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結婚記念日

今日は私達夫婦の、１２回目の結婚記念日。毎年思うが、本当に早い。ナポリで迎える結婚記念日は今年で８回目。ということは、結婚生活の３分の２を、ナポリで過ごしていることになる。これからも宜しくお願いします。

サボっていた理由

気がついたら、一週間もブログの更新をしてなくて、自分でびっくりした。確かに多少はバタバタしていたけれど、ブログか書けないほどの忙しさでもなかった。だったら、どうして書いてなかったんだろう…？と色々と考えを巡らせてみた。私がブログを書く時間はいつも、子供達を寝かし付けた後と決めている。昼間にもたまにパソコンを開ける時があるが、ブログを書くのは必ず夜である。そしてこの一週間、更新をサボっていたのは、毎晩、夫と晩酌していたからだった。子供が二人になって、二人目である息子も一人前に食べるようになった頃から、夕飯の時間は、夫が居る居ないに関らず、きっちり６時と決めた。そうなると夫が平日に私や子供達と、夕飯を共にすることはほとんど無くなり、だいたい夫が帰宅するのは、子供達が寝静まった後である。先日までは、夫がその時間に帰宅しても、私は私でパソコンタイムを満喫していたが、休日も夫がほとんど不在という生活になってからは、知らず知らずのうちに、夫婦間のコミュニケーション不足が生じ、とても些細なことで諍いが起こるようになった。そんなある日、夫が音楽仲間の人と食事に行った際に、私の好みにピッタリのワインを見つけたからと、手土産に買って帰って来てくれた。そしてその日をきっかけに、夫の夕飯に付き合いながら、私は横に座ってそのワインを飲むようになった。私はあまりアルコールを欲さないタイプなので、今まで晩酌なんてほとんどした事が無かったけれど、始めてみると意外なくらいに楽しい。せいぜいがグラスに１杯飲む程度だけれど、夫と取りとめもない会話を交わすことによって、やはり子供だけでなく、対等に話せる人とじっくり会話をすることが、今の自分にとても必要なことなんだと、改めて気が付いた。その事を是非、夫に伝えようと、「いやぁ～、やっとパソコンに向かってるよりも、　パパと話をしている方が楽しいことに気づいたよ。」と正直に言ったら、夫はガックリしてました。ちなみに今晩は、夫はミラノに居るので不在です。なので久々にまったりと、パソコンタイムを満喫しています。う～ん…。やっぱりこの時間も捨てられまへんなぁ～。

結婚１１周年

今日は、私達夫婦の、１１回目の結婚記念日であった。だが、それ以上、何も書くことがないというくらいに、今日は何もお祝いらしいことができなかった。今日は午後から夫が、来月末に公演予定の、オペラのリハーサルがあるので、私はまたもや、夫不在の週末を過ごすつもりでいたが、今日のお昼頃に、そのオペラの関係者から電話があり、「今日のリハーサルの、伴奏ピアニストが居ないので、　君の妻を連れて来て欲しい。」と言われた。そ、そ、そ、そんなムチャな…！？あと３時間ほどで始まるリハーサルの、それも弾いたこともないオペラの全幕を、練習なしで弾けって言うんですかい？？？ところが、それが出来るということで、実はちょっと名前が通っている私。（←自慢入ってます！）こういう仕事の話は燃えますねぇ～～～。「えーっ！？」とか驚きながら、すぐさま引き受ける。突然のことだったので、子供達を預けることもできず、って、どっちみち預けられないけど、子連れで行くということを条件にして、家族四人揃って、リハーサルへと出かけました。今日は、関係者の個人宅で行なわれたリハーサルだったので、あまり広くもない部屋に閉じ込められ、おやつでつられながら、３時間半もの練習に付き合わされた子供達。私はピアノに縛り付けられっぱなしになるので、関係者の人達で、交代で子供達を見る。こういう時は、比較的お利口に待っていてくれるが、それでもまだ２歳の息子がジッとしているわけはなく、途中でピアノを触りに来たり、私に抱っこしろと来たり、家の中をウロウロ歩き回ったりしていたが、こういう事には、感心するほど寛大な人達なので、安心して連れて行ける。そんな状態の中で練習しているとはいえ、今回、夫が共演する人達は、ナポリの国立歌劇場の歌手達なので、久々のプロフェッショナルな雰囲気の中に混じって、私も腕が鳴る鳴る～～～。本日のみ、ピンチヒッターとして、呼ばれたのかと思っていたら、有無を言わさず、本番の契約もさせられ、ギャラの交渉までさせられた。そ、そ、そ、そんなつもりじゃ…。という感じだったけど、私も久々の大きな仕事なので、小心者なのでビビリながらも、実はやる気満々であるけれど…。そんなわけで、今日は結婚記念日なんて、あったもんじゃなかったけど、それなりに楽しく過ごせた一日でした。今晩、日本から義兄が我が家にやって来る予定。明日のお昼に食事をご馳走してくれるというので、そこでちゃっかり、結婚記念日のお祝いもしてもらおっかなぁ～なんて、どこまでも図々しい私。ウフフ…。

男と女の違い！？

同じような歳の子供を持つお母さんなら、きっと、皆、同じような感覚を持っていると思うが、私は毎日、一日の全ての用事が終わったら、「ハァ～、今日も無事終わった～。」と、心から大きな安堵の溜息をもらす。一日、一日をもっとゆとりを持って過ごせたら、どんなにか良いだろうと思うけれど、毎日、最低限のやらなければならない事をこなすだけで、今は精一杯の日々である。そして今日の夕方、独り言ともなく、「ハァ～、今日ももうすぐ終わりかと思うと、　ホッとするわぁ～」ということを言った私。すると、とても驚いたように私を見る夫。「もしかして、毎日そんなこと思いながら　生きてるの？」と夫。「そりゃ～そうやん！」と私。すると夫は、「うっそー！そんな事思ってるんやー。　俺なんて、毎日、夕方になったら、　『あぁ～、今日ももうすぐ終わってしまう～　　あぁ～、寂しい･･…。』　って思ってるわぁ。」と言いました。それも私的にはビックリな発言だが、毎日、そんな風に思えるなんて、ちょっと羨ましい気がしないでもない。果たしてこれは、男女の違いなのか、夫と妻という立場の違いなのか、単なる性格の違いなのか、世の中の男性は、皆、このように思って生きているのだろうか・・・？と、ちょっと疑問に思った私です。

結婚１０周年記念日

今日は私達夫婦の１０回目の結婚記念日だった。半年以上も前からこの日をどう過ごそうかと、二人で話し合いを重ねて大いに盛り上がり、やはり記念の品を買うよりも、家族皆が一番喜ぶことを…ということで、家族旅行をすることに決めていた。ところがとても間の悪いことに、一昨日から私が体調を崩して寝込んでしまった為に、今日の旅行は延期にして、後日改めて仕切り直すことにした。結婚してもう１０年にもなるなんて、とても信じられないくらいにあっという間のことだった。気づけばイタリアで暮らしている年数の方が長くなった。１３年前のちょうど今頃に夫と付き合い始めて、その２、３ヶ月後の夏ごろには結婚の約束をし、いずれはイタリアへ留学したいと思っている、という夫の夢の話も聞いていた。常に歌の事を第一に考えて、歌うことを中心に送ってきた１０年だったが、常に二人で一緒に考え、話し合い、行動してきたと思う。特にイタリアに来てからの６年は、他に身寄りの人がいない為に、夫にとっては私が、私にとっては夫が、誰よりも一番に自分を理解してくれる絶対的な味方として、とても心強い存在だったと思う。娘、息子が生まれて、彼らが私達に更なる勇気を与えてくれたことは、もちろん言うまでもない。子供が生まれてから子供を抱えての外国暮らしは、予想以上の苦労の連続で、自分の国に居ればこんな事は無かったのに…と、何度も涙ながらに夫にその気持ちをぶつけてきたが、夫の大きな愛情と優しさに支えられて、何とかここまで乗り越えてこれたと思う。これから先、まだ私達の前には、どんな大きな試練が待ち受けているか知れないが、この１０年は、これからどんなに大きな試練が待ちうけていようとも、必ず二人で力を合わせてのりこえられると、自信をつけられた１０年だった。これからも家族４人で頑張っていきたい。そしてまだまだ未熟な私達を、いつも日本から応援し、支えてくれている、私達の家族へも感謝の気持ちでいっぱいです。

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