生命力のない部分食が、がんの原因。
生命力のある食べ物を食べるのが、食事の原則です。あらゆる生物は、他の生物の生命をいただくことにより、自分の命を繋いでおります。残酷かもしれませんが、自分の生命を守っていただけるのは、他の生命です。これが食物連鎖です。ここで重要なのが、生命自体、全体でバランスが良いということです。私たちの生理は、このバランスが良い生命全体を食べることを前提にして、稼動しております。つまり、生命全体をいただく全体食が原則です。全体食をすることにより、バランスの良い食事となります。しかし、戦後の日本人は、徹底的に「部分食にさせられ」ました。小麦を精麦して、栄養分を全部削ぎ落とした小麦粉で作られた白パンを始め、白砂糖・白米などは、人間の生理に合わない部分食です。刺身も魚の部分食であり、本来の食べ方は、頭から尻尾・骨まで食べられるシシャモ・メザシなどの全体食です。食肉も動物の筋肉を中心とした部分食です。どうしても、動物を食べたいのであれば、鼠・兎・豚・牛の全体食に挑戦してみてください。結局、動物の全体食となれば、昆虫ということになります。 ☆白米・白パンを中心とした部分食をしていますので「一日30品目」を食べてバランスの良い食事にしてくださいと言うのが「現代の栄養学」です。しかし、いくら、部分と部分とを積み重ねても部分でしかなく、全体にはなりません。つまり、いくら食べても部分食ですからバランスの悪い食事になります。必要とされる栄養、特に、ビタミンや各種ミネラル・食物繊維が摂取されておりません。はい。飽食での栄養失調です。海外の飢餓での栄養失調は、盛んに喧伝されますが、より深刻な「日本人の栄養失調」は意識されることなく、隠蔽されています。悲惨なのは我々、日本人です。この栄養失調による自然治癒力の低下こそ、がんを始めとする生活習慣病の原因です。全体食をよく噛んで食べましょう。