娘、勉強をする。
いよいよ、娘の幼稚園でもお勉強が始まった。もちろん、小学校に行く準備である。幼稚園でそんなことをするとは思ってなかったが、アルファベットの読み書きや、数字の読み方から、簡単な算数もしている様子。私は何も就学前から勉強しなくても…と思う方なので、家でもほとんどさせたことがないが、娘においては、2カ国語必要なわけだし、きっと最初、苦労するに違いないと思っていたので、そろそろ読み書きくらいは出来た方が良いかなぁ~と思っていた。でもまぁそれも、娘が皆と同じようにできなかった時に、娘自身が嫌だと感じれば…くらいに思っていた。なので最近、ちょっと注意深く娘を観察していたところ、どうやら少々、疲れ気味の様子である。昨日なんて、お迎えに行ったら、机の上にクッションを置いて、その上に頭をもたせ掛けてウトウト居眠りしていた。体調が悪いのかと思い、家に連れて帰ったら、全くそうではなくて、本当に眠かったようだ。そして、それはきっと最近始まった、勉強が原因に違いないと思い、今日、夕飯の後、「ところでお勉強はどう?楽しい?」と切り出してみた。すると「全然、楽しくない」という返事。そしてよくよく話を聞いてみると、どうやらイマイチ付いて行けてない様子。先生に「アンタは檻にでも入ってなさい!」と言われたりしているそうだ。勿論、先生のそういう表現が、冗談であるということは娘自身もわかっているが、それでも、良い気がしていないことは確かなわけで、なので一度、どんなものかと思って、今、幼稚園で習っているようなことを質問してみた。そして結果・・…。アチャチャチャチャ・・…………。決して、わかっていないとか、できないとかいうことはないのだけれど、とにかく注意力散漫で、やり方がいい加減で適当。アルファベットを言うのも、落ち着いて言えば全部言えるものを、とても適当に飛ばし、飛ばし言うし、数字を数えるのも、並んでる物を数えるのに、端から順に数えずに、適当にポンポンと数える。指折りで数を数えるのだって、適当な指を折って、しかも口と手の早さはバラバラ…。何もせずに数えたら、どこまでも数えられるのに…。勉強が大好きで、優等生だった夫には、とても理解できない様子だったが、自分にそっくりな私には、とてもよくわかる娘のその状態。夫は急に必死になって、「実はリリカはムチャクチャ賢いんやで。 ちょっと本気出せば、 途端に誰よりも出来るようになるのは、 目に見えてる。 もしも、自分が皆と同じようにできないのが、 嫌やと思う気持ちがあるなら、 パパが教えてあげるけどどうする?」と娘を説得し始めた。そして娘・・・。「勉強する!」ということで、明日から家で勉強をすることになった。とはいっても平日は、私が娘の勉強を見ることになると思うが、何とか娘のやる気が失われないように、手助けしてあげたいと思う。少なくとも、娘ができなかったり、理解できなかった時に、「イタリア語が理解できてないからだ」と決めつけられることのないようにはしてあげたい。