トカゲの尻尾を切る★
チョコちゃんと一緒にあるいていたら チョコちゃんが「なんかいる!」と言い出した。置いてある車の陰だ。なにかと思って見てみると トカゲだった。私は、昔から トカゲは、まったく平気。逆に好きなくらい。結構かわいいと思う。子供の頃、持って歩くと 子供は、もちろん、大人の男の人でも 驚くのが不思議だった。チョコちゃんは、以前は、平気だった。今は… 今も平気な模様。「ママ、捕まえて!」と言うので 捕まえようとすると もちろん、トカゲは、逃げていく。チョコちゃんも 逃げた方に回って 捕まえようとしたので トカゲは、またこっち来たが私が居るので また、逆の方に行くと チョコちゃんに捕まってしまった。チョコちゃん ちゃんと掴めるのね~。それでも トカゲがバタバタするので チョコちゃん慌てる。「ほらほら、顔の下の所持てば、大丈夫なんだよ。こうして。」と行って 持ってあげた。チョコちゃんが 「しっぽ切れちゃいそうだね。」と言うので私は、「そうだよ。トカゲのしっぽは、切れるんだよ。トカゲは、しっぽを切って それを囮にして 逃げて行くんだよ。」と教えてあげた。そして「しっぽ切れても、大丈夫なの。トカゲのしっぽは、また生えてくるから心配ないんだよ。」と言うと「ふーん。じゃあ、ママ しっぽ切ってみて。」とチョコちゃんが言った。ぎょっぎょっぎょ!まさか、チョコちゃんが そんな事言うとは!まあ、切っても 生えてくるから いいだろうけど…んんん… なんか、さすがに 引きちぎる気には、なれないなあ~。「じゃあ、トカゲに 自分から切らせるようにしようか。チョコちゃん トカゲのしっぽの先、足で踏んでみて。」チョコちゃんに トカゲのしっぱの先を踏ませて トカゲを置いた。「さあ、トカゲ。逃げなさい。もう、逃げてもいいから。」トカゲは、様子をみているのか 固まったまま動かない。「ほら、逃げなさい。逃げて!」しょうがないので チョコちゃんとちょっと つんつん突っつくが 動かない。んんん… 。「あれ?チョコちゃん 踏んでいるのが ちょっと多いかもしれない。もうちょっと、先がいいんじゃないのかな。」私がそう言うと チョコちゃんは、踏んでいる所を ちょっと後ろにした途端!トカゲは、タッタッタッタッタアアアアーーーと逃げて行った。ああ、切れる場所を 踏んでいたから 逃げれなかったのかな?それとも 私達の不意を着いたのか?トカゲは、見事に しっぽを切って 逃げて行った。「うひゃあ!これ、動いているよ。」残されたしっぽは、クネクネ動いている。「それは、そうだよ。だって、こっちに気をひきつけさせている間に トカゲ自信は、逃げるんだもん。」と説明すると納得していた。「へ~。こっちが まだ生きているんだよ~っていう風に 見せているんだ~。」 そうそう。 ■トカゲのしっぽチョコちゃんは、切れたトカゲのしっぽを手に「これ、欲しい。」と言った。「えっ!それ、欲しいの?まあ、確かに 貴重なものだしね。別にいいんじゃない。」「本当?宝物に入れておこう。」と言った。「トカゲのしっぽかあ~。なんか魔女が 薬作るのに 使いそうだね。」チョコちゃんは、喜んで トカゲのしっぽを持って帰った。 ■逃げていったトカゲ