ホトトギスや ホトトギス
今日、午前中にラントレする予定でいましたが、あいにくの大雨となってしまいました。 こちらは梅雨か、と思えるほどこのごろ雨ばかりです、しかも寒い梅雨、ときたらこの一首 五月雨に物思ひをれば時鳥夜深く鳴きていづちゆくらむ (紀友則) 五月雨の中にぼ~っと物思いにふけっていると時鳥の泣き声が聞こえた、一体深夜にどこへ飛んでいくのだろう 当時の貴族は、ホトトギスの鳴き声を聞くために、徹夜したそう。・・・・・ということは、泣き声を聞こうと待ちかまえていたわけで、そこを「ぼ~~っと物思いにふけっていたら・・・・・」と書くあたり、ナントモ。とはいえ、「徹夜して踏ん張ったらやっと聞こえたホトトギス」なんて書くと、叙情性も何もあったもんじゃないですね。ホトトギスの鳴き声は、恋心をかきたてるのだそうですよ。私、カッコウの鳴き声ならよくラントレ中に聞きますけど、ホトトギスは聞いたことないです。どんな声なのかしらねぇ、興味あります。私には、ホトトギス=正岡子規 というイメージがなぜかこびりついているのですけども。 ところでもうひとつ、ホトトギスといえば戦国の三武将の性格をよくあらわしてる、といわれる歌あるでしょ?どれが誰のことを歌っているのか、皆様ご存知だとは思います。 鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス 鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス 鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス 3番目の方には、鳴かぬなら 鳴くのを探そう ホトトギス のような面もあると思いますが、どうでしょうか。