Hard-boiled or soft-boiled

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• 映画

  ◎『アップタウンガールズ』　レイトショーで『コンスタンティン』を　見に行こうかとも思ったが、　近所のTUTAYAが半額だったのでこれを借りてきた。　一時間半ほどの長さであまり　観ていて体力を使う映画じゃないが、　ダコタ・ファニングの演技が印象的で、　いくつかのシーンでは考えさせられた。　主役は二人の女性、　一人は大人のような子供、　もう一人は子供のような大人。　前者がダコタで後者は知らない女優。　この二人の関係は一応、　金持ちの子供とその世話役ということになる。　しかし、それぞれが子供のような大人と　大人のような子供なので、　基本的にその関係はフラットなものだ。　どこかで観たことがある映画だなと思っていたが、　この映画は『アバウト・ア・ボーイ』の　男版という位置付けになるのかもしれない。　かなり最初の方のシーンでダコタが　母親をせかして車を出させるシーンがある。　そのシーンではダコタの子供っぽさを　観ることができるが、それ以後はずっと　その子供っぽさは封印される。　あのシーンがとても印象的で頭に残っているから、　その後のダコタのクールさが引き立ち、　同時にいつあの子供っぽさをまた　観ることができるのかという期待を持たせられる。　もう一人の方の主演女優は梨花みたいで、　つまり、品がなくて、顔がゲッソリしてて　かなり好みではないのだが、　そのマイナスとダコタのプラスが　キャンセルアウトされている。　以上が、ロリコン度満点の感想だ。

  Apr 16, 2005

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• 視聴

  ◎『in TOWER RECORD』　最近視聴するのがマイブーム。　DEF TECHは流行り過ぎてしまったので、　彼らに代わるお気に入りを　早く見い出さねばならない。　以下は今日聞いた曲と感想メモ。　『スワロー』（音速ライン）　またかアジカン系か。しつこいな…　『IMAGINARY』（湘南探偵団）　誰かの声と誰かの楽曲を混ぜた感じ。誰だっけな。　『A MOMENT OF TRUTH』（fade）　中学生がバンドを組んでつくったような曲。　客観的にモノを見ることが苦手っぽい。　『ココロノヒ』（FLAMING ECHO）　またか。マジでしつこいな…　最後、モンキーマジックとかいうバンドのを　聞いているところで拉友に呼び出され終了。　そのモンキーマジックとかいうバンドは　けっこうよかった。

  Apr 16, 2005

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• 拉麺

  ◎『拉通』　平日は凡庸なむつみ屋だが、　週末だけは拉通になる面白い店がある。　京葉線の稲毛海岸駅の前には　イオンやらマリンピアやらがあり、　ちょっとしたにぎわいを見せている。　そして、そのにぎわいの外れの方にその店はあった。　遠くから認識できる看板はむつみ屋なのだが、　近づいてみると拉通という文字が確認できる。　店の中は土曜の昼ということもあり、　家族連れがほとんどだった。　まず、淡口と濃口があり、　それぞれに醤油と塩がある。　淡口の方がごまかしが効かずに　実力が出るから店の外で待っている間は　淡口の醤油にしようと思っていた。　しかし、店内でメニューをよく見てみると、　淡口と濃口で異なっているのは　スープの濃さだけではなかった。　論理的に考えれば当然なのだが、　実際にそれをやっている店は滅多にない。　しかし、この店はそれをやっていた。　異なる味には異なる麺を用いていた。　淡口は細い縮れ麺を用いるということだが、　それではちばき屋っぽくなってしまうと思い、　濃口（中太ストレート麺）に変更した。　出てきた濃口醤油は期待以上の味だった。　香りはあからさまなカツオだが、　味はそれほど魚の要素が強いわけでもなく、　醤油に各種の魚の味が馴染んでおり、　その醤油スープに麺が馴染んでいた。　具は小口ネギ、チャーシュー、太メンマ。　太メンマは魚系のスープの店は必ずと　言っていいほど用いてくるが、　この店も例外ではなかった。　特に美味しいのはチャーシューで、　これも本八幡のかっぱほどではないが、　炙りによる香りが嬉しい。　同行者も絶賛しており、　平日のむつみ屋とは　レベルの違い過ぎるいい店だった。

  Apr 16, 2005

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• 会議

  ◎『会議は踊る』　座学ばかりでは飽きるだろうと、　各部署を実際に見て回る機会があった。　社内会議にも同席させてもらったが、　出席者の一人は何度も何度も　同じことを繰り返していた。　その人は業界でも有名なプレーヤーだが、　コミュニケーションの徹底振りはさすがだった。　そこまでしなければ相手にはきちんと　伝わらないものかと考えさせられた。　早速、真似したいリストに追加した。

  Apr 15, 2005

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• 料金

  ▲『一般料金1800円』　一般で見る映画の料金は高い。　学生かつその映画館の会員であった時は　1100円でいつでも見ることが出来た。　しかし、今は会員でも1500円だ。　会社までの定期を買う時にも　学割の値引率の高さに驚いた。　社会人はたしかに収入は多いが、　同時にこうした細かい支出の額も増すので　働いている割には生活は潤わないのかもしれない。　まだまだ研修中の身なので　残業代を付けられないが、　配属されたら残業代を付けるのが楽しみだ。

  Apr 15, 2005

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• 競馬

  ◎『桜花賞』　まずは各トライアルの出走馬の中で、　今回の条件に変えた場合、　着順に変化がありそうかどうかを検討する。　クイーンカップは道悪だったため　順位そのものを度外視することとし、　チューリップ賞、アネモネＳのマイル戦は　力関係がそのまま移行するものとする。　フィリーズレビューは実はラインが　強かったように見えるが、　近年にスローからミドルに落ち着き易い桜花賞では　先行して抜け出したデアリングハートが逆転できる。　次はトライアル同士のレベルの比較だが、　レベルが高かったのは勝ち馬が千切った　チューリップ賞とフラワーカップ。　フィリーズレビューはレコードとはいえ、　混戦だったため、上位馬すべて走破タイムは速い。　阪神ジュベナイル組が揃って不利な外枠に回ったが、　これまでの流れから徐々にトップを張り続けるのが　難しくなってきているのが見て取れる。　休み明けのテイエムチュラサンが前に行ったら、　ミドルペースで流れることになるだろう。　シーザリオ、エイシンテンダー、デアリングハートの　先行勢が圧倒的に有利な競馬になるだろう。　スローしか経験していないシーザリオよりも、　能力自体の壁を見せているデアリングハートよりも、　買ってみたいのはエイシンテンダー。　武幸四郎はこの条件の鬼。　そんな彼が今まで桜花賞を勝っていなかったことが不思議。　◎エイシンテンダー

  Apr 9, 2005

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• 競馬

  ◎『ニュージーランドトロフィー』　２年前にギャラントアローを軸に　５頭に流して当てた記憶がある。　ちょうどその前年にサーガノヴェルが逃げ残ったり、　さらに前年にはキタサンチャンネルが　逃げ切ったりといった流れがあったので、　とりあえず逃げ馬を買っておけば　間違いないという単純な予想だった。　今年はディープサマーが逃げそうだが、　中山マイルの外枠はスタート直後に　脚を使わされるのが難点だ。　今年のクラシック世代は上位層が　比較的固定されているが、　このレースの時期になるとさすがに　崩れてくるのが例年の傾向なので、　セイウンニムカウやマイネルハーティーは　信用し難い。　セイウンはセイウンでもプレジャーか。　◎セイウンプレジャー　Good Luck!!

  Apr 9, 2005

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• 週末

  ◎『座学』　研修でずっと座学の一週間だったが、　入れ替わり立ち替わり講師がやってきて、　早口でまくしたてるからついていくのがやっと。　わからない言葉を調べたり、　講議内容をまとめ直したり、　さらに自分で勉強しなければいけないことは山ほどある。　社会人になったら勉強しなければいけないとは　耳にタコだったが、これほどとは思わなかった。　しかし、週末も風呂ぐらいしか安らぎがない。　同期の一人が仕事しか無い生活って　どうなのと早速疑問に感じ始めていた。　まだ会社には知らない人間が大勢おり、　もう少しまともな生活を送れている人がいるはずだ。　早くそうした人達の仕事振りが見たい。　とりあえず家の前の公園で、　桜でも眺めながら本を読もう。

  Apr 9, 2005

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• 風呂

  今日は研修で久々に憧れの某部長に会った。入社理由の何割かは確実に彼なので、その発するオーラが変わっていなくてよかった。いつかはああなれると信じて風呂ぐらいしか楽しみのない平日を淡々とこなしていこう。

  Apr 7, 2005

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• 競馬

  ◎『高松宮記念』　一応、オッズ的には３強。　逃げのカルストンライトオ、　先行のメイショウボーラー、　好位差しのプレシャスカフェ。　プレシャスカフェもここ数戦の　レースが５番手あたりの内で　直線に向くまでじっとして、　直線では外に出して伸びるという　パターンだから有力馬は　かなり前に固まることになる。　そうなると怖いのが後方一気の馬。　今回は大外を引いたアドマイヤマックスは　枠が不利な上に、そもそも実力が一枚落ちるため、　鞍上の武豊は賭けに出て、　得意のポツン最後方追走からの　大外一気を狙ってくるだろう。　だが、それでも一頭ぐらいを残して　追い込みきれないのが中京競馬場だろう。　では何が残るのか。　ちょうど去年のサニングデールのような感じで　追い込み馬より少し前で競馬をする馬。　デールと似たようなローテーションで　阪急杯を勝ったキーンランドスワンではないか。　昔から３強は崩れないので、　ドン・キホーテになる可能性が高いが、　そうなったらなったで仕方がない。　ハイペースで３強が全滅するか、　それとも３頭はハイペースを　ものともしない身の３強か。　◎キーンランドスワン　○アドマイヤマックス　Good Luck!!

  Mar 26, 2005

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• 競馬

  ◎『マーチＳ』　タイキはできれば逃げて欲しくない。　連勝で重賞挑戦、　押し出されるような感じで　逃げてしまうと後続からの　プレッシャがきつくなる。　ユートピアなど伊達にG1で好走していないし、　アンカツは前にプレッシャをかけるタイプなので　早めの仕掛けで潰されること必至だろう。　できれば外枠のなんかに脚を　使って逃げて内からブラックコンドルと　並んでの先行策が理想。　そうなれば大崩れはないだろうし、　同じような競馬でブラックコンドルも　残れるはずだ。　あとは好調期の長い　クーリンガーも好走が期待できる。　とにかくまず、タイキが逃げるか逃げないか。　逃げた場合はアンカツの動きが鍵になる。　◎タイキエニグマ　○ブラックコンドル　▲クーリンガー　Good Luck!!

  Mar 26, 2005

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• 競馬

  ◎『毎日杯』　無敗のディープがいて、　そのディープ以外には負けていない馬がいる。　毎日杯をコンゴウリキシオーが勝つようだと　皐月賞でのディープへの人気の集中が　とんでもないものになりそうだ。　毎日杯で人気を分け合うと予想される　ローゼンクロイツはクラシックでは　一歩足りない一族の出身だし、　２歳時に好勝負を繰り返したヴァーミリアンが　不甲斐無いレースをしたので、　その実力にも疑問符が付く。　先行できる強みもあるし、　ここはコンゴウリキシオーでいいだろう。　相手は常に人気以上に走るコスモオースティン。　武幸四郎は最近好調だし、　この馬もこの距離なら前に行ける。　一応同じ舞台で勝ったことのある　デム－ロ騎乗のトーセンマエストロも怖い。　　◎コンゴウリキシオー　○コスモオースティン　△トーセンマエストロ　Good Luck!!

  Mar 25, 2005

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• 競馬

  ◎『日経賞』　コスモバルクの体調が戻ったようなので、　これの相手探しか。　普通に考えれば、　菊花賞で３着、前走横綱相撲だった　オペラシチーだろうが、　中山2500は外枠が不利。　内枠の先行馬を買ってみたい。　グラスボランチは芝の短距離に　出走した過去があり、　この距離ならスピードの絶対値が　足りないということはなさそう。　◎コスモバルク　○グラスボランチ　どうせ馬単と馬連のオッズは　ほとんど変わらないだろうから、　一応、馬連で。

  Mar 25, 2005

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• Ｈ２

  ◎『Ｈ２』　結局、最後まで見続けてしまった。　マンガを読んだ記憶はあるのだが、　内容に関する記憶は曖昧だし、　どんなラストだったかなんて　読んだのかどうかさえあやふやだった。　最初、山田孝之という俳優が　国見比呂を演じるのは無理があると思った。　過去に山田が演じた『め組の大吾』の大吾も、　どうも醸し出す雰囲気が重過ぎて、　原作であるマンガとは空気が違った。　今度の『Ｈ２』の国見も『タッチ』の　上杉達也にも通じるつかみ所のないキャラで、　原作でも台詞によらない表現で何かを　伝えるシーンの多い難しいキャラクタだった。　それでも回を重ねると、こちらも見慣れるし、　役者も熟れてくるしで、違和感はなくなった。　ヒロイン役の石原さとみも声が低過ぎて　なんだこのブスな中学生っぽい声は、と　初めて聞いた時にはそのアイドルっぽくなさを　大いにびっくりしたが、　山田と同様、聞いているうちに慣れた。　一番イメージそのままだったのが　橘英雄役の名前の知らない俳優。　外見も醸し出す生真面目な雰囲気も　そのままだったと思う。　この人に関しては自分が知らないだけかも　しれないが、他の主演３人に比べると　知名度は劣るのではないだろうか。　脇を固める千川のチームメイトは　いずれも橘と同じかそれ以上にハマっていた。　有名所を使うことの主なメリット、デメリットは　前者が視聴率が稼げることで、　後者が原作のイメージとの違和感が生じること。　そもそも主演クラスの俳優の数が限られていることから、　原作のイメージを保持するためには傍役の　チョイスが重要になってくる。　結果的に山田＝国見には不満はなかったが、　たまにはテレビのお約束を超えた　抜擢人事もみてみたい。　しかし、やっぱりあだち充のマンガは面白い。　野球以外になるとちょっと　パッとしないイメージもあるが、　『ラフ』とか面白かった気がする。　やはりこれも細かいストーリーは覚えていないが。

  Mar 24, 2005

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• 結婚

  ◎『高校の時の友人との飲み』　活きのいいネタがある、　活きのいいネタがあると　２週間近くも引っ張り、　そのネタは熟成し過ぎて　もう腐ってるんじゃないかと　訝しく思っていたが、　杞憂に終わってなによりだった。　そのネタとは高校の　同級生の結婚話だった。　それもこの半年間で立続けに３人と、　女性陣はまさしく今が適齢期なのだろう。　まぁとりあえず働き始めて　しばらく仕事をしてみないと　将来のことをどうこう言っても　始まらないのだが、　考えなければいけないことが　増えたようでちょっと厄介だった。　当面は仕事に没頭することで　考えないでいられるだろうが、　半年ぐらいしたら少し真面目に　考えねばいけないテーマだろう。　とりあえず先送りだ。

  Mar 23, 2005

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• 岡部

  ◎『岡部幸雄騎手引退セレモニー』　病み上がりであること、　いつも一緒に競馬に行く人間が出張中なこと、　そのため行くかどうか少し迷ったが、　やっぱり行ってよかった。　昼飯を家で食べ、　予想はもう既に家で終えていた。　２時頃、中山競馬場のある船橋法典駅に着いた。　特にいつもと客層が違うということもなく、　久々の競馬場はいつもの競馬場だった。　入場券を買い、　そのまま地下道を通り、　スタンド側へ向かった。　入場口の手前には本日、岡部騎手の　引退セレモニーがおこなわれるということを　示す看板が置かれていた。　そして、地下道の途中には、　岡部騎手引退の記念パネルが　何枚か壁に飾られていた。　それを見ると、自然とレースの　映像が脳裏に甦ってくる。　岡部流の騎乗の真髄を見せたジェニュイン＠皐月賞、　フォームが崩れるくらい必死で　追っていたテイオー＠ジャパンカップ、　土煙の中から抜け出したクリスエス＠天皇賞。　G1レースなんて彼の３８年間のうちの　ほんの些細な一部分でしかない。　それでもG1だけでも何百レースも乗っている。　早速、会長焼きというのを食べた。　普通の大判焼に岡部の顔と「Take it easy」の　フレーズが刻印してあるだけだが、　こういうものは食べることに意味がある。　場内のグッズ屋では、記念グッズが売っているとの　ことだったが、着いたのが２時では　もう既にほとんど全てが売り切れていた。　９レース、10レースとダートの競馬が続いた。　馬券は買わずに、一応スタンドから見ていた。　四位騎手が大穴をあけた時には　スタンドは少し湧いた。　いよいよメーンのスプリングＳだ。　過去に、このレースは何度か生で観ている。　ビッグサンデーが勝った年、　クリールサイクロンが勝った年、　そしてワンダーファングが勝った年も　ひょっとしたら生で観戦しているかもしれない。　今年は狙っていたのは松永幹夫のマキハタサーメット。　先行有利の馬場にぴったり合うだろうと考えていた。　しかし、やや乱戦気味となったレースは　いつの間にか先頭に立っていた　ダンスインザモアに勝たれていた。　いつの間にかなレースは岡部騎手の　最後のG1勝利に近いイメージだった。　２着にはまたも穴をあけた四位騎手。　少し前に四位騎手は岡部と対談をしている。　その時に、チャンピオンジョッキーから　「チャンピオンになれ」と激励を受けているだけに、　今日は特別な思いを持って乗っていたのかもしれない。　道中は無駄がなく、綺麗なフォームだった。　いつも今日ぐらい乗れれば、　きっとそう遠くない将来、　チャンピオンになれるだろう。　阪神のメーンレースをスタンドで　観終えるとパドックへ向かった。　　向こうではベテラン本田騎手が　次代を担うはずの藤田、福永を抑え、　見事な勝利を挙げていた。　あまりメジャーではない関西の騎手である　本田の岡部騎手に関する発言が　メディアに載っているのは見たことがない。　それでも彼のような個性的な　ジョッキーが岡部騎手のことを　どう思っているのか、是非知りたい。　パドックはまずまずの混み具合だった。　しかし、12レースが終わると、　じわじわとさらに人が増え、　最終的には３階スタンドまで満員になった。　待っている時に、急に日が差したのが印象的だった。　一日中ずっと曇りだったに、　突如パドックの一部に日が差した。　何か象徴的で、あの光景は忘れられない。　競馬の神は、きっといる。　パドックの中の芝生に、即席のステージがつくられ、　その途中で岡部騎手引退記念レースの　表彰式のアナウンスが流れた。　このレースは審議にかなり時間がかかっており、　その対象には勝った馬も含まれていたので、　それは仕方のないことだった。　スタンドの方で表彰式がおこなわれている頃、　こちらのセレモニーの司会を担当する　鈴木淑子さんと長岡一也が登場した。　二人が登場して、ステージで自己紹介などしていると、　スーツを着た岡部騎手はすぐに姿を現した。　パドックの地下通路から現れ、　ステージまで芝生を颯爽と歩いていた。　スーツが似合うこと、　歩き方がキビキビしていたことが　特に印象的だった。　彼が登場すると場は一気にヒートアップし、　拍手の嵐となった。　最初に岡部騎手が本日はよろしく、みたいなことを言い、　次に、特設のモニターにビデオメッセージが流れた。　誰が喋っているのかよく分からなかったし、　それに対する岡部騎手のコメントもよく聞き取れなかったが、　何か岡部騎手が言った時のファンの拍手が一々凄かった。　そして、花束贈呈ということで、　JRA理事長、柴田善、松永幹夫、佐藤調教師、　中山馬主会代表といったところが、　コメントとともに次々と花束を渡した。　柴田善には野次が飛び、　幹夫には飛んでいなかった。　場内が一段の盛り上がりを見せたのは　柴田政人と伊藤正徳という同期の元騎手、　現調教師が花束贈呈をおこなった時だった。　伊藤正徳師の「この花束は他の同期全員からだ」という　台詞は思わずグッとくるものがあった。　この伊藤正徳師はローエングリンにも乗せてくれたし、　作田師のワイルドソルジャーは最後の重賞勝ちだった。　特にローエングリンと岡部幸雄のコンビはよかった。　スピード溢れる天才に、その天分の使い方を　レースの中で少しずつ教えていくジョッキー。　残念ながら途中で岡部騎手が戦線離脱をしてしまったため、　二人の競馬は未完のままだったが、　彼らの走りには物語があった。　最後に花束を渡したのはジョッキーの父親だった。　まさか岡部の父親を見ることが　できるとは思ってもいなかった。　56歳の親だから80歳ぐらいだろうか。　それであれだけ元気ならば、岡部の老後も安心だ。　花束贈呈が終わり、最後に岡部の挨拶となった。　声には張りがあり、いつもより少しだけ高かった。　端切れがよく、一文一文がよく聞こえた。　挨拶が終わると、何やら楽しい雰囲気になった。　騎手たちが、御輿を用意していたのだ。　胴揚げでもするのかと思いきや、御輿だった。　勝春騎手とノリが前から大きなうちわであおぎ、　他の騎手が岡部の乗った御輿を担いで、　パドックを一周した。　時々、ファンに手を振りながら、　ファンも笑いながら手を一生懸命振り、　前半の儀式も形式として必要だが、　やはり盛り上がるのはこういう時だ。　一周すると、再び岡部騎手はステージに戻り、　先ほど最後と司会者が言っていたから　もう終わりだと思っていたが、　その司会者が御輿を担いだ騎手たちに　出てくるように促していた。　その中から代表として前に出たのは　武豊、蛯名正義、横山典弘、田中勝春。　田中勝春も含めこれまで岡部と　大舞台でしのぎを削って来た面々だ。　武豊は「岡部さんの記録、　いろいろ抜いちゃってすいません」と　コメントして皆を笑わせ、　蛯名は極めて真面目なコメントで、　その実直な性格をよく表していた。　御輿の趣向を考えた横山は、　「56歳まで乗り続けたい」と　嬉しいことを言ってくれるし、　最後の勝春は最後らしいジョークで締めた。　勝春が「岡部さんにいじめられたことは　忘れません」とコメントすると、　「勝春君にいじめられなければ、　もっと乗り続けていられたのに」と　やり返す岡部騎手。　ともに藤澤厩舎の主戦クラスとして、　二人の仲のよさがよくわかるやりとりで、　このやりとりにファンは大喜びだった。　こうしてついに楽しいセレモニーは　終わりを迎えた。　横山典弘は反骨心があって、　昔から好きなジョッキーだったが、　今日の御輿のアイデアを出したのが　彼だと知って更に好きになった。　彼をはじめとするジョッキー仲間が、　セレモニーを大いに盛り上げてくれたことに　深く感謝したい。　セレモニーは終わったが、　岡部ファンは名残惜しそうにその場に佇み、　なかなかパドックの人数は減らなかった。　ある時、突然、俺の近くにいた　おじさんが淑子さんを呼び始めた。　彼はまだパドックの中で関係者と談笑していた　鈴木淑子さんを呼び出して、　岡部騎手にプレゼントを渡して　もらおうというつもりだった。　しばらく呼び続けるが、　談笑中の淑子さんは気が付かない。　それでもさらに呼び続けるおじさん。　ようやく淑子さんが気付くが、　手を振って応えようとした。　しかし、そうではない、岡部騎手に　何か渡して欲しいみたいだと　近くの関係者が淑子さんに教え、　わざわざ淑子さんがパドックの　壁際までやってきた。　間近で見る鈴木淑子さんは　意外と言っては失礼だが、　意外と綺麗だった。　よく芸能人は実物を見るとヤバいと言うが、　あの淑子さんでもなかなか綺麗なのだから、　確かに女優やグラビアアイドルは　ヤバいのだろう。　淑子さんはJRAの職員と思われる女性と一緒に、　ファンから岡部騎手へのプレゼントを回収し、　さらに岡部騎手と握手した手よと言いながら　パドックの壁越しに多数のファンと握手していた。　これもなかなかいい光景だった。　最終レースが終わってからの１時間弱、　時間にしたらほんのわずかだが、　中身は充実していた。　競馬は１レース１レースは短い時間だが、　中身が濃いのがそのよさだ。　これからしばらくは岡部は　メディアにも登場しないのだろうが、　再登場後の活躍を期待させる　喋りの面白さだった。　ダービーまでには帰って来て欲しい。　さらば、偉大なる騎手。　数々の思い出に残るレースをありがとう。

  Mar 20, 2005

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• 旅行

  『女性を愛でるように建物を愛する』宇治茶、抹茶ソフト、茶蕎麦、それらを売る店だったり、食べさせる店が並ぶ通りはどこかで見た記憶があった。ぼんやりとした記憶を明確に甦らせたのは平等院の入り口近くの抹茶ソフトの店だった。高校２年生の秋、あの時間違いなくここで抹茶ソフトを食べていた。つまり、平等院も観たことがあるということだ。平等院を観た記憶自体は甦らなかったが、当時はコースに沿って観ているはずなので、今回あえて1100円払う気はなくなった。平等院はどこまでも平等なのだろうとどこかで聞いた感想によって自分を納得させ、踵を返して宇治駅を目指した。来る時とは別の道を通って引き返すのは基本だが、途中、地元の肉屋がコロッケを売っていたので、試しに買ってみた。コロッケとうずら串がそれぞれ65円、ちょうど昼時だったにも関わらず、コロッケとうずら串は冷め切っていた。自宅のそばの肉屋は旦那が肉を切ったり、コロッケを揚げたりし、嫁さんが売っている。この店が、おばあさん一人で店を切り盛りしている、していかなくてはならないのだとしたら、あらかじめ混む前に全て作り終えておく必要があり、冷めてしまっているのはやむを得なかった。コロッケは冷め切っていたが、年期の入ったおおきにはどこで聞いたのよりも暖かかった。平等院の代わりというわけでもないが、帰りに稲荷という駅で降りてみることにした。さすがに稲荷という名前だけあって、その駅は朱を使ったデザインだった。ドラゴンクエストやファイナルファンタジーというゲームに小中学生の頃ハマっていた身としては非常にそそられる無気味なエリアだった。山へ登る参道があり、そこはドミノ倒しのドミノのように間隔を空けずに並ぶ朱い鳥居で埋め尽くされている。そして、たまに墓地エリアが現れるが、墓は小さな鳥居にまみれている。夜、一人では絶対に訪れたくない土地だ。昼間だから、この鳥居を全部くぐり切れば、どこかに謎の扉が現れるのではないか、などとドラクエ的な発想を持つことが出来、実際に全部くぐってみようと思うことも出来た。しかし、限られた体力と時間がそれを許さなかった。山道を20分ほど登り続けたことで、精神と肉体が悲鳴を上げた。鳥居をくぐり続けていると頭がおかしくなり、荷物を持つ手がしびれ始めた。それでも、ちょうど半分ぐらい登ったことにはなるのだろう。切りがいいや、と頂上を諦めて下山した。鳥居の駅から奈良線で京都まで北上し、東海道線で南下し、山崎へ向かった。関西における安藤建築との初めての出会いだ。彼はサントリー美術館というのをこの不便な土地に建てているらしい。そう言えばウイスキーの銘柄に山崎というのがあった。きっと水が美味しい土地なのだろう。駅前の地図で簡単に場所を確認し、線路沿いの道を進んだ。サントリーの場所を示すサインは街中に多くあり、迷うことはなかった。10分ほど歩き、広大な敷地を持つサントリー工場に到着した。「おっちゃん、何やってんのー？」サントリー工場は小学校の通学路になっており、地元の女の子にそう声を掛けられた。一人旅の時は口の回りの髭を伸ばすが、24歳の若さでおっちゃんと呼ばれるとは一生の不覚だと言ってよかった。何をやっているかは彼女の知ったことでは無く、それについてはあえて答えず、おっちゃんではないという点に絞って応答した。わかったわかったとランドセルを背負った女性に軽くあしらわれた俺は、トボトボとサントリーの受付を目指した。なぜ、小学生ごときに軽くあしらわれたのかというと、ちょっと内心では動揺していたからだ。別にその子が格別可愛かったわけでもないし、小学生の女子児童に特別な興味を持っているわけでもない。小学生に声を掛けられた時、俺は持参した建築MAPを確認していた。サントリー美術館なんてものはなく、目指すべき安藤建築の名前はアサヒビール美術館だった。琥珀系の俺は、勝手に山崎という地名からサントリーを連想し、サントリー美術館の存在を想定してしまっていたのだ。しかし、怪我の功名とはまさにこのことかもしれなかった。ここにはウイスキーの試飲ができる場所があり、真っ昼間から大好きなウイスキーで酔っぱらうのは滅多にできる経験ではなかった。残念ながら工場見学の受付時間には間に合わなかったが、ウイスキーのお土産コーナーや試飲コーナーはまだ営業中だった。試飲コーナーの受付のお姉さんの勧めに従い、４種類の異なった熟成期間のウイスキーと、ここで作られたウイスキーを使ったショコラを頼んだ。８年、10年、12年、15年と異なる熟成期間が味に及ぼす影響を味わうなんて趣向は、通ぶりたい人間にはぴったりだった。まず12年ものは明らかに色が違った。塾生させるのに用いた樽の種類が違うらしく、シェリーによっているそれはやや赤みがかっていた。味は８年ものが明らかに鮮烈。よく言えば爽やかで、悪く言えばきつい。10年以上熟成させたものはまさしく熟成された味だったが、８年ではそんなことはなく、まだまだ爽やかだった。人間も中学２年生と高校１年生では明らかに異なる。やや難しいのが10年と15年の違い。何となくはわかるが、はっきり違いを説明するのは難しいということで、受付のお姉さんの同意を得て結論は出た。ウイスキーの試飲コーナーには不似合いなぐらい真面目な女性だったが、きっと彼女の生真面目さはへべれけ抑止力として、場の秩序維持に重要な役割を果たしているのだろう。それでも顔が火照り、足はふらついた。急いでアサヒビール美術館に向かう必要があったので、生真面目さんに礼を言って、サントリーを辞去した。アサヒビール美術館はもっと駅に近いところにあった。結構険しい坂を登らなければいけなかったので、酔いどれには辛かったが、その分早く酔いが醒めた。安藤は増築するかたちで、得意の打ちっぱなしコンクリートを用い、地中からところどころ顔を出すような建物を設計した。時間がほとんどなかったので中には入らなかったが、外から見える部分からは、最初からあった建物と庭が醸し出す雰囲気を崩さないようにと安藤が考えているのが伝わってきた。山を下る際に見えた夕暮れの景色は足を止めるに十分なものだったが、その場で眺めているとおそらくカラスに陰口を叩かれると判断し、勝手に足が前に出るに任せた。まだまだこの日の１８切符は酷使されねばならなかった。山崎から大阪へ向かった。夕食をとるためだったが、出来ればラーメンを食べたかった。大阪に住む叔母によると、かの地はラーメン不毛の地らしいが、その不毛の程度を味わうのも楽しみだった。大丸、阪急、阪神と百貨店をはしごしたが、中に本屋はないようだった。駅前の地下通路の脇に本屋を見つけ、関西版のラーメン本を調べた。大阪駅のそばに何軒かあったが、まだ５時半だったので少しは歩く余裕があった。難波4-22という住所の洛ニ神という店に決めた。手持ちの地図で調べたところ、30分ほど歩けば辿り着けそうだった。胃に残ったウイスキーを消化し切るのには丁度よい時間だと思われた。そのまま地下道をしばらく歩いたが、地下道から出て近くの交差点名を確認した時、早速計画に狂いが生じていることに気付いた。地下道を歩いている時に自分が意図した方向に進めていなかったのだ。あってはいけない交差点が目の前にあり、一つ狂った計画を修正するにはその分だけ大きな負荷をかける必要があった。結局、コンビニで地名と地図を何度も確認しながら既に日の暮れた大阪の街を歩いたが、店をどうにか発見できたのは時計の太い針が７を指す頃だった。だが、この店のラーメン一杯には１時間半も歩いた価値はあった。スープは澄んだ魚系、麺は細くて熊本あたりを思わせる。具はまず、木耳が引き続き熊本、刻みネギは京都で、それに平均よりやや厚いチャーシューが加わる。様々な要素を盛り込み、実験をしているという店主の意図が伝わってくるよいラーメンだった。もちろん実験台を食べさせられたという感覚はなく、店主のチャレンジはただのチャレンジに終わっていなかった。プロとして出すべき結果を一杯のラーメンは示していた。そして、帰り道も迷った。大阪の街を迷いに迷ったが、これは半ばわざとである。今夜の宿についての選択肢は大きく３つあった。神戸まで行ってカプセルホテルに泊まるか、大阪でこのままカプホかマン喫に滞在する、もしくは京都に戻って馴染みのマン喫へ行く。まず神戸に行くならば、宿代が一番高くなるので、もっと早い時間に行かねば損だった。受付嬢が美人揃いというカプセルホテルは彼女らがいる早い時間に行ってこそ、だった。大阪滞在の場合は翌日の行動に困った。大阪の街中にも多くの見るべき建物はあったが、それでも街を見るならば京都を優先すべきだった。そして結局、京都に帰ることにした。夏に泊まったマンガ喫茶はなかなか快適で、なにより2000円で７時間というのは格安だった。それでも、７時間という制約があったため、なるべく遅い時間に入店する必要があった。そのための時間潰しとして大阪徘徊には意味があった。また街を知るには自分の足で歩くことがどうしても必要なプロセスだった。地下鉄やバスに乗ったらスキップしてしまう何でもない景色にこそ価値があるのだと昔ながらの刑事のように信じていた。それでもまだ京都へ早く着き過ぎてしまうため、大阪の環状線に乗り続けることにした。ホームと改札を結ぶ階段を何度も昇り降りする元気はなかったため、電車に乗ったまま環状線を２周ほどした。意外にも大阪人は夜の電車の中でも礼儀正しかった。京都駅から四条通りまで地下鉄の最終電車によって運ばれた。日付が変わる頃、マンガ喫茶に入店し、すぐに眠りについた。

  Mar 8, 2005

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• 旅行

  『女性を愛でるように建物を愛する』（山科～醍醐～宇治）持ってきた建築MAP京都を眺めると、この山科にも駅から数分足を伸ばしたところに何軒か見るべき建物があるようだった。ちょっと歩いてそれらを見て、駅前からまっすぐに伸びる道に戻って、そのままその道に沿って行けば、地下鉄の次の駅に辿り着けるはずだった。まず、目当ての建物は一軒目は改修だか増築だかわからないがとにかく工事中で、その向かいにあるはずの二軒目はどこを探しても存在しなかった。建築MAPは2000年前後で内容が止まっているのでこうした事態も想定内ではあったが、半ば上がり半ば下がった気分を正常化させるため、家から持ってきた豆乳青汁を飲んだ。ちなみに気分を紀文とかけているわけではない。なぜなら、豆乳とはいっても、そのメーカーは紀文ではなくDHCだからだ。この缶ドリンクがあと６本、赤いタグのついた黒いバッグの中に入っていた。20分ほど歩いて山科の次の駅に到着した。山科から２３０円だった醍醐までの運賃は一駅歩くことで変わったかと思いきやそのままだった。地下鉄はせこい旅人に厳しい。醍醐には醍醐寺がある。駅を出るとイオンでもダイエーでもないショッピングセンターがあり、文字通り街の商業の中心となっていた。醍醐寺までは徒歩10分ほどだった。地図を見て概算した結果が10分だったが、途中、山越えがあったのでもっとかかった。旅の第一の目的地は醍醐寺ということになるのだが、世界遺産の割には随分とその整備が適当にやっつけられているのに驚いた。かなり広いということもあるが、境内の道は石が転がっており歩き難く、そこら中が工事中であるかのように人工物の残骸が散乱している。境内がそういった未整備の状態なのに、有料の三宝院の受付には二人もおばちゃんがおり、金を使う順番が間違っていると思われた。伊勢神宮にしろ、伝統的な宗教的な場所は、冷気と霊気が関係しているのか知らないが、高い杉の木を並べ、冷気を保存することに余念がない。歩いていて、空気がひんやりとしていてとても気持ちが良い。広い境内には金堂、五重塔とあるが、三宝院はさすがに金をとるだけあり、広い屋敷内は段差が多く、歩くのが楽しい。ある部屋には三方のふすまに富士山が描かれていたのだが、その富士山が季節や時刻の異なった三種の構図で描かれており、その部屋に入ると不思議な気持ちになった。雪が積もる黒っぽい富士山、枯れ木に囲まれた赤富士、紅葉と月をともなう青い富士山、回りを囲むそれらを見ていると、自分の立ち位置があやふやになってくる。ここでショックな出来事もあった。三宝院の入場料は６００円と安くないが、正門の左手50メートルのところには裏門があり、そこから侵入することが可能なのだ。施設が整備されていないから、可能なのだ。ちなみに隣に小学校があり、その名前は醍醐小学校という。自分がここの卒業生だったら、履歴書に小学校から書きたくなる名前だ。再び徒歩で醍醐駅に戻り、地下鉄に乗った。終点である六地蔵へ。奈良線への乗り換えポイントだった。奈良線で下り、宇治に着いたのはちょうど正午だった。駅から出て左側のコンビニのある道に沿って５分ほど歩くと宇治川にぶつかった。橋を渡らず、川に平行して５分も歩くと平等院に着いた。平等院への道は見覚えがあった。

  Mar 8, 2005

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• 旅行

  『女性を愛でるように建物を愛する』（東京～山科）去年の夏の旅で強く印象に残ったのは神戸の港でも和歌山の自然でもなかった。そしてもちろん三重のヤンキーでもなく、それは京都の街だった。千葉のような一地方都市に住み、東京のような経済原理に従ってビルが林立している場所に通う中で、都市の可能性を見限るようになっていた。街全体が1000年も前にデザインされ、それ以来、長い時間をかけて収集された宝物のように新旧の建築物が隣り合い、並ぶ街。その街並はピンぼけして何も見えなくなっていた俺の眼球の表面をレーザー光線で切り取った。修学旅行の時にはバスで寺巡りをしただけだし、３年前の夏に友人と来た時は京都タワーの風呂に入っただけだった。そして、去年の夏も京都ギャルのレベルの高さに驚き戸惑っただけで終わったようなものだ。とにかく一度じっくりとあの街と話し合ってみる必要があった。朝７時、大垣に着いた。思えば往路でムーンライトながらを使うのは今回が初めてだった。前日の夜に東京へ向かうプロセスは交通量調査のアルバイトを思わせた。東京駅を11時40分過ぎに出発し、朝６時頃に名古屋に着くまで寝たり起きたりを繰り返した。名古屋では自分が乗っていた車両は切り離しの対象となっていたため、起きて別な車両に移る必要があった。運がよければ、というか訳知りならば、あらかじめムーンライトの指定席を取る際にみどりの窓口で切り離さない方の車両を指定することもできるだろう。このあたりのノウハウを持っているかがプロとアマの差だ。アマアマな坊ちゃんである俺は名古屋からデッキに立ちながら大垣を迎えた。そんなアマチュアも大垣で逆転のチャンスがある。大垣では、すぐ隣のホームには京都や大阪へ向かう東海道本線が我々の到着を待っているのだ。デッキで立っている連中は全く未練のない列車から、空席という名の希望に満ちた列車を目指し一目散に駆け出す。首尾よく空席にありついた俺は再び眠りについた。８時半、列車は京都の手前、山科に到着した。ここは前回は改札を出なかった駅だが、乗り換える時にホームには降りており、そのホームからスタバのサイレンが見えたのを記憶していた。記憶通り、駅のすぐ前にスターバックスがあった。店内で熱いコーヒーをオーダーする前にまだやることがあった。地下鉄の時間と料金の確認だった。１８切符を使っている以上、この日のうちに京都の周辺部を回っておくべきだった。地下鉄を使う際の多少の出費は、時間との戦いにおける貴重な武器だった。熱いコーヒーと暖めてもらったクロワッサン、あまり満腹感はなかったが、満腹になるよりも満腹なプランを練り上げる方が重要だった。

  Mar 8, 2005

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• 投票

  ▲『不在者投票』　しばらく旅行に出掛けるので　千葉県知事選の不在社投票に行ってくる。　３択なのだが、　残念ながら迷う余地はなかった。

  Mar 7, 2005

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• 回顧回顧

  ◎『中京記念』　嬉しいパターンだった。　戦前に伝統的に後のG1級がいるレースだが、　今回はそうではないと誤ったジャッジを下したが、　かつてG1級だった馬が復活するというのは　非常に嬉しいパターンの誤算。　メガスターダムは先行して渋く、　菊花賞でも３着に入った馬。　松永幹夫騎手はかつてお手馬だった　メジロブライトが河内騎手に乗り替わった途端に　連戦連勝で春の天皇賞まで勝たれた過去があるが、　本来はこういった先行馬があう騎手。　師匠の馬で自信を持って乗れる天皇賞は　手薄なメンバーになりそうなので注意したい。　サンライズペガサスは57キロを背負って　本当によく頑張って追い込んできた。　こちらも春の天皇賞に使ってくるようなら　敬意を払って慎重に馬券対象か否かを検討したい。　ちなみに秋山騎手は去年の中京記念を　最低人気馬で逃げ切ったり、　ファルコンＳでも穴を開けたりと　芹沢騎手に並ぶ中京巧者。　そして1200と2000が得意な印象がある。　ローカル実績を買われて　人気になっていた組は全滅したが、　それはこのレースがG1路線に　つながるレースだったことの証かもしれない。◎『弥生賞』　一強と見るか、四強と見るか。　まず現段階でのクラシックの有力馬を挙げる。　・ストーミーカフェ　・ヴァーミリアン　・ローゼンクロイツ　・ペールギュント　・コンゴウリキシオー　・ディープインパクト　・アドマイヤジャパン　・マイネルレコルト　・シックスセンス　こんなところか。　今のところ主要なキャストのほとんどが　無事なのでこのまま本番を迎えて欲しい。　さて、ラジオたんぱ杯上位２頭は　今年になって走ってないので評価は保留として、　この中で更に抜けていると思われるのが　弥生賞の上位３頭とストーミーカフェ。　その他の馬はこれら４頭にどこかで負けている。　この４頭の中で更にディープインパクトは　抜けていると判断してもよいものか。　弥生賞は初遠征によるやや気分の高揚、　横山典弘の究極の好騎乗があってのクビ差。　そうなると２度目の遠征による慣れと　好騎乗の再現の難しさから本番は　もっと楽勝になる計算も立つ。　しかし、アドマイヤジャパンという馬、　ディープよりも一回り大きく、馬体にまだ余裕があった。　そしてスローで好位置をキープする先行力、　馬群の中で折り合える能力というのは　まだディープが示していないものだ。　例年、前が有利になる皐月賞という舞台、　常に不利を受け易い追い込みという脚質を考えると、　ディープがさらに楽勝できるというのは　かなり甘い計算だろう。　つまり、一強ではないと見る。　他の２頭にも言及すると、　マイネルレコルトは道中かかっていた。　今回は久々なのに仕上がっていたし、　ペースが超スローだったので、かかるのも当然。　ストーミーカフェが出てくる本番は　かからずにレースを進められる可能性が高い。　１馬身ちょいの差は諦めるには短過ぎる。　そのストーミーカフェはマイル戦よりも　2000ぐらいの方が簡単に先手がとれて　自分のペースに持ち込めるため　レースがしやすいはずだ。　さらにG1に強い小島太厩舎、　一番前でレースができる　有利さといった強調点もある。　なによりも有利なのはディープが　ストーミーカフェのペースを　本番で初めて経験するということだ。　鞍上の武豊騎手はペース判断が上手いが、　朝日杯でレコードを演出した同馬が　通常の皐月賞とは異なるレベルの　逃げを打てば困惑される可能性がある。　とりあえず現状での評価は四強。　そしてラジオたんぱ組の走り次第では　六強にすらなりうるのが今年の皐月賞だと思う。

  Mar 7, 2005

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• 回顧

  ◎『チューリップ賞』　アンカツはどうしたんだろうか。　角井師の絶好調振りとアンカツの絶不調、　果たしてどちらが勝つかとみていたら、　アンカツの絶不調の方が　圧倒的に強いようだ。　出遅れ、折り合いを欠き、　不利を受けて、大惨敗。　単勝１倍台の馬で、　ここまで見事に負けると呆れもするが、　誰よりもあの騎乗に呆れていたのは　テレ東の競馬番組の解説者であり、　元ジョッキーの吉沢さんだった。　この男、去年の秋、東スポ杯で　ノリジョッキーのポツン最後方待機を　真っ赤になって批判していたが、　この日もかなりハッスルしていた。　「安藤君の弱点が出た」　「馬を抑えるのに慣れていない」　「騎手のせいで負けた」　確かに小回りダートの地方競馬は　先行がセオリーであり、　アンカツの真骨頂は笠松で熟練した　先行して馬をもたせる技術だと思う。　だが、それでも折り合いが下手と　言うほどアンカツは下手ではない。　長手綱が得意の武豊は言うに及ばず、　松永幹夫、四位洋文、藤田伸二、　あたりよりは下手かもしれないが、　関東のトップクラスである柴田善、　田中勝、そして岡部よりは上手い。　最近、岡部騎手が戦線離脱したが、　彼もかなり年なので、　冬の寒さが騎乗に悪影響を　及ぼしていて不思議はない。　この日の敗戦でディアデラノビアは　本番の出走が危うくなったが、　暖かくなって桜咲く頃には、　先行馬を駆って福永、幸四郎といった　若手に一泡吹かせて欲しい。　ところで、勝ったエイシンテンダーは　内で先行馬を見ながら追走し、　直線もそのまま内から抜け出すという　完璧な内容だったが、　あまりに完璧過ぎてもう一度は同じことが　できないと考えた方が合理的だろう。　外枠を引いたら、いい位置が取れなかったら、　４角で外を回ったら、今回は完勝だったが、　本番での死角はいくらでもある。　対照的な無敗馬２頭だったが、　桜花賞でもう一度戦って欲しい。

  Mar 6, 2005

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• 食後食後

  ◎『ル・パティシエ・ヨコヤマ』　http://p-yokoyama.jp/　テレビチャンピオンの　ケーキ職人選手権で３連覇を飾った男の店。　あのテレビチャンピオンシリースについて、　あんなものに出たがる奴は職人らしくなく、　あそこでチャンピオンになる奴なんて　ただのお山の大将だろうと思っていた。　その思い込みはいい意味で裏切られた。　店は京成線の谷津駅のすぐそばにある。　まだ雪が残っており、あまり都会ではない街は　日曜日の午前とはいえ、人影はまばらだった。　駅からほんの５分も歩けば、　いかにも街のケーキ屋さんな外見の店が現れた。　しかし、その店は周囲の寂しい街並には　そぐわない圧倒的な賑わいをみせていた。　中からはガヤガヤと人のごった返す感じと　スポンジやパンを焼くいい香りが外へ伝わってきた。　客層は30～40台の家族連れが主で、　カウンター越しに注文を聞くアルバイトは　20前後の女の子が多かった。　多かった、というのはそこにいたアルバイトに占める　20前後の女の子のアルバイトの割合が多かった、という　意味ではなく、絶対値として多かった、という意味だ。　数えてみたが、それほど広くない　カウンターの向こう側には８人ものアルバイトがおり、　次々にオーダーをとってはケーキを箱詰めしていた。　ガラスケースに並んだケーキは10数種類、　ケース上部にはホールケーキとロールケーキが並ぶ。　そのケースの反対側の壁には焼き菓子が　ところ狭しと置いてある。　そちらの焼き菓子の方はあまりよく分からないので、　とりあえずケーキばかり６つほど詰めてもらった。　合計で2000円ちょいだから値段も大して高くない。　帰宅し、昼飯の後、ショートケーキと　レアチーズケーキを食べた。　このところ立続けに千葉にある店３軒の　ショートケーキを食べ続けているが、　外観はどれも似たり寄ったりでも　中身は大きく異なっている。　この店のショートケーキは　生クリームもスポンジも　口にすると瞬時にとろける。　先日食べた『アンリ・シャルパンティエ』の　ショートケーキも家で再現するのは難しいだろうが、　この店のはどうやっても出来そうにない。　レアチーズもやはりとろけた。　チーズケーキと言えば濃厚な味わいが　その持ち味だと思っていたので、　この軽さは予想外だった。　チーズケーキに濃厚さ、重厚さを　求める人間にとってはやや物足りなかったが、　残りの４つも他で味わったことがない　味を提示してくれそうなので楽しみだ。◎『ル・パティシエ・ヨコヤマ』　http://p-yokoyama.jp/　夕食後もケーキ。　ジバラと貴婦人のロールケーキ。　ジバラというのはチョコムースが　層になったケーキ。　あまりその定義はよくわからない。　本当は写真を載せられたらいいのだが、　写真は一度始めると管理が面倒臭い。　それでも手元に一冊はケーキの　レシピ本が必要だと感じている。　この店のケーキはフォークで　カットしても形が崩れない。　それだけなめらかに仕上がっている。　３層のまったく味の異なる　チョコムースが最適な高さで　層化されており、一口食べると、　それらが混じりあって調和する。　チョコムースは味が単調で　あまり美味しいと思ったことがなかったが、　ここのは単調どころか複雑で　なんでこんなに美味しいんだろうと　考え込んでしまうような味だった。　貴婦人のロールケーキは　バナナ、苺、オレンジ、ブルーベリーが　生クリームとともにロールされている。　他にも何かフルーツが入っていたと思うが、　それが何かわからなかった。　ケーキ屋で買うロールケーキは　初めてだったので、　こんなものだろうという感じだった。　ロールケーキはトレンドらしいが、　個人的にはあまり好みではない。　今日は４種類食べたが、　感動したのはジバラだ。　ショートケーキもこの店のを食べて、　今まで食べてきたものとの差が　よくわかったが、ジバラほどの衝撃はない。

  Mar 6, 2005

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• 業務用語

  ▲『業務上過失傷害』　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050305-00000246-jij-soci　こんな事件があった。　容疑者は無職らしいが、　業務上過失傷害の疑いで逮捕された。　無職なのに業務上過失傷害とは　これ如何に。　法律の世界はなかなか難しい。◎『業務上過失傷害』　業務とは、仕事という意味ではなく、　「人が社会生活上の地位に基づいて、　　反復継続して行う行為」だそうだ。　タクシードライバーなどではない　一般の運転手の運転も「業務」で、　その最中に人をはねて怪我させると、　この罪に問われるそうだ。　ふーん。

  Mar 6, 2005

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• 競馬回顧競馬

  ◎『弥生賞』　どうやら芝は悪くなっていないようだ。　10頭しかいないので１頭ずつ検討しよう。　１アドマイヤジャパン　極悪馬場を走ったこと、長距離輸送が続くこと、　そして今後のG1に配慮すれば、　今回は本気で仕上げる必要はない。　むしろ、ここで緩めずにどこで緩めるのか。　馬体重をよく見たい。　２ブレーヴハート　頭が高い走法で、距離がもたないだろう。　しかも今回は内枠で逃げ馬もいないことから、　スタート次第では逃げてしまう可能性もある。　今夜雨が降り、馬場悪化していれば　買う手もあるが、そうでもなければ見送り。　３レットバトラー　京都2400の梅花賞を勝ったことで、　ダービーへの展望は開けた。　あえて相手の強いここにぶつけてきたのは　皐月賞への適性を測るために他ならない。　おそらくここで５着ぐらいに負け、　皐月賞には見向きもせず、　ダービートライアルへ向かうだろう。　４ダイワキングコン　行く可能性が一番高いのはこの馬か。　ダートとはいえ、短距離で先行しているので、　ここで先手をとるくらいのスピードはある。　２戦目であっさりダートへ向かっているので、　過去に陣営は芝では通用しないと　ジャッジしており、兵庫や名古屋で是非狙いたい。　５ニューヨークカフェ　兄とは違いミドルペース型。　兄はスローの瞬発力勝負の鬼だったが、　弟は全然タイプが違っている。　ここはスローになる公算が高いので、　見送っても問題ないだろう。　６マチカネオーラ　伊藤雄の秘蔵ッ子か。　関西馬なのに、蛯名ジョッキーが　ずっと手綱をとり続け、　関東への遠征も続いている。　明らかにクラシックを意識したローテで、　厳冬期をじっくり休んだので、　成長度合と仕上げを確かめたい。　７マイネルレコルト　かなり入念に調教を積んでいる。　しかし、それが逆に馬を行く気に　させてしまう危険性がある。　スピード能力は出走メンバーでも１、２を争う。　あまり仕上げ過ぎると好スタートから　ガーっと行ってしまう可能性がある。　特に体重に注意したい馬。　８ニシノドコマデモ　頭はなさそうな馬だが、　２、３着は十分にある。　特に今回はブレーヴハート、　マイネルレコルトとペース撹乱要因が　揃っているので、追い込みのこの馬には　展開も向きそうな感じだ。　９エイシンサリヴァン　成績が示す通り、重賞では格負けする。　前走は楽勝だったが、　それまでのキャリアを考えれば当然。　脚質転換云々ではなく、レベルが違った。　しかし、今回のメンツに入ると、　この馬では足りない。　10ディープインパクト　大外を引いたのは、　今後を考えればマイナスだが、　今回に限ってはプラス。　どうにでも競馬ができるので、　負けることは考え難い。　相手探しだろう。　結論は雨が降る降らないで　大きく変わってくる。　このまま良馬場が続いた場合。　◎ディープインパクト　△ニシノドコマデモ　△マチカネオーラ　雨が降って馬場が悪化した場合。　◎マイネルレコルト　○ブレーヴハート　▲マチカネオーラ　Good Luck!!◎『阪急杯』　高松宮記念のトライアルが終わった。　この日のメンツにメイショウボーラーと　プレシャスカフェを足せば、　主要なキャストは出揃うことになる。　勝ったのは去年の　高松宮記念３着馬であるキーンランドスワン。　ちょうどその前年のサニングデールが　不調から脱したのに似ている。　次の宮記念ももちろん期待できるだろう。　この日出なかった有力所の評価だが、　まずメイショウボーラーは、　芝でスピードが足りずに　ダートへ行ったことを忘れるべきではない。　去年の秋の芝のレースは　明らかにスピードの限界を　示すものだった。　カルストンライトオには　ついて来れまい。　プレシャスカフェは　ほぼ同じ競馬で重賞連勝。　先行馬を見ながらじっくり脚をため、　直線では外に出してスパッと切れる。　完調のカルストンライトオの　ペースを経験できずに　本番を迎えることはリスク要因だ。　外枠を引いたりしたら、　追走に手一杯になり、　５、６番手から伸びない可能性がある。　今のところ有力視しているのは　カルストンライトオだ。　だが、ギャラントアロー陣営の　コメントには特に注意を払いたい。　先行策を諦めて玉砕覚悟で　逃げようとしてくるのが怖い。◎『中京記念』　過去にここをきっかけに　大きく飛躍する馬が何頭かいた。　オークス馬エリモエクセルは　ここの後、重賞２勝。　ツルマルボーイ、メイショウドトウは　G1の常連になり、最終的にはG1ホース。　さらに遡るとチョウカイキャロル、　ムービースター、オサイチジョージ、　レッツゴーターキンとローカルG3にしては　知れた名前の勝ち馬が並んでいる。　中京はローカルでは唯一G1が　おこなわれているように、　直線は新潟に次いで長く、　比較的力の勝負になりやすい。　そのため、このコースで、　2000という数多く　G1が施行される競馬における　スタンダードな距離の重賞を勝ったならば、　その馬の実力はある程度信用してよい。　もっと言うと、ゴール前で横一線になるように　斤量が設定されているはずのハンデ戦で、　離して勝っている馬というのは、　ハンデキャッパーの想像力を超える　成長力を見せたということだ。　熟練したプロの想像力を超えるということは　その幅や半端ではないということだ。　今年、もしもそんな馬がいるとしたら、　セフティーエンペラかシンメイセレリティだろうが、　今年はそんな馬はいないだろう。　つまり、次やG1を含めた流れの中で考える必要はなく、　純粋にここだけで予想すればいい。　だが、それはそれで予想する意欲は半減し、　いきおいやっつけの予想になってしまう。　やっつけになった時は決まって騎手買いだ。　和田さん、古川さんは同期の福永祐一にこそ　差をつけられたが、彼らも立派なG1ジョッキー。　二人の馬連で勝負。　Good Luck!!

  Mar 5, 2005

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• 映画

  ◎『アイ・アム・サム』　７歳の知能しか持てない父親サムと、　７歳になるその娘の物語。　二人は幸せに暮らしていたが、　娘が大きくなるにつれて、　果たしてサムは父親として　やっていけるのかという　彼を取り巻く社会の疑念は深まる。　そして、ある時、社会のシステムによって　二人は引き裂かれてしまい、　それでもサムはどうにか娘を取り戻そうとする。　その過程で彼は一人の女弁護士と出会う。　後は、その女弁護士の家庭の事情も含め、　娘を取り戻す裁判を中心に話は展開していく。　これが大まかなストーリーだが、　ストーリーそのものは　それほど目新しいテーマでもなく、　どっかで読んだり、観たりしたことが　ありそうな内容だ。　しかし、観ている最中も、　そして、観終わった後も、　希有な満足感を味わうことができた。　観ている最中はサムとその仲間達の　会話に潜むジョークに笑い、　娘役のダコタ・ファニングの可愛さと　サム役のショーン・ペンの演技に見入る。　サムと仲間達のやりとり、　そして彼らが劇中で醸し出す雰囲気は　『ラブ・アクチュアリー』や　『ノッティングヒルの恋人』に通じるものがある。　また、頻繁に切り替わるカメラの位置、　照明を抑えた画面、そしてスタバというアイテムからは　観ていて飽きないような楽しい画を　つくろうとしている監督たちの思いが伝わってくる。　観終わった後もいい作品だったという余韻が残ったのは、　そうした細かい配慮が感じられたからに他ならない。　一方で、観ている最中には後悔もした。　なぜこれを映画館で観なかったのか、と。　いいという評判は聞いていたが、　おおまかなストーリーを知った時点で　拒絶反応を起こしてしまった。　その短絡的な思考、心より恥じる。

  Mar 5, 2005

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• 回顧競馬

  ◎『中山記念』　さすがに数を使っていないだけあって、　バランスオブゲームに衰えはなさそうだ。　大きな故障もせずコンスタントに　G2、G1に出走し続けている同馬も　現役は今年一杯か、走れて来年までだろう。　先行馬の宿命で、　安定して堅実な成績になるが、　今年もG1で一発というのは難しいだろう。　カンパニーはさすがの末脚で　突っ込んできたが、　こちらは追い込み馬の宿命で　展開が向かないと勝ち切れない。　エアシェイディともども　バランスオブゲームに負けている時点で、　しばらくは中距離のG1云々とは言ってられない。　古馬のマイル路線は　中心となるのはまずデュランダル。　そして新星ハットトリック。　この２頭に人気が集中し、　どちらも不発だった場合に、　バランスの出番か。　古馬の中距離路線は　中心はゼンノロブロイと　タップダンスシチー。　そして少し落ちてクラフトワーク。　新星と言えるような馬はいない。　４歳世代はどうやら今年も　中心となるのはコスモバルクだろう。　ロブロイが回避して老兵タップが中心となる　宝塚記念がG1奪取の最大のチャンスと見る。　春の天皇賞を回避するデルタブルースは　さすがに距離が短いだろう。◎『チューリップ賞』　馬場が相当に悪化しそうだ。　そうなった場合、パワー型ではなく、　ゴムマリのような瞬発力型の　ディアデラノビアは　もがき苦しむことになりそうだ。　逆に急浮上するのは　デムーロ騎乗のアスピリンスノー、　川原正一騎乗のコスモフォーチュン。　馬場が悪化したら、　先行馬、地方騎手、外国人騎手を　狙うのは定石だ。　ダート代わりの可能性もあるので、　あまり前日に予想しても意味のないレース。　それにしても意外にも　出走馬の中に重賞勝ち馬がいない。　ただでさえ荒れても不思議ないが、　馬場や天候がそれに拍車をかけている。

  Mar 4, 2005

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• 食事

  △『パブリックレストラン』　何日か前に書いたように、　千葉市中央区役所の食堂で食べてきた。　カツ丼４３０円を。　カツ丼をチョイスした理由は　値段が富士そばのカツ丼と　同じであり比較がしやすいからだ。　富士そばのカツ丼は味付けがやや甘過ぎるが、　４３０円ならばと納得できない味ではなかった。　それに比べるとこちらはまず肉が薄過ぎる。　トンカツではなくハムカツかと　思わせるほどの薄さだった。　味付けこそそれほど　大きく外してはいないが、　カツ丼であの肉を出していては　それだけでカツ丼失格だろう。　そもそも厨房の中にいたのが　ペチャクチャ喋りまくる　普通のおばちゃんばかりで、　その時点でテレビで観たようなまともな料理が　出されるはずはないことは明白だったが。

  Mar 4, 2005

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• トラ選挙

  ◎『住基ネット』　懐かしの住基ネット。　導入当時、ITを熟痴した発言を繰り返した　当時の総務大臣様のホームページがあった。　http://www.toranosuke.net/　誰だかわからない絵の「トラさん物語」とか、　実績ではなく肩書きが並ぶプロフィールとか、　さすがITの利便性を熟痴した方は、　ホームページの作り込み方が違うと感心しきり。　そんな素敵なサイトは　当然みんなの注目の的だ。　俺がアクセスした時の　カウンタは13873を示していた。◎『千葉県知事選』　このところ毎日、　読売新聞が３候補者への　アンケートを載せている。　いつもはダム問題とか、　個別具体的な論点設定なのだが、　今日は自分の長所、短所だとか、　最近興味をもったニュース、　一週間休みがとれたらどうするか、　といった総合的な人格が　それぞれの回答に表れそうな質問だった。　３者３様、毎日読んでいると　それなりに主張の違いや　人格の違いが伝わってくるので　面白い連載だと思うが、　一方でこのアンケートから得られる　情報は自分の投票に関する意思決定に　ほとんど影響しない。　当選したら何をするとか、　最重要課題は何だと思っているっていう考えは　一瞬で消えるし、一瞬で別なものに変わる。　そんなものは信用するには危険過ぎる。　これまで何をしてきたのか、　つまり、詐称のない詳細なプロフィールがあれば、　個人的にはそれで十分だ。　３者のホームページを見て、　とりあえず公約ばかり、モリモリばかりで　具体的な実績を載せていない人は　載せられるような実績がないと判断し、　絶対に投票しないことに決めた。

  Mar 4, 2005

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• 食後

  ◎『Henri-charpentier』　http://www.henri-charpentier.com/　昨日と同じ店。　いちごのミルフィーユ、　サンプリシーヌ。　いちごのミルフィーユは　まぁ、いちごのミルフィーユ。　それほど平均から乖離した　味ではなかったと思う。　サンプリシーヌは、　ショコラのムースとスポンジが　何層も重なっており、　それをチョコでコーティングしたもの。　昨日のショート・ケーキ、　プディング・シューでも感じたが、　スポンジだったりムースだったりが　見事に調和して１つの味になっている。　そうした一体感、統一感を　洗練と言うのならば、　極めて洗練された味だ。

  Mar 3, 2005

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• 回顧

  ◎『アーリントンカップ』　ロケットスタートをもたらすのは　ゲートに対する反応のよさや　後ろ足のキック力の強さではない。　もし、反応のよさや強いキック力で　ロケットスタートが可能ならば、　同じ馬が何度も再現できるはずだが、　ロケットスタートで有名な馬なんて過去にいやしない。　２、３完歩目が速い馬ならいるが。　つまり、通常の態勢にない場合で　たまたま発生するのがロケットスタートだ。　出遅れの場合、騎手コメントなどで、　暗にスターターを批難するものが散見されるが、　ロケットスタートの場合も同様に　批難されてしかるべきである。　あのスタートのおかげで　競りかけていく馬もなく、　ビッグプラネットの圧勝だった。　しかし、ビッグプラネットの逃げは　競りかける馬がいなかったため、　一見スローだったが、　実はずっと11秒台が刻まれており、中身は濃い。　強い勝ち方で文字通りクラシックの惑星になったが、　普通にゲートを出た時の出足が　どれくらいのものなのか判断できなかったため、　もし皐月賞に直行した場合、展開の読みが難しくなる。　予想をする側としては　この馬の皐月賞出走は歓迎できない。

  Mar 3, 2005

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• 音楽

  ◎『Def Tech』　アジカン系に食傷気味ということもあるが、　今年はこれだろう。　地元のTUTAYAにも入らなそうだし、　1500円と安いから、　久々にサントラ以外のCDを買うかもしれない。　一体何年ぶりだろう。　ひょっとして最後に買ったのは、　クリス・アイザックか。　それとも小澤征爾か。

  Mar 3, 2005

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• 食後

  ◎『Henri-charpentier』　今日もケーキを食べた。　プディング・シューと　ショート・ケーキを食べたが、　オススメはプディング・シュー。　ショート・ケーキは　スポンジのふわふわ感と　クリームとの一体感が見事。　プディング・シューは　シュー、プリン、カスタードクリーム、　そして生クリームと、一噛みでの　多様な歯応えが嬉しい。　『ビアード・パパ』とか２、３年前に流行ったが、　あの普通のシュークリームを２つ食べるよりは、　こっちを１つ食べた方がいい。　高級店らしい完成度の高さを味わえる。　http://www.henri-charpentier.com/　ところで、ここのホームページは　ケーキと同じくしっかり作ってあるので、　見ていてとても楽しい。

  Mar 2, 2005

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• 食事

  ◎『パブリックレストラン』　２日続けてテレビでこの特集を見た。　農水省内にある寿司屋などは　両方の番組で取り上げられていたが、　確かに上ちらしが６００円そこそこ、　並にぎりが５００円でお釣りが来るとあれば、　それだけでも特集に値する。　ネタも大きく、　ちらしは見た目も綺麗だった。　見た目が綺麗だというのは　腕が良いと判断してよい場合が多い。　テナント料が一般の商業ビルより　安いという背景があって、　こうした価格が成立しているそうだ。　練馬区役所の夜景の綺麗なレストランなど、　行く価値のある場所は中央省庁だけでないらしい。　早速、明日にでも千葉市の中央区役所の　レストランにでも行って味をチェックしてこよう。

  Mar 2, 2005

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• 拉麺

  ◎『ラーメン屋台村』　ららぽーとの隣、　ビビットスクエアの２Ｆにある　ラーメンコンプレックス。　パン屋ストリートがオープンしたばかりだが、　それにしても午後５時半に閑古鳥が鳴いていた。　当然食べる気にならず、そのままスルー。

  Mar 1, 2005

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• 食事

  ▲『東京パン屋ストリート』　ららぽーとに24日にオープンしたばかりだが、　さすがにハンバーガーを食べるのに　100分待ちというのは常規を逸している。　佐世保バーガー食べたかったが、　もちろん100分も待つはずもなく。　ただそれ以外は10分程度で買える店が多く、　要するに佐世保バーガー以外は　普通だということなのだろう。

  Mar 1, 2005

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• 映画

  ◎『オペラ座の怪人』　映画の日なので、素直に映画を。　ららぽーとのTOHOシネマで観たが、　映画開始の７、８分前に自分の席に向かったが、　その席に隣のおばちゃんがコートを置いていた。　映画の日、午後２時からの回、メジャーな作品、　そして、席は後ろから３列目の真ん中近く、　まさか隣に人が来ないと思ってはいないだろうが。　しばらく薄明かりが付いた状態で　映画の予告編が流れていたが、　前の方で若い女の子が平謝りをしていた。　何かと思ったら、何のことはない。　おばちゃんが間違えてその女の子が　座るべき席に座っていたようだ。　すいません、すいませんと　繰り返す若い女の子。　最近の若いものは、と言うようになったら　それは年をとった証拠だとよく言うが、　最近の年寄りは、と言っている限りは　まだ若者だということなのだろうか。　電車の中での携帯の操作音や着信音も含め、　自分の親の世代は基本的にかなりマナーが悪い。　若い世代のひきこもりが問題視されているが、　本来ひきこもっていて欲しい人々は別にいる。　肝心の映画の中身だが、　ミュージカル映画は傑作が多いので、　その中に混じるとやや微妙。　最近だと『シカゴ』、『ムーラン・ルージュ』、　『恋に落ちたシェイクスピア』あたりがあるが、　音楽と歌はそれらと比べても遜色はない。　特に主演の若い女優の歌の上手さといったら、　ギネス・パルトロウや　キャサリン・ゼタ・ジョーンズの比ではない。　あの歌だけでも聴く価値はある。　一方で、その歌の上手さに頼り過ぎたというか、　普通の台詞を話すシーンと、　歌のシーンのバランスが圧倒的に後者に偏っており、　やや単調な２時間半になってしまった印象があった。　劇団四季など本当のミュージカルを観たことがないのだが、　もしも観たことがあったら、　また全然別な感想を持ちそうな映画だった。

  Mar 1, 2005

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• 食後１８映画

  ◎『vanille』　『アンティーク』という　ドラマの再放送を弟が観ていた。　そのため、ケーキケーキとうるさい。　だが、それでケーキの　お相伴にあずかれるならば、　それはまさしく美味しい。　今日も千葉駅へ用があった　俺に対しお使いの指令が下った。　指令の内容は、ペリチカにある　vanilleでいくつかケーキを見繕って　買って来いというものだった。　チョイスは任されていたので　無難にショートケーキ、　クラシックショコラ、　そして近所の店と比較するための　ストロベリータルトの３つ。　この店の特徴はクリームの甘さだ。　ショコラにのせて食べる分にはちょうどいいが、　ショートケーキは甘過ぎる。◎『ムーンライトながら』　７日の夜にこちらを発ち、　１５日の朝にことらに着く　ムーンライトながらの指定席を押さえた。◎『君に読む物語』　アカデミー賞の発表当日、　あえて地味な作品を観てみた。　観ていて非常に楽しめたのだが、　楽しめた理由はこの作品の　外部にあったのかもしれない。　前半はよくあるパターンの恋物語。　豊かではない青年と、　明らかに豊かなお嬢さんの恋。　それはよくあるパターンで破局を迎える。　その後、冬ソナばりに二人は再開する。　再開後の展開は観てのお楽しみだが、　この二人の恋愛というのは　あるお爺さんが老人性痴呆症のお婆さんに　話して聞かせるという形で展開する。　その老人二人と数年前に亡くなった　自分の祖父母を重ねて観ていたので、　普通に観て得られる楽しみ以上の楽しみを　観ている間中感じることができた。　映画が終わり、ライトが付いた時、　周囲の奥様方が号泣しているのに気付いた。　ひょっとしたら彼女らも似たような　境遇の親を持っているか、　持っていたのかもしれない。　一方で前に座っていた　女子高生からは微妙という感想が聞こえた。　筋はかなりありがちだし、　目立った役者も出ていない。　それが一般的な感想なのだろう。

  Feb 28, 2005

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• 現先

  ▲『ニッポン放送』　http://www.jolf.co.jp/company/IR1242/index.html　ここのB/Sを見てみたら、　結構な額が短期貸付金として計上されていた。　そして、その短期貸付金に関する注記として　その中身は主に現先取引の残高だとも書かれていた。　現先取引ってあの現先取引か？と　頭の中に？が溢れたが、　他に現先取引って思い浮かばないので　きっとあの現先取引なのだろう。　ということは村上ファンドがここの株を　保有していた理由というのは　東京スタイルの時と同じパターンなのだろうか。

  Feb 27, 2005

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• 惨敗競馬回顧競馬

  ◎『せどり』　漢字では競取りと書くらしい。　同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、　その手数料を取ること。また、それを業とする人。（大辞泉）　ブックオフで１００円で買って、　アマゾンのマーケットプレイスやら　ヤフ－オークションで　売って儲けている人がいるらしい。　その行為をせどると言うらしい。　で、せどってみようとしたわけだ。　読書量とブックオフに行く回数は　おそらく平均よりは多いので、　多少は本を見る目もあるはずだと思いながら。　そして、１００円コーナーで見つけたのは３册。　家に帰ってアマゾンで検索してみたら　あろうことかその全てについて、　他にも売りに出している人が４～５人おり、　かなり競争の厳しい価格設定になっていた。　つまり、せどりのデビュー戦は　惨敗だったわけだ。　収益－（原価＋費用）＝利益　このシンプルな等式の左辺第１項の最大化、　第２項の最小化、そのどちらを第一目標とするかで　とるべき戦術が全く異なってくる。　　とりあえず後者は既に破綻した。　前者の代表格、古本というより古書というべき　価値のある本を見つけだすという方法は、　今せどっている人々の常套手段らしいが、　それは素人が遊びでやるのは不可能。　結局、その中庸を行くことになる。　つまり、たまにブックオフ原宿店などで　「単行本５００円均一セール」をやっているが、　なるべく新しく定価が３０００円ぐらいする本を　５００円で仕入れて１０００円で売るのが　現実的で実行可能な方法だと思う。　そもそも均一セールにぶつかることは少ないが、　もしも、今度ぶつかった時は、　いつもより少し長居してみよう。◎『すみれＳ』　阪急杯はたぶん予想しても　全く見当外れになるであろう自信がある。　よって少頭数のこちらを予想する。　１ケイアイへネシー－つかみ所がない。保留。　２ホーマンラフィット－ダート馬か。消し。　３ダンツキッチョウ－強いはず。消せない。　４ミツワスカイハイ－続けて走らなそう。消し。　５オープンエアーー脚質、血統、騎手から消せない。　６グッドネイバー－やっと勝った前走。消し。　７ケージーツヨシ－能力不足。消し。　８コウエイマーブル－過去に大物と接戦。消せない。　９アドマイヤタカ－この条件ベストと見た。消せない。　阪神2200というのは宝塚記念の舞台。　このレースが宝塚記念に結びつくかと言ったら、　全然そんなことはないが、　宝塚記念の傾向を見ることでヒントが得られる。　宝塚記念の勝ちパターン、　それは内を回っての好位差し。　ダンツキッチョウはあまりシャープに　切れるタイプではなさそうだが、　休養中に切れ味を身に付けていたら、　ピッタリ当て嵌まる馬だ。　ダンツを中心にちょっと前で　粘るオープンエア－と　後ろから差すアドマイヤが　接戦に持ち込めそうだ。　ケイアイへネシーは最内だし、　今回は逃げて目標にされるだろうし、　コウエイマーブルは脚質が　はっきりしないから買いたくない。　人気になるだろうが、　ダンツ、エアー、タカの　３連複で勝負する。　Good Luck!!◎『フェブラリーＳ』　ここまでボーラーが強いとは。　無理に追わずに楽に逃げて、　そのままハイペースを押し切る楽勝。　２着シーキングザダイヤは　鞍上ペリエも得意とするレースなので　どうにか好調ヒシアトラスに交わさせなかった。　ダイヤはいかにも森厩舎の馬らしい　常に掲示板を確保するしぶとさがあり、　こういった底力の要求されるレースで　見事にそのしぶとさが活きた。　地方を転戦してきたノボ２騎の　後釜となる馬になりそうだ。　ヒシは次はマーチＳらしいが　今の勢いなら確勝だろう。　ドンは芝の大阪杯を目指すらしいが、　この馬の今後に関してはかなり悲観的だ。　得意のダートでああいった競馬をしてしまった以上、　もう一つも勝てずに引退、となる可能性が大きい。◎『中山記念』　前を捕らえて後ろを抑える。　そんな騎乗を武豊がやりそうだ。　前とはエアシェイディ、　後ろとはカンパニー。　１着メイショウカイドウ　２着カンパニー　３着エアシェイディ　この３連単でいいだろう。　Good Luck!!

  Feb 26, 2005

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• 彫刻絵画拉麺競馬回顧彫刻

  ◎『東京芸術大学』　修士、博士の作品展示会をやっていた。　彫刻、絵画、工芸、デザイン、　版画、建築といろいろな　種類の作品が展示されていたが、　特によくわからない作品が多かったのは彫刻だ。　それぞれにテーマがあって、　それを表現するモノが置かれているのだが、　そこにある物体がそのテーマを表しているのは　どうにか分かる。　しかし、それを見て、美しいと思う作品が　ただの一つもなかった。　自分の彫刻を見る目のなさに愕然としたが、　思えばこれまでの人生で彫刻と　関わる機会はほとんどなかったのだから　見る目がないのも道理だ。　小学校、中学校の授業で自分が　彫刻をつくる機会もなかったし、　テレビ等で見ることがあっても、　立体である分だけ絵画などよりも　その良さは感じ難い。　そもそも彫刻の大御所って　誰なのかも知らない。　「彫刻家」で検索したら　ノグチ・イサムさんという人が　聞いたことあるぐらいだった。　ここは一発、彫刻でもやってみるかな。◎『お気に入り』　絵画にしても抽象画のよさがわからない。　彫刻にしろ、抽象画にしろ、　良さがわからないものを見ている時は　どうもフラストレーションが溜まったが、　それを一気に解消してくれる作品群に出会えた。　http://homepage.mac.com/yuran_n/index.html○『あ・うん』　JRの秋葉原駅を昭和通り口から出て、　そのまま横断歩道を渡り、左折する。　りそな銀行を通り過ぎたあたりに、　黒っぽいその店はある。　鯛ラーメンというメニューがあるのだが、　あえてオーソドックスな醤油を頼んでみた。　細麺はちばき屋っぽくてあまり好きではないが、　とんこつ醤油味のスープが　あっさりどころか濃厚そのものなので、　よく味が染み込んでいた。　具はチャーシュー、もやし、　のり、そして煮卵。　煮卵が最初から付いてくるのは嬉しい。　それで６５０円だから、　ちょっと得した気になっていたが、　やはり細麺というのは食べ応えには欠けるので　結局、得した感はキャンセルアウトされた。　ラーメン本の常連になるような店だと、　わけのわからない態度の店員がいる店もあるが、　この店の店長の人懐っこい笑顔には好感が持てた。　もう一度、今度は鯛ラーメンを食べに来てみようと思う。◎『アーリントンカップ』　いよいよ阪神開催が始まり、　クラシックが間近に迫ってきた。　このレース、昔は位置付けが中途半端で　あまり強い馬は出てこないレースだったが、　ここ５年はかなりレベルアップし、　キーレースになっている。　なぜ、そうした傾向の変化が起こったのか。　春の中山におけるトライアル、皐月賞は　馬場が極端に悪化しているか、超高速馬場かで、　どちらにせよ足元への負担が大きく、　長期的に見ると不利が大きいと考えられる。　例年のレースの傾向だが、　それほど速いタイムにはならず、　35秒台の決着が多い。　そして、脚質的には先行が圧倒的に強い。　今年のメンバーを１頭ずつチェックする。　１インプレッション－阪神実績のある先行馬。消せない。　２ベストマインド－母の血が強く、マイルは持たない。消し。　３ゴールドサンセット－能力不足。消し。　４サクセスドマーニ－マキハタサーメットに勝っている。保留。　５エイシンヴァイデン－阪神実績のあるエイシン。消せない。　６リードオフマン－芝マイルの馬ではない。消し。　７マルカジーク－実績上位。消せない。　８ロードマジェスティ－強いはず。消せない。　９セイウンニムカウ－実績最上位。アンカツ。消せない。　10ビッグプラネット－今年は１戦１勝で重賞連対はいない。消し。　11マイネルアルビオン－単騎逃げなら残れるかも。保留。　12ライトニングボール－能力不足。消し。　まだ半分以上も残っている。　展開はこれといった逃げ馬がいないから、　特に速くなりそうもない。　マイネルアルビオンあたりが　1200で前に行けるスピードを活かして　先手を奪いにいきそうな感じだ。　鞍上小牧も積極策が好きだし。　すると、エイシンヴァイデン、　インプレッション、ロードマジェスティと　先行したい口が続く。　これら先行馬を見る形で、　差してくるのがセイウンニムカウ、　サクセスドマーニといったところ。　先行有利のペース、コースなので、　インプレッションが実力上位の　セイウンニムカウに対し、　善戦可能だろう。　この２頭のワイド一点で。　Good Luck!!◎『京都記念』　ドラマチックだった。　ナリタセンチュリーと田島騎手のコンビは　これで京都の重賞を２勝。　去年の春の天皇賞は吉田稔騎乗だったが、　５着と健闘しており、その後の重賞勝ちが　示すように地力がアップしているのだとしたら、　今年は面白い。　面白いとは言ってもたぶん勝ち切れない。　それがいい。◎『木彫りの彫刻』　大きな石の彫刻ばかり見てきたから、　木彫りの彫刻について、　頭からすっぽり抜けていた。　木彫りの熊が我が家の床の間では　常に魚をくわえており、　その勇姿を一日一回は見ている。　今晩は、彼に食い殺される夢でも見そうだが、　忘れていた罰だ。仕方がない。

  Feb 25, 2005

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• ２度石原

  ◎『悪夢』　妙にリアルな入社式に　遅刻する夢を見た。　ニ度寝なんかするもんじゃないな。▲『ババァという人がバカって昔よく言われた』　石原慎太郎のババァ発言について、　女性側の損害賠償請求が棄却された。　彼は「女性が生殖能力を失っても　生きているのは罪」という考えが　論理的であると思っており、納得しているらしい。　この考えの是非はともかく、　少なくとも彼が女性だったらとしたら、　この考えは支持しないし、聞いたら腹が立つだろう。　つまり、自分が男性に生まれたという　単なる偶然をベースにモノを言っているわけだ。　小泉にしろ、石原にしろ、　髪の毛があるから今の地位を得られたのだと　個人的にはほぼ確信しているが、　さすがに偶然髪が残っているから　あそこまで昇りつめられた方は言うことが違う。

  Feb 24, 2005

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• 再録

  ◎『交通量調査バイト』　性懲りもなく行ってきた。　迷った時はとりあえずDoが基本。　据え膳食わぬは～とも言うし。　これは別の話か。　前回は初参加だったため、　勝手がわからなかったが、　今回は前回の経験を踏まえ、　改善すべきところは改善したので　快適度は40％ほどアップした。　そんな健気な俺に対し、　神は何とも無慈悲だった。　風が強過ぎた。　せっかく雨上がりだった　前回とは違い晴れていたのに、　体感温度はおそらく今回の方が低い。　また、朝、昼とカップラーメンを　食べてしまった。

  Feb 23, 2005

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• 建築

  ◎『屋根から見るル・コルビュジエ』　あえてノーコメント。　http://www.taisei.co.jp/galerie/gallery.html

  Feb 22, 2005

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• 番組

  ▲『たけしのＴＶタックル』　社会保険庁は～中略～ワッハッハ　北朝鮮外交は～中略～ワッハッハ　経済政策は～中略～ワッハッハ　たけし、大竹まことと　超一流のコメディアンが出演しているため、　どんなシリアスなネタを扱っていても、　基本的には最後は笑いで締めくくられる。　この番組が嫌いな人とは　昔から不思議と気が合う。

  Feb 21, 2005

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• 実録

  ▲『交通料調査バイト』　街角でよく見掛けるこの仕事。　カチカチと極めて無機質な仕事だが、　外からは見えないところに　この仕事の喜怒哀楽はあった。　前日の夜11時、寒風吹き荒ぶ中、　都内某所に集合。　そこはバス乗り場になっており、　翌日の調査は南房総でおこわれるため、　今夜は移動のバス内での車中泊になる。　集合時刻の10分ほど前に到着したが、　既に受付の行列ができていた。　その最後尾に付けてしばらく待っていると　出欠チェックをおこなっている　調査会社の社員がやってきた。　名前と事前に知らされたＮｏを伝え、　そこから実際に乗車するまで延々30分、　寒風吹き荒ぶ中で待たされた。　これがまず第一のありえねー。　そして、身も心もすっかり衰弱してバスに乗り込み、　さぁ、寝ようと思ったところで異変発生。　そのバスは昔よく修学旅行やで使ったようなバスなのだが、　まだ空席が目立つのにもかかわらず、　隣に座ってくる男がいた。　コイツはホモかスリではないかと警戒せざるを得なくなり、　熟睡から一歩遠ざかることとなった。　唇と財布は奪わせないわよ。　そう気合いを入れ直した後、　更なる悲劇はやってきた。　かなり浮浪者に近いような外観の男が　バスに乗り、中央の通路を進んできた。　あぁ、やはり、このバイトには　こんな人もいるんだ、と　少し自分の知っている世界が　広がった気がした。　それだけならいい社会勉強だが、　あろうことかこのエセ浮浪者、　よう、とニッコリしながら　後ろの座席の男に声を掛けた。　どうやら２人は別の場所でも　御一緒したことがあるらしく、　誰それはどうしただの、　いついつの調査はどうだっただの、　近況報告会が始まった。　さすがにエセ浮浪者だけあって、　その匂いはそれなりの香ばしさがある。　そして、他の同乗者が仮眠をとろうとしている　空気を全く読まずに延々と報告会は続いた。　彼らの直前の座席に座っていた俺は、　大迫力ホームシアターセットバリの音響で　会話の中身がよく聞こえた。　おかげで彼らの「仲間」について、　今誰がどこで何をやっているか、　簡単な個人情報を得てしまった。　これが第２のありえねー。　突然、先ほど隣に座ってきた　ホモだかスリだか分からん男が　舌打ちを始めた。　おそらく後ろの２人が喋るのを止めず、　それでイラついたのだろうが、　窓際で横と後ろから挟まれた俺は堪らない。　チッチッチ　前の調査は○×♂♀▲☆※　チッチッチ　会社によっては□◆＄＆★〒　真夜中のバスに　即席のゴスぺラーズが出現した。　ありえねー。　バスの揺れで脳がシャッフルされ、　段々と意識が混濁してきたが、　構わずバスは進み、南房総までやってきた。　調査開始は７時から、　しかし、それぞれの調査ポイントに着くと、　番号が呼ばれ、何人か闇の中へ消えて行く。　あれ、まだ５時だよ、　この人達、開始までの２時間どうするんだ、　まさか外で待たなきゃいけないのか、と　降りて行く彼らを、間接的に何分後かの自分を本気で心配した。　そして、自分の番号が呼ばれた。　結局、調査会社の社員が簡単に　帰りに送迎などについて説明し、　まだ時間あるけど適当に時間潰してて、じゃ、と　田舎のアスファルトの上に置いてきぼりにされた。　ありえねー。　それでも近くに見える灯りを頼りに　しばらく歩いているとコンビニがあった。　711が結構近くにあり、そこはちゃんと２４時間営業していた。　仕事は予想以上に単調なもので、　時間が経つのが遅く感じたが、　それでも終了の時間はやってきた。　３人組になって２時間働いて１時間休憩の　ローテーションだったので、　合計４時間も休憩時間があり、　暇つぶしと言えばコンビニでの　立ち読みしかなかった。　そのため『Ｈ２』、『ブラックジャック』、　『タッチ』を合計５册読めた。　仕事が終わり、　近くの駅まで車で送ってもらったが、　さて、帰るかと時刻表を見たら、　８時まで電車がない。　現在、７時１５分。　最終的に家に着いたのは、　その前日に家を出た時間と同じで、　丸２４時間かけて１２０００円也。　水曜日も入ってるけどもう逝かね。　もう、ありえねぇ。

  Feb 20, 2005

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• 競馬金金

  ◎『フェブラリーＳ』　馬単でタイムパラドックスから　メイショウボーラーへの一点だな。　もしもストロングブラッドが勝ったら　「ヒロシです」とスポーツ紙に　大々的に載ることは間違いなさそうなので、　意地でも買いたくない。　アドマイヤドンも昨秋のレースを見る限り、　ズブくなってマイルには対応できないだろう。　「王者に中途半端な印を打つのは失礼」と　故・大川慶次郎先生がおっしゃっていたが、　それに倣い、敬意を表しての無印とする。　Good Luck!!▲『交通量調査バイト』　明日はせっかくのG1なのに、　丸一日、交通量調査のアルバイト。　自分もついに日雇いのバイトに　手を出すようになったかと感慨深い。　税務署のバイトはまだ先なので、　とりあえず先日の旅行の借金を返すための　お金をつくらなければならない。　競馬で当たっていれば　こんなことをせずに済むのだが。

  Feb 19, 2005

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• 皮肉節介

  ◎『弟は皮肉屋』　「子供の学力低下を嘆く一方で、風水にハマる大人が後を絶たない。　バカに育てられりゃ、バカに育つわな」と　弟がニヤニヤしながら言っていた。◎『長年の謎』　よく加害者の人権を護る必要があるという　コメントがメディアには載るが、　昔からこの意味がよくわからない。　加害者というのは被害者の　人権を侵害したから加害者になるのであって、　本人が否定する人権を　なぜ周囲の人間がおせっかいにも　護ってやろうとするのかが謎で仕方がない。

  Feb 18, 2005

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• 

  旅行

  ◎『ノンストップ1851』　残り２４時間を切った。　パーティの職業は院生２人、　福祉施設に勤める社会人１人、　社会人は有休を使っているが、　18日は仕事があるため、　17日の深夜までには　帰宅しなければならなかった。　しかし、岡山で迷った。　リアル迷子だ。　瀬戸大橋を渡ったら、　そのまましばらく下道に降りずに　走り続けていればよかったものを、　最初のインターチェンジで降りたため、　海岸のグニャグニャした道で迷いに迷った。　それでも何とか国道２号線へのルートを探し、　２号線を見つけてからはもう一直線。　一気に兵庫まで突き進んだ。　そこで、神戸の夜をちょっとだけ　味わってみようと三ノ宮を巡回したのだが、　タクシーが２車線に渡り駐車していたため、　プチ渋滞が発生しており立ち往生した。　必死でテンションをあげ、　神戸ギャルを見つけては、　窓からリラックマのぬいぐるみを出して　３人で「クマー、クマー」と高音で連呼した。　一度、超絶美人がシャナリシャナリ　闊歩しているのを見つけた時は、　あんな美人がここでは働いてるのかーと　テンションは最高潮となったが、　その女性がシャナリシャナリと　ココイチに入って行ったことによりすべて鎮火した。　そしてそのまま大阪に向かったが、　大阪では悪臭が我々を待っていた。　池袋とか新宿を夜中の３時とかに　徘徊したことがないから、　大阪だけの現象だとは言えないが、　深夜の大阪にはなんとも言えない悪臭が漂っていた。　その悪臭に酔いそうになり、　逃げるように滋賀県へと向かった。　滋賀県には３人のうちの１人のメル友がおり、　時間があればそのメル友が住んでいる街を　探してみようということになっていた。　京都を過ぎて、滋賀に入った頃、　まだタイムリミットまで２０時間ほど　あったので約束通り、その街を探した。　しかし、見つけたその街は　街ではなく、集落だった。　そして、ちょっと車を走らせたら、　すぐに本人の家らしき建物が見つかった。　リアルストーカーだ。　しかし、田舎の人の朝は早い。　６時そこそこだというのに、　そこら中の家で灯りがついており、　生活の音がかすかに聞こえてくる。　結局、その家の前でパチリと　記念撮影をし、帰路を急いだ。　やはり、リアルストーカーだ。　そして滋賀も逃げるように出て、　いよいよ中京圏まで帰ってきた。　ここでブランチとして味噌カツを　食べようかどうしようかで一悶着。　代替案としてあがっていたのは　浜松まで行ってしまってのうなぎ。　浜松のうなぎといってもやはり店による　当たりはずれはかなりあるだろう。　そして、時間的にランチが終わって休憩に入る　リミットである２時に、ギリギリ浜松に　着くか着かないかだったことも揉めた一因だ。　しかし、この小競り合いは、　たった一言で決着が着く。　「静岡って美人多いよ（ボソッ）」　どういうわけか静岡は美人が多いのだ。　個人的には京都と双璧の美人産地だと思っている。　というわけで元気を取り戻し、　いもけんぴをバリバリ食い散らかしながら、　朝食は抜いて２時まで我慢した。　そして、やはり浜松に着いた時には　２時を僅かに回っていた。　残念ながら以前に食べて感激した　あずみ（だった気がする）はのれんが降りていたので、　目に付いたのれんをとりあえずくぐってみた。　するとやはり焼き立てなので、香りはいい。　だが、うなぎの肉にプリプリ感がなく、　あの感動をもう一度というわけにはいかなかった。　広大な静岡を過ぎれば、　もう帰宅したも同然。　首都高で迷うこともなく、　京葉道路でガス欠することもなく、　無事津田沼の某台湾料理屋に　帰ってくることができた。　オーダーしたのは　チャーシューメン２つと　台湾風焼そば１つ。　中国の松浦と思われるアイドルが　歌うポップスが流れる中、　違和感があるくらいスローな時の流れを堪能した。　ノンストップで1851kmを　交替しながら運転し切った３人は　グッタリと全身で疲れを表しながらも、　後日開催予定のロードムービー上映会での　それぞれの見せ場を思ってはニヤけていた。　旅のお供にはデジタルビデオカメラ。　どうですか、お客さん。

  Feb 17, 2005

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• 誤報最悪

  ◎『ワールドビジネスサテライト』　そう言えば、先日のWBSで、　堀江氏の会見のテロップが間違っていた。　購入したニッポン放送株について、　上場廃止になった場合でも実物資産があるため、　「持ち分（の価値）は毀損しない」と言ったのだが、　テロップには「気持ちは損なわれない」と　株式価値の問題が気持ちの問題になっていた。　この番組、司会者も可愛いが、ミスも可愛い。◎『最悪の日』　バドミントンの試合で負け、　その会場で財布を盗まれる。　"Oh,No!"　カードの失効処理など雑事に追われ、　その集中できない状況で　買った馬券は当然のように外れる。　"Unbelievable!"　夜は打ち上げで飲みに行くも、　警察へ寄って盗難届を出したりして　遅刻したため食べ物はほとんどない。　"Fuck'in God!"　今日は最悪の日だった、　弟にとって。

  Feb 13, 2005

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