幻の曲「バレンタインデーに」
「バレンタインデーに」今朝のホームルームで あなたのお母さんが突然亡くなったことを 聞きました母子ふたりきりの 家庭だったことも友達から聞いて 知っていましたリボンをかけたチョコレート 机の上に置いてすぐにあなたのもとへ飛んで行きたいそんな気持ちをおさえています淋しそうな普段の あなたの横顔から涙がこぼれるのを 見たくないお葬式がすんだら 遠い親戚へ引き取られていくと 誰かのうわさちょっぴり暗い影のある あなたが好きだったのバレンタインの 朝に そっと伝えたかった実は・・・私の詞がレコードになったことがある。「宿屋の飯盛り」というグループの解散記念シングル盤で「手紙をください」という曲。その曲の作曲は、山本達夫さんだったが、同じく彼の作曲で何度もレコードになりそうになったのに、叶わなかった歌があった。あれは…20代半ばのことだったか。その後、10年経っても20年経っても、名刺を差し出したときに、あれ? もしかして「バレンタインデーに」の作詞の人? と聞かれることがあった。とってもきれいな曲なのに、もったいないな。今でもそう思う。