1リットルの「水」で500km走れるバイク
バイクで通勤する途上国の人達が大喜びするだろう。隠ぺいするなよ~問題はそのコスト。水から水素を抽出するために必要な電気分解には電力コストがかかりすぎるそうだ。そのため、直接モーターを電気で動かしたほうが効率がいいというのが実際のところ。このバイクに関しても、500km走れるまでバッテリーが持たないのではないかとの声もある。[まゆつばものか・・・]抜粋では今回のように、水で稼働するエンジンは現実的ではないのか?というと、そうでもない。たった1リットルの「水」で、500km走れるバイクが登場!?これはガソリンと同じようにタンクへと給水し、「空気アルミニウム電池」と反応させることで電力を生む。 具体的には、水とアルミニウムと空気を化学反応させて、水酸化アルミニウムになる過程で生まれた電力によりエンジンを稼働させる。エネルギー密度が非常に高いことが特徴で、タンクへの給水は1〜2ヵ月に一度で済み、走行可能距離は1,600kmにも及ぶそうだ。ほぼ100%再利用可能で Co2排出も“ゼロ”この「空気アルミニウム電池」は、従来の「充電式」とは違いカートリッジ型のアルミ板を車両へと積み、化学変化させることによって生まれるエネルギーを消費する仕組みになっている。 使用後の水酸化アルミニウムはそのままアルミニウムの製造へと再利用できるため、リサイクル率はほぼ100%。もちろん電気自動車のためエンジンを稼働させても二酸化炭素の排出はなく環境にも優しいという。 ルノーと日産自動車では、2017年の実用化を目指しているとも報じられている。 つまり、動画のブラジル人男性がつくりだしたバイクについて「水だけで走る」と言うと語弊が生まれてしまう。が、「水を使うエコな車」ならどうだろう?一般的に普及する日も遠い未来の話ではない、…とは言いすぎだろうか。