サバを失くしそうな鯖弘法様
にほんブログ村 以前にご紹介した豊田市霊岩寺の地蔵菩薩像。その作家は誰か、いまだに結論が出ていません。造形や製作法から高見彰七作品である可能性は高そうです。しかし高さ3m程度の大きな高見彰七作品では、左官や造形業者が協力している例がみられます。みよし市の大狐や愛知池の観音像などがその例です。霊岩寺の地蔵菩薩像にも高見彰七氏以外の手が加わっている可能性が高く、それが作家の判別を難しくしています。【記事1】 「霊岩寺 謎のコンクリート像 1」【記事2】 「霊岩寺 謎のコンクリート像 2」さて、霊岩寺の山門の左には平芝公園への道があり、そこには石仏や祠がいくつもあります。その中の祠のひとつ、次の写真の右端は鯖弘法(鯖大師)です。風化して、鯖弘法とわかり難くなっています。サバも今にも消えそうです。サバを失くしそうな鯖弘法様。そのお姿が伝えるもの。それは大切なものがいつまでも、手元にあるとは限らないということでしょうか。【 ティラミス詰め合わせ 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村