまず英国人を釘付け（？）にしておいて、次は日本人のHardworkingをギャグにして”Eight Days a Week"。そして少しBlack Contemporaryな”Lean on me"でグッと大人心をつかんでおいて、最後は英国人受けすると思って挑戦した”Come On Eileen"でちょっとコケテしまった。あれは結構声域が広く難しい。実はThe Kinksの”Sunny Afternoon"から歌おうと心に決めていたのに昨年と異なりこの曲がリストに無い。”Lola"はあったけど、ちょっとあれは難しそうなので敬遠してしまった。来年までに自信が付くように練習しよう（来年はお呼びでないかもしれないか）。

Oct 22, 2007

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Liverpool ”Sapporo"

昨晩はLiverpool800周年記念とかで街中がParade。花火が空に上がる中をリバプールの鉄板焼きレストラン”Sapporo"に行ってきた。いわゆる”Benihana"スタイルのレストランで、以前一度ランチに行ったことがある。確かラーメンを注文したのだが、”Sapporo"という名前とは思えないレベルのラーメンが出てきたことだけ記憶している。メニューは、キャベツの和え物、味噌汁、天ぷらと寿司の後はすべて鉄板焼き。”Sapporo"ポテトから始まって、チャーハン、野菜炒め、焼き肉をすべてショーアップしたシェフが鉄板や調味料の缶をパンパン叩きながら、時には客の口目掛けて食べ物を放り投げたりしながら調理する。調理の方は見ているとラードをタップリ使っており、とても健康的とは思えない。客層は日本人は他にはおらず、面白いことに家族三世代ほどが集まって、誕生日を祝っている席が多かった。店からは小さなケーキが出る。この鉄板焼きスタイルを最初にビジネス化したのは”Benihana"のRocky青木氏だと言われているが、これは究極のNon-verbalなコミュニケーションだということに気がついた。シェフは全く英語を話す必要はなく、謂わば音とパフォーマンスのみで客を楽しませる。ある意味でRocky氏は相当追い込まれて、編み出したのだろう、と変に感心させられた。Sapporoのサイトは Sapporo

Aug 29, 2007

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The Wedgewood Visitor Center

久しぶりに英国のアパートで週末を過ごす。冷蔵庫の中では大分傷んでしまったものがあった。一月はわずか一日しかいかなったから、それから一ヶ月以上空けていたことになる。なぜかTVの受信状態が悪く、画像が途切れてしまう。家というのは空けてしまうと色々不具合がでるものである。昨日は知り合いと連れ合って、陶器で有名なWedgewood社のVisitor Centerを訪問した。出発したFormbyから一時間半程度の場所、Stoke-on-Trentにある。同社は18世紀に「英国陶業の父」と言われるJosiah Wedgwoodが自らの工房を作ったのが始まりで、展示場では彼が初期の頃から産業スパイを意識して自らの作った独自の薬の調合を暗号化して保存していた、というような話もあり、当時から激しい同業者との競争があったようだ。Bone Chinaは意外と同社は後発で、三代目ぐらいが本格的に始めたものだったが、その後同社の中心製品になって行く。同社は他にもMiltonやRoyal Albertなどの派生ブランドも持っていて、なかなか展示は飽きない。平日には工場見学も出来るらしいが、週末だったので小さな工房でのデモしか見ることはできなかった。日本人の見学者も多いらしく、展示場の説明用視聴器具は日本語版もちゃんと用意されていた。Manchesterを訪問する機会があれば、一度訪問されてはどうかと思う。同センターのサイトは The Wedgewood Vistor Center

Feb 25, 2007

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Choir Civic CM

私は決してHondaの回し者ではありませんが、Honda UKは本当にユニークなCMを作るところらしい。こちらはCivicのCMで、Civicの走るCMの音声をすべて肉声でアフレコしている。最新なのでHonda UKのOfficialサイトで見ることが出来る。”Watch"を押してみてください。 Honda UK Civic 同じサイトではRehearsalの様子をIPod用のVideoでも見ることが出来る。

Dec 30, 2006

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Honda Accord COG Ad

こちらも会議で紹介してもらったCM。2003年に作成されたAccord WagonのCMで、全くCGI無しのピタゴラスイッチライクな二分間。8人のスタッフが5ヶ月間、￡750,000かけて作成したらしい。ちなみに最後にバックで流れているのはSugarhill Gangの名曲、”Rapper's Delight"ですね。このCMは次のサイトで見ることができる。 Honda Accord The COG

Dec 28, 2006

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英国のクリスマス

クリスマスまではまだ時間があるが、英国もこの頃になると大分クリスマス気分になって来る。仕事仲間からも”Merry Christmas"と言われることが多くなるし、あるフロアでは職場全体で飾りつけをしていたりもする。今週は火曜・水曜と外食が続いた。火曜は比較的近くのLa Frogというお店でメインはタラゴンソースのチキンを食べ、水曜はチェスターの高級ホテルで子牛のレバー。どちらも割りと美味しかった。前者の方は、各席にクラッカーが置いてあって、クラッカーを割ると中から動物の飾り物が出てきた。デザートもクリスマス風味のものが美味しかった。米国では感謝祭が終わると相当家を飾りつけるところが多くなる。それに比べると英国は地味である。それでもクリスマスプレゼントを職場でも送ったりするのが普通のようなので、ある程度はお祭り気分なのかもしれない。ここ数年はマンハッタンの異常な飾りつけを見て来たが、こういった質素といっても良いクリスマスの方が落ち着いていて自分には合っているな、と思う。クリスマスというのはやっぱり割と本当に気に入った少人数で楽しむものなのではないかと昔から思っているからだろう。

Dec 7, 2006

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Costco in Liverpool

昨日ひょんなことからLiverpoolにCostcoがあることを発見したので、行ってみた。Costcoは会員制の大型スーパーで、日本ではコストコと発音するらしいが、"t"はほとんどサイレントでは無いかと思う。隣にToysrusがあるから、余計にそう思うのかもしれないが、ここはまるで米国そのものである。まず窓口で米国の会員権使えるかどうかと質問したが、これは問題無いとのこと。ただし米国Costcoが発行するAmexのカードは使えないらしい。したがって現金かチェック・デビットカードになる。驚くことに中のレイアウトはほとんど米国と同じ。勿論置いている商品は英国調達のものが多いし、ワインが充実しているなど特色はあるもの陳列は基本的には同じ。しかも日曜だったからか混雑しているのも同じ。こういう姿を見ていると、英国に少しづつ米国式な大型消費主義が根付きつつあることがよくわかる。実際、英国人にも肥満の問題が深刻になりつつある。Costcoのようなバルク買いをすると、どうしても消費が促進されてしまうので、身体にもたまっていく。一昨日のMujiもそうだが、世界どこへ行っても同じような店があると、文化が画一的になっていく。Fast Foodの世界では何年も前から進んでいることではあるが、他の分野でもどんどん進んでいくということだろう。

Nov 20, 2006

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Muji UK in Leeds

今日はManchesterからまだ東へ40マイルほど離れたLeedsに行ってきた。音楽ファンの方にはThe Whoの”Live at Leeds"（Leeds大学で録音）、ロバート・パーマー、ソフト・セル、ギャング・オブ・フォー等を生んだことで有名なあのLeedsである。初めての街なので、まず駐車場を探すのに手間取る。英国の駐車場は日本のようにあまり多くは無いのでどこの街でも苦労する。やっと見つけて、駐車券を購入しようとすると機械がコインしか受け付けずそれほどコインが無いので駐車券が買えない。仕方が無いので同行者にコインを調達してもらってやっと駐車できた。米国ではクレジットカードまで受け付けてくれるのだが、英国は盗難が多いのだろうか。Victoria Quarterというショッピング・アーケードが有名だということだったので、中に入ってみる。高級そうなブティックが多いが、なかなか感じの良いアーケードだ。思った以上に混雑している。近くに食事をする場所はないか探すが、あまり良い場所が無いので、ブラブラしていると近くに無印良品の英国店”Muji"があったので入ってみる。洋服はサイズが日本と違うのかもしれないが、ほとんどの品は日本と共通の様で、文房具品など日本ならではのものが置いてあって、しかも日本の値段がそのまま印刷されているので、嬉しくなる。きめ細かい商品設定、手ごろな大きさ、デザインや嬉しい工夫を見ていると、日本という国が誇れる文化を持っていることを再認識する。結局何も買わなかったが満足感が高かった。Leedsの街の方はなかなか個性豊かお店があって、面白い。面白いレコードショップ等もあるようなので、また行ってみたいと思う。”Muji"のサイトは Muji UK

Nov 18, 2006

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JFKからManchesterにて

また今晩から英国へ。もうこの繰り返しも何度目だろうか。最近はもっぱらラウンジでPre－Board Supperを食べて、アルコール類も十分消費してから乗り込む。それでもなかなかすぐには寝込めない。国際便ではいつもすぐに到着地の時刻に時計を合わせることにしている。そうすると早めにその時間に心と身体の準備を始めることができる。英国便の場合、ただそれではあまりに時間に追い立てられて寂しいものがある。午後7時に乗ってもすぐに午前0時と言うことになってしまう。今回はわりと眠れた方だと思う。いつものように雑誌や新聞を読みながら眠っていくのだが、ドリンクをもらってしばらくたったら寝てしまった。朝もすんなりと眼が覚めた。すぐに朝食サービスが始る。フルーツを選んで、オレンジ・ジュースを飲むと大分眼が覚めてくる。着陸後の入国審査もロンドンとは違って、極めてスムーズだ。ところが今日は待っているはずのChaufferがいない。ふむ。いつもの業者に電話してみると、間違ってアパートで待っていたと言う。これぐらいで怒らないのが、海外赴任7年以上の場数でしょう。結局20分以上待つと、やっとやって来た。アパートに着いてから、シャワーを浴びて、車で仕事場へ。午後4時ぐらいまでは非常に眠い一日でした。明日はロンドンへ。なかなか騒がしい一日である。

Nov 6, 2006

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英国で初カラオケ

昨晩はあるDinnerに参加、食事が終わった後はそのままカラオケパーティーに転じて、英国で初めてカラオケを体験することになった。まず中年のDJがダンス・ミュージックをかけるのだが、面白いことに彼はカラオケを盛り上げるためか、自分でも歌い始める。こういう商売もあるのだな。面白かったのは、カラオケのリスト。当然のこと米国音楽よりも英国音楽が多い。若い人から年齢の高い層まで楽しめるように、幅が広い。英国だからキンクスやフー・ストーンズかな、と思ったがそれほど彼らの曲が多いわけではない。逆に意外だったのは、スレイドやスイート、スージー・クワトロなど日本では二流と言われている人たちの曲が充実していたりする。実はこういう曲の方が受けるのかな。このパーティーは実に14ヶ国から集まっていたので、面白い選曲があるか期待していたのだが、一番面白かったのは、英国人とドイツ人がデュエットで歌ったDexys Midnight Runnersの”Come On Eileen"。まあ他の国ではこういう曲をカラオケでは歌わないだろうな。結局保守的にThe Beatlesの”We Can Work It Out"を歌った。次回に向けてキンクスの”Waterloo Sunset"でも練習しよう。

Oct 19, 2006

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Southport Pier

リバプールの少し北にSouthportというリゾート地がある。ここで何よりも珍しいのがSouthport Pierと呼ばれる長い桟橋である。今日用事があってそちらの方に行く機会があって、このPierに連れて行ってもらったのだが、見渡す限り引き潮で海水が見えない。地平線の先の方にやっと海らしいものが見えるかどうかという程度である。そこを長い桟橋が海方向に渡してある。桟橋はあまりに距離が長いので、その上を電車が走っている。その先端まで歩いて行ったが、それでも海水は遠くかなたに見える。話によると満潮になると、海水が音をたてて打ち寄せてくるらしい。まるで津波が来るかのように近づいてくるのが壮観だとのこと。是非今度は潮が満ちてくるのを見てみたいと思う。これから寒くなるので天気の良い時期しか行けないとは思うけど。Southportの観光局のサイトは Southport　

Oct 15, 2006

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祝St. Helens Saints優勝

英国のラグビーには南部を母体とするアマチュア主義のラグビーユニオンと北部を母体としたラグビーリーグがあるという話は少しラグビーに詳しい方ならよくご存知のことと思う。因みに日本でポピュラーなのは前者のラグビーユニオンである。昨晩はこのラグビーリーグのリーグ決勝戦があったのでマンチェスターまで観戦に行ってきた。日本で行われるラグビーユニオンとは異なり、ラグビーリーグは13人制で、しかもアメリカンフットボールのようなルールがあって、六回タックルされるまでに得点しなければ攻守が交替する。比較的危険性の高いラック・モール・ラインアウトが無く、その分試合の展開がスピーディーだ。試合は大方の予想通り我が街St. Helens Saintsが圧勝。リーグ優勝を決めた。試合前にある人にサッカーとラグビーとどちらがファンが大人しいか？と質問したところ、ラグビーだと言っていたが、実際には結構ラグビーの方も荒っぽそうな気がした。何よりも大試合だったこともあって、観客が72,500人も入っていたのには驚いた。St. Helens Saintsのサイトは St. Helens Saints　

Oct 14, 2006

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ロンドン・ヒースロー空港のセキュリティ・チェック

またまたManchesterからNew Yorkへ。今年で米英の往復は8.5回目（0.5回は日本経由で帰ってきたので片道のみ）、因みに米日は4.5回。月一回以上は6時間以上の往復旅行をしていることになる。たまに「Mileageが貯まって良いですね」と言われるが、とんでもない、使っている暇は無いし、別に特別待遇を受ける訳でもない。むしろ健康管理が最も大変だ。身体を酷使していると言って良いだろう。今回はManchesterからNew Yorkへの直行便が満員だったので、London経由。しかもBritish AirwaysからAmerican Airwaysへの乗り継ぎなので乗り換えが面倒だ。さらに驚いたのは搭乗前のセキュリティ検査。最近ルールが変わったのかもしれないが、自分も含めて30-40人が厳しいセキュリティチェックを受けた。ボディ・チェックは当然のこと、靴は脱ぐ必要があるし、時計も外して検査、キャリーオンのカバンの中のラップトップは開くように指示され、電子辞書やI Podもすべて検査していた。隣では米国人がお土産に買った飾り物をすべて開封されていた。少し前の乗客はラップトップの起動までさせられていた。これでは完全に米国のチェックを上回っている。先月までは無かったことだ。今は明らかに英国発のテロを米国は脅威に感じているということだろう。

Sep 30, 2006

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塩豚

先日もちらっと触れたが高山なおみという方の料理本に凝っている。実はこの人は以前何とロッキン・オン社から「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」という日記帳のエッセイを出したことがあるという珍しい人である（以前探した時は廃刊になっていたが最近重版されたらしいので買ってみよう）。この人の料理本はどれも素材を生かした料理で、あまり凝ったものはない。元々東京の吉祥寺で「Kuu Kuu]をやってらっしゃた方なのだが、家ではこういった料理しかしないらしい。それを「のんびり作る美味しい料理」で紹介している。その中で塩豚があまりにも美味しそうだったので、Manchesterの中華ストアで買った豚をやってみた。結果は今ひとつ。味に深みがなかったし、豚がパサパサだった。塩が良くなかったのか豚そのものがもう一つだったのか。また今度挑戦してみようと思う。その代わり今週は毎日ほとんど豚がメインだったな。彼女の公式ホームページはふくう食堂

Sep 29, 2006

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日英は本当に文化的に近いのか？

ジョギングを一日毎にし始めて三回目。やっと走る姿が様になってきたような気がする。初日はほとんどヨタヨタで、身体も重く近くの公園を一周するのに20分以上かかっていたのが、今日は15分もかからなかった。これではちょっと時間が短すぎるのでコースを延ばす必要がありそうだ。米国七年余り住んだ後に、英国に住むようになった訳だが、日本から直接英国に住む人とは感じ方が違うように思う。米国に住んでいたときは、あのいい加減なサービスに嫌気が差していたのが、今や米国にたまに帰ると愛おしさすら感じる。以前異文化セミナーというのを受講して17項目だかのDimensionsで世界各国のポジションを学んだことがあるが、英米は似ていると思い込んでいたのが、ことごとく粉砕されてしまった。例えば意思決定というDimensionでは、米国は当然トップダウンなのだが、英国は意外と根回しを大切にするという。勿論ビジネスとビジネス外とは異なるようには思うのだが、確かに英国に住んでみると日本人と近いと思うことが多い。よく言われるのは同じ島国だから、というものだが、それだけでも無いように思う。そういえば先日参加したAspenのExecutive Seminarでウクライナ人に紹介されたのだが、ソ連時代の名著で日英分析本に”桜と樫の木”というがあるらしい。Internetで探してみたが見つからなかった。もしどなたか入手方法をご存知の方がいられたら是非教えて欲しい。

Sep 28, 2006

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さんまには大根おろし

先月は本当にフライトが多く、身体の調子がおかしくなりつつあった。このため先週の日曜から久方ぶりにジョギングを始めた。ところが思った以上に身体が動かない。ずっしりと重く足も進まない。それでも慣れれば走れるだろうと二日おきに走ってみることにした。さていつまで続けることができるだろうか。夕食は週末に買った冷凍のさんま。大根も買ってあるので、当然大根おろし。と思ったけど考えてみるとおろし器が無い。ふむ、これは困った、折角大根を買ったのに、と思ったが、台所を探してみるとチーズをおろす道具がある。これで何とかなるのでは、と思いやってみると結構ちゃんとした大根おろしができる。縦方向なのでちょっとすりにくいけど。さんまの方も慣れないオーブンで焼くので心配していたが、結構上手に焼けた。この秋は英国にいながら、さんまが楽しめることがわかったのはうれしい限りである。

Sep 26, 2006

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The BeatlesのCollarless Jacket

さて久しぶりに土日に英国滞在となったので、土曜日はまずLiverpoolに行くこととした。前回はChina Townで日本食材店を物色するので精一杯だったが、今回は折角のLiverpoolなのでThe Beatlesの見学コースを色々見てみた。まずはAlbert Dockで昼食をした後、The Beatles StoryというMuseumへ。入り口で入場料を払うと説明用の装置を渡される。日本語もあると言うが、何となく日本語の解説を聴くのは怖い（？）ので英語にした。メンバー四人の生誕から、ハンブルグ時代、Cavern Clubを再現したモデル、Brian Epsteinとの出会い、Geroge Martinとの出会い、正式レコード・デビュー、初米国ツアーの成功、Sgt. Peppersの衝撃、解散、各人のソロへと丁寧に説明される。John Lennonの丸いメガネが展示されていて、元々は光を吸収して色が変わるのだが、何年か経ったら効果が無くなったと説明されていた。見学が終わった後、今度は本物のCavern Club（と言ってもこれも既に移転改装済みのもの）を見に行った。中には入らなかったが、辺りは観光客がゾロゾロうごめいている。近くにはThe Beatlesがらみのお土産屋さんがたくさんあり、何件か覗いてみた。どれも同じようなお土産ものばかりだな、と思ってある店を出て、ふと隣の店を見てみると、何と先のMuseumにも展示されていた有名なCollarless JacketやShea Stadiumで着たミリタリー・ジャケットなど三種類が販売されている。かなり仕立ても良さそうで、Ausitn Powers用のHalloween物とはかなり違う。値段は￡250程度。ふーむ。ビジネスには使えないが、これほど優れたお土産品は無いなあ。買おうかなあ。どうしようかなあ。The Beatles Storyのサイトは The Beatles Story

Sep 23, 2006

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大人の誕生日

今日は一緒に働いているブラジル人の誕生日だと言う。しっかりしているので年上かと思っていたらどうも年下らしい。ふーむ。面白いことに朝から色々な人が頻繁に彼の携帯電話にかけてくる。日本だとこれぐらいの年齢になると、なかなかお互い「おめでとう」と言って良いのか迷い始めるが、彼の周りはそういうことにお構い無しで、地球の裏側から電話をかけてくる。中には飲み屋らしき場所から何人もの声で「誕生日おめでとう」と言っている。世界中に散った親戚からかかってきているのだろう。最近米国生まれの英国人と話をしていて「米国は恋しくないか？」と質問したところ、「英国の方が家族との関係が近いのが気に入っている」と言っていた。個人主義の米国とは違い、世界にはまだまだ家族関係が深い国・文化が多いということを改めて感じた。最後に今日誕生日の彼が残した言葉。「一年に一回で良かった」。名言ですね。

Sep 21, 2006

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元精神病院の恐い話

朝早くについた途端に手紙を渡され、Manchester近くのConference Centerに行くことになった。このConference Centerはどうも元精神病院だったところを改造したらしく、相当雰囲気のある場所。どうも話を聞くと、ここでは夜には幽霊が出るとい噂があるらしい。昔看護婦だった人が徘徊するという話。日本のホラー映画の題材のような話がやっぱり英国にもあるのだなあ、と感心してしまった。しかし日本ではこういう古い建物をドンドン壊して新しく立て直してしまうが、こういう風に改造したら結構使えるのではないかと思うのだが。すべて地震のせいなのだろうか。

Sep 20, 2006

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Pre-Board Supper

また英国に出かける。今度も二週間弱だが、何しろ食事が心配だ。料理自体は嫌いではないのだが、何ししろ経験が無いので発想が貧困だ。今回はこれを補うために、料理本を持っていくことにした。「高山なおみさんののんびり作るおいしい料理」。もう一冊は日本に注文していた「クック膳の感動レシピ」で、こちらは既に英国に到着しているはずだ。今日のフライトは久しぶりにBritish Airways。Club Worldでの搭乗のため、搭乗前にラウンジでPre-Board Supperが楽しめる。これは他の航空会社では無いサービスだ。ラウンジの奥のスペースに入ると、Bufferスタイルでサラダ、メイン、デザートを選ぶことができる。メインにはタイ風カレーを選んだが、これが意外と美味しい。舌のレベルが大分落ちているのかもしれないが、これをフライト途中で食べるよりも大分落ち着ける。Pre-Board Supperというのは米英便に関してはなかなかReasonableなサービスだと思う。ところが搭乗後、結局客室搭乗員が「お食事はいかがですか」と尋ねてくる。「もう済ましたからいらない」と言ったのだが、その後客室中に食事の匂いが立ち込める。お腹がいっぱいなのに、何故か落ち着かない。こんなことなら、やはり客室で食事を済ませればよかった。

Sep 19, 2006

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Aspen見聞録5

Aspen五日目。Aspen見聞録と言いながら、あまり街の様子を話していないのはおかしいと思うので少し街の様子をお話したい。スキー場は空港に近いアスペン・マウンテン、アスペンハイランド・マウンテン、バターミルク・マウンテン、スノーマス・マウンテンの４つのスキー場に分かれる。このうち、今回宿泊したのはアスペン・マウンテンのあるダウンタウンで、碁盤の目のように整理されたダウンタウンにはホテルやコンドミニアム、高級ブティック、レストランが立ち並ぶ。ダウンタウンの端から端まで歩いてもたかだか20-30分ぐらいで見尽くしてしまうほどの規模だ。高級感があるのはVailも同じだが、こちらの方が落ち着いた感じがする。季節がオフシーズンだからかもしれないが、全体的に年齢層が高い。既に引退したお金持ちが住んでいるからかもしれない。初日にご紹介した通り、宿泊したホテルはかなりお洒落なホテルで、スキー場の麓にあるのだが、スキー場側の屋外に暖炉を囲んだソファーが置いてあったり、屋外ジャクージーがあったりする。しかし朝からディスコ調の音楽が流れるのは少し閉口する。地元の人の話によると、先のVailはスキー場に焦点を絞っているが、こちらはむしろオール・シーズンで楽しめるようなリゾート地を狙っているということだ。キャンプ場や今回のAspen Insituteのようなちょっとしたセミナーを開催するのに持って来いのところで、今週末からは政府の要人達も集まるらしい。これだけの自然を美しく残しているのはやはり裕福な個人のお金が集まって来るからだろう。その意味では変な妥協が無い。日本のスキー場もこういう層に絞った場所を開発できないものだろうかと思う。

Sep 13, 2006

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和食材の買出し

昨日、午後のAmeirican便で成田へ向った。American便で日本へ行くのは初めてだ。TerminalもいつものUnited（ANAと同じ）と異なり、Duty Free Shopも小さなものしかない。Duty Free Shopのみを言うと、恐らくJALのTerminalが一番充実しているのではないかと思う。一方AmericanのAdmiral Clubは広々としていて気持ちが良い。Americanも飛行中のサービスは悪くは無いし（と言うかUnitedよりも良いだろう）、食事も日本食がある。いつものように乗り込んですぐに日本の時間に時計を合わせて、食事が済むとすぐに寝る。こうすれば時差がすぐに調整できるような気がするからだ。成田に到着してから、運が悪いことに他の便とかち合って、入国管理が異常に混んでいる。それでも一時間に一本しか無い品川方面ホテル行きのLimousine Busの時間に間に合ったので飛び乗った。結局午後５時頃には品川のホテルに到着したのだから、悪くは無い。今回は日本の用事を済ませると、米国では無く、英国に帰るので、英国生活用に食材を買い込みに行く。米国が日本の二倍近くするとすれば、英国では三倍近くする。ここぞとばかりに、乾燥物を中心にどっさりと買い込んだ。本当に欲しいのは、魚や野菜なのだが、これらは持ち込めないので、ぐっと我慢せざるをえない。切り餅、カレー粉、乾燥野菜、こうや豆腐、パスタ用レトルトパック、うどんスープ、かつおだし、海草サラダ、中華スープの素、七味、梅しそチューブ、ゆず胡椒、切干大根等々。日本と異なり英国での一人暮らしはコンビニの惣菜も無く、和食派には大変なのである。

Aug 29, 2006

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寒い8月

英国で良い季節は6月と7月だとは聞いていたが、これほど寒いとは思っていなかった。雨でも本格的に降ると、次の日は朝からかなり寒い。先日ロンドンに行った際も、スーツにコート姿の人は当然のこと、皮ジャンを着ている人もいた。それが全く違和感が無い。しかもロンドンは英国北部よりも暖かい方なのだ。このため毎晩夜にはヒーターを点けている。ところがこれが意外と面倒くさい仕組みになっている。省エネのために夜間電力を使うのだが、すぐに暖かくならない。リビングに付いているヒーターだけはターボスイッチというものがあるので、ここだけはすぐに暖かくなるのだが、他の場所はなかなか暖まらない。そもそも米国生活の癖がついたのか、部屋の中ではTシャツに短パン姿というのが普通になってしまって、寒くてもどうもその格好をしたくなってしまうのが、問題なのだとは思う。まだまだ英国生活に慣れるのには時間がかかりそうだ。

Aug 17, 2006

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リヴァイアサン

実はある人に推薦されて奨学金を申請したところ、米国コロラド州のアスペンにあるアスペン・インスティテュートという機関が主催するExecutive Seminarに9月11日から参加することになった。ところが教材が届いてみてみると、アリストテレスやプラトン、ホッブス、ルソー、ミルなどと言った高校時代に世界史や政治経済で名前だけ一生懸命覚えた人達の文章を英文で予め読んでおけ、と書いてある。最初は英文で繰り返し読んでみたのだが、結局何が言いたいのかよくわからない。そこでまるで大学時代の英語の授業のようなもので、翻訳本を探してみることにした。流石、名著ばかりなので、中にはいくつか翻訳されていないものもあるが、ほとんどのものが手に入る。そこで急いで日本に注文することにした。それが今週になって怒涛のように到着した。流石に日本語の方がわかりやすいが、それでもなお難解だ。十分理解して議論に加われるまでになるのだろうか、疑問である。それでも文句ばかり言っていても仕方がないので、一生懸命読んでいる。「リヴァイアサン」なんて、絶対こんな機会がなかったら一生読まなかっただろうな、「サザエさん」だったら読んだことがあるけど、何て馬鹿のことを独りで言っている。

Aug 15, 2006

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Mackintoshのゴム引きコート

今日は昼からロンドンで用事があるのでVirgin Trainsで移動。1stクラスでは朝食もサービスされる。時間にして二時間強。同行者がいたので退屈しなかったが、少し長い時間ではある。時間があったので、Sakuraという日本食レストランで昼食をとろうということになったが、開店は12時からなので、それまで向かいのJALの経営するいぎりす屋に行って見た。月並みなお土産屋かと思ったが、しばらく見てみるとなかなか良さそうなレインコートがある。ブランド名はMackintoshと書いてある。素材はゴム引きでどうもこのブランドがそもそも防水加工を発明したとある。着てみるとぴったりでお店の人に大分奨められたが、JALのFamily Cardを持ってくるのを忘れたと言って断った。後で調べてみると、このブランドは1824年に販売を始めた老舗らしい。雨の多いロンドンという場所が必然的に生み出した名品の一つということか。Macintoshのサイトは工事中だが Mackintosh いぎりす屋は Igirisuya

Aug 14, 2006

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Trafford Center

この土日は比較的時間に余裕があったのと、車の運転に慣れたかったので、LiverpoolとManchesterに行ってきた。Liverpoolの方は、まずChina Townにある日本食を置いているChinese Storeに行ってきたが、こちらは今ひとつだった。数週間前に行ったManchesterのChinese Storeの方が規模、品揃えとも圧倒的に多い。Liverpoolに行ったにも関わらず、今回は残念ながらThe Beatlesの名所には行けなかったが次回訪問時には行ってみたい。英国は日曜は多くの店が閉まっている。24HRスーパーを標榜している店ですら、午後4時頃には閉店してしまう（これでも24HRオープンと書いてあるがあれは誇大広告にはならないのだろうか）。ところがマンチェスターの近くに、Trafford Centerという巨大なショッピングモールがあるので、行ってみたところ、日曜は他に空いているところが無いのだろうか、開店間もないにも関わらず、駐車場もかなり混雑していた。比較的米国型のショッピング・モールに近いが、店舗はあまり米国では見慣れないものが多い。一回や二回来たぐらいでは回りきれないほどの店舗数で、Food Courtも店舗数が多い。回転寿司やアジア料理のお店があり、日本の無印良品の店舗も入っている。客層も比較的高所得者が多いと思われる。英国では10年ほど前は、まだ大型ショッピングセンターが多くなく、小規模の商店が生き延びていたが、ここ10年で大分米国化してきて郊外型のSCが出来たようだ。そういえば食生活も相当ヘルシー指向になって来たようで、もう10年も経てば米国のようにどこのスーパーでも寿司が食べられる日も近づいているかもしれない。Trafford Centerのサイトは The Trafford Center

Aug 13, 2006

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テロの脅威と日本のマスコミ

Location Free TVでワールドビジネスサテライトを見ていると、英国の航空テロの件についてキャスターが「折角この休みに海外旅行を計画していた方は大変ですね。」という種類のコメントをしていた。視聴者は勿論ほとんど日本在住者であるわけだから、こういったコメントは一見当然のように見えるが、コメントとして不適切なような気がする。今回のテロ事件で一番リスクを被るのは、今から海外旅行に行くかどうかを選択できる旅行者ではなく、明らかに逃げ場の無い英米に居住している人たちだ。別に日本のマスコミに心配してもらってどうこう言うわけではないが、常に日本在住者に関係あるかどうかの視点でしかモノを考える習慣が無いというのも情けない。グローバルな考え方というのは、人種・民族に関わらず、一番事件のリスクを被る人のことを報じるべきで、決して隣の誰かが関係あるかどうか、関係なかったら良かった・悪かった、というようなことを報じるものではない。少なくとも米国・英国のマスコミの報道でこういったコメントが出るのを聞いたことは無い。先のコメントにがっかりしたとともに、過去から不思議に思っていた日本のマスコミの報道姿勢が一般の人の代表であるように報じることの問題点を改めて考えた。

Aug 12, 2006

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クック膳

また今日から二週間ほど英国で生活する。今回は最初から例のアパート暮らしなので、予め日本食を買い込んでいく。特に麺類は夕食が面倒くさいときに有効なので、そば・うどん・ラーメン・揖保の糸と揃え、追い鰹だしも持っていく。ニューヨークも日本より大分値段が高いが、何しろ英国で住む場所は周りにまともな日本食材店が無いので持って行くのが一番手っ取り早い。米の方は一般的には炊飯器（プラスコンバーター）ということになるのだが、今回は面白いものを手に入れた。クック膳と言い、電子レンジでお米が炊ける。ためしにやってみると、結構美味しい。日本で買っても4000-5000円するらしいが、これが近所のConsignment（委託販売）のお店で$18で売っていた。しかも新品。どうも日本では相当流行った様子で、この道具を使った料理本まであるようだ。他にこのお店では、220Vを100Vに変換するアダプターを売っていたのでこれも購入した。一体米国に来るのにどうしてこういうものを持ってきたのだろうか。余計なお世話だけど。お陰で日本製のPortable CD PlayerやActive Speaker Systemが利用できる。その他持ち込んだものは、レンジで作るスパゲティ（という道具）、レトルト・カレー、ごまあえの素、乾燥ねぎ、スパゲティ・ソース、ひじき、わかめ、インスタント味噌汁。何となく侘しそうな食事だと感じる人もいるかもしれないが、本人はほとんどサバイバル・モードで、少し欲が出て、悪名高き英国でいかに楽に美味しいものを食べるかが今後の楽しみだと思っている。

Aug 8, 2006

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レキシントンの獣医さん

今回初めてコンチネンタルのマンチェスターからの直行便でニューヨークに帰ることとした。理由は値段。到着空港はいつものJFK空港では無くニューアーク空港。こちらはニュージャージー州側にあり、その分空港から自宅までが遠くなるというデメリットもある。さて席につくとたまたま隣に座る初老の米国人が気さくに話かけてくる。話をしてみると、以前自分が住んでいたケンタッキー州のレキシントンに行くという。住んでいるのはホース・パークのすぐ近く。仕事は流石レキシントンで主にサラブレット馬の医者だ。この人はどうもその筋では相当有名そうな人で、今回も英国のサラブレッドの調子が悪いため診て欲しいというので、ケンタッキーから飛んできたと言う。しかも一泊だけして帰るので、コンチネンタル便の客室乗務員が行きの便と同じため、呆れていた。こういう緊急の話は多いらしく、何しろ貴重なサラブレッド相手なものだから、チャータージェットやヘリコプターで駆けつけることもよくあるらしい。「若い頃は楽しかったが、今や疲れるね」と笑って話す。元々サンフランシスコの生まれで、その後ロスの近くの小さな町に移住、UCLAのDavisを卒業後、馬の仕事で転々として、Georgia州アトランタで教鞭を執っている時に、友人に誘われてケンタッキーに住み着いた。今では自分でも牧場を持ち、子供達は大きくなったので、「帰ったらまずは馬の顔見に行くんだ」と嬉しそうに話していた。相当ケンタッキー州に入れ込んでいるが、最後にはサンフランシスコに戻りたいと言っていた。レキシントンでは”Tomo"という日本食レストランが一番だよ、とか色々話をし、かなり意気投合。次回レキシントンに来る際は牧場を見せてやるので必ず連絡するように言われた。本当に馬が好きなようで、とても羨ましい人生に思えた。

Jul 28, 2006

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やっとアパートへ入居

アパートがやっと準備出来たと言う。さすがに一週間以上もホテルを流れ流れて生きていると、少々疲れがたまってくる。しかもまだ時差が取れ切れていないこともあり、何となく睡眠不足でもある。迎えに来たリロケーション・サービス会社の英国人の女性Debbieは、よく喋るが今ひとつ話しの要領が悪い。悪い人ではないと思うのだが、そそっかしそうで大丈夫かなと心配になる。バケーションから帰ったばかりで仕事に熱心すぎるのかもしれない。アパートに到着すると今度は愛想は凄く良いのだが、話の内容がほとんど無いアパート管理会社のオニイチャンJeffが迎える。この二人が脈絡無く思いついたことを話始めるので呆れてしまう。ちょっと目を離すとTVのチャンネルをザッピングしていた。それでもメゲズに淡々とチェックすべき項目を見て回る。前回駄目だったフレンチドアの鍵（実は一階で庭に面している）、アラームシステムはOK。電話回線は通じたが、インターネットのBroadbandの方はStarter Kitが未着とのことで、未だ使えない。その他インターホンでドアの鍵を開けることが出来ないなどの問題点が残ったが、一応それらはニューヨークに戻っている間に修繕するという約束で受け渡し完了。結局一晩だけこのアパートで慌しく過ごすことになったが、それでも次回こちらに来てからの生活がイメージできるメリットがある。約一年間こことニューヨークを行ったりきたりする生活はさてどうなることか。それでも最初に米国で生活を始めた頃に比べると全然緊張感が無い。

Jul 27, 2006

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運転レッスン

今回借りるアパートから仕事場までは歩いて10分ぐらいではある。が、やはり日常生活には車があった方が便利だ。ところが英国は米国とは車線方向が逆、すなわち日本と同じ。7年間米国生活をしていて、ほとんど日本では運転していないものの、まあそれだけなら少し慣れればできるかもしれない。ところが英国は有名なRoundabout（日本語で言うロータリー）がある。米国、特に東海岸ではたまにこれがあるが、数は少ない。またそれに比べて英国のRoundaboutは出入り口が四つとは限らず、8つや9つあったりする。という訳でドライビングレッスンを受けることになった。講師は陽気なオッサンで、地元訛りで色々喋りかけてくる。簡単に速度規制やRoundaboutの説明を受けた後、運転を交代。やはり最初はRoundaboutに少し戸惑う。「三つ目を出る」とか「四つ目を出る」と言われても、回っている内にいくつ目立ったか判らなくなる。結局コツはRoundaboutに入る前の標識でどこに行くのかを確認して、その道の名前が書いてあるところで脱出するのが良さそうだ。それにしても道がややこしい。恐らく米国のように都市計画をきっちりしてから町が出来たというよりも、以前からあった道を利用して自動車道を作ったのだろう。大分地図の勉強をしなければならない。

Jul 26, 2006

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Manchesterの中国系スーパー　Wing YIP

今日はManchesterで日本食材を置いているという噂の中国系スーパーに行って来た。ホテルから車で30分ぐらいのところにある。以前は日本食材が置いてあったが、最近はあまり置いていないという噂もあったのだが、まずは見に行くのが一番ということで、見学してみた。見つかったのはかなり立派なスーパーで、建物も最近建て直したようだ。立体駐車場を含めて三階建て。二階・三階は中華料理のレストランや美容院もある。中に入ると、中華の各種素材は当然のこと、日本食のコーナーがあり、醤油・酢・みりん・米・味噌・インスタントの味噌汁・糊・寿司酢・わさび・わかめ・そば・ソーメン・納豆（冷凍）・うどん（生）・豆腐（長期保存用）・パン粉・とんかつソース・カレールー・だしの素・日本茶・日本酒など必需品が揃っている。後ポン酢があれば良かったのにとは思ったが、まあこれだけあれば生きていけるかな、という感じだ。驚くのは客層で、同見ても買い方が一般客では無い。即ちバルク買いする人が半数以上を占めている。この周辺の中華料理店が買出しに来ているのだろう。これだけ同じ素材を使っていて、競争差別化ができるのかな、と要らぬ心配をしてしまった。建物の立派さから見てかなりビジネスとして成功しているようだ。同店のサイトは次のURLです。 Wing YIP オンラインショッピングもでき、Japaneseを選択すれば各種品目が現れる。 Wing YIP Online Store

Jul 23, 2006

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英国のSupermarket他

初日は中華、二日目はインド料理とアジア系の夕食が続く。今回アパートを借りる街はあまり大きい街では無いので、日本食材店や日本料理のレストランは全く無い。それらを買うには車で30分程度のManchesterやLiverpoolに行かなければいけない。そういう意味ではコネティカットの生活とは大分異なる。一方近所のSupermarket（TESCO)に行くと、一応米、酢、わさび、味噌汁など寿司の材料がセットになって売っている。メーカーは一応日本のメーカーなのであまり変なものではないと思われる。同じメーカーでやきそばも売っていた。他にはカップヌードルの類（日本のメーカーのものでは無いが）が置いてある。最近乳製品や肉類は避けているので、こういうものを見ると何となく生き残れるのかなとホッとする。金曜の午後から今度はロンドンへ移動。最近宿泊するCavendishホテルろうにチェックインする。Cavendishは以前にも同様のことを掲載したかもしれないが、流石にロンドンのホテルで宿泊料金も高い分、アメニティは優れている。モダンな造りで、ホテルの従業員の制服は長袖の白いTシャツを着ている。ある知り合いがベルボーイが荷物をもらおうとしたところ、最初は置き引きかと思ったと言っていた。夜は三名でチャイナタウンに繰出した。前菜はシーフードのレタス包み、メインは海老とカシューナッツの炒め物、マーボー豆腐、野菜炒め、チャーハン、五目焼きそば。ビールの後に飲んだ紹興酒も美味しかった。

Jul 21, 2006

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英国ホテルインターネット事情

二晩目は初日と同じHiltonには宿泊できず、少し離れたHaydockと言う場所にあるThistleに宿泊。こちらは英国北部に多いホテルチェーンらしい。Hiltonとは異なり、リゾート地のホテルのようだ。何故か一人なのにSuitesがあてがわれたが、バスルームがベッドルームが離れているなど実用的ではない。さらに、驚いたことに各部屋にインターネット接続サービスが無い。無線インターネット（Wi-Fi)があるのかと電波を探してみると、Thistleという名前のラインがあるが、電波が弱い。LaptopのPCの電源をOnにしたまま、ホテルの受付の方向に行くとだんだん電波が強くなっているのがわかる。結局受付近くの椅子に座り込んで接続せざるをえない。受付に各部屋には無いのかと訊くと、無いと言う。ロンドン辺りのホテルとなると、流石にどこのホテルでもインターネットサービスがあるが、それでも￡20/日とられたりする。英国人に高いと苦情を言うと、確かにそれなら一ヶ月契約できるのではないかと言われた。米国では、ビジネス客相手のホテルチェーンでは無料のところもあるのとは対照的である。

Jul 20, 2006

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英国サービス事情

さて、事情があってロンドン経由でマンチェスターに移動したが、やはりマンチェスター経由に比べると面倒臭い。ロンドンでの入国管理では、例のPink Stripを持っていたのでFast Laneに入れるかと思ったら、BAの客しか駄目と言う。JFKの出発が遅れたので、乗り換え時間に思っていたほど余裕が無く、どうなるかと思ったが、幸いいつもよりも混雑していなかったので、無事間に合った。それでも今後はBAの直通便にした方が断然楽だ。ロンドンからの便はBMI（British Midland)で、Star Allianceのメンバーなので、UAのMileageカードでラウンジに入る。冷たいミネラルウオーターが本当に美味しかった。無事Manchesterに到着、ホテルにチェックイン後、昼食。ニューヨークも週末から異常な暑さだったが、こちらも同じで摂氏で32度ぐらいになっている。しかも米国や日本と異なりエアコンがあまり効いていない。午後にはレントしているアパートに向った。不動産屋からを鍵を受け取る予定だったが、新築アパートなので心配していた通り、色々なものがうまく動作しない。まずまだInternetのBroadbandが来ていないし、電話も不通。裏庭のドアは開かないし、アラームシステムの動作を確認しようとすると、アラームが止まらなくなった。少なくともInternetの無い生活は考えられないので、結局しばらくホテルに泊まることになった。米国のサービスで慣れてはいるが、やはり日本以外の国で暮らすのは一苦労である。

Jul 19, 2006

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