ありゃりゃ (40回目)
何てことだ。今朝から体調が悪い。会社にいる間ずーっとけだるい状態で誰のいうことも頭にはいりゃしない。なんで休み明けから・・。自己管理できてねー。今は小康を得た。。のでなんか書こうかと。 壱岐・対馬に行ったのは、なるべく人が行かないような所に行きたいなあという理由です。別にそこまですごい観光スポットがあるわけでもないんですが、山と海があればそれでええじゃないかということです。。 壱岐はとても平らな島で最も高い所でも標高が213mしかありません。それでも広々とした海が目の前に展開し、佐賀沿岸・対馬を見ることができます。また壱岐は麦焼酎発祥の地だそうであちこちに麦畑が広がっていました。平ら平らと言われているから大丈夫だろうとレンタサイクルでぐるぐるまわろうとしましたが、風が凄まじく強くて走るだけで大幅に体力を消耗しました。そんなにないことらしいのですが僕の壱岐のイメージは完全に「突風の島」になってしまいました。いや、つらかった。でも黄色い菜の花と広大な麦畑の中に一本寂れた感じでバス停のポストが立っている様子とか絵になりますねえ。 対馬は壱岐とは対照的に険しい山の島です。ほとんど平らな所がありません。特に島の南側。一本だけある国道382号線も島の真ん中までで、片側には常に海を見ながらひたすら狭く曲がりくねった山道です。しかもやっぱり風が強かった(風は次の日にようやくおさまりました)。国道がある北側も沿岸部に点在する各村には国道(島の真ん中を走っている)から道が支脈のように伸びていて各村間の直接の移動は山に遮られていてかなり大変です。あと面白かったのは昔から大陸との中継地だったはずなのですが、日本古来からの神道が本州より色濃く残っているように思えました。どの神社も古い!民俗学者の宮本常一は対馬にも調査に訪れています。(岩波文庫の「忘れられた日本人」、20回目の記事参照) 晴れていれば韓国の釜山の町並みがビルまで見えるらしいですが、島自体は晴れていても海上はどうも時化っていて無理でした。 どちらも言葉は普通の長崎弁(?)で特に強い方言は聞きませんでした。魚料理はやっぱりおいしいですね。店の運営の仕方が?という店もありましたが・・。最近はやりのPDCAサイクルとやらの回し甲斐がありそうでした。 ついでというか何というか博多から佐賀県の東松浦半島に向かう筑肥線は海岸沿いを走るのでとてもきれいでした。実際途中で下りて散歩してました。ヨットやパラセイリング(?)をやっている人たちもちらほら。GW中のこと、子供連れの家族が一番多かったです。松浦半島は昔は松浦党という海賊もいたそうで・・。対馬・壱岐・福岡・佐賀沿岸には白村江の戦い以後防衛のために築かれた城砦や元寇時の城砦が残っていて歴史的にも面白いですね。ああ、こんなことたくさん書いているとまた旅行したくなる・・。