暗号作戦 其の二
今気づきました、時差のせいで、昨日の記事が今日になってますおはようございます友人のS君に、昨日の記事は途中で終わって、国語の先生的に言えば、何がいいたいのか分からん!といわれまして・・・・・・・だから国語の成績は悪かったよって、ページのトップに書いてあるでしょっていうのに!! ・・・・・・・では国語の成績悪いまま、続けます。(いきなり) アメリカの暗号解読班マニラ CASTブリスベーン AIB 連合軍情報班ハワイ HYPO 戦闘情報班ワシントン NEGAT OD-20-G 通信情報部暗号解読班 その下に OP-12 戦争計画部 OP-20 通信部 OP-16 情報部 (戦略、戦術でわかる太平洋戦争からの引用) この中で昨日も書いたように、珊瑚海海戦、MI作戦などの暗号を次々に解読していったのは、J.J.ロシュフォート(関係ないけど、三銃士にでてくるダルタニアンの天敵と同じ名前だなー)中佐の率いるHYPO支局です。このロシュフォート中佐は地下牢とよばれていた、司令部の地下の一室で、よれたジャケットとスリッパといういでたちで、寝泊りし、日本海軍の暗号解きに昼夜没頭していたのです。MI海戦については南雲機動部隊の規模、航路、そして日時まで解読していたというから驚き!!日本海軍は1939年6月1日からJN-25, 通称海軍暗号書D とよばれるものを、使用していました。この暗号はそれまでのと比べ、解読が困難でしたが、日本の伊号第二十四潜水艦が、オーストラリアのポート・ダーウィン沖で、米豪駆逐艦4隻に包囲撃沈され、艦内にきっと、暗号の乱数表や重要機密書類があるにちがいないとにらんだアメリカ軍が潜水夫を使って見つけられたことにより、乱数表を、手に入れられてしまっています。HYPO局では5月ごろから日本海軍が頻繁に使用していた AF という記号を過去の通信記録と照らし合わせて、ミッドウェイの可能性が高いと結論付けていました。NEGATO局は、これとは別に日本軍が、オーストラリアに侵攻すると、主張していました。米太平洋艦隊司令長官の、ニミッツ大将はHYPO局の考えを支持しましたが、米海軍首脳部は半信半疑、そこで、ロシュフォート中佐は、一計を案じます。ミッドウェイから偽の電報を平文で、 ミッドウェイでは蒸留装置が故障していると、送信、日本軍は、それをわざわざ、暗号で、 AF では蒸留装置が故障していると、打電し米軍を小躍りさせることになるのです。で、ミッドウェイの経過についてはご存知のとうり・・・・・・・ ここで、暗号解読について、ものすごく簡単な説明をします 暗号文 AYR を解読して、もとの文章を答えよ・・・・・・・ではわかるわけないけど、暗号文 AYR を解読すると、CAT となる、その法則性は? では、分かると思います。実際はもっと複雑ですが、米軍はいくつもの法則性を見つけ出し、暗号の解読に成功していくのです。 A暗号機の暗号文 DBU 解読 CAT 通信文 CAT B暗号機の暗号文 AYR CATが、AYR になる法則性をみつける A暗号機の解読にすでに成功していたアメリカは、新型のB暗号機にとりかかりますが、それを指揮したのは、民間人科学者のW. F. フリードマン、遺伝学をもともと専攻していた人です。 日本軍はなんと、この古いA暗号機と、新型のB暗号機両方で、同じ通信文をおくってしまうのです!!!(ど素人の、私でもしないよ、こんなことは) すでにA暗号の、解読ができていたアメリカはB をA と照らし合わせ、法則性をみつけだしていくのです。 話を、最初にもっていけば、ワシントン軍縮会議の日本の外交暗号を解読して、手の内を知っており、最後にもっていけば、在日ソ連大使佐藤尚武との電文も傍受され、広田元首相を、ソ連の在日大使、マリクに終戦依頼をさせようとしていることも知られ、なんだか日本のこの一連の戦争経緯は、お釈迦様の手のひらで飛んでいる孫悟空のような気がしてしまう・・・・・・・・こんなのにふりまわされ、とんでもない遠方の前線にむりやり引きずられていったたくさんの、民間人の兵隊さんこそ、ものすごく気の毒です。太平洋戦争について書けばもっといっぱい書けますが、書いてたらキリがないので、とりあえずここで、一時中断します。(続き書くかもしれないので、興味ある方は、ときどきチェックにきてください)なんだか、専攻科目を間違ったようですね、私は。(実は大学の卒論のテーマがみつからなくって、すごく困ってたのです、で、仕方ないからテキトーにぼそぼそ、書いただけ。) 国語音痴の長文に最後までつきあってくださった、皆様、どうも有難う!! S君、何が言いたいのか分からんなんて、いぢわる いわんでください