そんなんでいいんかい!?
今日はメーデー。労働者のお休みの日。数年前までは公共交通機関もストップしていたことを思えば、最近は午前中だけ開いてる店もあったりして、随分変わってきた。そんなわけで今日は休日なので、私もちょっとばかし家事をサボって、夕飯はお昼の残り物にピッツァを買い足して済ませた。ピッツァといえばイタリアだが、ナポリはピッツァの発祥の地だけに、ピッツァ専門店というのは町中に数限りなくある。日本のように宅配ピザ屋さんというものは存在しないが、最近は住宅街にあるピッツァ屋さんなどでは、宅配システムを導入している所も出始め、我が家も今晩は近所のピッツァ屋さんに、宅配をお願いした。だいたいイタリアの、こういう一見便利そうなシステムには、必ずといっていいほど落とし穴がある。なのでできるだけ利用したくないシステムなので、本当は今日も買って帰るつもりで、公園へ行った帰りにお店に寄ったのだ。時間は7時ちょっと前。だいたいこちらの飲食店は、どこも早くて7時くらいからなので、きっとまだだろうな~と思って寄ってみたら、案の定、店は開いていたが、ピッツァ職人がまだ来ていないという状態だった。なので、注文だけしておいて、なるべく早く届けてくださいとお願いして帰った。そしてピッツァが届いたのは8時。信じられないが、これはかなり早かったと言える。なので今回は何も落とし穴がなかったかのようだが、そうは問屋が卸してくれないこの町。配達のお兄さんがつり銭は一銭もないと言う。「な、な、なんですと!?」だって何も700円の物を買って1万円渡したわけではなく、700円の物に対して1000円払っただけなのだ。「ちょっとくらいつり銭持って来いよ!」と言いたい。だがそこはグッと堪えて、「私もこれ以上細かいお金はなくて・・・」と言ってみた。するとこの憎々しげなお兄さんは、「それなら注文する段階で、 代金がピッタリないと言ってくれよ。 だったらつり銭持って来るのに・・・」なんて言ったのだ。そう来るか…!?そんなのは彼らがちゃんと用意するべきだろう。そして当然、そういう時には黙っていない夫。「俺は最初からそうなることを見越して、 注文する時に代金も支払っていくと言ったんや! なのにそっちが代金はピッツァを届けた時にしてくれと言った。 だからそっちが当然、つり銭を持ってくるべきやろが!」と怒り半分、呆れ半分でそう言った。しばらく、夫と配達のお兄さんとでモメていたが、結局、持ち合わせのお金で支払って、つり銭は後日、私達が店まで取りに行くことに・・・。とても納得いかない!そんな仕事の仕方でいいんかい!?そして言うまでもなく、ピッツァのおいしさは半減した。あ~あ勿体無い~~~。