私も一年生
昨年の秋に、ナポリの国立音楽院に入学したということを、このブログで大々的に発表したにも関わらず、一体、その後はどうなっとんねん!?というくらい、一向にその話題には触れませんでした。結局、最初の2回ほどは授業に出たものの、すぐに引っ越しの準備に追われて、それどころではなくなり、ほとんど通ってないに等しい状態になりました。一応、同じ国立音楽院なら、イタリア中どこでも、簡単な試験で転校できることになっているので、キリの良い所で、この秋からミラノの方へ、転校するつもりでいた私。ところがこの夏に出演した音楽祭に、素晴らしい音楽性を持つ、一人の演奏家が指導に来ていました。聞けば今、イタリア歌曲界一の大御所とされている、ミラノ国立音楽院の教授とのこと。「おぉ~!何とか知り合いになりたい!」と思っていたところに何と、その教授の方から、「君を私の弟子に迎え入れたい。」と声をかけてくださいました。ただ、その教授が教えているのは、私が以前、籍を置いていた科とは別のもの。なので、その教授の門下に入ろうと思えば、もう一度一から、入学試験を受けなおさなければならないとのこと。勿論、迷うことなく、受けなおすことにしました。もはや入学試験申し込み時期もとっくに終わって、本来なら受験資格は得られないところだったのに、教授が自ら骨を折ってくださって、勿論、語学試験など、自力でパスしなければならないものもあったけど、何とか無事に試験まで漕ぎつけ、今日、発表となりました。正直言って、この春にナポリからミラノに移動して、周りの人達のレベルの違いに愕然としていたので、今回のこの合格は、昨年のものよりも、遥かに喜びが大きい気がします。昨年は9月に試験が終わって、実際、授業が始まったのは3月だったけど、今度は、今日発表があって、来週から早速、授業開始です。はやっ!ってか、まだ入学の申し込みもしてないんですが…。今年度は取り合えず、取るべき授業もそんなに多くはないようで、週二回の大学通いで済みそうです。ただその前に、在宅息子どうするよ!?しかも娘、水ぼうそうの疑いアリ。明朝一番は、小児科行きです。夫よ、はよ帰れ~~~~~~~!