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チャオの国から～子育てな毎日～

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Ｇくん５歳の誕生日

水曜日に突然、伴奏の仕事を頼まれて、昨日、一昨日とそれの為に一日借り出され、グッタリ疲れて、二日間、ブログの更新できず…。本当は昨日のブログに書きたいところだったが、書けなかったので、ここで一言。昨日は、とある劇場のオーディションを受ける人の、伴奏の仕事で出かけてた私。「どうしてオーディション開始時刻が、　４時間も遅れるんですか！！！！！！！」そんなわけで、今日は夕方から、日本人会のお友達「Ｇくん」の、５歳のお誕生日のフェスタに行って来た。この二日間の疲れがあったので、フェスタまでは、家でのんびりさせてもらい、朝から家に居て、エネルギーを満タンに充電させた、パワー全開の子供達を連れて行ってきた。今日は、ある私立の保育園を借りてのフェスタ。こちらでは、フェスタを企画してくれる、私立の保育園が結構あるらしい。学校というよりも、少し大きめの民家を改築して保育園にしている、と言った雰囲気のところなので、小ぢんまりとした雰囲気で目も行き届きやすく、しかもフェスタでお馴染みのアニマトーレに加えて、先生やら園長先生やらも参加して盛り上げてくれるので、親は全然、見ていなくても良いと言う、とても至れり尽せりのフェスタだった。庭を貸し切ってのフェスタだったので、遊具が充実していて、子供達は皆、大喜びだったし、特に小さい子供には、退屈せずに遊べて、とても良かったと思う。私達には美味しいピッツァのご馳走も用意されており、会費も払わず、こんな楽しい思いをさせてもらって、ちょっと申し訳なかったくらいだ。今日はデジカメを持って行くのを忘れたので、写真を撮れなかったのが、とても悔やまれた。この今日の主役のＧくんは、明後日から、日本に里帰りするので、いつも休日のお相手として、一緒に遊んでいた私は、かなり寂しいぞぉーーー！しかも３ヶ月半という長期滞在なので、もうこの夏は会えないことになる。あぁ～羨ましい。娘の幼稚園の修了会も明後日に控え、いよいよ長い、長い夏休みがやって来る。はぁ～～～、考えただけで気が遠くなるぅ～～。

2007.06.09

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やっと叶った夕食会

今日は、娘のクラスメイトの、ロザ・ガイアという女の子の家へ、夕飯を食べに、家族全員で行って来た。ロザ・ガイアというのは、娘の大親友であり、唯一のイタリア人の幼なじみでもある。家がものすごく近所で、ウチの斜め向かいのマンションに住んでおり、小さい時から、よく一緒に遊んでいた。偶然にも幼稚園で同じクラスになり、それからは、週に２回くらいのペースで、お互いの家を行き来したり、一緒にピクニックや公園に行ったりと、どんどん付き合いが濃くなっていった。しかも息子同士も同級生となり、今、彼らも親睦を深め始めている。親同士もとても仲良くて、言うならば、私にとっては、唯一のイタリア人のママ友である。そして彼女の旦那さんが、大の「日本好き」で、日本の事にもとても詳しくて、以前から一度、日本食を食べたいというので、私達が日本食を、彼らがナポリ料理を用意して、お互い持ち寄って夕食会をしよう、ということになっていた。随分前から計画していたのに、お互い直前になると、他の外せない予定が入ったりして、やっと叶った夕食会となった。私達が持って行ったのは、一番、無難なところで「手巻き寿司」と「茶碗蒸」。彼らの希望で刺身も用意し、夫は多いに喜んで腕を振るった。彼らは２種類の野菜料理とアサリのスープ煮、私の希望でケーキも用意してもらった。いつもの事だが、フェスタ好きの娘は、朝から毎５分おきに、「いつ行くの？」「ママ嬉しい？」「何持って行くの？」「家どこかわかる？」などの質問を繰り返し、私を大いに疲れさせてくれた。予想どおり、子供達は軽く食べただけで、他はずっと遊んでいたが、おかげで親同士は、たっぷりお喋りにも花が咲いて、とても楽しい時間を過ごすことができた。外国人である事と言葉の壁で、中々、夫婦ともイタリア人というカップルと、友達になれない私にとっては、彼らが日本が大好きで、いつか日本に旅行をしたい、とまで思ってくれていることは、私に大きな安心感を与えてくれ、イタリア人の前ではつい閉じてしまう私の心を、遠慮無く開けるよう、導いてくれる。本当に大切な友達だ。もうすぐナポリを離れるであろう私達にとって、とてもステキな思い出ができた。

2007.03.31

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また一人・・・

また一人、こちらの日本人の友達が、ナポリを去って行くことになった。昨年の夏に一組の家族が去って以来、二組目である。ウチの子供達より１歳ずつ上の、男の子が二人いる家族で、ダンナさまはナポリ人。家族４人で、日本へと移住するのだそうだ。羨ましいぃーーーー理由は、ナポリの将来に不安を感じたからだとか。今日の午後、突然、電話をもらって、もはや明日、出発なのだそうだ。送別会をする間もない。とても彼女らしい去り方だと思った。全然、誰にも言ってなかったのだろう。是非、日本で頑張ってね！と応援する気持ちと、また仲間が一人減ったという寂しさとで、何だかちょっと複雑。ちょうど、私達も今、秋からの自分たちの身の置き所について、色々悩んでいる時だけに、とても他人事とは思えない問題だ。今朝は、とうとう娘の幼稚園の先生に呼ばれて、お勉強のことについて、色々言われてしまった。できないこと、わからないことを、全て、言葉の問題だと言われてしまう娘。２ヶ国語を話すということが、どれほど大変で、普通の子供よりも、言葉の発育が遅れるということを、どうして理解してもらえないのだろうか…？そのせいで、娘が最近、言葉のコンプレックスを持ち始め、自分の感情を、少し内に閉じ込めるようになってきた。とにかく、もう少し良い環境に変えたいと、私達も色々考えて、せめて、娘と同じ境遇の子供達がいる、つまり、外国人が沢山いる町へ移り、言葉が大変なのは自分だけじゃないとわかる環境に、置いてあげてはどうかと、そうすれば、先生の方も、もう少し、外国人に慣れている分、理解があるのではないだろうかと思い、今、その方向で話を進めているが、ここにきて、今まで、断固としてイタリアに残りたがった夫も、さすがに、日本に帰ることも、選択肢の中に入れ始めたようだ。はぁ～、どうなるんだ私達・・・

2007.03.22

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謎の来客

つい先日夫が、とあるＣＤショップで、オペラのＣＤを買おうと見ていたら、一人の男性が近づいてきて、こんなことを言ったらしい。「俺は３千人に一人の耳を持っている。　だから君の声を一声聴けば、　君が歌手として生まれてきたか、そうでないかがわかる。」そして一昨日の晩に、その男性から電話があり、「明後日、早速君の声を聴きに行く。　　朝の８時に君の家に行くから。」と言ったそうな…。夫へ一言。「そんな怪しい客を、気安くウチに呼んでくれるな！」ということで、今朝は早くからその男性がやって来た。勿論、８時だなんて非常識な時間は勘弁してもらったが、９時半には来たので、十分迷惑な時間ではあった。６年前にナポリに来て、この手の、謎めいた出会いは多々あった。誰とでも気安く友達になる夫。特にそれが、音楽に関係した出会いとなると、どんな些細なことでも自分にプラスになるに違いないと信じて、すぐに友好を深める。もちろん、そのおかげでできた人との繋がりや、そのおかげで仕事をもらったりということもあった。でもそれらの出会いの大半は、歌をこよなく愛している素人さんである。そして愛するあまり、妄想の世界に入っていて、何とも謎めいた雰囲気を醸し出しておられるのだ。ちなみに今日来たその男性の年齢は７０歳。恐らくもう仕事も引退して、毎日、大好きな音楽に囲まれての生活を送っているのだろう。朝の８時前から電話がかかってきて、もう間もなく家を出るから、遅れずに待ち合わせ場所に来るようにと念を押された。そして９時半に家に着くなり、挨拶もそこそこに早速ピアノの部屋に夫とこもり、延々、３時間もの間、夫の歌を聴いていた。その間、絶えず夫にアドバイスをし、熱く語り、「近いうちにまた来るから。　今度は君の妻の歌も聴いてみよう。」と言っていたそうだ。夫は普段から、「素人の人がどう感じているか、　どう聞こえているかを知ることはとても大切なこと」と言っているので、今日も、色々貴重な意見を聞かせてもらえて良かったと言っていたが、私が一番気になるところは、３千人に一人の耳を持つという彼が聴いて、夫は歌手として生まれてきたかどうかってこと。一番に夫にそのことを尋ねてみると、どうやらそれはただの誘い文句だったようだ。あぁ～ちょっとガックリ…。って今更、「君は歌手として生まれてきていない」なんて言われてもどうしようもないですけどね。（苦笑）

2006.11.09

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友人との別れ

今日はこちらの友人Ｍさんの送別会だった。このブログでも何度か書いたことあるけど、ナポリの日本人主婦・ママさん達と結成した、とても結束の固い日本人会で催した送別会だった。Ｍさんは日本人でダンナさんがナポリ人。ハーフの女の子が二人いる４人家族。２週間後に一家で日本へ住まいを移す為、ナポリを去って行く。彼女との付き合いは４年半。こちらに来て、最初にできたママ友だった。子供達は生まれた時からのお友達で、いわゆる幼なじみという感じ。この４年半、本当によく遊んだ。子供達が幼稚園に行き始めるまでは、週に２回、３回と日本人会で集まっていたので、いつも一緒にご飯を食べ、時には公園に出かけたり、ピクニックにも行ったし、旅行にも行った。事あるごとに大々的にフェスタを企画しては盛り上がり、いつも話題に絶えない、楽しい仲の良い大切な友達だった。明るく楽しく、パワフルで、芯の強いしっかりした、とても賢い人だった。彼女は関東地方の人なので、私が里帰りしても中々会える距離ではないけど、是非、またいつか再会したいと思う。子供同士も是非会わせてあげたいな。彼らの上に、これからどんな未来が待っているのか、それは誰にもわからないことだけど、是非、是非、日本で頑張って欲しいと思う。お別れは辛いけど、精一杯の応援の気持ちを込めて、彼らを見送りたいな。

2006.08.02

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友人との別れ

大好きな日本人のお友達が、数日後、とうとう日本へ引き上げることとなった。もうかれこれ４年ちょっとの付き合いになる。ナポリでピアノの調律師をしている、独身の日本人男性だ。とても良い人で、私達家族の大好きな人。日本中で探しても、イタリアで探しても、これほど良い人と巡り会うことは、一生涯の中で滅多にないことだと思う。娘のなつき様はハンパでなく、会う度にいつもいっぱい遊んでもらった。ウチで何度も食事をしたし、彼のウチにもお邪魔したり、一緒に遊園地に行ったり、旅行に行ったこともあった。いつも私達の遊びに付き合ってもらっていたのに、嫌な顔一つせず、優しく子供達と接してくれた。帰ってしまうことになって本当に寂しいが、彼がこれから歩む新しい道が、ますますもって大きく開けていることを、心から祈って止まない。娘は一緒に日本に行きたがって、それを宥めるのが大変だったが、最後は笑顔でさよならできた。こちらに来て間もなくまる６年。今までに数多くの友人を見送った。親しくお付き合いしていた友人との別れは、本当に寂しく辛い。海外に居て、共に苦労し、何かの時には骨身を惜しまず助け合ってきて、とても深い絆と信頼で結ばれた友人達。この夏には、まだ他にもう一組、見送らねばならない家族がいる。それこそお互い身内のように仲良くしてきて、今から考えてだけで涙が出そうだ。悲しいことに今まで見送った友人は、皆、揃いも揃って関東の人。なので私達が日本に帰っても、中々会うことは難しいと思われる。私達は、一体いつ見送られることになるのか…？それが私の専らの疑問だが、毎日、「日本に帰りたい帰りたい」と思いながら生活していても、もし実際、本当に日本に帰ることになった暁には、きっと寂しくて、寂しくて仕方ないだろうな。今からそんなことを一人勝手に想像して、一人で涙する想像力豊かな私？いや、単に思い込みが激しいだけか…。

2006.06.03

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